砂糖大さじ1で何グラム?大さじ2・3の重さとカロリーも調査!

料理に使うことが多く日々の生活で欠かせない調味料の砂糖ですが、レシピなどを見ると大さじ1杯などと書かれている事が、ほとんどですが具体的に大さじ1杯が何グラムなの知らない人が多かったりします。容量を計る大さじはどこの家庭にもあると思われていますが、以外と普通のスプーンしかいない方もいるので、具体的に砂糖大さじ1杯が何グラムで、重さやカロリーはどのくらいあるのか調査してみました。

砂糖大さじ1で何グラム?大さじ2・3の重さとカロリーも調査!のイメージ

目次

  1. 1砂糖は料理に欠かせない調味料!
  2. 2砂糖大さじ1で何グラム?砂糖の種類別に紹介
  3. 3それぞれの砂糖の大さじ1あたりのカロリーは?
  4. 4砂糖小さじ1の重さも知ろう
  5. 5軽量の道具がない時に役立つものは?
  6. 6砂糖以外の調味料の換算するには?
  7. 7砂糖大さじ1の重さを知って料理やカロリー計算に役立てよう

砂糖は料理に欠かせない調味料!

日々の生活の中で、ほとんどの加工食品やジュースに入っている砂糖は、口にする事が多い調味料になります。そんな砂糖は大さじ1杯で何グラムなのか、重さはどのくらいなのか、カロリーは何カロリーなのか、大さじの2杯や3杯分ではどのくらい違いがあるのか、お砂糖の様々な種類の違いなどについて、詳しく解説しています。

砂糖大さじ1で何グラム?砂糖の種類別に紹介

砂糖や食材の料などを量る際の単位に利用される大さじ1や子さじ1など、具体的に何グラムになるのか、今回は砂糖に絞って調べてみました。また砂糖と一言で言っても数種類あるので、白糖、グラニュー糖、三温糖、黒糖、きび砂糖でどの程度違いがあるのか、それぞれの容量を大さじ1で計測してみましょう。

色々ある砂糖の種類

WEBで料理のレシピを見ると、砂糖大さじ1杯とか塩小さじ1杯とか日ごろ料理に慣れていないかたは、スプーン1杯でいいのか?専用の計量スプーンが必要なのか、料理の手が止まってしまうところになります。料理のレシピに記載してある砂糖80グラムって大さじ1杯分だと何回分なのか?なんて計るのが面倒なことが多いです。

一概に砂糖といってもグラニュー糖から上白糖に黒糖など種類が様々です。ちなみに日本人が砂糖というと、湿度がありしっとりとしている上白糖の事を指します。料理のレシピに書かれているグラム数というのは、砂糖でも種類がさまざまなのでそれぞれの調味料に合わせて軽量が必要になります。では砂糖大さじ1杯分のそれぞれの重さなどについて解説していきます。
 

大さじがあればグラム表示にも対応ができる!

大さじ1杯は、15mlか15ccの軽量に利用することができますが、実は大さじ1杯という目安はグラムにも対応しています。レシピなど見ると、大さじ1杯という記載の時もあれば、〇〇グラム必要ですという表示の時もあります。グラム表記の際に大さじ1杯の目安は、水であれば大さじ1杯で15グラムになります。砂糖は大さじ1杯で9グラムです。

ちなみに大さじ1杯は、小さじ3杯分にあたり大さじがない場合は、小さじで代用しましょう。ただし材料によっては容量が多くなるにつれて、重量に変化が出るものがあります。一例をあげると小麦粉などは大さじ1杯で15グラムに当たるのですが、10倍の量が計れる容量カップで計測した場合は、単純に同じグラムになると井分ではありません。

砂糖には様々な種類があり重さにも差がある

「お砂糖が入った料理です」「このレシピにはお砂糖が必要です」などと言われることがありますが、砂糖と言われても複数の種類があるので、どの砂糖が必要なのか知っておく必要があります。また自分が砂糖の購入を人に依頼する場合も、どういった砂糖が必要なのか相手に伝えることで、買い物に間違いがなくなると思います。ではどういった砂糖があるのか調べてみましょう。

砂糖の元はどういう材料なの?

