2022年07月25日公開
2024年11月26日更新
パスタをすするのはマナー違反?すすらず上手に食べるコツも紹介
パスタをすする行為がマナー違反なのかどうか気になる人はいませんか。この記事では、パスタをすする行為がなぜマナー違反なのか、どのようにパスタを上手に食べればいいのかという点を紹介しています。パスタをすすらずに上手に食べたい人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
「パスタはすすって食べるのはマナー違反なの?」
「どうやって上手にすすることをせずに食べればいいの?」
このように、パスタをすする食べ方に関しての疑問や正しいパスタの食べ方に対する興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、パスタをすする行為がマナー違反であるかどうかという基礎的な知識とともに、すすらずに上手に食べる方法やパスタをすする人に対してどのようなイメージが持たれるのかという点を紹介します。
この記事を読むことで、パスタをすする行為がイタリアや日本でどのように思われるのかを把握することができます。そのうえでパスタをすすらずに食べる方法を知れば、マナーを守って美味しくパスタを楽しむことができます。
パスタをすする行為がマナー違反なのか気になる人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
パスタをすする人に対してのイメージ
レストランなどでパスタを食べる際、多くの人はフォークに巻き付けてから一口で食べています。それ以外にも、うどんやそばを食べるようにパスタをすする人は少なからずいます。
ただパスタをすする行為をしている人は周囲から顰蹙を買ってしまいやすく、ネガティブなイメージを持たれてしまいます。これは女性からだけではなく、男性や外国人からも同様の印象を持たれてしまうため、注意が必要です。
すする音が気持ち悪い
そもそもなぜパスタをすする行為にネガティブなイメージがあるのかというと、パスタをすする音が気持ち悪いと思われているためです。
このような印象を持ってしまうのは海外の人が多い傾向があり、海外ではパスタをはじめとした麺類をすするような食べ方がマナー違反で行儀が悪い行為であると認識されているためだと考えられます。
ただ海外の人だけではなく日本人でもすする音が気持ち悪い、行儀が悪いと感じる人は多いため注意が必要です。
すする人が男性に多い
麺類をすすって食べるのは日本人ならではの習慣ではあるものの、パスタをすする人というのは男性が多い傾向が見受けられます。もちろん女性の中にもパスタをすする人はいるのですが、男性との比率を考えると男性の方が多いという意見が目立つのです。
実際にテレビ番組のグルメリポートでパスタが出された際、男性芸能人がパスタをすすって食べたことに対して批判があったというケースもあります。
男性がパスタをすする理由
ここで気になるのが、なぜ男性はパスタをすするのかという理由です。これに関しては明確な理由は明記されていないものの、想定されるものとして挙げられているのがパスタを食べる機会が少ないのではないかというものです。
また日本人は元々そばやうどん、ラーメンなどすすることで風味を楽しむ食べ物になじみがあり、早く口の中に運んで風味やコシを楽しむという食べ方が定着している傾向もあります。
このような点から、男性は素早く食べられるそばやうどん、ラーメンの方になじみがあるため、同じような感覚でパスタをすするのではないかと考えられています。
パスタをすするのはマナー違反?
本場イタリアではパスタをすする行為はマナー違反であり、すする音に対しても気持ち悪い、不愉快だという気持ちが強いとされています。
これは食事の席で音を立てることそのものがマナー違反であると考えられているためで、パスタをすする音だけではなく、くちゃくちゃ音を立てて食べる行為やカチャカチャと食器を鳴らす行為も同様にマナー違反であり、行儀が悪い行為とみなされます。
そのため日本でも、パスタをすする行為は基本的にマナー違反であると考えられるようになったのです。
本来スプーンを使ってパスタを食べない?
日本では、スプーンを使ってパスタを食べている人を見かけることがあります。実際にレストランなどでスプーンが一緒に出てくることはあるので、スプーンを使って食べること自体はそこまで問題はないと言えます。
ただ本場イタリアや本格的なイタリアンレストランでは、スプーンを使わずにパスタを食べるのが一般的です。スプーンはフォークを上手く使えない子どもが使うものだと認識されているので、イタリアでは大人は使わないのです。
またスープパスタであれば、イタリアでもスプーンが使われています。本来はスプーンを使ってパスタは食べないですが、カジュアルなお店やスープパスタの場合は問題ありません。
パスタを巻いて上手に食べるコツ
パスタをすすらずに食べたいけれども上手に巻けない、上手に食べられないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。またパスタをすする人を矯正したいけれども、どうやって教えたらいいのかわからないという人もいます。
実はパスタを上手に食べるコツや巻くコツは決して難しいものではなく、ちょっとしたポイントを押さえれば簡単です。ここからは、そんなパスタをすすらずに上手に食べるコツを紹介します。
麺の本数は少なめにとる
パスタの麺をたくさん巻きとろうとしても、なかなか上手く巻きとるのは難しいです。そうして無理やり巻き取ろうとした結果、大きな塊になってしまうという人も少なくありません。
このような場合は、まずたくさん巻き取ろうとするのではなく、3~4本ほどの少数を目安にとっていきます。そうすることで女性の一口サイズ程度の大きさにまとめることができるため、すすらずに上手に食べることが可能です。
麺の上で巻かずに食べる
パスタの麺を巻く際に麺の上でやってしまいがちですが、そうしてしまうとフォークでとった麺以外の部分も巻き込んでしまうため、上手に巻くことができません。また一口で収まる大きさにまとめようとしても、綺麗にまとまりにくくなります。
このためパスタの麺は麺の上で巻くのではなく、皿の淵に当てながら巻くようにするのがポイントです。そうすると他の麺を巻き込むことなく、綺麗な形に整えることができます。
フォークを垂直に使う
他にも上手にパスタを巻いて食べるコツとして挙げられているのが、フォークを垂直に使うことです。フォークを斜めに差し込んで巻こうとすると、上手く巻けないだけではなくパスタの麺が落ちてしまう場合があります。
そんな時は、フォークを皿に対して垂直に向けて差し込んでからパスタの麺を巻くと、比較的簡単に巻くことが可能です。もし途中でばらけてしまった場合は、いったんフォークを離してから巻きなおしましょう。
パスタ以外は麺をすすってもよい?
パスタをすするのはマナー違反ですが、パスタ以外の麺に関しては基本的にすすっても良いと考えられています。特にそばやうどん、ラーメンに関してはすすって食べることが日本人にとっては好ましいと考えられやすいので、問題はないです。
ただ海外の人からすると、パスタ以外の麺であってもすする行為はマナー違反で行儀が悪いものなので、一緒に食べる際には注意しなければいけません。またラーメンを食べる際には、スープが散ってしまうと周囲の人に迷惑となる可能性があります。
パスタはすする音を立てずに食べよう
日本人にとって、麺をすする行為はなじみがある習慣のひとつです。ですがパスタをすする行為は本場イタリアでは行儀の悪いマナー違反の行為であり、日本でもすする音を不快に感じる人が多いことから避けるべき行動だと言えます。
このためパスタを食べる際には、フォークを上手く使って一口で食べられる量やサイズにまとめることがおすすめです。この記事で紹介した方法を参考にして、美味しくパスタを楽しみましょう。