ウイスキーの保存は何が正解?未開封・開封後の保管方法を解説

ウイスキーの保存方法は、どのようなものが正しいのかを知っていますか?ウイスキーには賞味期限がないですが、賞味期限が無いからといって保管方法を間違ってしまうと、風味が落ちてしまいますので注意が必要です。今回の記事では、開封後や未開封のウイスキーの正しい保管方法はどのようなものなのかを紹介していきます。冷蔵庫に保管するのは正しいのかどうかや、未開封、開封後の正しいウイスキーの保存方法が気になる方は是非チェックしてみて下さい。

ウイスキーの保存は何が正解?未開封・開封後の保管方法を解説のイメージ

目次

  1. 1ウイスキーの正しい保存や保管方法はある?
  2. 2ウイスキーの保存でのポイント
  3. 3ウイスキーの保管方法【未開封・開封後】
  4. 4ウイスキーの保管方法【開封後】
  5. 5ウイスキーの保管の注意点
  6. 6ウイスキーの冷蔵庫保管は正しい?
  7. 7ウイスキーの保管方法を間違った時の対処法
  8. 8ウイスキーを正しく保存して美味しく飲もう!

ウイスキーの正しい保存や保管方法はある?

考えるシマウマ

お酒を楽しむ方の中には、自宅でウイスキーをストックしているという方も多いかと思います。ウイスキーをストックしているという方は、自分の保存方法が正しいのかどうか、気になっているという方も多いかと思います。

今回の記事では、ウイスキーの気になる賞味期限についてや、冷蔵庫で保存しておくのが正しいのかどうか、そして開封後、未開封の保存、保存方法について詳記していきます。ウイスキーを長く美味しく楽しむための、注意点や保存、保管方法や賞味期限についてチェックしてみて下さい。

ウイスキーの保存でのポイント

それでは、ウイスキーを保存するうえでのポイントを見ていきましょう。ウイスキーを長く良い状態で保存しておくためには、どのような保存方法が良いのかを紹介していきます。

適切な温度や湿度

温室系の画像

まず最初に紹介する、ウイスキーを保管しておくためのポイントは、「適切な温度や湿度」で保存しておくという事です。ウイスキーは、温度が高い場所や湿度がころころと変わってしまうところに保存しておくのは向きません。

ですので、家の中で保存しておく場合には温度が高温になりやすいガスコンロの傍や、日光が当たる場所は避けた方が良いです。熱い場所のほかにも、エアコンが当たる場所など、温度や湿度が変わってしまう場所にはおかない方が良いです。

遮光

ノーを表す画像

続いて紹介する、ウイスキーを保存する際に気を付けるべきのポイントは、「遮光」です。先ほどの項目でも紹介したのですが、日光が当たる場所に保存してしまうのは向きません。温度でウイスキーが劣化してしまうという問題もあるのですが、紫外線もウイスキーの敵となっているからです。

紫外線はウイスキーのボトルを通してウイスキーに影響してしまうので、ウイスキーのボトルを日光が当たる場所に置いておくことは止めましょう。しかし、未開封の場合で箱が付いているという場合や、外箱を取っておいてあるという場合には、外箱が紫外線に強くできていますので、外箱に入れておくというのも手です。

空気

虫メガネで発見する女性

また、ウイスキーを保存しておくために注意したい点は「空気」です。空気に多くウイスキーが触れてしまうと、ウイスキーに良くない影響があるとされています。

まだ未開封だから大丈夫、と考えている方もいるかもしれませんが、油断は禁物です。ウイスキーを横にして保存してしまうと、横にした分ウイスキーが多く空気に触れてしまう事になります。また、コルクとウイスキーが触れているのもよくありませんので、ウイスキーの瓶は横にして保管しないようにしましょう。

匂い

冷蔵庫のドアを開ける画像

続いて紹介する、ウイスキーを保存しておく時に気を付けたいポイントは、「匂い」です。ウイスキーを保存しておく場所として、温度は駄目、日光が駄目、となると冷蔵庫ならば安心と思われた方もいるのではないでしょうか?