砂糖の種類を説明する前に、そもそも砂糖の原料は何?というところを理解しておくべきでしょう。砂糖に利用される材料は基本的には2つのみです。一つはサトウキビ。もうひとつは、てんさいと言われる砂糖大根です。砂糖の種類はたくさんありますがこの2つが原料になります。砂糖の原料となる「さとうきび」と「てんさい」にはどういった違いがあるのでしょうか?

砂糖の原料である「さとうきび」とは?

さとうきびは、日本の南の地域である沖縄や鹿児島の南島で、生産収穫されています。さとうきびの特徴は、南の島で生産されているだけに体を冷やす効果があり、消化吸収を促進する作用があります。また、台風や雨不足の干ばつにも強い作物であるため、沖縄などでは欠かせな穀物と言えます。

ちなみに、さとうきびは沖縄や鹿児島の南諸島で収穫した後に、収穫地に製糖工場がだいたいあるので、そこでサトウキビから砂糖の原料になる原料糖という食材に生成しています。そこから日本の各地域に原料糖を出荷して、純度が高い白砂糖やそのほかの種類の砂糖に各工場で精製することになります。

砂糖のもう一つの原料である「てんさい」とは?

てんさいは、てん菜や砂糖大根、ビートとも呼ばれ、一般的に寒い地域の穀物となり日本では北海道で栽培されています。寒い地域で栽培される野菜や穀物の多くがそうであるように、てんさいも体を温める効能があり、消化もゆっくりなのでサトウキビが原料の砂糖に比べると血糖値の上昇がゆるやかです。てんさいも収穫後にサトウキビ同様に、製糖工場にて原料糖に加工されます。

サトウキビに比べると、てんさいは知名度が低くあまり知られていない穀物ですが、見た目は白カブに似ています。砂糖大根という名前も持ちますが、大根ではなくほうれん草の仲間になります。砂糖を生成する際は、葉ではなく根っこの白い株の部分から砂糖の原料を生成することになります。

砂糖の役目

お砂糖は一般的に料理やお菓子の甘味の調味料として、生活の中で口にしない事はない調味料ですが、炭水化物の中では群を抜いてカロリーが高いことから、ダイエットの天敵として扱われがちです、そんなお砂糖ですがブドウ糖は体を動かすためのエネルギーとして毎日の活動に欠かせないものの一つです。

白い色をした砂糖である「白砂糖」

サトウキビを材料にした甘味料で上白糖、グラニュー糖、三温糖がこの白砂糖になります。白砂糖は精製に精製を重ねているため、色が真っ白で綺麗で不純物がないため癖がありません。ただし精製しているためミネラル分やビタミンがなく単純に甘味として楽しむのは良いですが、栄養素には欠けます。主な栄養素はブドウ糖で他の炭水化物に比べると高カロリーと言えます。

三温糖は白砂糖に比べると若干、薄茶色の砂糖になりますが上白糖やグラニュー糖同様に精製されたお砂糖で、それらと同様に精製後に糖蜜を加熱し作られたお砂糖になります。ジャンル的には精製手法から白砂糖の仲間になります。ただし精製の段階で何度も糖蜜を加熱しているので三温糖とんも呼ばれます。三温糖は何度も加熱しているのでカラメル色の色素が結晶についているのが特徴でもあります。

白い色ではない茶褐色の砂糖

白砂糖以外の砂糖といえば、黒糖・てん菜糖・きび糖があげられます。甘味料としてはコクがありそれぞれクセがありますので、使う料理は選びますが精製されている頻度が白砂糖に比べると低いのでビタミンやミネラルが残っていて、お砂糖の中では栄養価が高いと言えます。

