カレーに生卵をトッピング!関西定番の食べ方やアレンジも紹介!
カレーに生卵をトッピングして食べたことはありますか?カレーに生卵を乗せるアレンジは、関西では定番の食べ方です。しかし、関東など関西以外の地域ではカレーに生卵を乗せるのは邪道とすら言われています。この記事では、カレーに生卵をトッピングする食べ方についてまとめています。普段からカレーに生卵をトッピングする方もそうでない方も、ぜひチェックして今後カレーを食べる時の参考にしてみてください。
目次
カレーの生卵トッピングがまろやかで美味しい!
カレーに生卵をトッピングして食べたことはありますか?カレーに生卵を乗せるアレンジは、関西では定番の食べ方です。しかし、関東などではオムレツや茹で卵は乗せても生卵は乗せないという方が大多数を占めています。この記事では、カレーに生卵を乗せるアレンジについてまとめています。普段からカレーに生卵を乗せる方もそうでない方も、ぜひチェックしてみてください。
カレーの生卵トッピングは関西で当たり前の食べ方
カレーに生卵を乗せるアレンジは、関西では定番の食べ方です。関西のカレー屋さんでは、カレーを注文すると当たり前のように生卵が付いて来ます。生卵を乗せるアレンジは、食べ慣れていない人にとっては抵抗のあるものです。そこで、生卵をトッピングしたカレーの食べ方を解説します。
ごはんとカレールーを混ぜ合わせる
まず、カレーに生卵をトッピングする場合は、ご飯とカレールーを混ぜ合わせて、最後にてっぺんにくぼみを作ります。このくぼみに生卵を落とすことで、卵が落ちることなく提供できるようになっています。また、ご飯とカレールーを混ぜ合わせて最後に生卵をトッピングする方法は、大阪難波の「自由軒」というお店が発祥だという説があります。
自由軒のカレーは、大阪を代表するカレーでもあります。自由軒が最初にカレールーとご飯を混ぜ合わせて提供するのは、昔まだ炊飯器に保温機能が無かった頃に、少しでも温かい食事を提供する為に熱々のカレールーと混ぜ合わせたのが始まりです。卵を乗せるのも、当時は高級品だった卵を乗せて安く提供していた名残だそうです。
生卵を乗せる
大阪難波にある自由軒では、あらかじめ混ぜ合わせたカレールーとライスの上にくぼみを作り、そこに生卵を乗せて提供しています。自由軒はカレーに生卵を乗せるアレンジの発祥の地だとされています。自由軒がカレーに生卵をトッピングしたのは、当時まだ高級品だった卵を色んな人に食べて欲しいと思って乗せたのが始まりだそうです。
自由軒のカレーは意外にスパイシーで、卵と混ぜ合わせることでまろやかでより美味しくなります。ご飯の甘さと卵の甘さがカレーをマイルドにしてくれるので、自由軒以外でも辛いカレーに卵を添えるお店は関西に多くあります。普段家で食べるカレーでもできるアレンジなので、カレーが思ったより辛い時はぜひ卵を乗せて食べてみてください。
ソースもプラスでさらに美味しい
カレーに生卵をトッピングするアレンジは関西の定番です。特に、その文化を広めた大阪難波の自由軒では、卵だけでなくウスターソースをかけてアレンジするのもお馴染みです。卵を崩す前にウスターソースをかけて、全部を混ぜ合わせて食べるのが自由軒の定番です。
自由軒のカレーに卵とウスターソースを使うのは、自由軒の創業当時はまだ卵もウスターソースも高級品だったからです。高級品であるウスターソースをかけて美味しく食べられるカレーを作り、更にそこに高級品だった卵を乗せて安く提供したことから、自由軒は大阪の名物カレー店になりました。
自由軒スタイル以外の生卵カレー
ご飯とカレールーを混ぜ合わせて生卵を乗せる自由軒スタイル以外にも、生卵を乗せるアレンジはあります。生卵の白身が苦手だという方であれば、先にご飯と生卵を混ぜ合わせて卵かけごはんを作り、そこにカレーをかけるというアレンジもあります。
ご飯とカレールーを混ぜ合わせず、通常のカレーライスのトッピングとして生卵を乗せるパターンもあります。カレーライスを食べ進める途中で卵を崩して味を変えるなど、様々なアレンジがあります。カレーに生卵は自由軒が作った文化ですが、カレーの形や生卵の乗せ方は個人の好みで色々とアレンジしてみてください。
自由軒の「名物カレー」を家でも食べたい!
