塩豚のレシピは簡単で作り置きに最適!作り方と人気のアレンジ料理も紹介

今回は塩豚の作り方と料理レシピを調べて見ました。塩豚はスーパーに売っている豚のブロックを冷蔵庫で本来より長く保存できるようにし、さらに豚本来の旨味を存分に引き出す世界各国で古くから行われている保存技術です。そして現在でも塩豚はとても重宝し家庭でも簡単に作ることができます。焼き、湯で、蒸しと様々な調理の仕方ができる塩豚は1つ冷蔵庫に作っておくだけであらゆる料理に使う事ができ、料理の種類も増やす事ができます。そんな便利で賢い塩豚の作り方と参考レシピを書いてみたので是非作ってみてください。

塩豚のレシピは簡単で作り置きに最適!作り方と人気のアレンジ料理も紹介のイメージ

目次

  1. 1塩豚は柔らかくて驚くほど美味!
  2. 2塩豚は作り置きに最適!簡単レシピを紹介
  3. 3塩豚を使った人気のアレンジ料理レシピ

塩豚は柔らかくて驚くほど美味!

色んな料理に使えてコストパフォーマンスも良い塩豚という食品をご存知でしょうか?スーパーで塩豚としては売られてはいませんが、どのスーパーでも簡単に手に入る豚肉の塊に自宅で手を加える事で優秀な料理の材料として保管する事ができ、さらに塩豚は人気料理のレシピのアレンジに最適な食材になります。

同じ豚肉を使った人気の加工品であるチャーシューのような手間もなく、ラーメンやチャーハンという豚肉を使用する人気レシピのアレンジとして使えば豚肉に含まれる旨味がふんだんにあふれて普通のレシピで作るよりもさらに味のランクがアップします。また、和風料理のレシピのアレンジに使用しても普通のレシピで作った和風料理よりもワンランク上の美味しさにできるのでとてもオススメです。

この記事では塩豚そのもののレシピから、普通のレシピに塩豚を使ってアレンジしたワンランク上のレシピまでを紹介していくので塩豚に興味がある方や、すでに人気なレシピをアレンジして自分なりのオリジナルレシピにしたいという方は是非参考にチャレンジしてみて下さい。

塩豚は作り置きに最適!簡単レシピを紹介

塩豚について

最近レシピサイトでよく見かける塩豚ですが、全く聞いたことすらない方もいれば、それとは逆に塩豚を知っているけど難しそうだったり、賞味期限やアレンジしたレシピがわからず諦めた方もいるかも知れません。そんな方のために今回は人気の塩豚の簡単なレシピと、塩豚を使ったアレンジレシピを紹介していこうと思います。

まず塩豚とはどのようなものかを説明していきたいと思います。塩豚とは名前の通り豚に塩を振りかけたものですが、そのまま食べる状態のものではありません。豚肉の塊(ブロック)を使い、その豚肉に塩を使ってある程度保存した状態のものを塩豚と呼びます。豚肉は食欲増進効果やストレスと披露の回復に効くビタミンB2など体にとても良いものをたくさん含んでいて、現代の若者から高齢者まで需要が高い食品です。

しかし、豚肉は生物なので腐りやすい性質も持っています。一般の家庭で普段料理に使うときはスーパーなどで薄く切り落分けられたものや、すでに一回分の使い切りの状態で買い使うことがほとんどだと思います。スーパーではブロックという豚肉の塊も売っているのを見たことがあるでしょうか?知っている方でもブロックは使い方がわからなかったり、保存が難しいからといった理由で買った事がない方も多いのではないでしょうか?

