ミディアムレアを徹底解説!焼き方に焼き時間・注意点やお肉の選び方も!

ミディアムレアを徹底解説!ミディアムレアを自宅で作る美味しい焼き方を紹介します。火加減やコツ、ミディアムレアを食べる時の注意点について詳しく説明しています。10種類の焼き加減も紹介していますので、ステーキが好きな方は必見です。

ミディアムレアを徹底解説!焼き方に焼き時間・注意点やお肉の選び方も!のイメージ

目次

  1. 1ミディアムレアの焼き方を紹介!
  2. 2ミディアムレアのステーキの美味しい焼き方
  3. 3ミディアムレアの美味しいステーキを作るコツ
  4. 4ステーキの焼き加減の種類
  5. 5ミディアムレアの注意点
  6. 6ミディアムレアの焼き方まとめ

ミディアムレアの焼き方を紹介!

お店でステーキを頼んだ時に、一度はお好みの焼き加減を聞かれたことがあるでしょう。好きな焼き加減でお肉を堪能できるのは嬉しいところです。よくおすすめされるミディアムレアがどれくらいの焼き加減なのか知っているでしょうか?

本記事では、お肉のどの部位にも適しており人気が高いミディアムレアについてまとめました。自宅でできるミディアムレアの美味しい焼き方や、お肉の選び方・保存方法を紹介します。ミディアムレアの焼き具合や、ミディアムレア以外の焼き加減についても解説していきます。

ミディアムレアのステーキの美味しい焼き方

ミディアムレアのステーキを自宅で作りたいと思ったことはありませんか?ミディアムレアと聞くと、自分で焼くのは難しいというイメージがあるかもしれません。しかし、焼く時間やポイントをおさえておけば、ミディアムレアのステーキを簡単に美味しく焼くことができるのです。

ミディアムレアのステーキの美味しい焼き方と火加減のポイントについて解説していきましょう。

材料

材料は、お肉、塩コショウ、油の3つです。ミディアムレアはどの部位にでも適した焼き方のため、お肉はお好みの部位を選んでください。油はサラダ油でも良いですが、牛脂を使うとより風味が良く焼き上がります。また、お肉を食べる際のステーキソースや、岩塩・わさびなどの調味料を用意しておきましょう。

お肉を焼くフライパンは、できれば鉄製の厚手の物を用意してください。鉄製のフライパンは高温対応しており熱伝導に優れているため、お肉全体を均一に焼くことができます。なお、テフロン製のフライパンは高熱で熱し続けるとテフロン加工が剥がれてしまう可能性があるため気を付けましょう。

焼き方

お肉は焼く30分ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻しておいてください。お肉に塩コショウを振って下味を付けますが、早い段階で塩を振ってしまうとお肉の水分が抜けてしまうため、焼く直前に振りましょう。次に、フライパンを少し煙が出る程度までしっかり熱し、油をひいてお肉を入れてください。

ミディアムレアに焼き上げる場合は、片面を強火で30秒焼き、弱火にしてさらに1分焼きます。その後お肉をひっくり返して強火で30秒、弱火で1分半〜2分程度焼けば完成です。お肉の厚さや火力によって火の通り方が異なる場合があるため、焼き時間は調整してください。

お肉が焼いた後、アルミホイルに包んで数分おくと、肉汁を逃さず柔らかく仕上げることができます。ミディアムレアの場合、3分程度でOKです。また、焼いている途中でお肉を触りすぎないようにしてください。こまめにひっくり返すと、油やお肉の旨味が流れ出てしまいます。フライパンにお肉を置いたら、焼けるのをじっと待ちましょう。

焼き上がったステーキは、ステーキ用の鉄板に盛り付けると自宅でも豪華な雰囲気を味わうことができます。スキレットなどで代用しても良いでしょう。鉄板がなく普通のお皿に盛り付ける場合は、あらかじめお皿を温めておくだけでお肉が冷めにくくなります。

火加減と温度管理のポイント

ミディアムレアのステーキを美味しく焼くためのポイントは火加減です。弱火で焼くと肉汁と一緒にお肉の旨味成分が流れ出てしまうため、最初は強火で焼いてください。表面を強火で焼くことで、旨味成分を閉じ込めることができます。

しかし、ずっと強火で焼いてしまうと中に火が通る前に表面が焦げて硬くなるため、お肉の表面に焼き色が付いたら火を弱め、お好みの焼き加減まで焼きましょう。また、上から油をかけながら焼くとお肉に均一に火を通すことができます。

ミディアムレアの美味しいステーキを作るコツ

ミディアムレアのステーキを作るために大切なのは、焼き方だけではありません。良質なお肉を選んで上手に保存しておくと、より美味しいステーキを作ることができます。ここからは、ミディアムレアのステーキを作る時のお肉の選び方や保存のコツ、お肉を焼く前の準備について説明します。

