メレンゲクッキーの簡単レシピ！失敗しないコツや人気アレンジも！

メレンゲクッキーは少ない材料で作れる人気の焼き菓子です。サクッとした食感で口に入れると溶けてしまうように焼き上げる方法は、コツをつかめば家庭でも簡単に手作りができます。メレンゲクッキーの基本レシピから、失敗しないコツとアレンジしたメレンゲクッキーのレシピをみていきましょう。

メレンゲクッキーは短時間では作ることは難しく、低温のオーブンで時間をかけて焼くのが基本です。基本のレシピと合わせて、オーブンを使わない作り方も紹介します。

【材料】

• 卵白：40g
• グラニュー糖：50g
• コーンスターチ：10g

1. 冷蔵庫から出したばかりの卵白をボウルに入れて、泡だて器でほぐすように泡立てます。
2. グラニュー糖を4回に分けて1に加え、ふわふわなメレンゲを作ります。
3. ツノが立つくらいまでに泡立てたら、コーンスターチを加えて混ぜます。
4. 絞り袋にいれて、オーブンシートの上に絞り出します。
5. 110度のオーブンで、60分焼いて出来上がりです。

メレンゲクッキーの基本的なレシピです。ポイントは卵白の泡立て方で、卵白は冷えた状態ものを使い、先ず卵白のコシをほぐすようにしっかりと泡立てます。全体が白くなったらグラニュー糖を少しずつ加えて泡立て続けると、ふんわりとしたメレンゲが作れます。仕上がりがべたつくのを防ぐために、コーンスターチを加えています。

お菓子作りのプロは絞り出し方を工夫しておしゃれなメレンゲクッキーにしていますが、丸く絞り出すだけでも構いません。オーブンを低温に設定して時間をかけて焼き上げるのが基本です。冷めたらメレンゲクッキーが湿気を吸わないように、乾燥剤と一緒に密閉容器にいれて保存しましょう。

オーブンが無い場合や少量だけを焼きたい場合は、トースターを使ってメレンゲクッキーを焼くこともできます。トースターは300Wまたは100度の設定にして、30～40分かけて焼くのが目安です。量や大きさによって焼く時間を調整しましょう。トースターを使うと表面が焦げやすいので、アルミホイルをかぶせて焼くと失敗が少ないです。

フライパンを使ってメレンゲクッキーを乾燥させながら焼く方法もあります。クッキングシートをフライパンに敷きメレンゲを絞り出し、蓋をしてごく弱火で20分加熱します。クッキングシートの下にアルミホイルを敷くと下面だけが焦げるのを防げます。ときどき蓋を開けて、フライパン内の蒸気を逃すのがポイントです。

加熱している間に蓋に蒸気がつくようなら拭き取りましょう。焼き上がったら蓋をしたまま30分置いて、余熱で乾燥させます。この時にも蒸気がメレンゲクッキーに落ちて、表面がつぶれたりべたついたりしないように注意してください。

電子レンジを使ってメレンゲクッキーを焼く作り方もあります。クッキングシートの上にメレンゲを絞り出し、500Wの電子レンジで1分半～2分加熱します。表面に艶がでて乾いていたら完成です。乾燥しきれていないようなら15～20秒ごと追加して加熱してください。加熱が終わったら冷めるまでレンジの庫内に置いておきましょう。

メレンゲクッキーは家庭でも手作りできますが、仕上がりに満足ができない場合も多いお菓子でしょう。人気のメレンゲクッキーのように仕上げるためにはコツがあり、そこをおさえればプロのようなメレンゲクッキーが簡単に作れるようになります。

メレンゲクッキーの基本となるメレンゲは、卵白と砂糖で作り上げるお菓子です。卵白よりも砂糖を多く使い、目安は卵白の2倍の砂糖を使います。甘さを控えめにしたり他の材料を加える場合でも、砂糖は1.2～1.5倍の量を準備しましょう。

砂糖は泡立てた泡をを長持ちさせる役割りがありますが、泡を消す効果もあるので、3～5回に分けて少しずつ加えて泡立てるのがコツです。持ち上げたメレンゲがすぐにつぶれてしまわずに、ツノが立つようになったらメレンゲの完成です。プロが作る場合はグラニュー糖を使いますが、オーブンで焼いて焦げ目がつくので三温糖でも構いません。