しかし、冷蔵庫に入れてしまうと、庫内のにおいがウイスキーに移ってしまうという恐れがあります。日光が当たらない場所に保存する場合にも、他のにおいが移ってしまわないように十分気を付ける必要があります。

未開封も開封後も基本は同じ

ウイスキーの保存方法は、基本的には未開封も開封後も同じとなっています。正しい保存方法でウイスキーを保管しておくことで、未開封でも開封後でも、劣化を防ぐことができるというだけでなく、アルコールのとげが取れて飲みやすくなるのだそうです。

この後の項目でも、ウイスキーをしっかりと保管しておくための方法を紹介していきますので、未開封の場合にも、開封後の場合でも保存方法をしっかりチェックしておきましょう。

ウイスキーの保管方法【未開封・開封後】

それでは、未開封、開封後で共通してチェックしておきたい、ウイスキーの保管方法についてチェックしていきましょう。未開封、開封後に共通の簡単にできる保管方法ですので、早速見ていきましょう。

箱に入れて保存

まず最初に紹介する、ウイスキーの保管方法は「箱に入れて保存しておく」という方法です。ウイスキーを購入した時には、箱に入っていた場合が多いかと思います。その箱は、高級感を演出しているというだけではなく日光などの光から守ってくれたり、においが移ってしまうのを防いでいるという効果があります。

ですので、ウイスキーが入っていた箱は、開封した後も捨てないで保管用の容器として取っておくようにしましょう。

どうしても箱に入れてある方が場所をとってしまうので、開封後は捨ててしまうという方もいるかと思うのですが、箱に入れておくだけでも入れてない場合に比べて、かなりの日光やにおいをカットしておくことができます。

アルミホイルで巻く

アルミホイルの画像

続いて紹介する、ウイスキーの保管方法は「アルミホイルで巻く」というものです。ウイスキーのボトルをアルミホイルで包んでおくことで何が良いのかというと、ボトルを紫外線から守ってくれるという効果が期待できます。

アルミホイルはボトルをくるむようにして包んでもよいのですが、先程紹介したように、箱に入れてウイスキーを保存しているという方は、箱の内側にアルミホイルを貼っておくという方法でも効果があるようです。

ボトルにアルミホイルを巻いてしまうと中身のウイスキーの様子を確認しにくいですし、いちいち飲むときにボトルに巻いたアルミホイルを剥がすのが面倒だという方は、ボトルに巻きつける方法よりも、アルミホイルをカットして箱の内側に貼り付けるという方法をおすすめします。

冷暗所に置く

続いての、ウイスキーの保管方法は冷暗所に保存しておく、というものです。先程紹介したように、ウイスキーは温度変化の激しい場所や湿気を嫌うという性質がありますので、ウイスキーを保管しておく場所としては冷暗所をおすすめします。

冷暗所といっても、冷蔵庫に入れてしまうのはウイスキーの保管方法としては正しくないと紹介しましたし、それではいったいどこに保存しておけばよいのでしょうか?どこという決まりはないのですが、家の中でできるだけ涼しい場所に保管しておくのがおすすめです。

家の中で涼しい場所がない場合や、涼しい場所がわからない、といった場合には、紹介している他の保管方法を実践するようにしてください。

ワインセラーに入れる

続いて紹介する、ウイスキーのおすすめの保管方法は、ワインセラーに保管しておくという方法です。ワインセラーと聞くと、ワイン専用の保管庫と思いがちなのですが、実はウイスキーを保管しておくスペースとしても適しているのだそうです。

ワインセラーでウイスキーを保存しておくという方は、温度は15度くらいに設定しておくのが良いそうです。ワインセラーがあるという方は、開封後の場合も開封前の場合のウイスキーも是非そちらで保管してみてください。

ミニ樽で保存

また、未開封、そして開封後のウイスキーの保管方法として、樽で保管しておくという方法もおすすめします。ウイスキーはみなさんも知っての通り、樽で熟成させますのでウイスキーを保存しておくのに樽は最適とも言える方法であると言えるでしょう。

通常の大きさの樽ではさすがに普通の家庭では置いておくことができませんから、家庭で使用するにはミニ樽をおすすめします。ミニ樽といっても大きさはいろいろあり、1リットルから5リットルほどの大きさがある様です。自分の飲む量や、ウイスキーの瓶の大きさに合わせて選んでみて下さい。

もちろん、ウイスキーを劣化させずに保存しておくという意味もあるのですが、お洒落なミニ樽は部屋に置いてあるだけで、インテリアとしてもぴったりです。

ウイスキーの保管方法【開封後】

それでは、ここからは特に、開封後のウイスキーの保管方法を紹介していきます。ウイスキーは一度開封しても一度に飲み干してしまうものではありませんので、ウイスキーの開封後の保管方法が気になるという方も多いかと思います。どのようなポイントに気を付ければよいのか、順番にチェックしていきましょう。

コルクをしっかりと閉める

最初に紹介する、開封後のウイスキーの保管方法は、コルクをしっかりと締めておくという方法です。一度開けたら、しっかりとコルクを締めておくようにしましょう。コルクがしっかりと締まっていないと、コルクの隙間から空気が入ってしまいます。

