天ぷらの作り方と材料は?簡単基本レシピとサクサクに揚げるコツ!
天ぷらの作り方にはコツがあります。このコツさえマスターすれば、自宅でも簡単に美味しい天ぷらが作れるようになります。材料はスーパーで買うもので大丈夫です。今回は、「天ぷらの作り方と材料は?簡単基本レシピとサクサクに揚げるコツ!」と題しましてお伝えしていきます。
目次
- 1天ぷらの作り方と材料~天ぷらの基本~
- 2天ぷらの作り方と材料~基本レシピ①~材料
- 3天ぷらの作り方と材料~基本レシピ②~衣
- 4天ぷらの作り方と材料~基本レシピ③~打ち粉
- 5天ぷらの作り方と材料~基本レシピ④~油
- 6天ぷらの作り方と材料~基本レシピ⑤~揚げる
- 7天ぷらの作り方と材料~基本レシピ⑥~油をきる
- 8天ぷらの作り方と材料~油の量と温度について~
- 9天ぷらの作り方と材料~簡単に作れる天ぷら粉~
- 10天ぷらの作り方と材料~簡単レシピ①~てんぷら粉
- 11天ぷらの作り方と材料~簡単レシピ②~卵を使わない
- 12天ぷらの作り方と材料~簡単レシピ③~マヨネーズ
- 13天ぷらが冷めてしまった場合の解決策はある?
- 14天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ①~
- 15天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ②~
- 16天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ③~
- 17天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ④~
- 18天ぷらのサクサク感を長持ちさせるコツ
- 19まとめ:天ぷらは誰でも簡単に美味しく作ることができる
天ぷらの作り方と材料~天ぷらの基本~
天ぷらは日本の食卓に欠かせない揚げ物料理の一つです。種類も多く、馴染みのあるものでは、海老天・さつま天・かき揚げなどがあります。熱々でカリッとした食感が天ぷらの醍醐味ですよね。自宅でも簡単に調理できる天ぷらですが、なんだかべちゃっとした食感に仕上がってしまう経験をした方も多いのではないでしょうか?実はちょっとした工夫で、自宅でも天ぷら屋さんと同じようなカリッとした美味しい天ぷらを作ることができます。
天ぷらは温度も重要な味付け
天ぷらがべちゃっとした食感に仕上がるのには理由があります。天ぷらを作る工程を見直してみると、良かれと思ってしていた調理が、実は間違っていたということも考えられます。天ぷらは温度も重要な味付けになります。今回は、天ぷら屋さんのようなカリッとした食感で美味しく仕上げるてんぷらの基本レシピや簡単なレシピをお伝えします。また、冷めた天ぷらを揚げたての食感に戻す方法などもお伝えします。
天ぷらの作り方と材料~基本レシピ①~材料
基本の天ぷらに使う材料
先ず、基本の天ぷらに使う衣の材料からチェックしていきましょう。天ぷらの衣の材料4人分は:薄力粉200g、片栗粉大さじ2、塩ひとつまみ、氷水(水200ccを計量カップに入れ、氷を300ccの目盛りに合うように足していきます)、油は適量です。ここで見て気付いた方もいると思いますが、衣に使う粉は天ぷら粉でなくても大丈夫なのです。また、衣に使う水が氷水になっていますよね?では、なぜこの材料を使うのか見ていきましょう。
衣に使う水は氷水を使う
天ぷら粉を使えば美味しい天ぷらが作れると思われがちですが、実はそうとは限りません。また、天ぷら粉はもともと薄力粉から作られています。薄力粉と片栗粉を使うことによって、カリッとした食感の衣を作ることができます。それと、なぜ衣を作る水が氷水なのかと言いますと、薄力粉を常温の水で混ぜるとグルテンが発生し、天ぷらの衣がべちゃっとした食感になってしまいます。そこで、低温の氷水でグルテンの発生を防ぎます。
天ぷらの作り方と材料~基本レシピ②~衣
衣はサッとを混ぜる
さて、天ぷらに使う薄力粉と片栗粉の準備ができました。氷水に粉を加えていくことにしましょう。ここで衣の作り方の基本を見ていくことにしましょう。天ぷらの衣の作り方ですが、基本は、ざっくり混ぜることです。菜箸で3回くらいさくっと混ぜる程度でかまいません。ダマも多少残っている状態で全く問題ありません。キレイに混ぜ合わせると、グルテンが発生してしまいます。ここでのポイントは「ざっくりと混ぜる」です。
