大さじ・小さじは何グラム?計量スプーン無しの大さじ1小さじ1の測り方!

大さじ・小さじは何グラム?と、いきなり聞かれたら、誰でも戸惑うにちがいありません。大さじ・小さじとは、料理の場合での話です。料理において、よく使用される調味料などの計量単位を、大さじ1・小さじ1あるいはカップ1などと表現します。この記事では、そんな大さじ・小さじが何グラムに当たるのかとか、1カップが何グラムに当たるのかなどの計算の仕方や測り方を探って、解説していきます。また。計量スプーンの選び方や、おすすめを紹介します。

大さじ・小さじは何グラム?計量スプーン無しの大さじ1小さじ1の測り方!のイメージ

目次

  1. 1大さじ・小さじ・カップの基本
  2. 2大さじ・小さじは何グラム?
  3. 3大さじ・小さじ・カップの測り方
  4. 4計量スプーン無しの大さじ1小さじ1の測り方
  5. 5計量スプーンの選び方
  6. 6おすすめの計量スプーン
  7. 7大さじ・小さじを使いこなして料理上手に!

大さじ・小さじ・カップの基本

大さじ・小さじ・カップというのは、料理において主に調味料を計量するときに用いる、容量の単位です。ここで注意しておきたいのは、あくまで容量・体積の単位であって、重量の単位ではないことです。ここでは、大さじ・小さじ・カップとは?について解説していきますが、容量・体積と重量を混同しないことが、まず第一の基本になります。

料理における大さじ1とは?

日本においてと諸外国においてでは、大さじ1とか小さじ1とかで微妙に容量は異なっています。日本においては香川栄養学園のの創始者、医学博士香川綾が考案したものが標準化されています。それによれば、大さじはすり切りで15ml、小さじが5ml、茶さじが2.5mlとなっています。つまり、料理における大さじ1とは?15mlのことになります。

この大さじの由来は、元々テーブルスプーンで、小さじはティースプーンでした。それも、諸外国では大さじや小さじのスプーンのすり切りではなく、山盛りにして測ることもあって、測り方によって容量が必ずしも一致しない要因ともなっています。また、カップの場合は、1カップとは200mlとして統一されています。

料理における小さじ1とは?

前述の香川綾が考案した標準によれば、大さじ15mlにたいして、料理における小さじ1とは?5mlのことになります。粉状のものは、「すり切り」で測ります。

小さじスプーンにふんわりと盛って、ヘラなどで平らにした状態が、すり切りの小さじ1です。液体状のものは、小さじスプーンいっぱいにすくって、「表面張力」で盛り上がった状態が、小さじ1になります。

料理における1カップとは?

大さじや小さじのスプーン同様に、香川綾が考案した標準によれば、料理における1カップとは?200mlのことになります。計量カップを平らなところに置いて、液状のものなら静かに注ぎ入れ、粉状のものならふんわりと入れ表面を平らにして測ったものが、1カップとなります。

金属製の計量カップでは、カップの内側にある目盛りを読むことで、透明なプラスチック製の計量カップなら、外側にある目盛りを読んで、1カップを計量します。大さじや小さじの計量スプーン、あるいは計量カップは何度も繰り返しますが、体積を測るものであって、重量をはかるものではないことを承知しておいてください。

大さじ・小さじは何グラム?

統一され、標準化された容量で言えば、大さじ1は15ml(15cc)で、小さじ1は5ml(5cc)です、また、1カップは200ml(200cc)になります。つまり、大さじ1は小さじ3であり、1カップは小さじ40です。

では、大さじ・小さじは何グラム?になるのでしょうか。ここでは、各調味料の何ミリリットルという容量と、何グラムという重量を比較してみます。

砂糖の場合

ここで、比重についておさらいをしておきたいと思います。料理に使用する各調味料は、常温では液体か個体の状態で存在します。この液体や固体状態の調味料を、水を基準として比較したものが比重です。比重=物質の質量÷同一の体積を要する水の質量、という計算になります。

したがって、ここで取りあげる砂糖をはじめとした調味料は、それぞれ異なる比重をもっていますから、水の小さじ1が5mlで5gであるのとは違って、たとえば砂糖小さじ1の5mlは、5gとはかならずしも言えなくなるわけです。料理のレシピなどに、「砂糖5g」とあるのか「砂糖5ml」とあるのかは、正確には同じ量を示していないことになります。