お肉の選び方

お肉は鮮度が重要になります。ミディアムレアで食べる場合は生に近い状態の部分が残るため、なおさら新鮮なお肉を選びたいところです。お肉屋さんで買う時に切り分けてもらうのが一番理想的といえます。

スーパーですでに切り分けてあるお肉を買う場合は、ドリップ(肉汁)が出ておらず、しっとりとしてツヤがあるものを選ぶようにしてください。赤身の部分は、赤色が綺麗で濃淡が均一のものが良いです。また、お肉が暗赤色をしている場合もありますが、切ったばかりの牛肉は黒っぽい色をしているため何ら問題ありません。

脂身は白または乳白色のもので、赤身と脂身の境目がはっきりしているものを選ぶと良いでしょう。

お肉の保存方法

購入したお肉は、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存しましょう。お肉は空気に触れると酸化し風味が損なわれるため、すぐにお肉を焼かない場合はパックから取り出して1枚ずつラップに包み、さらにジップロックなどの密封袋や容器に入れて保存してください。パックごと保存しないようにしましょう。

冷蔵庫で保存する場合は、チルド室での保存をおすすめします。冷蔵庫の場合は2~3日程度、冷凍庫の場合は1ヶ月以内に使い切るようにしてください。

お肉を焼く前の準備

お肉は焼く15~30分ほど前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておきます。冷凍保存していた場合は、冷蔵庫に半日~1日ほど入れてしっかりと解凍させてから常温に戻しましょう。また、キッチンペーパーでお肉を軽く押さえて、余分な水分を拭き取っておくと良いです。

お肉を扱う包丁やまな板などの調理器具は、事前に熱湯で消毒するなどして清潔にしておきましょう。

ステーキの焼き加減の種類

ステーキの焼き加減は大きく分けてレア・ミディアム・ウェルダンの3種類です。ここにミディアムレアを加えた4種類が、よく見聞きする焼き加減ではないでしょうか?しかし実はもっと細かく分かれていて、全部で10種類もあるのです。

ここからは10種類の焼き加減について紹介していきます。焼き加減によるおすすめの部位も紹介していますので、ステーキの焼き加減を決める際の参考にしてください。

ロー(raw)

ローは英語で「生の」という意味を持ち、全く火を通していない生肉の状態のことをいいます。焼き加減の種類の1つに含まれていますが、お店でローを注文しても受け付けてくれることはありません。また、生の状態では噛み切るのも難しく、この状態のお肉を食べることはないでしょう。

ブルー(blue/bleu)

ブルーは、表面を数秒焼いた状態です。片面のみ、または両面をさっと焼きます。お肉の内部の温度は約29度ほどで、こちらもほとんど生肉と言ってよいでしょう。ステーキだと生っぽさを感じますが、焼き肉などの薄いお肉の場合は意外と多くの人に好まれている焼き方です。

ブルーレア(blue rare)

ブルーよりも少し長く両面を数十秒焼いた状態で、レアよりも生っぽさが残る焼き方になります。お店によって焼き加減は少しずつ異なるため、「レアを頼んだらブルーレアの状態で提供された」ということもあるようです。ステーキチェーン店のいきなりステーキで提供されるベリーレアは、このブルーレアと同じ焼き加減となります。

レア(rare)

レアとは、お肉を3割ほど焼いた状態のことをいいます。レアというと生肉というイメージを持っている方が多いですが、レアは生肉ではありません。中身は赤い部分が目立ちますが、予熱で約55〜65度ほどまで温められており、ぎりぎり火が通っている状態です。霜降りが多くジューシーなサーロインにおすすめの焼き方になります。

お店でレアと頼むと実際はミディアムレアになっていたり、反対にミディアムレアで頼んだものがレアになっていたということも多くあるようです。お店によって様々ですが、レアとミディアムレアの焼き方にはあまり大差がないといえるでしょう。

ミディアムレア(medium rare)

ステーキの焼き加減の中で人気が高いのが、ミディアムレアになります。お店でもミディアムレアをおすすめしている場合が多く、海外で焼き加減について何も言わずに注文すると、このミディアムレアの状態で出てくるのが一般的のようです。また、お肉の旨味を一番よく感じられるのも、ミディアムレアと言われています。

レアよりも長く焼きますが、お肉の中心部はまだ生の状態で、内部の温度は65度程度です。切ると赤い肉汁がにじみ出てきます。ミディアムレアはどの部位のお肉にも適した焼き加減となっていて、その中でも特に脂身が少なく厚みがあって柔らかいヒレ肉は、ミディアムレアで食べるととても美味しくいただけます。

ミディアムよりも生っぽい感じが強いため、「赤過ぎるのはちょっと嫌だけど生感を楽しみたい!」という方におすすめです。また、焼き加減に迷った際はとりあえずミディアムレアで頼むことをおすすめします。焼き上がったお肉を見て、焼きが足りないようであれば追加で焼き直してもらえば良いのです。

ミディアム(medium)