天ぷらの作り方と材料~基本レシピ③~打ち粉
打ち粉は食材の水気をしっかり切ってから
続いて、食材の準備です。食材は、充分に水分を切ってから打ち粉をするようにしましょう。水で洗った食材や水分の多い食材は、キッチンペーパーなどを使って水分をとばすようにします。水分をとばすことによって油跳ねの防止にもなるのと同時に衣がサクッとした食感に仕上がります。また、水分を切った食材に打ち粉(余った薄力粉)をします。打ち粉をすることで、余分な衣が付かず、揚げた際、薄くきれいな衣に仕上がります。
火の通りにくい食材の場合
天ぷらに使う食材は、野菜・魚介類・肉など様々ですよね。それぞれの食材の特徴を知ることは、美味しい天ぷらを作るポイントになります。共通するポイントは、食材の水分を充分に飛ばすことですが、食材の中には、芋などの火が通りにくい野菜もあります。このように火の通りにくい芋などの根菜などは、予め茹でておくか、薄切りにして使うようにしましょう。火が直ぐに通らない野菜の代表は、さつまいもやカボチャなどですね。
魚介類の場合
続いて、魚介類を天ぷらの食材として使う場合は、衣を付ける前に必ず軽く塩を振るようにしましょう。塩を軽く振ることで、魚介類のくさみ抜きをします。また、塩は魚介類のくさみを抜くだけでなく、食材から余分な水分を出す効果もあります。軽く塩を振ってくさみ抜きをしたら、水気をしっかり拭き取り打ち粉をするようにしましょう。大きめの魚に関しても同じ要領で、切り身に軽く塩を振ってくさみ抜きをするようにしましょう。
天ぷらの作り方と材料~基本レシピ④~油
揚げる油は余裕を持って多めに
いよいよ天ぷらを揚げていきます。ここで、天ぷらを揚げる際に使用する基本的な量をお伝えします。油は、タネがしっかり浮き上がるくらいのたっぷり目の量にするのがコツです。衣の付いたタネは、温度が急激に下がります。しっかりとタネに火が通るように、油の量はたっぷり目がベストです。また、タネの食材にはそれぞれ油の適温があるので、一気に揚げるのではなく、それぞれの食材の適温に合わせて揚げるようにしましょう。
天ぷらの作り方と材料~基本レシピ⑤~揚げる
衣が固まるまでは触らない
油に投入した天ぷらのタネは、直ぐに菜箸などで触るのは避けましょう。衣が固まるまでじっと待ちます。衣が固まっていない状態で下手に触ってしまうと、衣が剥がれてしまいます。タネを油に投入すると、最初は気泡が少ないはずです。しばらくしてくると、タネからたくさん気泡が出てくるので、それまでは、触らないようにするのがテクニックです。漁らずにじっくりタネに火が通るのを待つようにしましょう。
また、かき揚げなどに関しても、油にタネを投入したらしばらく待ちます。美味しくサクッとしたかき揚げを作るポイントもしっかり揚げることです。下手に触るとタネがバラバラになってしまいます。タネから気泡がたくさん出てきたら、大きなタネなどはひっくり返していきます。それぞれの食材に適した油の温度設定は、後程詳しくお伝えしますので、参考にしてください。油に投入したタネはしっかり揚げるのがコツです。
天ぷらの作り方と材料~基本レシピ⑥~油をきる
揚げた天ぷらはしっかりと油を切る
天ぷらがしっかり揚がったら油を切ります。天ぷらの油をきる方法は、キッチンペーパーやお皿などに置くのではなく、余分な脂を落とす網付きパッドなどを必ず使用するようにしましょう。この工程も重要で、ここで怠ると、折角カリッと揚がった天ぷらが、ギトギトの油まみれになってしまいます。天ぷらの油切は網付きパッドを使用しましょう。また、揚げた天ぷらをパッドに並べる際は、隣の天ぷらと重ならないように並べましょう。
お皿の盛り付け方にも一工夫
最後に天ぷらをお皿に盛り付けていきます。お皿に盛り付ける際も、お皿に油とり紙を敷いてから天ぷらを乗せるようにしましょう。天ぷらはパッドで油を切っても、まだまだ油が出てきます。美味しい天ぷらを食べるには、最後の盛り付けも重要になってきます。ただ、このようにそれぞれの工程が理解できれば、天ぷらを作る要領や準備も難しいいものではありませんよね。基本の工程を守れば、美味しい天ぷらは家でも作ることができます。
