ブランデーとウイスキーの定義と違い!味や値段の違いなど豆知識まとめ

ブランデーとウイスキーの、それぞれの定義を解説します。また、ブランデーとウイスキーの違いについても、原料や味などの細かな項目に分けて、違いを詳しく紹介していきます。ブランデーにはコニャックを代表としていろいろな種類があり、ウイスキーにもスコッチやバーボンをはじめとした数多くの種類があります。また、ブランデーやウイスキーのおすすめの飲み方や、ブランデーやウイスキーの人気銘柄なども、値段を含めて併せて紹介します。

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目次

  1. 1ブランデーとウイスキーの定義
  2. 2ブランデーとウイスキーの違い
  3. 3ウイスキーとブランデーの種類
  4. 4ウイスキーとブランデーのおすすめの飲み方
  5. 5ウイスキーの人気銘柄
  6. 6ブランデーの人気銘柄
  7. 7ウイスキーとブランデーの違いを理解して飲み分ける

ブランデーとウイスキーの定義

ブランデーとウイスキーの違いを、よどみなくスラスラと述べられるようでしたら、あなたは洋酒の通です。お酒をまったく飲めない人はともかく、多少でもたしなむ人でも、そういえば似たような色合いの、やけに度数の強いアルコールじゃないの?と、いうところが普通かもしれません。

この記事では、そんなブランデーとウイスキーの違いを、そもそも論からはじめて、詳しく解説していきます。まずは、ブランデーやウイスキーの定義から紹介します。

ブランデーの定義

ブランデーの定義は「果実酒から造った蒸留酒の総称」です。オランダ語で「焼いたワイン」を意味する言葉が語源となっています。原料となる果実は、ブドウが有名ですが、リンゴやチェリーから造られるブランデーもあります。

代表的なブランデーには「コニャック」があります。コニャックは、フランス南西部にある、ワインで名高いボルドーの北に位置する地域です。ボルドーの南には、やはりブランデーの有名ブランド「アルマニャック」地方があります。

コニャックやアルマニャックで造られるブランデーは、白ブドウのワインを蒸留して樽に入れ、熟成期間を経て製造されます。熟成期間は最低でも2年、通常では5~8年、長いものでは25年以上熟成されます。

ウイスキーの定義

ウイスキーの定義は「大麦・ライ麦・トウモロコシなどの穀物を、麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したもの」です。ただし、ウイスキーの定義に関して、世界共通の定義が存在しているわけではありません。日本においては酒税法で、EUでは理事会規則で、米国では連邦規則で定義されています。

大きな違いは、EUでは木製樽による3年以上の熟成が義務付けられていますが、米国でも年数の縛りはないけれども、オーク樽による保存が義務付けられています。日本には樽による熟成の義務付けはありません。ウイスキーやブランデーの、独特の琥珀色はこの樽での熟成によって生まれるのです。

ブランデーとウイスキーの違い

ブランデーとウイスキーが似ている点は、どちらも蒸留酒であること、木製樽による熟成をすることなどでした。では、ブランデーとウイスキーの違いは?について、「原料の違い」「味の違い」「値段の違い」「保存方法の違い」「賞味期限の違い」など、5項目にわたって、その違いを紹介していきます。

原料の違い

ブランデーとウイスキーの決定的な違いは、原料の違いにあります。ブランデーの原料は、果実です。これに対し、ウイスキーの原料は、穀物です。果実の主なものはブドウですが、リンゴやチェリーからもブランデーは造られます。穀物の主なものは大麦ですが、こちらもまたライ麦や小麦、トウモロコシなどから造られるウイスキーもあります。

ブランデーとウイスキーが同じ点は、蒸留という製造法にあります。単式とか複式とかさまざまな蒸留の仕方がありますが、ワインやビールといった醸造酒を蒸留して造るという点は同じです。

ブランデーもウイスキーもアルコール度数は40%以上とたかくなっていますが、それは蒸留という手法で造られる酒だからです。同じ理由で泡盛や焼酎も比較的高いアルコール度となります。

味の違い

ブランデーとウイスキーの決定的な違いは、原料にあると述べました。この決定的な違いが、ブランデーとウイスキーの味の違いにも影響しているのです。見た目には、どちらも琥珀色したアルコールにほかなりません。しかも、蒸留酒独特のアルコール度数の高さも似ています。