泡立てたメレンゲを絞り袋に入れてオーブンシートの上に絞る時には、小さめに絞り出しましょう。大きく絞ってしまうと、メレンゲクッキーの焼き上がりが失敗しやすい原因になります。大きく絞り出すと、中まで加熱されずに、表面だけが焦げ内部には水分が残ってしまいます。

作り慣れない間は、小粒のメレンゲクッキーを作るように、小さな形を作るように心がけてください。小さく絞り出すことで中までしっかりと乾燥ができ、口どけ良く焼き上げられます。

メレンゲクッキーは、オーブンで焼くというよりも乾燥させるイメージです。100～110度の低い温度で60～90分かけてゆっくりとメレンゲの内側まで乾燥させます。オーブンの庫内が120度を超えると砂糖が焦げ始め、苦みの強いメレンゲクッキーになり失敗してしまいます。

低温で乾燥させる焼き加減が上手くいくと、さっくりとして口で溶けるような、プロ級のメレンゲクッキーになるでしょう。

上手に焼いて乾燥できたメレンゲクッキーも、オーブンからすぐに取り出さないようにしましょう。時間をかけて中まで乾燥させたメレンゲクッキーでも、焼き立ては表面が少しやわらかく、ふれると形が崩れやすいです。

メレンゲクッキーの表面がカリッと固まるまで、オーブンの庫内にしばらく置いたままにします。オーブンの中にしばらくそのまま置いておくと、オーブンの温度も下がりメレンゲクッキーも冷めてきます。全体がさめてから取り出すようにしましょう。

【材料】

• 卵白：4個分
• グラニュー糖：150g
• レモン汁：小さじ3
• 着色料

1. 大きなボウルに卵白、1/3量のグラニュー糖、レモン汁を入れます。
2. ハンドミキサーで混ぜ合わせます。
3. 途中で残りのグラニュー糖を2～3回に分けて加えてツノが立つまで混ぜます。
4. 3を分けて、それぞれに着色料を少量加えて色をつけます。
5. オーブンシートを敷いた上に、4をスプーンですくい小さく落としていきます。
6. 100ぞのオーブンで1時間焼いたら出来上がりです。

着色料を使ってカラフルなメレンゲクッキーにしたアレンジレシピです。卵白の量もグラニュー糖の量も多いので、ハンドミキサーを使う方が手早く作れます。砂糖の量が多いとべたつくのですが、レモン汁を加えることで、べたつきを抑えられます。色をきれいに出すために、三温糖ではなくグラニュー糖や上白糖を使うのがおすすめです。

【材料】

• 卵白：70g
• グラニュー糖：140g
• コーンスターチ：10g
• チョコペンやアイシングクリーム

1. ボウルに冷えている卵白を入れて、泡立てます。
2. グラニュー糖を3～4回に分けて1に加えて泡立てます。
3. ツノが立つようになったらコーンスターチを加えて、さっくりと混ぜ合わせます。
4. 絞り出し袋に3を入れて、オーブンシートの上に目・鼻・頭・耳と絞り出します。
5. 110度のオーブンで60分焼きます。
6. 冷めるまで庫内に置き、取り出してチョコペンなどで目と口を飾って出来上がりです。

メレンゲクッキーの基本レシピの材料と作り方ですが、絞り出し方を工夫してかわいらしい犬の形にアレンジしています。絞り出し袋には星型の金口をセットして、鼻部分、頭部分と分けて絞り出すのがコツです。慣れてきたら、好みの形に絞り出して人気のキャラクター型などのメレンゲクッキーも作ってみてください。

【材料】

• 卵白：70g
• グラニュー糖：110g
• ココアパウダー：10g
• チョコペンまたは竹炭パウダー

1. ボウルに冷やした卵白を入れて、泡立てます。
2. グラニュー糖を3～4回に分けて加えツノが立つまで泡立てます。
3. 2を大さじ1程度分けて、チョコペンまたは竹炭パウダーを加えて黒くします。
4. 残りの1/3量はそのまま、2/3にはココアを混ぜて茶色くします。
5. それぞれを絞り出し袋にいれて、クマの顔に絞り出します。
6. 110度のオーブンで50分ほど焼いて、そのまま庫内で冷まして出来上がりです。