天ぷらの作り方と材料~油の量と温度について~
油はたっぷり目の量を使用する
美味しい天ぷらを揚げるには、基本的にたっぷり目の油を使います。唐揚げやフライなどと比べると、天ぷらは衣にたくさん油を吸い込みます。天ぷらの特徴がこの衣なのですが、使用する油の量と温度が大きく味を左右してしまいます。天ぷらで使う油の量は、天ぷらが浮き上がるくらいのたっぷり目にしましょう。少量の油では、しっかり衣に油が吸い込まないため、美味しくカラッと揚げられなくなります。油の量も重要なのです。
油の温度が味を左右する
では、それぞれの食材に合った温度を見ていきましょう。また、温度計を使わなくても、だいたいの温度の目安がわかる方法も紹介します。それぞれの食材に適した温度を知ることで、どの食材の順番で天ぷらを揚げればいいのかがわかります。天ぷらは、一気に揚げないこともポイントです。油に一気にタネを入れてしまうと油の温度が下がり、天ぷらがべちょっとした仕上がりになります。天ぷらに焦りは禁物です。
食材に合った適切な温度
低温160℃~170℃:シソの葉や山菜など。温度の目安は、少量の衣が油の底に沈み、ゆっくり気泡を出しながら浮かんでくる状態。中温:170℃~180℃:さつまいもやカボチャなどの硬い根菜。少量の衣が油の途中まで沈み、気泡を出しながら浮かんでくる状態。高温180℃~190℃:海老や貝柱などの魚介類。少量の衣が沈まず、直ぐに勢いよく気泡を出している状態。これらの特徴がわかれば、美味しい天ぷらが作れますよ。
天ぷらの作り方と材料~簡単に作れる天ぷら粉~
自宅で天ぷら粉を作る
基本の天ぷらの衣を作るのとほぼ同じですが、理由をお伝えします。市販の天ぷら粉を使えば美味しい天ぷらが作れるわけではありません。もちろん、市販の天ぷら粉の特徴を理解して作ると美味しい天ぷらを食べることはできます。しかし、わざわざ天ぷら粉を購入しなくても、自宅でストックしている薄力粉を使えば、簡単で美味しくサクサクした食感の天ぷらが作れます。では次に、これまでのおさらいも含めてポイントをお伝えします。
天ぷらの作り方と材料~簡単レシピ①~てんぷら粉
自宅で作れる天ぷら粉
簡単で美味しい天ぷらの衣ですが、ここでは卵も使用します。用意するものは、薄力粉200g、片栗粉20g、水200cc、卵1個です。ここで小麦粉を使わずに薄力粉を使用するのは、グルテンの量が一般的な小麦粉よりも少ないのが理由です。小麦粉には強力粉・中力粉・薄力粉があって、それぞれにグルテンの量が違います。水気を含むことによってグルテンは発生しますが、グルテンは天ぷらの食感を損ねてしまうので注意が必要です。
レシピ
衣を作っていきます。①水と卵をよく混ぜておきます。②薄力粉と片栗粉を①に加えて混ぜます。この際、基本の天ぷらの衣と同様にざっくり混ぜるだけでかまいません。グルテンの発生を防ぎましょう。少々ダマがあるのがポイントです。薄力粉はふるいにかけておくとダマになりにくいです。また、基本の天ぷらの衣では、氷水を使いましたが、ここでは卵を使用しているので冷水にしています。片栗粉は薄力粉の1割が目安です。
天ぷらの作り方と材料~簡単レシピ②~卵を使わない
卵を使わずに作れる天ぷら
天ぷらの衣の簡単レシピ②は、基本の天ぷらの衣と同じく卵を使用しないものです。ただ、材料にお酢が加わっています。このレシピは、卵アレルギーの方でも美味しい天ぷらを食べることができるので、基本の天ぷらの衣といっしょに活用してみてください。卵を使うレシピが一般的に広く知られていますが、卵を使わない天ぷらの衣は、仕上がりもサッパリしていて、サクサク感が多めです。では、簡単レシピを見てみましょう。
レシピ
レシピは、①水60ccと氷2個で氷水を作ります。②薄力粉50gとお酢小さじ1/2を①の氷水に加えてざっくり混ぜます。基本の天ぷらの衣と同様、このレシピでもざっくり混ぜるのがポイントです。少々ダマが残っていても大丈夫です。菜箸などで3回ほどサッと混ぜれば完成です。何度もお伝えしていますが、パン作りと違って、天ぷらの衣にはグルテンの粘り気は必要ありません。グルテンの発生を抑える目的で氷水を使用しています。
天ぷらの作り方と材料~簡単レシピ③~マヨネーズ
マヨネーズで天ぷら?