きび糖の特徴とは

上白糖を作る工程の中でそのまま煮詰めて作ったのが、きび糖となります。黒糖ほどのコクやクセがないですが、白砂糖に比べるとミネラル分が豊富で栄養価が高い砂糖と言えます。利用した感じも上白糖に近く結晶が細かいので使いやすいと言えます。価格が白白糖より高いので栄養価を考慮して購入を検討してみると良いでしょう。
 

黒砂糖の特徴とは

ミネラル分やビタミンが砂糖の中でも群を抜いている砂糖と言えるのが黒糖です。栄養価もそうですが、濃厚なコクや甘みが感じられるので、煮ものや和菓子に利用されることが多いのお砂糖です。

また沖縄などの島々では独自の黒糖が発展していて、健康のため毎日そのまま食べたりすることもあるようです。黒糖はスーパーでも簡単に手に入りますが、ブロックで売られていることが多く使い勝手が悪かったりしますが、栄養価を考えると非常に優秀です。

てん菜糖の特徴とは

北海道で収穫される砂糖ダイコンから作られるお砂糖である「てん菜糖」は、オリゴ糖が豊富で、砂糖の中でもクセがないので料理などにも使いやすいお砂糖となります。白いお砂糖ではないてん菜糖は、黒糖同様に茶褐色の色がついているため、つくる料理を選びます。また上白糖に比べると混ざりにくなどのデメリットはあります。
 

上白糖の大さじ1の重さ

しっとりとした白い砂糖で、一般的に日本で砂糖と言われると上白糖(じょうはくとう)のことを指します。世界で砂糖というとグラニュー糖になりますが、日本で利用されている甘味料では一番利用されているものは上白糖になり、日本人好みの触感や味だと思います。主に料理に使われる砂糖になります。この上白糖の重さは、大さじ1杯で9グラムの重さがあります。

補足ですが上白糖の小さじ1杯分の重さは3グラムになります。大さじ1杯は小さじの3杯分になるので、大さじがない場合は小さじで代用するか9グラム計量しましょう。上白糖は日本では料理やお菓子作りに使われることが多く、しっとりとした甘さが特徴です。特に料理では和食に利用され煮物や照り焼きには必需品のお砂糖と言えます。

グラニュー糖大さじ1の重さ

グラニュー糖は、結晶が荒く細かい形状でサラサラしている砂糖になります。コーヒーや紅茶に利用されることが多く、スティック状の入れ紙の入れ物に入って、喫茶店でコーヒーを注文すると一緒に出されるものです。主に飲み物に利用されるお砂糖になります。グラニュー糖大さじ1の重さは、おおよそ12グラムになります。

子さじであれば小さじ1杯4グラムになります。お菓子作りなどで40グラム必要な場合は、小さじで10回分計量するか、大さじ3杯に小さじ1で対応することが可能です。見た目は保湿作用がないので上白糖より軽いイメージがありますが、グラニュー糖の方が大さじ1杯分の重さは大きいと言えます。

日本ではあまり知られていませんが、海外で砂糖といえばグラニュー糖になります。日本で砂糖といえば上白糖です。サトウキビから精製を繰り返して最終的に断簡のお砂糖なので一番手間はかかっています。ミネラルなどの栄養もほとんど無く、甘味を1番薄いですが、ほかの食材の味を損ねないので、飲み物によく利用されています。

三温糖大さじ1の重さ

作り方は上白糖と同じ工程であるが、一度砂糖の結晶にした後に3度にわたり再結晶化させ、カラメル色の色素を付けた日本特有のお砂糖である「三温糖」。カラメルが添付されているため、一般的な上白糖にい比べると甘味が強く、煮物料理に利用されることが多いのが特徴です。大さじ1杯の重さグラニュー糖と同一の12グラムとなります。

グラニュー糖と大さじ1杯分の重さは同じとなります。小さじ1杯分が4グラムとなります。三温糖は、上白糖やグラニュー糖を煮詰めて作っているので、コクがあり甘味を強いです。そのためお菓子作りに利用されることが多く、どらやきなどのお菓子作りにはかかせません。上白糖よりミネラルがあるため、スーパーなどで購入させる方も増えています。