しかしこの豚肉ブロックを簡単なレシピに従って塩豚を作れば腐敗を大幅に遅らせ保存がきくようになり、さらに豚肉の旨味を引き出し、様々な料理のレシピにアレンジできるという事で最近人気がでてきています。最近はテレビやネット上のレシピ公開サイトでも簡単でアレンジがきく塩豚を使ったレシピが増え、豚ブロックの人気がでてきているようです。

塩は古来から腐敗の進行を遅らせ食べ物を長期保存するためによく使われてきましたし、ミネラルなど人間に必要なものをたくさん含んでいるため栄養面でも活躍してきました。その塩を使って豚肉の旨味を存分に引き出しつつ腐敗も遅らせることに成功した豚肉の保存法である塩豚は現代でも優秀な家庭の味方となっています。

そもそも塩と豚のみを使った食品は冷蔵・冷凍庫などがない時代の保存方法として編み出され、庶民から位の高い人達までこの方法を使って料理を作ってきました。この現代でも人気の塩と豚のみを使った食品は世界中の色んな国で発展を遂げ、アレンジされてきました。その中でも特にヨーロッパでは人気があり、アレンジしたレシピの進化も目覚ましいものがあります。

とくに有名な食品ではベーコンがあり、現在では様々なアレンジがなされレシピも様々ですが元は塩と豚を使った簡単なレシピから始まっています。また、最近ではパンチェッタや生ハムなどが誰でも知っている有名な食品になりましたが、実はかなり古くから一般家庭で庶民の知恵としてこれらのレシピが普及してきたと言われています。日本でも沖縄や奄美などで古来から塩と豚を使った保存のレシピは人気があったようです。

美味しく仕上げるポイントは塩!

塩は先ほど書いたように、古くから腐敗を遅らせる手段としてとても利用されてきた調味料なのですが、塩の特徴はそれだけには留まりません。塩には旨味を引き出すという料理のレシピに欠かせない効果があります。世の中色んな調味料があり、「これがないからこれを」と代わりの調味料を使う事も多いと思いますが、塩は変わりがきかない調味料でもあります。

塩豚にとっても塩はとても重要な要素です。塩には色々な種類があり、例えば塩豚だけでなく普通のレシピにおいても減塩の塩や特殊な加工がしてある塩を使ってしまうと味が大きく異なったり、塩豚としても本来のレシピで作ったものよりも腐敗が早くなってしまったりします。塩豚を作る際はキチンと塩豚に適した塩を使い、美味しく、本来の保存という部分がしっかりできる塩を作っていきましょう。

塩豚の材料を揃えて仕込んでみよう

塩豚のレシピはとても簡単で塩と豚の二つのみ。しかし、この塩と豚には種類が豊富にあるのでお勧めの種類を紹介したいと思います。まずは豚肉から見ていきましょう。豚肉は様々な種類のお肉がありますが、部位はバラを使って作るレシピが一番適しています。筋肉などの固部分よりも柔らかい部分を使い、軟骨などついてないほうが最初は作りやすいようです。そして塩豚のレシピで一番重要なのは大きくかかわるのは大きさです。

ミンチや細切れ、薄い豚肉など、小さいほど作るのが難しく下準備に手間がかかりすぎてしまい、料理に使うときも塩味が濃すぎて食べられないといったことにもつながってしまいます。なので豚肉はできるだけ大きいサイズがおすすめです。家庭で作るのに適したサイズはスーパーでよく見かける豚肉ブロックと呼ばれる角煮に使うサイズが一番オススメです。

豚肉のブロックは塩豚を家庭で作るには丁度良いサイズで、更に食べきるのも冷蔵庫に入れるサイズも丁度良いというところからこのサイズをオススメします。そして四角形の豚肉ブロックは長さがバラバラで売ってあると思うので食べきれるサイズを自分で選んで選択する事ができます。また、業務用の大きな生豚肉の塊なども塩豚を作りやすいサイズに切って塩豚にして家族などに分けるという事もできるのでとても便利でお得です。

また、お勧めしない豚肉は複雑な形をした豚肉です。スペアリブや切り落としなど複雑な形をした豚肉だと塩がまんべんなくかけられず、うまく塩がつかなかった部分から腐敗が進んでしまったり多く塩がたまりすぎて辛すぎたりと、衛生的にも味的にも失敗してしまいやすいからです。ブロックを買う際にも四角形でないものにも注意してください。黒ずんでしまって賞味期限がそろそろ怪しいと思われる豚肉も使うべきではありません。

