2022年07月22日公開
2024年05月24日更新
寝る前に納豆を食べるとなぜ良いのか?期待できる効果や注意点を紹介
夜寝る前に納豆を食べると、さまざまな効果があるのはご存じでしょうか。本記事では、寝る前に納豆を食べると得られる効果や、食べ方のコツなどを紹介します。納豆の栄養素やダイエットについて知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてください。
目次
「朝食べるよりも、寝る前に納豆を食べた方が健康にいいの?」
「納豆を夜寝る前に食べると痩せるって本当?」
このように、納豆を寝る前に食べるメリットやデメリットが気になる、という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、納豆を寝る前に食べることで得られるさまざまな効果とその理由について、くわしく解説しています。また、夜寝る前に納豆を食べる注意点もあわせて紹介していきます。
この記事を読むことで、納豆を寝る前に食べると健康効果が高い理由がわかり、より上手に納豆を普段の食事に取り入れられるようになるでしょう。
納豆を寝る前に食べると期待できる効果や栄養素のはたらきについて把握し、健康なからだづくりを目指しましょう。
寝る前に納豆を食べるとなぜ良いのか?
納豆に多く含まれている「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにする効果があると言われている成分です。
深夜から早朝は血栓ができやすい時間帯なので、ナットウキナーゼを夜ご飯や寝る前に摂ると、高い効果が期待できると言われています。
寝る前に納豆を食べると期待できる効果は?
朝ご飯と一緒に食べることが多い納豆ですが、夜寝る前に食べても体によいのでしょうか。
納豆を寝る前に食べることで期待できる効果を、ひとつずつくわしく見ていきましょう。
ダイエット効果が期待できる
納豆に含まれるビタミンB2には、脂質・糖質・タンパク質を燃焼してくれる働きがあります。
納豆を寝る前に食べることで脂質の分解が促進され、痩せやすい体づくりが期待できます。
また、納豆は低カロリーながら満足感があるため、ダイエットに適しています。
血液をサラサラにする効果が期待できる
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は、血栓予防効果が期待されています。
夜の寝ている間は水分を摂取しないため、血液がドロドロになりやすい時間帯です。
寝る前に納豆1パックを食べると、血液をサラサラにする効果があると言われています。
睡眠の質を上げる効果が期待できる
暑い夜などは寝つきが悪くなり、体内時計が狂ってしまう人も多いでしょう。
ビタミンB1とB2には、睡眠のリズムを整える働きをしてくれます。
ビタミンB1とB2を多く含む納豆を寝る前に食べると、睡眠の質を良くする効果が期待できるのです。
風邪を予防する効果が期待できる
大豆には、「フラボノイド」と呼ばれる植物色素が含まれています。
フラボノイドには、抗酸化作用や免疫力を整える効果があるため、夕食に納豆を取り入れることで、風邪などの病気を予防する効果が期待されます。
整腸作用が期待できる
おなかの調子を整える食物繊維は野菜などに多く含まれていますが、納豆にも豊富に含まれています。
夜間や就寝時は腸が活発に動く時間と言われているため、寝る前に納豆を食べることで腸内環境の改善が期待されるのです。
寝る前に納豆を食べるときのポイント
寝る前に納豆を食べることで期待できる、さまざまな効果を挙げてきました。
納豆のパワーをより引き出すためには、食べるときのポイントを押さえておく必要があります。
ここからは、寝る前に納豆を食べるときのコツを紹介していきます。
- 相乗効果が期待できる食品と一緒に摂取する
- 20分ほど常温に戻してから食べる
相乗効果が期待できる食品と一緒に摂取する
乳酸菌を含む発酵食品と納豆を組み合わせて食べることで、整腸作用などの相乗効果が期待できます。
発酵食品のなかでも、キムチや味噌は納豆と食べ合わせがよくレシピも豊富にあります。
キムチには新陳代謝を促すカプサイシンも含まれているので、ダイエットにもおすすめです。
20分ほど常温に戻してから食べる
納豆に含まれるナットウキナーゼの働きが高まる温度は、40度くらいと言われています。
冷蔵庫に入っているあいだは5度くらいの温度を保っているため、冷蔵庫から出してすぐに食べるとナットウキナーゼの効果が発揮されづらいのです。
納豆は、食べる前に20分ほど常温に置いておくのがよいでしょう。
納豆でも夜食べ過ぎると太る?
寝る前に納豆を食べるとさまざまなメリットがあり、ダイエットにも効果的ですが、食べ過ぎは禁物です。
納豆を一度に何パックも食べると、カロリーを摂りすぎてしまいます。
どんな健康法もやりすぎは逆効果になるので、適切な量を寝る前に食べましょう。
納豆が持つ栄養素
納豆には、健康を維持するために必要な栄養素がたくさん含まれており、バランスのとれた食生活のために欠かせない食品です。
納豆に含まれている栄養素について、くわしく紹介していきましょう。
納豆にはたんぱく質が多く含まれる
納豆に含まれている三大栄養素のなかで、最も多いのはたんぱく質です。
納豆1パックあたり、およそ7.4gのたんぱく質が含まれています。
たんぱく質は、筋肉や臓器などの身体の組織をつくる重要な栄養素で、筋力アップなどに効果があります。
出典:納豆の栄養価|タカノフーズ株式会社
参照:http://www.takanofoods.co.jp/fun/nattoeiyo/
ナットウキナーゼとは?
ナットウキナーゼは、血栓のもとになるたんぱく質を分解したり、すでにある血栓を溶かしやすくしたりする酵素です。
生活習慣によりコレステロールや中性脂肪が増えると、血管がつまりやすくなってしまいます。
ナットウキナーゼには、血液をサラサラにする効果が期待できます。
納豆のネバネバにも栄養がある?
納豆のネバネバの正体は、「γ-ポリグルタミン酸」と呼ばれるうま味成分です。
納豆のネバネバ自体に栄養はありませんが、よくかき混ぜてネバネバを増やすと、うま味成分が増えます。
よく「納豆はたくさんかき混ぜればおいしくなる」と言われているのは、これが由来です。
納豆と同じような効果が期待できる食品
日本人にとって納豆はなじみ深く、手軽に買えて食べられる食材ですが、なかには納豆の匂いや味が苦手という方も多いのではないでしょうか。
ここからは、納豆と同じような効果が期待できるほかの食品を紹介していきましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトは乳酸菌が豊富なため、食物繊維のように腸内バランスの改善や免疫力アップが期待できます。
夜間のほうが日中よりも胃腸の働きが活発なので、ヨーグルトも寝る前に食べると乳酸菌の効果を実感しやすいです。
ただし食べ過ぎや、カロリーの高いヨーグルトには注意が必要です。
バナナ
バナナには食物繊維多くが含まれているので、整腸作用やダイエット効果が期待できます。
また、高血圧の改善や運動後の疲労回復など、さまざまな効果が期待できると言われています。
バナナは納豆と同じように、健康なからだづくりに欠かせない食材です。
寝る前に納豆を食べよう
納豆は朝ご飯だけでなく夜寝る前に食べることで、ナットウキナーゼなど栄養素のはたらきをより引き出せると言われています。
ダイエットから血液の改善まで、納豆の栄養効果は幅広く、優秀な食材です。
夜寝る前に納豆を食べる習慣を取り入れて、健康なからだづくりを目指してみてはいかがでしょうか。