天ぷらの衣の簡単レシピ③は、卵の代わりにマヨネーズを使います。ご存知の方も多いと思いますが、マヨネーズはもともと卵から作られています。また、マヨネーズにはお酢も入っているので、天ぷらの衣がサッパリとした仕上がりになります。卵が冷蔵庫になくても、マヨネーズがあれば簡単に天ぷらの衣を作ることができます。これは、とても便利なレシピなので、ぜひ活用してみてください。では、次にレシピを見ていきましょう。
レシピ
レシピは、①冷水75ccにマヨネーズ大さじ1をよく混ぜ合わせます。②薄力粉50gを①に加えてざっくり混ぜます。混ぜ方は、お伝えしている通り、グルテン発生を防ぐために3回ほどサクッと混ぜれば完成です。少々ダマがあっても大丈夫ですが、もしダマが気になるようでしたら、予めふるいにかけるなどして、ダマが最小限になるよう準備しておきましょう。簡単な天ぷらの衣レシピは以上です。これで美味しい天ぷらが作れます。
天ぷらが冷めてしまった場合の解決策はある?
基本の天ぷらの作り方をマスターしたら、サクサクで美味しい天ぷらが簡単に作れるようになります。しかし、揚げたての天ぷらはサクッとした食感が楽しめますが、時間が経つとシンナリしてしまいますよね。お総菜屋さんで買った天ぷらなども同様で、自宅に持ち帰るとシンナリしていることがあります。でも、一工夫すれば、揚げたての天ぷらの食感が復活します。次に、冷めた天ぷらを揚げたてのように復活させる方法をお伝えします。
天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ①~
オーブントースターを使う
オーブントースターを使うと冷めてシンナリした天ぷらが美味しく復活します。用意するものは、オーブントースターと水の入った霧吹きです。手順としては、①天ぷらの表面に霧吹きで水分を吹き付けます。②オーブントースターに天ぷらを入れて加熱します。ポイントは、そのまま天ぷらを加熱するのではなく、霧を吹き付けることで、天ぷらの水分を一気に蒸発させることです。焦げないよう2~5分の加熱が目安です。
天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ②~
魚焼きグリルを使う
ガスコンロやシステムキッチンの魚焼きグリルがあれば、簡単に冷めた天ぷらが揚げたての天ぷらに復活します。オーブントースターを使うより簡単なのでおすすめです。手順は、①天ぷらを魚焼きグリルに入れて魚を焼く要領で加熱します。②およそ2~5分加熱してみて時々様子を見るようにしましょう。オーブントースターも魚焼きグリルも網があるので、余計な水分がとびやすく便利です。ポイントは焦がさないようにすることです。
天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ③~
フライパンで再加熱
次に、フライパンを使って冷めた天ぷらを復活させる方法です。用意するものは、フライパンとキッチンペーパーです。手順は、①熱したフライパンに冷めた天ぷらを置いて加熱します。②火は弱火で十分です。強火にすると天ぷらの衣が焦げてしまいます。③フライパンに天ぷらの油が出てくるので、こまめにキッチンペーパーで拭き取ります。ここでのポイントは、弱火で加熱することとキッチンペーパーで油を拭き取ることです。
天ぷらの作り方と材料~冷めた天ぷらを復活させるコツ④~
天ぷらを水で洗って揚げなおす
最後に紹介するのは、冷めた天ぷらを水で洗って揚げなおす方法です。すごく荒技に見えますが、とても理にかなった方法です。少々手間が掛かりますが、試してみる価値はあります。用意するものは、水、キッチンペーパー、油です。手順は、①天ぷらを軽く水洗いします。②キッチンペーパーで十分に水分を切ります。③160℃の低温の油でじっくり揚げなおします。これは、冷めた天ぷらが揚げたての時と遜色なく復活する方法です。
天ぷらのサクサク感を長持ちさせるコツ