ミディアムはお肉を5割ほど焼いた状態で、こちらもミディアムレアと並び人気が高い焼き方です。表面はしっかりと焼かれていますが、中心部は少し生の部分が残るため、2種類の食感と味わいを楽しむことができます。お肉の内部の温度は約65度ほどで、切ると肉汁が少し出てきます。ミディアムレアに比べ、噛み切りやすい歯ごたえです。

ヒレやサーロインは焼き過ぎると硬くなってしまうため、ミディアムレアかミディアムくらいまでの焼き加減で食べるのがおすすめです。

ミディアムウェル(medium well)

ミディアムウェルは、8割程度が焼けている状態です。中心部はほとんど生の部分は残っておらず、わずかにピンク色が残る程度となります。ウェルやウェルダンよりも柔らかいままで食べることができるため、「火が通ったお肉が好きだが、柔らかさも欲しい」という方におすすめの焼き方です。

ウェル(well)

ウェルはよく焼いた状態のことをいいます。しっかり火が通っているものの、ウェルダンに比べジューシーさが残る焼き加減です。ミディアムウェルとウェルは焼き加減にさほど大差はありません。

ウェルダン(well done)

ウェルダンはお肉の中心部までしっかり火を通す焼き方です。切った断面を見てもピンク色の部分はほとんど残っておらず、肉汁はわずかにしか出ません。お肉の内部の温度は約75度ほどです。鶏肉や豚肉のステーキの場合は、ほとんどがこのウェルダンまで焼いて食べます。

レアやミディアムレア、ミディアムに比べお肉は硬くなりますが、火をしっかり通している分お肉の繊維が縮み、噛み切りやすくなっています。しっかりと火が通ったお肉を好む方に人気で、子供や高齢者など、噛む力が弱い方におすすめの焼き加減です。

脂身が少なく赤身が多いロースは、よく焼いてもあまり硬くならずに柔らかいままで味わうことができるため、ウェルダンでも美味しくいただけます。

ベリーウェルダン(very well done)

ベリーウェルダンは、ステーキの焼き加減の中で最もよく火を通す焼き方になります。中心部までしっかりと火が通り、肉汁もほとんど残りません。硬くなりかなりの食べごたえがあるため、「生肉は絶対に食べたくない」という方でない限り、あまりおすすめしない焼き方です。

ミディアムレアの注意点

ミディアムレアはお肉を美味しくいただける焼き方ですが、食べる際には「トキソプラズマ」への注意が必要です。トキソプラズマに感染するとどうなるのか、注意点をまとめました。

妊娠中は要注意

妊婦さんは、食中毒の危険があることから生物を食べてはいけないと言われています。特に生肉にはトキソプラズマという微生物が含まれていることがあり、食べることで感染してしまう可能性があるのです。生肉だけでなく、ミディアムレアのお肉やローストビーフのような生に近いお肉にも注意が必要です。

妊娠中に初めてトキソプラズマに感染すると、母体を通じてお腹の中の赤ちゃんも感染してしまい「先天性トキソプラズマ症」を発症することがあります。そうすると、赤ちゃんの脳や眼に障害がでたり、重症の場合は流産や死産につながってしまうことがあるのです。

妊娠中にステーキを食べる際は、生の部分が残らないようにしっかりと火を通して食べるようにしましょう。残念ながら、ミディアムレアのお肉も控えた方が良いです。もしミディアムレアのお肉を食べてしまった場合は、過度に心配せずにまずはお医者さんに相談してください。また、産婦人科でトキソプラズマの抗体検査を受けることもできます。

トキソプラズマの感染リスク

トキソプラズマは、生肉や加熱不十分の肉の中、土の中、猫のフンの中に含まれていることがあります。健康な成人の場合、トキソプラズマに感染しても症状が出ないまま終わるか、リンパ節が腫れるなどの軽度の風邪のような症状に留まることが多いようです。しかし免疫が弱っている時や免疫不全の方は、感染すると重症化する危険性があります。

トキソプラズマは67度以上で殺菌されるとされているため、感染リスクを下げるためには、お肉を充分に加熱することをおすすめします。ミディアムレアの場合、お肉の内部の温度は高くても65度程度ですので、トキソプラズマが含まれている可能性があることを理解した上で食べるようにしてください。
 

ミディアムレアの焼き方まとめ

ミディアムレアの焼き方について解説しました。ポイントやコツをおさえておけば自宅でも簡単にミディアムレアのステーキを焼くことが出来ますので、ぜひ試してみてください。ただし、ミディアムレアで食べる時には注意が必要です。妊娠している時、体調を崩している時は、しっかりと火を通したものを食べるようにしてください。

また、ミディアムレア以外の焼き方でもそれぞれ違った味わいを楽しむことができます。自分の好みの焼き加減を見つけて、美味しいステーキを堪能しましょう。こだわりがない場合は、お店のシェフの方におまかせするのもおすすめです。

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