大阪では、自由軒のカレーをレトルトで販売しています。自由軒のウスターソースも合わせて販売されているので、家庭でも名物カレーを楽しむことができます。レトルトの名物カレーは他のレトルトカレーとは違い、湯煎ではなく中身を直接フライパンに出してご飯と一緒に温めるとう作り方をします。
また、名物カレーのレトルトは具が煮込まれて溶けてしまっているので、牛肉と玉ねぎを細かく刻んでご飯と一緒に炒めてからレトルトカレーと混ぜることで、よりお店の味に近くなります。レトルトカレーを作ったあとは忘れずに生卵をトッピングして、ウスターソースをかけてから混ぜて食べましょう。
カレーの卵トッピングは生卵だけじゃない!
カレーに生卵を乗せるアレンジは、関西の定番です。しかし、関西以外でもカレーに卵をトッピングすることはあります。オムレツや茹で卵など、関西以外では火を通した卵をトッピングするのが定番のようです。そこで、生卵以外の卵をトッピングしたカレーを紹介します。
ゆで卵のトッピングはお腹いっぱいで嬉しい
カレーにゆで卵をトッピングしたことはありますか?固ゆでのゆで卵はポソポソとしているので、得意ではない人も少なくありません。実は、インドやスリランカなどの辛いカレーを食べる地域ではゆで卵のトッピングは定番中の定番です。辛さを中和してカレーを美味しくしてくれるので、ゆで卵をトッピングするアレンジはオススメです。
カレーにトッピングするゆで卵ですが、半熟よりも固ゆでがオススメです。固ゆででもカレーの辛さをマイルドにできる上に、半熟卵よりも満腹感が出ます。その為、お腹いっぱい食べたいと言う方には、カレーにゆで卵をトッピングすることをオススメします。
温泉卵のトッピングはとろ~り絡んで絶品
カレーに温泉卵をトッピングすることで、半熟の黄身がトロリとルーと混ざってとても美味しいカレーになります。辛さをマイルドにすることもできるので、カレーが辛くなってしまった時や子供の分にトッピングすることをオススメします。
カレーに乗せた温泉卵を潰すタイミングは人それぞれです。最初に崩してマイルドな味を楽しむ人もいれば、半分ほどそのまま食べてから卵を潰して味を変える人もいます。同じ温泉卵のトッピングでも様々な楽しみ方ができるので、温泉卵のトッピングはぜひ一度試してみてください。
温泉卵は市販されていますが、家庭で作ることもできます。鍋に卵が完全に浸かるぐらいたっぷりのお湯を沸かして、沸騰したら火を止めます。火を止めたらおたまに卵を乗せてゆっくりと沈め、夏場は8分、冬場は10分浸けておきましょう。お湯から取り出して殻を割れば、温泉卵の出来上がりです。
目玉焼きのトッピングは子どもも喜ぶ
カレーに生卵をトッピングすることに抵抗のある人は、白身のドロドロした食感を嫌がることが多いです。生卵の白身が苦手な方にオススメしたいのが、目玉焼きのトッピングです。卵を割ってから焼くという手間はかかりますが、白身のドロドロとした感触は無くなるので白身が苦手な方はぜひ目玉焼きをトッピングしてみてください。
目玉焼きは黄身の黄色と白身の白色、カレールーの茶色がとても良く映えるので、子供に出しても喜ばれる一品です。黄身を半熟に仕上げればカレーを食べ進める中で黄身を崩して味をマイルドにできるので、トッピングするなら半熟の目玉焼きをオススメします。
また、目玉焼きのトッピングは他の卵には無い香ばしさがあります。フライパンで油を使って焼いているので、カレーに香ばしさをプラスすることもできるので卵のトッピングの中でも人気が高いです。見た目もキレイな上に白身のドロドロ感も無く美味しく仕上がるので、目玉焼きのトッピングはぜひ試してみてください。
ふんわり卵とカレーが美味しいオムレツ乗せ
カレーにオムレツを乗せるだけで、豪華な一皿に仕上がります。ふんわりとした卵の甘みとカレールーの辛みがとても相性が良いので、少し手間ではありますがオムレツのトッピングもオススメです。特に、レトルトカレーなどで食卓が地味になってしまった際にも、オムレツが乗るだけで見た目がとても良くなります。
オムレツはカレーライスの上に乗せるだけでなく、スクランブルエッグ状にしてご飯に乗せ、その上からカレールーをかけるアレンジもあります。スクランブルエッグのトッピングは全国チェーンのCoco壱番屋でも提供されているので、オムレツやスクランブルエッグのトッピングは間違いがありません。
カレーに乗せるオムレツでオススメなのが、半熟のオムレツです。スプーンを入れると中の卵があふれるようなオムレツは、カレールーと混ざりやすく美味しいです。また、バターを使って卵を焼くことでその風味もカレーに移るので、とても美味しくなります。オムレツのトッピングも、ぜひ一度試してみてください。