けれども、一口ふくんでみると、やはりブランデーとウイスキーは、味が違います。果実であるブドウ由来の、かすかな甘みがブランデーには感じられます。穀物由来の、ウイスキーにはない甘みです。

ブランデーに多く使われる、ユニブランという種類のブドウは、甘みが少なく酸味が強いことが特徴で、ワイン向けには適さないブドウでもあります。そのデメリットが、ブランデー造りにはメリットとなったわけです。

値段の違い

ブランデーとウイスキーの値段の違いについては、一概には言いようがないというのが、正直な結論です。ブランデーならコニャックやウイスキーならスコッチ、バーボンなどの種類により、それぞれのメーカーにより、あるいは個別の銘柄によって、値段の違いは千差万別だからです。

安いものはどちらも1,000円台の値段からあります。高い値段のものとなると、数万円から数十万、数百万するものまで存在します。それこそ、値段はピンキリの世界です。熟成年数という要素から見ていけば、一般的な値段は、ブランデーよりもウイスキーの方が原価的には高めのように思えます。

保存方法の違い

ブランデーとウイスキーの保存方法の違いについては、ほとんど見当たりません。いずれも高いアルコール度数があって、腐敗するようなものではないからです。ただ、直射日光に曝したり、高温な場所は避けたほうが良いと言えます。冷蔵や冷凍する必要はありません。

賞味期限の違い

ブランデーもウイスキーも前述したように、アルコール度数が40%以上と高いお酒です。したがって、賞味期限の違いなどいうものはありません。ただ、開封後は風味が落ちていくために、早めに飲み切ることをおすすめします。特にコルク栓の場合は、コルクの劣化とともに、アルコール成分が抜けていく可能性はあります。

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ウイスキーとブランデーの種類

ウイスキーやブランデーには、それぞれいろいろな種類が存在します。ここでは、ウイスキーの「スコッチウイスキー」や「バーボンウイスキー」の2種類についてと、ブランデーの「コニャック」について、紹介していきます。

ウイスキーの種類

ウイスキーの種類にもスコッチやアイリッシュ、バーボン、カナディアン、ジャパニーズなど、いろいろな種類がある中で、スコッチウイスキーとバーボンウイスキーを紹介していきます。

スコッチウイスキー

イギリスはスコットランドで生まれた「スコッチウイスキー」について紹介します。2009年のスコッチウイスキー規則で定義された、スコッチウイスキーとは、大麦を使用して「糖化という過程から発酵や蒸留、熟成までの過程をスコットランドで行われたウイスキーのみをスコッチウイスキー」と、定めています。

全世界で生産されているウイスキーの70%がスコッチウイスキーで占められています。スコッチウイスキーを名乗るには、オーク樽に詰めて、2年間以上の熟成保管が義務付けられています。

バーボンウイスキー

アメリカはケンタッキー州を中止に造られている、ウイスキーが「バーボンウイスキー」です。バーボンウイスキーの原料は、51%以上がトウモロコシでなければなりません。大麦で造るスコッチとはこの点でも、バーボンは異なります。

スコッチが中古の樽を使うのに対して、バーボンは新品の樽を使うことが義務付けられています。バーボンは樽熟成しますが、期間はスコッチのように定められていません。ウイスキーの風味も、スコッチと比べるとバーボンはワイルドです。

ブランデーの種類

ブランデーの種類にもコニャックやアルマニャック、カルヴァドス、グラッパ、マールなど、たくさんある中で代表格のコニャックを紹介していきます。

コニャック

ブランデーと言えば「コニャック」と言われるくらい、全世界的に有名なブランドです。値段的の高めのものが揃っています。前述したように、コニャックに使うブドウは、糖分が少なく酸味の多い、ワインとしては評価の低い種類のブドウになります。

その白ブドウを醸造したワインをさらに蒸留することで、アルコール純度を高めます。それをオーク樽に詰めて熟成させることで、コニャック独特のまろやかな風味と琥珀色に仕上がります。

