味噌鍋の人気レシピ集！キャベツ・鶏肉・鮭！スープやアレンジも！

味噌鍋とは、豚肉・鶏肉・鮭といった魚肉や、白菜・キャベツなど旬の野菜の旨味が溶け出した、冬の季節に欠かせない美味しい料理です。栄養価の高い味噌鍋は鍋の中でも人気が高く、入れる食材や調味料によって味に変化が現れます。

味噌鍋は出汁に肉や野菜など具材を入れて煮るだけの料理ですが、ちょっとしたポイントをつかむだけでグンと美味しい味噌鍋になるようです。このページでは、基本的な味噌鍋の作り方や人気がある簡単アレンジレシピを紹介します。

味噌鍋は手の込んだ難しいレシピは少なく、比較的だれでも簡単に作ることができる料理といえるでしょう。ただし、シンプルな食材の組み合わせであるがゆえに、出汁や食材の選び方で味に大きな差が出やすいともいえます。この項目では、美味しい味噌鍋作りに欠かせない基本的な食材の選び方や作り方を紹介します。

美味しい味噌鍋にするためには、そのベースとなる出汁の取り方が重要となります。出汁にはかつお出汁や椎茸出汁などいろいろありますが、味噌鍋は濃い目の昆布出汁と相性が良いようです。また味噌鍋に使用する味噌は、手作り感があり豆の食感も残っている田舎味噌がおすすめです。

味噌鍋のスープを美味しく作るには、基本的に味噌1に対して水10の割合がベストといわれています。ただし、人が美味しく感じる濃さは個人差があります。味噌鍋を作るときは1：10の割合を基本として、自分好みの味になるように味噌の量を加減してください。

味噌鍋に隠し味として醤油とごま油をひとさじ入れると、ほのかな醤油やゴマの香りがして美味しくなります。

味噌鍋におすすめの具材は、白菜やネギ、キャベツ、もやし、えのき、シメジ、ニラなど野菜を中心に豚肉や鶏肉などの肉類、鮭などの魚類です。他にも豆腐や油揚げがおすすめです。基本的にはどのような食材でも合うため、ときには冷蔵庫の中に残っている肉や魚、野菜などを入れて、冷蔵庫の中を整理するのもよいでしょう。

しかしやはりおすすめなのは、鮭やキャベツなどその時期の新鮮な旬の魚や野菜を使った味噌鍋です。新鮮な魚介類や野菜には旨味がしっかり詰まっているため、その旨味がスープに流れ出て美味しくなります。鍋には白菜を入れる人が多いようですが、基本的にはどのような食材も合うため白菜がなければキャベツでもOKです。

仕上げに好みでバターを入れると濃厚な味噌鍋になります。また辛いものを好む人は、一味唐辛子を入れるのもよいでしょう。

味噌鍋のスープは、白菜やキャベツなど野菜から出た水分で増えてきます。そのため最初に入れるスープ量は、鍋の8分目までにしておきましょう。鍋に火をつけスープが沸騰したら、白菜の根元や大根など火の通りにくい具材から先に鍋の中へ加えていきます。

鍋の中の具材が柔らかくなったら、最後にニラなど葉物を入れて完成です。味噌を後から溶く場合は、火加減を中火にします。

味噌鍋に合う薬味は、おろししょうがや唐辛子、ラー油、柚子胡椒などです。味噌鍋に薬味や香辛料をたっぷり入れると、味噌のコクや香りが際立ちさらに美味しく食べることができます。家族や友人と一緒に味噌鍋を囲む場合は、それぞれが好みの薬味や香辛料を加えることができるように、鍋とは別の器に入れて置いておきましょう。

【材料】
鶏肉だんご

• 鶏ひき肉　　　　　　　100g
• 長ネギ　　　　　　　　長さ10cmほど
• 片栗粉　　　　　　　　小さじ1杯
• しょう油　　　　　　小さじ1/2杯
• ショウガ　　　　　　　1/2片

• 水　　　　　　　　　　250ml
• 酒　　　　　　　　　　大さじ1杯
• 鶏がらスープ（顆粒）　小さじ1杯
• 味噌　　　　　　　　　小さじ1杯
• しょう油　　　　　　　小さじ1/2杯

