2020年03月24日公開
2024年10月14日更新
ぶりのあら人気・簡単レシピ集!定番から煮・炊き・焼き・鍋・洋風も!
ぶりのあらを使った人気レシピを紹介します。定番のぶり大根が簡単にできる圧力鍋を使った作り方や、あら煮、あら炊き他アレンジレシピなど、ぶりあらを最大限に活用できる美味しいレシピが集結!下処理のポイントも解説します。
ぶりのあらで作るレシピを紹介!
200円で買ったぶりあら、身がたくさんついてる!おいち pic.twitter.com/Knvh0jdo5g
— わたせちか@絵オーダー受付◎ (@chikawatase) March 21, 2020
ぶりは切り身だけではなく、普通は捨ててしまうあらを使っても美味しい料理が作れます。スーパーでも特売されており、家計の味方としても人気の食材です。定番のぶり大根はもちろん、あら煮や炊き、そのほか焼き物や洋風レシピなど、捨てずに活用できるアイデアレシピがたくさんあります。
煮付けやあら炊きなどの人気レシピや、加圧鍋やレンジを使ってぶり大根を簡単に作る方法、下処理方法などを解説します。
ぶりのあらの特徴と下処理方法
骨の周りに旨みが凝縮している
ブリのあらが安かった😆⤴明日はぶり大根‼️にしよう‼️さっ!ハンバーグ作るぞ pic.twitter.com/9litYh3X7B
— まきこ🎶🎶💓 (@85pM8IICTecupYF) March 15, 2020
身を三枚におろした後の頭や骨周りの部分には、コラーゲンやDHA、EAPなどの栄養が豊富に含まれている部分であり、旨味が詰まっています。そのままでは臭みがあるので下処理は必要となりますが、煮炊きして出汁をとると、身だけを使うよりも旨味が染み出てより美味しい料理になります。
ぶりのあらの下処理方法
【手順】
- ボウルに入れ、鮮度に不安のあるものは薄く塩を振って10分~15分置きます。
- 90℃~95℃くらいの熱湯を注ぎます。
- 箸で底から全体を混ぜ、熱を行きわたらせます。
- 表面が白くなっって汚れが熱で固まったら水を入れて冷まし、お湯を捨てます。
- 手で触れる温度になったら一つずつ洗って汚れを落とします、
- 身にくっついている血や汚れは指先でつまみ落とします。
- 指で汚れを落としづらい部分には箸の先を入れて落とします。
- 汚れを落とし終えたらよく水気を切ります。
煮込むだけで美味しい出汁が取れますが、そのまま料理に使うと生臭い仕上がりになってしまいます。そこで重要となるのが霜降りと呼ばれる下処理です。熱湯をかけることで表面のヌメリや汚れを一気に落とすことができます。熱湯で落とすだけでなく、一つ一つ洗うのもポイントです。
手間はかかりますが、下処理がある料理とない料理では仕上がりに大きな差が出ますので、丁寧に行いましょう。
ぶりのあらで作る簡単人気レシピ【ぶり大根】
圧力鍋で作るぶり大根
【材料】
- ぶりあら…適量
- 大根…1/3
- 生姜…1かけ
- 長ネギ…3cm
- 水…200cc
- 酒…250cc
- 醤油…大さじ5
- みりん…大さじ8
- 三温糖(または砂糖)…適量
【手順】
- ぶりあらの両面に塩を振って15分置きます。
- 鍋に水を入れて加熱します。
- 大根の皮を剥き、半月型に切っていきます。
- 長ネギを細く切り白髪ねぎにします。
- 圧力鍋に合わせた調味料を入れ、三温糖も入れます。
- あらをボウルに広げて置き、熱湯をかけて臭みを取ります。
- 圧力鍋に火をかけ、生姜、大根、あらを入れます。
- 蓋をして圧力がかかったら20分感煮込みます。
- 時間が経ったら蓋を開け、好みの味になるまで煮詰めます。
醤油とみりんのコクと旨味がきいた身を柔らかくするには、火加減に注意しながら長時間煮込む必要があります。しかし圧力鍋を使えば短時間でできますし、そのまま置いておくだけですので簡単です。とろとろになった大根やあらの食感や旨味を楽しむことができます。
圧力鍋を使った調理はガス代の節約にもなり、主婦の味方になるだけでなく初心者でも簡単に使えて美味しくできるのでおすすめです。
フライパンで作るぶり大根
【材料】
- ぶりの切り身やあら…400g
- 大根…600g(1/2本)
- 生姜…20g
- 鷹の爪…1本
- 長ネギ…1/2本
- カイワレ大根…1/2パック
- 塩…適量
- 醤油…大さじ5
- みりん…大さじ5
- 砂糖…大さじ5
- 日本酒…200ml
- 水…300ml~400ml
【手順】
- 大根の葉を落とし、2~3cmの厚さに切って半月切りにします。
- あらを食べやすい大きさに切って塩を振り、霜降りして洗い流します。
- 生姜を洗って皮ごと薄切りにします。