空気が入ってしまうと酸化が進んでしまいますので、ウイスキーの味が劣化してしまう原因になります。ですので、基本的なことですが、ウイスキーをコルクを開封したら、しっかりと締めておくようにしましょう。コルクは弾力性があり、密封性に優れているのできちんと利用しましょう。

パラフィルムを使う

また、開封済みのウイスキーを保存しておく場合、パラフィルムを利用するというのもおすすめです。パラフィルムというものを聞いたことがあるでしょうか?パラフィルムというのは伸び縮みする素材でできており、気密性に優れているフィルムの事です。

実験でフラスコなどの封をするのに主に利用されているフィルムであるようなのですが、この特徴から、ウイスキーの保存にも効果を発揮してくれます。材質はパラフィンでできており、もちろん水分を通さず、無毒性であるので安心して使用できます。

使用法としては、コルク栓の上からパラフィルムを巻くだけというものになっています。この方法はバーなどでも行われている方法なのだそうで、フィルムを巻き付けるだけという簡単な方法でありながら保存状態はかなり良くなります。

密封性に優れたパラフィルムになっていますので、開封してからしばらく飲まないという場合には特に効果を発揮する方法になっています。特別な時にしか飲まないような、あまり頻繁に飲まないウイスキーにもおすすめの保存方法です。

ラップを使う

開封済みのウイスキーを保管しておくのに、確かにパラフィルムは有効な方法なのですがわざわざパラフィルムを購入するのも気が進まないという方や、ウイスキーを開けてしまったけどパラフィルムが家にない、という方も多いかと思います。

そういった場合には、家にあるラップをボトルの口にかぶせて、輪ゴムで留めるという方法がおすすめです。密封とまではいきませんが、とりあえず保管しておきたいという際の保管方法にはなりそうです。しかし、より密封性を高めたいのなら、やはりパラフィルムを使用した保存方法の方がおすすめです。

プライベート・プリザーブを使う

続いて紹介するのは、プライベート・プリザーブを使用するという方法です。プライベート・プリザーブというのは、缶に入ったガスの事で、においも味もしないガスの事です。

こちらのガスを一度開封したウイスキーの瓶に入れることで、ウイスキーと空気の触れる面積が少なくなりますので、品質を落とすことなく保管しておくことができます。

使い方も簡単なものとなっており、開封したウイスキーの瓶にガスをシューっと入れたら、ガスが逃げないうちに蓋をするだけです。通販サイトなどでも購入することができますので、気になった方はそちらを覗いてみるのをおすすめします。

ウイスキーの保管の注意点

続いて、ウイスキーを保管する上での注意点についても見ていきましょう。主な保管方法については先ほど紹介したのですが、保管する際に注意してほしいポイントについて紹介していきます。注意点の他にもウイスキーには賞味期限があるのかについても紹介していきますので、賞味期限についても是非チェックしてみて下さい。

コルク栓の匂い移りや劣化

最初に紹介する注意点は、コルク栓の劣化やにおい移りに注意するといった点です。

コルク栓をしっかりと締めておくのはウイスキーを劣化せずに保管しておくのに有効な方法であると紹介したのですが、あまり長い間コルク栓をしたままウイスキーを保存していると、コルクのにおいがウイスキーに移ってしまう恐れがある様ですので注意しましょう。

また、密封性が高いコルクではあるのですが、未開封でも蒸散が起きないわけではありません。劣化やウイスキーの量が減ってしまうという事もありますから、コルク栓を使用しているからと安心してしまわないで、早めに飲んでしまった方がコルクのにおい移りなどのリスクは減らすことができるでしょう。

ボトルは寝かせない

また、ウイスキーを保管しておく際の注意点として、瓶を寝かせて保管しないようにするという点も注意しましょう。ワインの瓶は寝かせて保管しておくことが多いですが、ウイスキーはコルク栓を使用している場合も多く、長時間たつとこのコルクが縮んでしまうという恐れがあるからです。

コルクが縮んでしまったところにウイスキーの瓶が横になっていると、その隙間からウイスキーが漏れてしまうことがありますので、ウイスキーの瓶は寝かせて保存しないように注意しましょう。

また、瓶を寝かせておくことで、どうしてもウイスキーとコルクが触れている状態になってしまいます。この状態によってウイスキーにコルクのにおいが付いてしまうという事も考えられますから、注意してください。

賞味期限はある?