黒糖大さじ1の重さ

黒糖は黒砂糖のことで、サトウキビの絞り汁を煮てつくる製法のお砂糖です。黒糖分は一般的な上白糖に比べるとミネラル分が豊富で、鉄や亜鉛、カルシウムなどを保有しているため、健康志向が高い人が好んで使うお砂糖です。黒糖の大さじ1杯の重さは12グラムになります。見た目が黒いのでやや重そうなイメージですがそうでもないようです。

ちなみにお砂糖の中でも黒糖は、ミネラル分が豊富で美容やダイエットにも良いとされています。白糖のように精製されていませんので急激に血糖値が上がるわけでないので、甘味料として日々摂取するのであれば白糖やグラニュー糖より優れているお砂糖と言えます。長寿の沖縄では島ごとに黒糖の味が若干違ったりと、白糖より種類が多かったりします。

きび砂糖大さじ1の重さ

黒砂糖と上白糖の間の製造工程を踏んだお砂糖になります。黒糖ほどミネラルは保有していませんが、上白糖よりはミネラルが残っていたり、使い勝手も上白糖やグラニュー糖よりなので中間的な立ち位置になるのが「きび砂糖」になります。きび砂糖の大さじ1杯の重さは9グラムと、ほかのお砂糖に比べて重さが軽いようです。
 

お砂糖の中でも、きび砂糖はサトウキビのしぼり汁をそのままに詰めて作ったものなので、サトウキビ特有のコクを感じることができるお砂糖と言えます。大さじ1杯分が上白糖と同等なので、グラム数や重さは覚えやすいと言えます。また黒糖と上白糖を合わせたような、ちょうどよい感じのお砂糖なので最近利用する方が増えています。

大さじ1あたりの重さで大さじ2・3の重さも計算できる

砂糖の種類は上記でも記載しましたが、上白糖のほかにグラニュー糖など数種類日本でも利用されています。大さじ1杯あたりの重さもお砂糖の種類によって違いますが、大さじ2杯、3杯の重さも大さじ1杯あたりのグラム数が分かっていれば安心して重さを計算することができます。

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それぞれの砂糖の大さじ1あたりのカロリーは?

和食やお菓子などに利用されるお砂糖ですが、やはりカロリーが気になる食材の一つだと言えます。お砂糖に関していうと上白糖のほかにいくつかの種類があることは上記でも記載したとおりですが、それぞれ砂糖大さじ1杯のカロリーはどのくらいなのでしょうか?

日本の家庭で一般的に利用される上白糖の大さじ1杯のカロリーは、約35カロリーになります。ごはん茶碗1杯がおおよそ160カロリーなので、大さじ1杯で35カロリーは炭水化物の中でも群を抜いて高いといえるでしょう。上白糖は精製の段階でミネラル分も抜けてしまっているので栄養素から見る食材としては、日々の摂取量を適量に抑えておく必要があります。
 

上白糖の大さじ1杯のカロリー

日本で言うところのお砂糖の代名詞と言える上白糖は、精製しているお砂糖なのでミネラル分などの栄養素はほとんどなく、炭水化物のカロリーの塊りと言えます。上白糖のカロリーは、大さじ1杯でなんと35kcalになります。上記でも記載していますが、お茶碗のカロリーを考えると大さじ1杯でこのカロリーの高さは、炭水化物でも上位クラスなので取りすぎは注意です。

グラニュー糖の大さじ1杯のカロリー

大さじ1杯で12gの重さであるグラニュー糖は、上白糖に比べると重さもカロリーも多いのが特徴です。サラサラとした見た目からはイメージしにくいですが、大さじ1杯のカロリーは46カロリーになります。グラニュー糖は炭水化物のエネルギーの他にほとんど栄養素がありません。これは上白糖同様です。日本では上白糖のように料理につかうというわけではないので、あまり取りすぎることは無いかもしれません。
 