- 長ネギの葉を15cm切り、茎の半分を白髪ねぎにして水にさらして揉みます。
- フライパンにぶりのあらと大根を入れ、砂糖、みりん、日本酒、水を入れて火にかけます。
- 火をかけてアクをすくいながら煮込みます。
- アクをすくったら鷹の爪を入れて落とし蓋をし、吹きこぼれないよう火加減を調節して20分煮ます。
- 20分経ったら醤油の4/5を加えて更に20分煮ます。
- 20分経ったら生姜とネギ、残りの醤油を加えて更に煮ます。フライパンを傾けて煮汁を回しながら煮込みます。
- 5分経って良い色になったら皿に盛り付けます。
- 煮汁をかけ、白髪ねぎやカイワレ大根を乗せて完成です。
ぶり大根は鍋や圧力鍋を使って作るレシピが主流ですが、フライパンを使っても美味しく作れます。フライパンを使うメリットとしては、具材が重ならないので熱を通しやすく、煮汁が少なくても味が染みること、水分を飛ばしやすいので照りが良く出ることです。煮込み時間は長くなりますが、しっかり味が染みて柔らかくでき上がります。
電子レンジで作るぶり大根
【材料】
- ぶりのあら…300g
- 大根…半月切り6個
- 生姜…スライス4枚
- 砂糖…大さじ2
- 出汁…大さじ1
- 醤油…60cc
- 酒・みりん…100㏄
- 水…400cc
【手順】
- 下処理したぶりのあら、半月切りにした大根、スライスしたしょうがを電子レンジ用圧力鍋に入れます。
- 砂糖、醤油、酒、みりん、水を入れます。
- 圧力鍋を電子レンジに入れ、600Wで15分加熱します。
- しばらく置いて冷ました後、再度600Wで15分加熱します。
- 食べる直前に再度600Wで15分加熱します。
- 圧力鍋の蒸気を逃がし、蓋を開けて盛り付けます。
長時間キッチンで火加減を見るのが難しい人必見の、電子レンジで作るぶり大根のレシピです。電子レンジ用圧力鍋に材料と調味料を入れれば、あとは放置しておくだけで火加減を気に掛ける必要がありません。3回にわけて加熱し、冷ます時間を設けることで味がよく染みて美味しくなります。
骨まで食べられるほどではありませんが身の部分はほろほろ柔らかくなり、大根もとろとろの食感です。是非試してみてください。
炊飯器で作るぶり大根
【材料】
- ぶりのあら…1パック
- 大根…1/2本
- 塩…小さじ1
- 醤油…大さじ2
- みりん…大さじ2
- 砂糖…大さじ2
- 水…150cc
- 酒…50cc
- 顆粒だし…6g
- 生姜…1片
- 米のとぎ汁…500cc
【手順】
- 炊飯器にぶりのあらを入れ、塩をかけて揉みこみ5分程置きます。
- 生姜を薄くスライスします。
- 大根は洗って扱いやすい大きさに切り、皮を剥いて一口大の乱切りにします。
- 耐熱ボウルに大根を入れて米のとぎ汁を加え、ラップをしてレンジで5分加熱します。加熱が足りなければ2分追加します。
- 炊飯器のぶりあらに大根の下茹でしたお湯を入れてゆがくように混ぜ、お湯を捨てます。
- 炊飯器に大根、生姜、各種調味料を加えます。
- 炊飯器にセットし、通常の時間で炊きます。
- 皿に盛って完成です。
火を使わずにぶり大根が作れる人気レシピです。あらの下処理をしっかりしておき、大根を事前に加熱しておくと柔らかくなるため、炊飯器でさっと作れます。また、スイッチを入れて炊き始めた後は放置しておくだけで良いのも嬉しいポイントです。
ぶりあら大根グローブ風味
生姜を使った和風の味付けが主流ですが、グローブのほの甘い香り、柚子の爽やかな香りで仕上げた洋風のレシピで食べるのはいかがでしょうか?少し変わった風味ですが大根自身の甘みや脂の乗ったあらに合います。他にもぶり大根は醤油とみりんの代わりにブイヨンを使うなど、洋風のスープで仕立てたレシピも人気です。
めんつゆで簡単ぶり大根
味付けをするとき調味料の割合がズレてしまうと、濃すぎたり逆に薄くなってしまいます。また調味料を切らしてしまったということもあるでしょう。そこでめんつゆを使えば、調味料の割合を気にせず簡単に味付けすることができます。
更に圧力鍋を使えば初心者でも作りやすく、失敗なしの美味しいぶり大根が作れます。味付けに自信がない時はめんつゆを使って作るのもおすすめです。
ぶりのあらで作る簡単人気レシピ【煮付け・その他】
ぶりのあら炊き
【材料】
- ぶりのあら…適量
- 牛蒡一本
- 生姜 一かけ
- 水350cc
- 酒50cc
- 味醂大さじ3
- 砂糖大さじ4
- 醤油50cc
【手順】
- 生姜の皮を剥いて細切りにします。
- 牛蒡を洗って一口大の大きさに切ります。
- ぶりあらに熱湯をかけて綺麗に洗い、フライパンに入れます。