疑問に思う画像

そもそも、ウイスキーに賞味期限はあるのでしょうか?答えを言ってしまうと、ウイスキーには賞味期限というものはありません。賞味期限がないというのは期限を決めなくても大丈夫なほど、長い期間腐ったりしないと認められている食品であるといえます。

そんな賞味期限がないウイスキーですので、久しぶりにウイスキーの瓶を発見した時も「賞味期限が書いていないけど腐っていないか」といった心配はしなくても大丈夫だそうです。賞味期限がないウイスキーなのですが、だからこそきちんとした保管方法が重要になってきます。

賞味期限はないウイスキーですので腐る心配などはないのですが、賞味期限がなくてもその味が落ちてしまわないように、しっかりと保存方法を確認しておきましょう。

ウイスキーの冷蔵庫保管は正しい?

ウイスキーを保管しておく際、冷蔵庫で保管しておく方法はどうなのかについても見ていきましょう。冷蔵庫で保管しておくことでどのような影響があるのかを紹介していきます。

冷蔵庫保管はNG

先ほど少しふれたのですが、冷蔵庫でウイスキーを保管しておくというのは向きませんので、やめておきましょう。

ウイスキーの正しい保管方法として「冷暗所で置いておく」という事を紹介したのですが、冷たくて暗い場所であるはずの冷蔵庫はウイスキーの保管場所としては不向きだという事です。一体どういうことなのか、紹介していきます。

匂い移りや振動の影響がある

まず最初に紹介する、ウイスキーの保管場所に冷蔵庫が適切でない理由として、「におい移りや振動の影響がある」という点です。冷蔵庫内は一見匂いがなさそうなのですが、色々な食品を入れますので、どうしてもいろいろなにおいがしてしまうものです。

そんな冷蔵庫にウイスキーの瓶を入れてしまうと、どうしてもウイスキー自体ににおいが付いてしまう原因になりますので注意しましょう。

また、冷蔵庫の中は蓋の開け閉めもありますので意外と振動もあり、ウイスキーにはあまり良くない影響があるとされています。開けている間は光が付いてしまうという点もありますし、冷蔵庫に入れておくのは向いていません。

乾燥とアルコールの揮発

上記の理由だけではなく、ウイスキーを冷蔵庫に入れて置いてはいけない理由がまだあります。それは、アルコールと水分が揮発しやすいというデメリットがあるからです。

冷蔵庫の中というのは、カビなどの発生を防ぐために乾燥した状態となっているのだそうです。ですから、冷蔵庫にウイスキーの瓶を入れておくと、コルクと瓶の隙間から乾燥した空気や酸素が入りやすくなってしまうので、アルコールと水分が揮発しやすくなってしまいます。

ウイスキーの保管方法を間違った時の対処法

続いては、ウイスキーの保管方法を間違ってしまったときの対処法について見ていきましょう。正しい保管方法で保存できれば良いのですが、保存方法を間違ってしまった場合にはどのように対処すればよいのかを見ていきましょう。

ボトルキャップを変える

まず最初に紹介する対処法が、ウイスキーの瓶のボトルキャップを変えてみるという方法です。ウイスキーのキャップをコルクに変えることで、コルクが時間をかけて、ウイスキーの香りをリカバリーしてくれることもあるのだそうです。

一旦冷蔵庫で冷やす

また、いったん冷蔵庫で冷やしてみるという方法もおすすめです。先ほど冷蔵庫に入れておくのは良くない方法だと紹介したのですが、少しの間ウイスキーを冷蔵庫に入れておくことで、香りがリセットされて飲みやすくなるそうです。

冷蔵庫に入れてオリが出来てしまった場合には、出来たオリを取り除いて楽しむようにしましょう。冷蔵庫に入れた後は、常温に戻しておくのも忘れないように気を付けて下さい。

ハイボールに使う

また、ハイボールにして楽しんでしまうという方法もあります。そのままで風味が損なわれてしまっているウイスキーは、炭酸と混ぜることで飲みやすくすることができるようです。間違ってウイスキーを保存してしまったという場合でも、上記の方法を試してみてはいかがでしょうか?

ウイスキーを正しく保存して美味しく飲もう!

いかがでしたでしょうか?今回の記事では、ウイスキーの上手な保存方法について紹介してきました。小期限が無いウイスキーなのですが、賞味期限が無くても保存方法を間違えると風味が落ちてしまったりしますので、保管方法には注意しましょう。

未開封の場合でも開封済みの場合でも、冷蔵庫に入れないという点や、冷暗所においておくなどの重要なポイントがありますので、ウイスキーを正しい方法で保存して、美味しく長く楽しんでみて下さい。

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