三温糖の大さじ1杯のカロリー

大さじ1杯の重さは上白糖と同様の9gでカロリーも同じ34カロリーとなります。お砂糖を作る製造段階の中で、はじめに作られるのがこの三温糖になります、グラニュー糖や上白糖に比べると、鉄や銅などのミネラル分が保有されています。ただし微々たる保有量なので、さほど栄養素は期待できません。上白糖と比較するとコクがあるので、そういった味の変化に期待して利用する分には良いです。

黒糖の大さじ1杯のカロリー

サトウキビのしぼり汁から作られる、お砂糖の中でも栄養価が高い黒糖ですが大さじ1杯で32カロリーあります。重さは大さじ1杯で9グラムと上白糖と同じ重さなので、カロリーは少し低いと言えます。黒糖や炭水化物の他にビタミン・ミネラルやたんぱく質を保有するのが特徴です。ビタミンB6とビオチンなど美容や健康に最適な成分を保有するので、砂糖の中では栄養素は一番高いと言えます。

きび砂糖の大さじ1杯のカロリー

こちらもほとんどが炭水化物のお砂糖である「きび砂糖」は、大さじ1杯で32カロリーになります。グラニュー糖や上白糖と同じくミネラルやビタミン類をまったく保有しないので、料理の調味料として利用されるお砂糖と言えます。黒糖ほどこってりとしたクセはありませんが、しっかりとしたコクや風味があるので、煮込み料理に最適と言えます。

Thumb白糖(上白糖)とは?三温糖・グラニュー糖・白砂糖との違いを徹底解説 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

砂糖小さじ1の重さも知ろう

料理で大さじ1杯や小さじ2杯などの表記がありますが、大さじ1杯分とは別に小さじ1杯分の重さについても記載しておきます。大半の料理本では大さじや1カップなどの記載が多いのですが、小さじの分量をしっておくことで、いろんな料理のレシピに対応できることでしょう。
 

小さじ(5ml)に対して、上白糖・きび砂糖は小さじ1杯で3g、グラニュー糖・ざらめ・三温糖の三種類は4gとなります。大さじ1杯分と同様で上白糖やきび砂糖は、グラニュー糖などに比べると重さもカロリーも低いと言えます。大さじ(15ml)なので小さじしかない場合は、おおよそ3倍の量で対応しましょう。

調理用計量器とは?

料理をする際に、砂糖をはじめ調味料の分量をしっかりと、レシピどうりにつくるために必要な大さじや小さじや計量カップなどの料理器具は、料理を作る際の基準にあったほうが良く、標準的な料理を作るのに必需品と言えるでしょう。大さじや小さじの分量は日本では統一された規格ではありますが、国によっては違う場合があるようです。

日本では以前は木で作成された枡が使われていましたが、少しの量を計量する際には酒盃を利用したりしていた歴史があるようです。自宅に無い場合もありますが、コップ型の計量カップやスプーンタイプの大さじと小さじのセットは、調理器具計量の3点セットと言えます。メーカーによっては中さじもありますが、ほとんどのレシピ本では、中さじで分量は記載されていません。
 

ちなみに料理のレシピは、最近ではネットで調べると非常に多くの料理のレシピを確認することが出来、初めて作る料理でも割と再現できるように、大さじや小さじの分量が細かく記載されています。日本では室町時代からあったようですが具体的などのくらいの量が必要かなど分量が明確に表示されたのは、戦後のつい最近のようです。

そのように日本で料理の調味料の配合まで細かく記載されるようになったのは、女子栄養大学の香川綾さんが大きく貢献されたようです。その計量の際に必要になる計量カップと大さじ、小さじなどの開発にあたったのも香川さんになります。今では頻繁にみかけるレシピの分量ですが、このような方が大きく貢献したのは現代に生きる私たちには本当にありがたいことです。