• 小松菜　　　　　　　　2茎
• 人参　　　　　　　　　3cm
• キャベツ　　　　　　　120g
• しめじ　　　　　　　　1/2袋

1. まず最初に、鍋に入れる野菜の準備をします。小松菜は5cm幅にカット、キャベツはざく切り、しめじは石づきを切り落としほぐす、人参は花形に飾り切りします。
2. 次に鶏肉だんごを作ります。長ネギと残った人参をみじん切りにし鶏ひき肉、すりおろしたショウガ、片栗粉、しょう油を合わせて鶏ひき肉に粘りが出るまでよくこねてください。
3. 土鍋にきゃべつ、小松菜、シメジを入れ最後に人参を飾ります。
4. 3にスープの材料である水、酒、鶏がらスープ、味噌、しょう油をすべて入れ火をつけます。
5. 最初は強火で、沸騰したら弱火にしましょう。
6. 最後に鶏ひき肉を丸めて鍋に入れます。
7. 弱火で煮込んで鶏肉だんごに火が通ったら完成です。

上記のレシピは一人分の分量です。ダイエット中の人や油を控えたい人は、同じ鶏肉ミンチでも脂肪の少ない胸肉ミンチの方がおすすめです。このレシピでは、鶏肉だんごにしょうゆ味の下味が付けられているため、スープは優しい仕上がりになっています。

このレシピの特徴は、味噌鍋の出汁にニンニクすりおろしやショウガを入れているところです。この二つの食材は、体が温まりやすく具材のコクや旨味を引き出すことができるため、味噌鍋を美味しくするためのちょっとしたコツといえるでしょう。また味噌鍋に砂糖を少し加えて甘みを足しているのも、このレシピの特徴といえます。

豚肉と白菜の味噌鍋に入れる食材に特に決まりはありませんが、油揚げは美味しい上にコクが出やすいので、ぜひ入れたい食材の一つです。

寒い冬には、体を温める効果の高い生姜を使った味噌鍋がとても人気です。このレシピは、豚バラ肉と白菜、糸こんにゃく、ネギ、豆腐の4種類の具材を、味噌とあごだし、生姜パウダーで味付けする簡単な味噌鍋です。豚バラ肉とシンプルな具材の食感が生姜と味噌の味に馴染む、相性抜群なレシピとなっています。

【材料】

• 豚白もつ　　　　　　400g
• 白菜　　　　　　　　1/4個
• ネギ　　　　　　　　1本
• 人参　　　　　　　　1本
• しめじ　　　　　　　1パック
• ニラ　　　　　　　　1/2束

• 水　　　　　　　　　6カップ
• 味噌　　　　　　　　大さじ4杯
• 酒　　　　　　　　　大さじ3杯
• 鶏ガラスープの素　　大さじ1杯
• しょう油　　　　　　大さじ1杯
• かつおだしの素　　　小さじ2杯
• おろし生姜　　　　　小さじ2杯
• おろしにんにく　　　小さじ2杯
• コチュジャン　　　　大さじ1杯

1. 最初にモツを下茹でします。鍋にたっぷりの水を入れ、強火で沸騰させた後モツを入れます。再び沸騰してきたらザルにあげ、しっかりもみ洗いしてあくや臭みを取りましょう。
2. しめじは石づきを取って細かく分け、白菜は一口大にカット、人参は短冊切り、ネギは斜め切りにしておきます。
3. 次にもつ鍋のつゆを作ります。土鍋に水や味噌などスープの材料をすべて入れ、沸騰させます。
4. 2の土鍋に下茹でしたモツとニラ以外の野菜をすべて入れて、中火で7分～8分ほど煮ましょう。
5. 野菜が煮えた後、最後にニラと鷹の爪（お好みで）を鍋の中央に入れて完成です。

上記のレシピは簡単で、子供にも人気なモツ味噌鍋です。辛みが苦手な人や小さな子供がいる家庭では、コチュジャンを少なめにしても美味しくできます。このレシピでは白菜を使っていますが、モツとキャベツは相性が良いため白菜の代わりにキャベツを入れても美味しいです。

このレシピは、鍋にだしと具材を入れて柔らかく煮た後に味噌で味を調える簡単味噌鍋です。野菜を肉で巻くと火の通りが早く、調理時間も短くて済みます。人参など根菜類を細長く切って豚肉で巻いたものを鍋に入れてもよいでしょう。この方法は肉と野菜を一緒に食べることができるため、野菜を食べさせたい子どもにもおすすめです。

味噌鍋の変化球として人気なのが、豚肉の旨味とキムチのコクが詰まった簡単なキムチ味噌鍋です。このレシピはキムチ鍋の素を使っていません。まろやかに仕上がるため、辛いのが苦手な人でも食べることができます。辛いのが好みの人は、さらにコチュジャンを加えてもよいでしょう。

このレシピのポイントは、最初に白菜キムチをごま油でしっかりと炒めておくことで、ごま油の風味がキムチの美味しさを際立たせてくれます。白菜の代わりにキャベツを使っても美味しいです。

【材料】

• 鮭　　　　　　　2切れ
• 豆腐　　　　　　1丁
• ジャガイモ　　　2個
• しいたけ　　　　4個
• 玉ねぎ               1個
• 春菊　　　　　　お好み量
• 出汁昆布
• 味噌
• 酒
• しょう油
• みりん
• バター
• 白ごま