カレーと卵の絶品アレンジレシピ
ここで、カレーと卵を使ったアレンジレシピを紹介します。余ったカレーのリメイクにも使えるレシピなので、卵のトッピング同様に覚えて試してみてください。
チーズもプラスで間違いない「カレードリア」
カレーに卵だけでなくチーズをトッピングして焼いたドリアは、大人も子供も大好きな味です。大きな鍋でカレーを作った翌日など、カレーに飽きてしまった時はぜひ試してみてください。
材料は、ご飯を茶碗1杯分、カレーを茶碗1杯分、マーガリンを小匙1杯、スライスチーズを1枚、卵を1個です。辛い物が好きな方は、タバスコを少しトッピングしてみてください。あらかじめカレーは温めておきましょう。
作り方ですが、まず耐熱皿に温かいご飯を入れてマーガリンと混ぜます。この時、真ん中にくぼみを作りましょう。ご飯の上に温めたカレーを乗せて、くぼみの部分に卵を割り入れます。その上にスライスチーズを細かくちぎって乗せていきましょう。トースターに入れて、チーズに焦げ目がつくまで焼いて出来上がりです。
卵はどんなタイプのカレーにも「夏野菜のドライカレー」
カレーには、ドライカレーなど様々な種類があります。卵のトッピングはどんなカレーにも合うので、人気の夏野菜のドライカレーのレシピと合わせて紹介します。野菜がたっぷり食べられるカレーなので、小さな子供がいる家庭にもオススメです。
材料は合いびき肉を100グラム、かぼちゃを8分の1個、ナスを1個、玉ねぎを2分の1個、ニンジンを2分の1本、ピーマンを1個、塩コショウを適量、カレー粉と小麦粉を小さじ2杯、固形スープの素を2分の1個、お湯を100㏄、ソースとケチャップを大匙1杯、卵を2個です。2人前のレシピなので、食べる人数に応じて量を調整してください。
まず、野菜を全てみじん切りにして油を敷いたフライパンでしんなりするまで炒めます。しんなりしてきたらひき肉を加えます。ひき肉の色が変わったら塩コショウとカレー粉を入れて、固形スープの素を崩しながら入れて、お湯とソースとケチャップを加えましょう。煮立って来たら弱火にして時々かき混ぜながら煮詰めます。器にご飯を盛ってドライカレーをかけて、目玉焼きをトッピングすれば完成です。
生卵カレーを食べた人の口コミは?
ここで、生卵カレーを食べた方の口コミを紹介します。マイルドで美味しいという口コミから白身の食感が気に入らないという口コミまでさまざなものが書き込まれているので、生卵カレーを食べたことの無い方はぜひ参考にしてみてください。
生卵カレーは美味しいという口コミ
「熱々のご飯に卵を落としてからカレールーをかけると白身が少し固まって美味しい」「カレーの辛さがマイルドになって美味しいし、サラサラと食べられてまさにカレーは飲み物という感じで良かった」「何故かはわからないけど満腹感があるからよくやる」など、生卵とカレーの相性の良さを認める口コミも多くありました。
「辛口のカレーには卵を乗せても美味しいけど、甘口だと気持ち悪い」「具が少なくなって来たカレーと卵の相性が最高。具があると混ぜにくいから、二日目ぐらいの具の無いカレーが良い」「生卵も美味しいけど、どうせなら半熟卵の方が好きかも」など、トッピングの卵へのこだわりや辛さへのこだわりも書き込まれていました。
生卵カレーは美味しくないという口コミ
「カレーに生卵を入れたら味が薄くなるだけ。白身もドロドロで気持ち悪いしダメ」「ぬるぬるした食感がカレーと合わなくてダメ、生卵とカレーは合わない」「わざわざ辛さを中和するぐらいならカレーを食べなければ良い、生卵なんて邪道すぎる。気持ち悪い」「カレーは熱いのに卵が冷たくて美味しくない」など、生卵とカレーの相性が悪いという口コミも多く書き込まれています。
「味は置いておいて、グチャグチャにかき混ぜるから気持ち悪い。一緒にカレーを食べたくない」「お願いだから外でやらないで欲しい、汚らしい」「カレーをかき混ぜて良いのは子供だけ、卵を乗せて混ぜるなんて人としてありえない」など、カレーをかき混ぜる行為に対しての否定的な意見も目立ちました。
カレーに卵は騙されたと思って一度試してみて!
いかがでしたか?カレーに生卵を乗せるアレンジは、関西では定番のものです。関西以外でも、辛いカレーをまろやかにする為に卵をトッピングすることもあります。普段のカレーに生卵を乗せることで、味もまろやかになり食感もなめらかになるので、今後カレーを食べる時は、ぜひ生卵もトッピングの一つに加えてみてください。