砂糖の場合何グラム?になるか一つとっても、「上白糖」「グラニュー糖」「ざらめ糖」では、それぞれ異なる比重をもっています。

同じ小さじ1で5mlの上白糖は3g(正確には3.25g)で、グラニュー糖は4g(正確には4.5g)、ざらめ糖が5g(正確にも5g)です。当然、大さじになるとそれぞれが、9g、12g、15gになります。1カップですと、130g、180g、200gです。

塩の場合

塩の場合は何グラム?も、砂糖同様に「あら塩(天然塩)」と「食塩(精製塩)」では比重がわずかに異なります。小さじ1で5mlのあら塩は5gで、食塩は6gになります。大さじ1では、それぞれが15g、18gとなり、1カップでは180g、240gとなります。これは、調味料としての、あら塩と食塩の状態に関係します。

サラサラの食塩に対して、あら塩は粒が粗いために、一定の容量を比較した場合には密度が低くなるのが理由です。もう1点お断りしておきたいのは、1カップは小さじ40杯分に当たると前章で述べましたが、重量にするとそこに計算上の矛盾が出てきます。たとえば、あら塩小さじ1が5gならば、40倍したら計算上は200gになります。

この記事では、それを180gとしています。あら塩の比重は0.9ですから、計算上は180gで正解です。これは計算上の端数整理による矛盾で、小さじ1のあら塩が何グラムかは、正確な計算では5ml×0.9=4.5gになります。小数点以下を四捨五入して5gとしていることによる、計算上の誤差ということです。

醤油や本みりんの場合

「醤油」や「本みりん」が何グラム?になるかの場合はどうでしょうか?調味料としての醤油や本みりんは、どちらも比重が1.15です。したがって、計算では小さじ1で5mlの醤油や本みりんは、6g(正確には5.75g)になります。大さじ1では18gで、1カップは230gです。

これは、同じ主要な調味料である「味噌」が何グラム?についても、比重が同じ1.15であることから、計算上では同様な数値となります。

その他

ここまで、砂糖や塩あるいは醤油、本みりん、味噌などの調味料が、何グラムになるかについて見てきました。その他の調味料は何グラム?になるかも見てみます。「水」をはじめ「酒」や「ワイン」、「酢」などの調味料は、すべて比重が1.0ですので、その容量も重量も計算上では同じです。

「水あめ」や「はちみつ」の調味料の比重は1.4で、計算上では小さじ1の5mlが7g(正確にも7g)、大さじ1が21g、1カップが280gとなります。調味料としての「小麦粉」が何グラム?かも、比重が0.55で、計算上は小さじ1が3g(正確には2.75g)、大さじ1が9g、1カップが110gです。

大さじ・小さじ・カップの測り方

大さじや小さじの計量スプーンでの測り方や、計量カップでの測り方などを紹介していきます。粉状のものや粒状の調味料の場合、液状の調味料などの場合の大さじ小さじを具体的に紹介します。

粉末や砂糖などの場合

計量カップや大さじ・小さじの計量スプーンでの、正しい測り方を紹介します。小麦粉などの粉末、粉状のものや、砂糖などの粒状のものの正しい、具体的な測り方をそれぞれ紹介していきます。大さじや小さじ、カップは、「かさ」を測るもので「重さ」を測るものではない基本を、ここであらためて確認しておきます。

砂糖や塩、あるいは小麦粉などの粉状、粒状の調味料の測り方は、計量スプーンにふんわりとすくい取って、ヘラなどの道具ですり切って平らに均します。この状態で測るのが大さじ1や小さじ1となります。計量カップの場合は、ほぐした上でふんわりと盛って、表面を平らにしてから測ったものが1カップとなります。

また、大さじや小さじ、カップの1/2を測る量り方はというと、すり切りした後、ヘラなどで半分の量になる位置に印を付けてから、半量を掻き落とします。

液体の調味料の場合

粉状や粒状の調味料につづいて、液状の調味料の場合の、正しい測り方を紹介していきます。液状の調味料と言えば、水や酒、醤油、ミリン、酢、油などがあります。液状の調味料を正しく測る際の、大さじや小さじの計量スプーンの測り方は、スプーンのふち一杯まで入れた、表面張力で盛り上がった状態が、各大さじ1、小さじ1になります。

計量カップの場合は、平らな所にカップを置いて、目盛りを真横から見て測ります。大さじや小さじなどの1/2量の測り方は、計量スプーンの内側にある1/2の目盛り線に合わせます。目盛り線がない計量スプーンの場合は、大さじや小さじの、スプーンの深さの2/3量をメドにします。