基本の天ぷらの作り方さえマスターすれば、サクサクで美味しい天ぷらを作ることができます。しかし、手順を間違えると、シンナリした天ぷらになる可能性もあります。冷めてもサクサクした食感にしたい場合は、基本の天ぷらの作り方をマスターすることに限ります。ここでは、基本の天ぷらの衣作りのおさらいと同時に、天ぷらのサクサク感を長持ちさせるポイントをお伝えしていきます。ちょっと変わったテクニックもあります。
片栗粉の量を調整する
一般的に、天ぷらの衣を作る際に片栗粉を混ぜますが、この片栗粉がサクサク感を出すポイントになります。薄力粉に片栗粉を混ぜる比率は、通常9:1くらいが目安となっています。この比率は好みによるので、もしこの比率でサクサク感が出せない場合は、薄力粉と片栗粉の比率を変えてみましょう。1:1の比率だとサクサクというよりバリバリといった食感になります。天ぷらのサクサク感の出し方は、バランスが大切だと言えます。
衣は手早く混ぜるようにする
何度もお伝えしている通りですが、天ぷらの衣を作る際は手早くざっくり混ぜるのがポイントです。ここはしっかり押さえておきましょう。水と粉の混ぜ方として、少々ダマが多くても問題ありません。菜箸などで3回ほど軽く混ぜるだけで天ぷらの衣は完成です。水は冷水を必ず使用するようにしましょう。卵を使わない場合は、氷水がベストです。冷水を使用することでグルテンの発生を防ぎます。グルテンを発生させないことが大切です。
水の代わりに炭酸水・ビールを衣に使う
天ぷらのサクサク感を長持ちさせる方法として、ちょっと変わったアレンジがあります。それは、天ぷらの衣を作る際に、水の代わりに炭酸水・ビールを使用する方法です。これは、全ての揚げ料理の参考になるので、覚えておくと便利ですよ。炭酸水・ビールを衣に使用することで、油でタネを揚げる際に、炭酸ガスがタネと衣の余分な水分を飛ばしてくれます。水の代わりに炭酸水・ビールを使用するだけの簡単な方法です。
衣を付ける材料は必ず水分を切る
ここもおさらいですが、天ぷらのサクサク感を長持ちさせるには、油で揚げる材料の水気を充分に切ることが重要です。天ぷらで使う材料のそれぞれの特徴を知り、しっかり水気を切るようにしましょう。ポイントは、①野菜などは、キッチンペーパーで充分に水分を切ってから打ち粉をしましょう。②魚介類は、軽く塩を振ってくさみ抜きをして、キッチンペーパーで水分をよく拭き取ってから打ち粉をするようにしましょう。
衣を付けた材料はそれぞれの素材に合った適温で揚げる
お伝えした通り、天ぷらの衣のサクサク感を長持ちさせる方法として、油の設定温度も重要になります。それぞれの素材に合った適温で揚げるようにしましょう。①シソや山菜などは160℃~170℃の油で揚げる。②さつまいもやカボチャなどの根菜は170℃~180℃の油で揚げる。③魚や貝柱などの魚介類は180℃~190℃の油で揚げる。これらのポイントを押さえておけば、冷めてもサクサクした食感の天ぷらを食べることができます。
揚げた天ぷらは充分に油を切る
最後に、揚げた天ぷらのタネは、必ず網の付いたパッドなどに置くようにしましょう。揚げあがったばかりの天ぷらには余分な油がたくさん付いているので、そのままお皿に盛るのは避けましょう。また、パッドに天ぷらを置く際は、天ぷらが重ならないように並べましょう。天ぷらを油からパッドなどに移す際は、一気に取り出すのではなく、5秒ほど最後の部分を油の表面に付けた状態で待ってから取り出すのも上手な油切のポイントです。
まとめ:天ぷらは誰でも簡単に美味しく作ることができる
「天ぷらの作り方と材料は?簡単基本レシピとサクサクに揚げるコツ!」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?天ぷらは、基本の作り方さえマスターすれば、誰でも自宅で簡単にお店のような美味しい天ぷらを作ることができます。天ぷらの基本の作り方をマスターして、熱々でサクサクの天ぷらを楽しみましょう。皆さんの参考になれば嬉しいです。