料理のレシピに登場する分量の目安

計量カップや大さじや小さじなどを使って作る料理の他に、レシピなどにはそれらの計量器具では計れない分の言葉も出てきます。例えば「少々」や「ひとつまみ」などというワードが記載されてあり、もちろん小さじよりも分量は小さいのですがいったいどのくらいの分量になり少々とひとつまみの違いさえ分からないこともあります。

そういった曖昧な表記の分量が分からないため、きっちりと大さじや小さじで計量して料理を作りたい方やそれらに慣れている人には、クエスチョンがついてしまったり料理のレシピを見るのがストレスに感じてしまう事になったりします。レシピを見てどういう感じ作るのか、曖昧な分量の記載について詳しく解説していきます。

「少々」の分量とは?

料理のレシピや料理を作るテレビ番組では、ここでお塩少々加えます。などという言葉が登場します。具体的に少々とはどのくらいなの?という疑問を持ったりしますが、少々とは親指と人差し指でつまんだ量の事を指します。もちろん個人によって指の面積は違いますので、大さじ1杯などという決まった分量ではありませんが、指でつまんだ量を少々と言います。
 

「ひとつまみ」の分量とは?

これも良く料理番組で出てくる言葉である「ひとつまみ」というワード。少々とひとつまみではどういう違いがあるのか?と疑問を持ってしまいますが、ひとつまみは少々よりも分量としては多く、親指と人差し指に中指を足した3本指でつまんだ分量のことを指します。少々に比べると1.5倍から2倍程度の分量になります。もちろん決まったグラム数ではありませんので、少々よりは多いぐらいという感覚的な分量で大丈夫です。

「適量」の分量とは?

「ここで適量のみりんを入れます」などと言う解説が料理番組であったり、レシピに適量を入れるなどの記載がありますが、計量器具の表示が無いのでびっくりしますが、「適量」の表示に関しては、味見をしながら調整しましょうという事です。決まった分量は無し!あとはあなたの好きなように、味見をしながら決めてくださいという指示になります。「適量」の指示が出た場合は、そういう意味だと捉えてください。

「ひたひた」の分量とは?

「鍋にひたひた水を入れます」というレシピの指示がありますが、これは本当に分かりにくい表示かと思います。ひたひた=浸るという意味ですが、何を基準に浸るのかという点ですが、これは材料すなわち食材が水から少し出るくらいの分量の水を入れることになります。ひたひた水を入れるという食材が基準で水を入れると考えて良いです。料理番組を見る際に非常に参考になると思います。

「かぶるくらい」「たっぷり」の分量とは?

これらの用語も「ひたひた」と同じような意味合いになり水の分量で使います。「かぶるくらい」は材料が水で隠れてしまう事を指します。ひたひたよりは多いです。「たっぷり」は食材が水に隠れて上で更に水の量が多い量なので、多めに水を入れて大丈夫と言えます。材料の上にプラス30パーセント増しの分量と言えます。

上記のようなレシピ本などに書かれている、よく分からない表記は明確な決まりありませんが、おおよその分量で大丈夫ということになります。そもそも指の大きさなんて個人個人で違うので、結局のところ少々などの分量は味見が必要になってきますので、ひとつまみで味が薄いようであれば、ふたつまみしてみると良いと思います。
 

少々やひとつまみなどの他に、ニンニクやしょうがの分量で記載がある「ひとかけ」などという表記があります。これもだいたいの分量になりますが、親指の第一関節くらいの大きさを指しています。グラムで表示させると8グラムから10グラム程度ですが、こちらもだいたいで大丈夫です。

軽量の道具がない時に役立つものは?