ウイスキーとブランデーのおすすめの飲み方

ここまで、ブランデーとウイスキーの定義や、その違いなど、あるいはブランデー投資スキーの種類にわたって紹介してきました。この章では、そんなブランデーやウイスキーの、おすすめの飲み方を紹介します。

ウイスキー

ウイスキーのおすすめの飲み方は、スコッチにしてもバーボンにしても、ストレートもしくはロックがおすすめになります。できれば、良質なものを少量からはじめるのがおすすめです。アルコール度数が一般的に高めなので、チェィサーを用意して飲み進めるのが良いでしょう。

ウイスキーはロックグラスを片手に、ウイスキーと会話するように飲むのが、オシャレで似合います。もちろん、水割りでもソーダ割でも、好みにしたがって楽しんでください。

ブランデー

ブランデーのおすすめの飲み方は、好みによってお好きなように、というのがおすすめです。ただ、一度はブランデーグラスで、ストレートを楽しんでみてください。これも、チェィサーをそばに置くことをおすすめします。

ブランデーから立ち上がってくる香りを、味わってみるのもおすすめです。そのためにも、ブランデーの重門としてコニャックを味わってみてください。

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ウイスキーの人気銘柄

ウイスキーのおすすめ人気銘柄を紹介します。ウイスキーの数多ある中から、やはり紹介すべきはスコッチウイスキーになります。飲んだ方をウイスキー党にすべく、厳選したスコッチを紹介していきます。また、良質なウイスキー造りで、いま世界中の評価を高めているジャパニーズウイスキーも紹介したいと思います。

ザ・マッカラン 12年 シングルモルト

ウイスキーでおすすめはの人気銘柄は「ザ・マッカラン12年シングルモルト」700mlが、6,097円です。華やかでフルーティな香りと芳醇な味わいが、いかにもスコッチのシングルモルトらしい、秀逸の一品です。

シングルモルトのロールスロイスと称えられている、高級銘柄になりますが、ウイスキー初心者にも熟練者にも受け入れられる、世界的な定番ウイスキーになります。

モルト 山崎 12年

ウイスキーでおすすめの人気銘柄は「モルト山崎12年」700ml,43%が、17,800円です。いま、世界で評価がもっとも急上昇しているウイスキーがジャパニーズウイスキーの、この山崎になります。古くからの山崎ファンは品薄や価格高騰に見舞われて、ありがたくない話ですが、スコッチにも優るとも劣らない品質は、注目の的です。

フルーティな甘みと酸味が複雑にからまって、奥深い味わいを感じさせてくれる逸品になっています。願わくば、以前のように1万円以下で入手できることを祈ります。

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ブランデーの人気銘柄

ブランデーのおすすめ人気銘柄を紹介します。ブランデーの初心者はもちろん、ベテランの方にもおすすめしたいのはコニャックです。ブランデーを語るのなら、このコニャックを知らずしては語れません。

ラニョーサボラン No.20 レゼルヴスペシャル

ブランデーでおすすめの人気銘柄「ラニョーサボランNo.20レゼルヴスペシャル」700mlが、8,981円です。最高級ではなくとも、上質なコニャックをおすすめするのら、この1本になります。コニャックらしいコニャックで、初めての方を虜にする可能性大です。カラメルや補糖をし一切していない点も、好ましいコニャックとなります。

ヘネシー XO 40度

ブランデーでおすすめの人気銘柄は「ヘネシーX.O40度」700mlが、16,590円です。少し値は張りますが、コニャックを飲んだ!という気分にひたるのなら、おすすめの逸品になります。味と香りの豊潤さは折り紙付きで、高級ブランデーの定番を是非一度は味わってみてください。高級とは何かという、違いの分かるコニャックになります。

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ウイスキーとブランデーの違いを理解して飲み分ける

ブランデーやウイスキーの定義からはじまって、ブランデーとウイスキーの違い、ブランデーやウイスキーの種類、ブランデーやウイスキーのおすすめの飲み方、ブランデーやウイスキーのおすすめ人気銘柄まで、紹介してきました。

違いについては、原料や味、値段、保存方法、賞味期限など詳細にわたって紹介しました。これらの記事を参考にして、ウイスキーとブランデーの違いを理解して飲み分ける、ことにしよう!

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