1. まず、鍋に入れる具材の準備をします。鮭やジャガイモは一口大にカットし、しいたけや春菊は適当な大きさに手で割きます。
2. 玉ねぎはくし形にカットし、豆腐はペーパータオルなどで水気を拭きとり一口大にカットしましょう。
3. 次は、ボールに石狩鍋のスープを作ります。ボールに味噌を入れお酒を少しずつ加えて味噌を溶いていきます。その中にしょう油やみりんを加えて混ぜ合わせましょう。
4. 3のボールに水を加えその中に出汁昆布を入れておきます。
5. 鍋の中にジャガイモ、しいたけ、玉ねぎ、豆腐、鮭の順番に彩りよく具材を入れ、最後に4のスープを加えます。
6. 5の鍋を火にかけ最初は強火で、沸騰してきたら中火にして具材に火が通るまで10分ほど煮ていきましょう。
7. 最後に春菊を入れ、アクセントに白ごまと黒コショウ、バターを入れたら完成です。

しいたけは包丁でカットするよりも手で割いた方が味がしみ込みます。仕上げにバターを入れるととろりと溶けて、味噌ラーメンのようにコクが出て美味しくなります。

鮭を使った酒粕味噌鍋は、冬に鍋料理がマンネリになったときに手助けとなる一品です。このレシピでは、牛乳を加えることでまろやかさと酒粕の風味を際立たせています。最後にスープが残ったら、うどんを煮て明太子や千切りの大葉、バターを添えて食べても美味しいです。

【材料】

• 有頭エビ　　　　　　　4尾
• たら　　　　　　　　　2切れ（180g）
• 豆腐　　　　　　　　　豆腐1/2丁
• 白菜　　　　　　　　　180g
• 長ネギ　　　　　　　　1/2本
• しめじ　　　　　　　　1/2パック
• しいたけ　　　　　　　2個
• ホタテ（ボイル）　　　2個
• プラス糀無添加糀美人　大さじ2杯
• プラス糀糀甘酒　　　　100ml
• だし汁

• ポン酢　　　適量
• 薬味ネギ　　適量
• 塩コショウ　少々

1. エビを洗って、ひげと尾の先を切り落とします。
2. たらと豆腐は食べやすい大きさにカットします。
3. 白菜はざく切りに、長ネギは斜め切りにします。
4. しいたけは頭に飾り包丁を入れ、シメジは石づきを取り除き小房に分けましょう。
5. 鍋に野菜を見栄え良く入れ、最後にエビやたら、ホタテを入れます。
6. ボールに分量のプラス糀無添加糀美人味噌とプラス糀糀甘酒を入れてよく溶かし、味噌が溶けたらだし汁を加え混ぜ合わせます。
7. 5の鍋に6の調味液を注ぎ入れて、火にかけてください。
8. 火の通ったものから順次たれをつけながら食べていきます。

10月の寒さを感じる季節になると、店頭に美味しい牡蠣が出始めます。旬の時期にぜひ食べてもらいたい鍋の一つが、牡蠣の旨味が美味しい牡蠣味噌鍋です。牡蠣味噌鍋を美味しく食べるポイントは、牡蠣のむき身を大根おろしでよく洗うことと牡蠣を煮過ぎないことです。

具材は火の通りにくいものから先に鍋に入れ、最後に春菊など火の通りの良いものを入れます。食べ頃になったら弱火にするなど、火加減に注意しましょう。沸騰し続けると、せっかくの野菜や牡蠣の美味しい食感が壊れてしまいます。

健康的ないわしのつみれ鍋も、寒い季節にぜひおすすめしたいレシピです。このレシピではイワシのつみれを一度下茹でしているため、イワシの臭いが気になる人でも食べやすくなっています。またつみれをフードプロセッサーで作っているため、ふんわりとした食感を楽しめます。

イワシの歯ごたえを楽しみたい人は、イワシを包丁でたたいてつみれを作るとよいでしょう。

寒い冬になると、どこの家庭でも鶏肉や鮭などを使った鍋料理に人気が集まるようです。特に味噌鍋は、味噌以外の具材に特別な決まりがないため、作りやすい鍋の一つといえるでしょう。また味噌は、鶏肉や鮭など具材が持つ特有の臭いを消してくれる役割があります。そのため、味噌鍋はだれもが比較的簡単に美味しく作れる料理ともいえるようです。

味噌鍋と一口で言ってもレシピはさまざまです。家庭菜園で収穫したサトイモや人参などを利用して、自分流のアレンジレシピで味噌鍋を楽しみましょう。