料理を作る際にあった方が良いのが計量スプーンの大さじと小さじですが、無い場合は、いつも購入するアレで代用ができたりします。いちいち計量スプーンだけを購入するのがなんだか面倒だなと感じる人も是非活用することをお勧めします。そのアレとは、ペットボトルの蓋になります。また自宅にほどんど置いてあるティースプーンでも活用が可能なので大さじや小さじがない場合は、是非試してみてください。

ペットボトルの蓋

実はペッドボトルの蓋の大きさというのは、世界の規格で決まっており、ペットボトルの蓋は500mlであろうと1リットルで蓋のサイズは同じなのも迷わなくて便利です。まずは、おさらいになりますが計量スプーンの大さじ1杯は15gになります。この大さじ1杯とペットボトルの蓋の2杯の容量は同じ15gになります。ようはペッドボトルの蓋1杯で7.5グラムの容量となります。
 

小さじは1杯で5㏄になり、ペッドボトルの蓋で容量の計測が難しくはありますが、大さじの場合はペッドボトルの蓋に2回計量すると同じ15㏄計測が可能なので非常に便利です。では小さじ1杯に該当するお助けグッツであるティースプーンについてみていきましょう。
 

ティースプーン

紅茶やコーヒーに利用する小さなスプーンのことです。このスプーンは摺切り一杯で、小さじ1杯と同じ容量の5ccを計量することが可能になります。ただしティースプーンでの計量の場合、注意することは、ティースプーンとコーヒースプーンは似ていますがサイズに違いがあり、サイズなどの規格に統一がいっさいありません。自宅にあるティースプーンが小さじ1杯に該当するのか不明な場合は、まずはティースプーン1杯分の重さを計量することをお勧めします。

砂糖以外の調味料の換算するには?

ここまではお砂糖の大さじ1杯や小さじ1杯の重さやカロリーについて記載させていただきました。砂糖は一般的に上白糖やグラニュー糖をレシピで利用することが多いと思いますが、砂糖以外の液体調味料などの重さなどが、大さじ1杯でどのくらいのかも調べてみました。砂糖以外の調味料の分量について記載していますので、覚えておきましょう。

液体調味料大さじ1は何㏄?その重さについても知ろう

料理に使う軽量スプーンですが、結晶化した砂糖だけではなく液体のものも計ります。料理に利用する液体調味料は、水や酒、酢、しょうゆ、みりん、ウエスタンソース、油などを計量することが多いですが、実際に大さじ1杯15㏄でそれぞれの調味料の重さは違いがあります。当然ですが液体だから重さも同じと考えない方が良いです。

まずは料理に使うことが多い、「お水・酒・お酢」の3種類ですがこれは大さじ1杯で15グラム、小さじ1杯で5グラム、1カップで200グラムとなります。一般的な基本の重さであると言えますので覚えておきましょう。次によく利用される「塩とウエスタンソース」です。ともに大さじ1杯が18グラム、小さじ1杯が6グラム、1カップが240グラムになります。

上白糖が大さじ1杯9グラムなので、塩の重さを考えると一般的な砂糖より重さがあるようです。ついで「油」の重さも記載しておきます。油はサラダ油やゴマ油など種類が豊富ですが、重さは一律同じで大さじ1杯で12グラム、小さじ1杯で4グラム、1カップで180グラムとなります。料理に比較的多く利用させる調味料などを記載しましたが、調味料によって重さの違いを知っておいたほうが便利です。

醤油とみりんは重さが違うので覚えておこう

和食で利用される「醤油・みりん」は重さが違うなんて情報もネット上の一部で記載がありますが、実は大さじ1杯が18グラム、小さじ1杯が6グラム、1カップが230グラムと醤油もみりんも同じ重さになります。もちろん重さが一緒でも醤油とみりんでは栄養価やカロリーは違います。醤油とみりんと同じ分量に味噌があります。

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砂糖大さじ1の重さを知って料理やカロリー計算に役立てよう

毎日のように口にすることが多いお砂糖ですが、意外と知られていない大さじ1杯や小さじ1杯の重さやカロリーについて記載させて頂きました。また初めて自炊される方は、料理の本やレシピを見て調味料の分量に戸惑うことが多いことでしょう。大さじ1杯がどのくらいの重さなのか、またどのくらいのカロリーなのか把握して、日々の自炊や料理、カロリー計算にに上手に役立ててみてください。

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