絞り出し袋を活用して、クマの顔にアレンジしたメレンゲクッキーです。作り方のポイントとなる絞り出しでは、先ず茶色のメレンゲでクマの顔と耳を絞り出し、次に白いままのメレンゲで鼻部分を絞り出します。黒のメレンゲを小さな絞り出し口にいれて目と鼻を作ります。焼き上がった後にチョコペンで目と鼻を加える作り方もあります。

【材料】

• 卵白：20g
• 粉糖：50g
• アーモンドプードル：50g
• ココアパウダー
• A卵白：40g
• Aグラニュー糖：80g
• Bチョコレート（溶かしておく）：80g
• B生クリーム：60ml

1. 粉糖とアーモンドプードル、ココアパウダーをふるいにかけ卵白20gと合わせます。
2. 別のボウルにAの卵白を入れ、Aのグラニュー糖を数回に分けて加えメレンゲを作ります。
3. 1のボウルに2の半量を加えてゴムベラでよく混ぜ合わせます。
4. 残りの2も加えて全体がしっとりと混ざり合うようにします。
5. 絞り出し袋に4を入れて、オーブンシートの上に丸く絞り出します。
6. 絞り出したら40分ほどそのまま置き、表面を乾燥させます。
7. Bの材料を混ぜ合わせてガナッシュクリームを作り、冷やしておきます。
8. 160度に予熱したオーブンに6を入れて15分焼きます。
9. 冷えた7を絞り出し袋にいれて、焼き上げてさました8に絞り出してサンドします。
10. 冷蔵庫で半日ほど冷やしてガナッシュと焼きメレンゲを一体化させたら出来上がりです。

人気のマカロンはメレンゲくクッキーよりも工程が増えますが、家庭でも手作りできます。マカロンクッキーが作れるようになったら、挑戦して欲しいアレンジレシピです。ココアパウダーを使う代わりに、抹茶パウダーを使うと緑色の生地ができます。

ガナッシュ用のチョコレートもホワイトチョコで作るようにすると、サンドされるクリームの色も変えられます。人気のマカロンのようにカラフルなマカロンのバリエーションも増やせるでしょう。

卵白1個分と粉糖の2種類だけで作るメレンゲクッキーの簡単レシピです。オーブンで焼いている間に、15分に一回ほど少し扉を開けて中の蒸気を逃すと、材料2つだけでもサクサクっとした焼き上がりになります。オーブン庫内をカラッとさせた状態を保つのがポイントです。レモン汁を少し加えると、後味がさわやかなメレンゲクッキーになります。

メレンゲクッキーの焼き方をアレンジしたレシピです。オーブンによっては、100～110度で1時間焼くと表面が焦げてしまう場合もあります。そうしたオーブンの場合は、100度で10分焼いたら加熱を一時止め、5分ほどそのまま庫内に置き、その後再び100度で5分焼き5分庫内に置いてを繰り返して乾燥させていきます。

絞り出す時に、生地を小さ目にするのが作り方のコツです。着色料は完全に混ぜずない状態で絞り出すと、マーブル柄のマカロンクッキーが作れます。2～3色準備し、白いものとまぜて瓶に入れれば、人気の手作りお菓子になります。

たくさんのメレンゲクッキーが焼けたら、ホイップクリームやラズベリーを飾って新しいスイーツが作れるレシピです。甘いメレンゲクッキー生地には、酸味のあるラズベリーがよく合います。おもてなしのお菓子としてもも人気になるでしょう。

基本のメレンゲクッキーに、砕いたクルミを合わせて焼き上げるレシピです。アーモンドプードルよりも、カリッとした食感になります。生地に少量のインスタントコーヒーや無糖のココアを混ぜると、コーヒーにも合うメレンゲクッキーが出来ます。

簡単に手作りできるメレンゲクッキーを紹介しました。少しの材料でアレンジしたり、人気のキャラクター風なクッキーを作ることもできます。卵黄だけを使った料理で卵白が余った時や、ちょっとしたプレゼント用にも焼いてみてください。