計量スプーン無しの大さじ1小さじ1の測り方

計量スプーンやカップがない場合の、大さじ1や小さじ1の測り方を紹介していきます。大さじ1が15mlで15g、小さじ1が5mlで5gであることを基本にして、何グラムであるかを計算して測ります。あるいは、ティースプーンやカレ―スプーンで代用する方法とか、ペットボトルのフタを利用しての測り方もなども紹介します。

グラム換算する

各調味料の比重などを、ある程度を頭に入れておいて、何グラムの調味料は、大さじなら何杯にあたるか、小さじなら何杯に当たるかをグラム換算しながら、レシピの分量を割り出していきます。少々、テマのかかる方法ですが、手元に計量スプーンがない場合には、利用できる方法になります。

ティースプーンで代用

大さじや小さじの計量スプーンがない場合には、小さじの計量スプーンはティースプーンで代用できます。商品にもよりますが、ティースプーンは小さじ1とほぼ同量になります。したがって、ティースプーン3杯で大さじ1という目安にもなります。ティースプーンでの代用は、おすすめの方法になります。

カレースプーンで代用

カレーを食べる際に使用するカレースプーンは、一般的はテーブルスプーンと呼ばれています。このカレー用のテーブルスプーンは、日本製の場合には基本的に計量スプーンの大さじと同じ大きさに造られています。したがって、このカレースプーンを代用することで、大さじの計量スプーンの役割を果たせます。

ペットボトルの蓋で測る

ペットボトルのフタの製造規格は統一されているために、基本的に同じ大きさとなっています。つまり、計量スプーンの大さじは15mlですが、ペットボトルのフタは7.5mlに造られているのです。フタ2杯分が大さじ1に該当します。

ペットボトルのフタで行う代用方法は、かなり正確な量の測り方になります。また、小さじの測り方は、ペットボトルのフタの2/3程度をメドにすれば、5mlになります。

計量スプーンの選び方

料理には必須ともいえる、計量スプーンです。その計量スプーンの選び方を紹介していきます。素材や収納しやすさ、あるいは中さじがセットになっている、計量スプーンなどを紹介します。

素材で選ぶ

金属製や木製、あるいはプラスチック製などと、計量スプーンにはいろいろな素材があります。素材で選ぶにしても、持ち手長さや掬う部分の形状も気になります。

金属製は錆びる欠点もあり、木製は洗った後の乾きが遅い、プラスチック製は湿気を帯びやすいなどと、それぞれ一長一短もあります。複数所有して使いやすさを試してみるのもおすすめかもしれません。

収納のしやすさ

計量スプーンは大さじや小さじなど、複数がセットになっているタイプが多くて、かさばりやすいものです。収納のしやすさを考えると、大さじや小さじが一体型となっている、計量スプーンがおすすめになります。

中さじがセットのもの

計量スプーンを選ぶ際には、大さじや小さじだけではなく、中さじもセットになっているものもおすすめになります。大さじや小さじ以外にあると、こまかな計量がスムーズに運びます。

おすすめの計量スプーン

使いやすい、おすすめの計量スプーンの選び方につづいて、計量スプーン各メーカーの、おすすめ計量スプーンを紹介していきます。

貝印 SELECT

貝印の、ステンレススチール製の計量スプーンになります。「貝印セレクト100計量スプーン」は、重ねて収納することが可能なおすすめの計量スプーンです。重さは110gで、価格は、1,408円になります。

栗原はるみ 目盛り入り計量スプーン

栗原はるみの計量スプーン2本セット「栗原はるみ計量スプーン(目盛り入り)」は、おしゃれなデザインの、大さじ・小さじの2本がセットになった、おすすめの計量スプーンです。価格は2,700円です。

LOLO B STYLE KITCHEN おおさじこさじ

キャニスターにすっぽりと入ってしまう、小ぶりでかわいいおすすめの「LOLOBSTYLEKITCHENおおさじこさじ」です。大さじと小さじをコンパクトにした、白磁性のおすすめな計量スプーンになります。

大さじ・小さじを使いこなして料理上手に!

大さじや小さじあるいはカップの基本からはじめて、大さじや小さじが何グラムか?とか、正しい測り方、計量スプーンの代用方法などを解説してきました。また、計量スプーンの選び方やおすすめの計量スプーンなども併せて紹介しました。この記事を参考にして、大さじ・小さじを使いこなして料理上手に!なろうではありませんか。

Thumb計量スプーンのおすすめ21選!大さじ・小さじの使い方も紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb薄力粉(小麦粉)の大さじ1杯は何グラム?計量スプーンやカップの量り方 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb砂糖大さじ1で何グラム?大さじ2・3の重さとカロリーも調査! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