- 牛蒡、生姜を入れて醤油以外の調味料を加えます。
- アクを取り、落とし蓋をして煮汁が半分くらいになるまで炊きます。
- 醤油を加えて落し蓋をし、さらに炊きます。
- 皿に盛り付けて完成です。
牛蒡とぶりのあらで美味しく炊き込む人気レシピです。大根のように長時間煮込む必要がないので、簡単に作れて煮崩れの心配もありません。牛蒡の風味も染み込んで香ばしく仕上がります。
ぶりのあら鍋
【材料】
- ブリのアラ…600g
- 水…2L
- 生姜…1かけ
- 醤油…105cc
- みりん…60cc
- 酒…30cc
- すりみ…300g
- ブリの切身…200g
- ネギ…100g
- 春菊…50g
- 椎茸…2個
- 餅…2個
- 豆腐…1丁
【材料】
- 鍋に下処理したぶりのあらと生姜を入れて静かに煮込みます。
- 醤油、みりん、酒を加えて煮込みます。
- すり身を加えて煮込み、豆腐、ネギ、春菊、餅、ぶりの切り身を加えます。
- 器に盛り付けて出汁をかけ、完成です。
ぶりのあらから旨味の詰まった出汁が出て、具材によく染みた美味しい鍋が作れます。具材を入れて煮込むだけですので、一旦火にかければ煮つけやぶり大根のように火加減を気にする必要もありません。
野菜はレシピに載っているものの他に水菜や白菜などのアレンジがききますので、冷蔵庫で余っている野菜の消費にもなります。ぶりの旬となる冬にぴったりのレシピです。
ぶりあらの煮つけ
【材料】
- ぶりあら…1パック
- 塩…少々
- 酒
- 砂糖
- 醤油
- 水
【手順】
- 大きい塊を2~3等分に切り分け、軽く塩を振って10分ほど置きます。
- 90℃の熱湯に入れ霜降りします。
- お湯を捨ててよく洗います。
- 鍋に入れて調味料を加え、強火にかけて沸騰させます。
- 沸騰したら蓋をせず強火で一気に煮上げます。
- アクがでていればすくい取り、とろみがつくまで煮詰めます。
- 煮汁が煮詰まったら皿に盛り付けて完成です。
強火で一気に仕上げることで、照り焼きのような綺麗な照りが出る煮付けです。あらは脂が乗っていますのでふっくらとジューシーで美味しく、甘辛いけにも合います。ご飯がすすむおかずとしても、お酒のあてにもピッタリです。
ぶりのあらで作る塩焼き
【材料】
- ぶりのあら(かま)…一切れ
- 塩…適量
- 大根おろし…適量
【手順】
- ボウルに水を張って塩を入れ、濃いめの塩水を作ります。
- かまをの汚れや血合いを塩水でよく洗い落とします。
- 日本酒を全体にかけ、あら塩をなじませて5~10分ほど置きます。
- グリルで10分~15分、表面に焼き目がつくまで焼きます。
- 裏返して焼き目がつくまで焼きます。
- 皿に乗せ、大根おろしを添えて出来上がりです。
あらの中でもかまと呼ばれるエラの周りの部分は、特に脂が乗っていて旨味のある場所です。そのため、塩焼きとの相性抜群です。ふっくらして旨味が閉じ込められたジューシーな焼き上がりになります。しっかりと塩味がついているので大根おろしやすだち、レモンなどさっぱり食べられるものを添えるとより美味しく食べられます。
ぶりあらステーキ
ぶりあらをステーキにしてみた_( : 3 _/∠)_ pic.twitter.com/Glnh6Xlopj
— 宮原周一🔥🌵 (@miya_execution) November 17, 2016
塩焼きとはまた違う、オリーブオイルでカリッと香ばしく焼き上げたぶりあらのステーキです。下処理をして臭みがとれたあらは旨味が多いので、身よりも旨味を味わえたり弾力があったり、様々な食べ応えを感じられます。脂やコラーゲンが多いあらだからこそできる人気レシピですので、是非試してみてください。
イタリア風ぶりあらのトマト煮込み
定番な和風の煮つけではない別の味でぶりあらを食べたいという人には、洋風レシピで少し違った味わいを試してみるのもおすすめです。トマトで煮込むとジューシーな旨味のあらにコクや酸味がプラスされ、さっぱりと食べられます。煮込み時間も短いので簡単です。お好みでにんにくやバジルペースト、オリーブオイルを足しても良いでしょう。
ぶりのあらで作るレシピまとめ
ぶりのあらは栄養価が高く、旨味も多いので捨てるにはもったいない食材です。またスーパーで安く売っていることもあるので、手軽に旨味が詰まったぶり大根や炊き、煮つけなどの料理を作ることができます。使う際には美味しさを出すには臭みを取るための下処理をきちんとしましょう。
煮込み時間が長いと感じる人には圧力鍋を使ったり、レンジや炊飯器で作ってみるのもおすすめです。少し違った味付けや洋風レシピなどの人気アイデアレシピで、ぶりのあらを最大限に活用してみましょう。