塩豚を作る際は一番良いのは新鮮で四角形がキレイな豚バラブロックです。ただし、塩豚が今人気となっている背景の一部には豚肉ブロックがスーパーで20%引きや40%引きの状態で買うこともでき価格的にもお得でたくさんのレシピにアレンジができるというところもあるようです。もし割引された豚肉を使って塩豚を作る場合は衛生面やお肉の色にしっかり気を付けてつくるようにしましょう。

いよいよ塩豚本体のレシピの紹介に入りたいと思います。まずブロックの豚肉についている水滴をキッチンペーパーでよく拭き取ります。そして塩を適量まぶし、ラップでくるんで冷蔵庫に入れます。冷蔵庫に入れている間はドリップという赤みがかった水分が豚からでてきます。これを放置すると腐敗が急速にすすむのでこれがたまらないよう、出てきたらキッチンペーパーで拭いて、またラップで包み直して冷蔵庫で保存します。

あとは冷蔵庫で3日ほど経てば塩豚の完成です。せっかちな方は1日ですぐに調理するようですが、3日ほど寝かしたほうがおいしくなるとの声も多いようです。人によっては1週間は寝かせるという方もいるようです。この簡単に作れる塩豚は保存期間が定まっておらず、保存状態によって賞味期限は大きく変動します。ラップの中で水分がたまったままであれば急速に腐敗が進んでしまいます。

また、こまめに豚肉の水分を拭きすぎて豚肉を痛めてしまい、結局腐敗をすすめてしまうという事もあるようです。豚肉を触るときは力をれてギュッとしてしまうと変色し、腐敗が進むので注意して行わなければいけません。そしていつまで食べられるかは自己判断によるところが大きいので、できるだけ早めに食べるようにし、ラップを外した際に黒ずんで変な臭いがした場合は廃棄したほうがいいかもしれません。

続いては使用する塩についてです。一口に塩と言っても実は色んな種類があり、最近更にこだわった面白い塩も増えてきています。塩豚に使う塩はどんな塩が良いのでしょうか?塩の種類は精製塩、天然塩、海水塩、岩塩、ハーブソルトと豊富ですが、どんな塩が適しているのでしょうか?塩にこだわると更に美味しく作れるので、お勧めの塩とその特徴を紹介していきたいと思います。

まず大きくわけて精製塩と天然塩があります。精製塩は食塩または食卓塩と呼ばれ、サラサラして水に溶けやすい塩です。ナトリウム99.5%以上で作られていてパッケージにはイオン膜と表記されているものが多いのが特徴です。それとは反対に天然塩は塩化ナトリウムの純度が低くなっている代わりにマグネシウムやカルシウム、カリウムなど人間に必要なミネラルが豊富に含まれた塩が多いのが特徴です。

天然塩は作業工程によって天日干しで作った塩、窯で煮詰めた塩など様々なものがありますが、どれも工程に手間がかかるため値段もそれなりに高価なものも多くなります。そして精製塩よりも粒子が粗い天然塩の事を粗塩と呼びます。塩豚を作る際には栄養、塩分、浸透しやすさから精製塩よりも粗塩をおすすめします。

また、美味しくて少し良い豚を使って塩豚を作るなら岩塩を使うのも良いかもしれません。岩塩は海が長い年月をかけて岩塩層を作られ、その岩塩層から取れるものを岩塩と呼びます。有名なものではピンク色をしたローズソルトやクリスタルソルトなどがあります。しかしこの岩塩は気をつけなければ一つの塊が大きかったり、湿気ですぐに固まってしまいます。

そのままでは塩豚に塩分を浸透させづらいので、ミルなどで砕き小さくサラサラの状態にする事で使う事ができます。普通の塩と岩塩の味の変化は、人それぞれで料理研究家の方も意見が別れているため、わかりづらいという事もあるようです。また、岩塩は見た目もキレイで高級感がでるため最後に食べるときに振りかけるまたはつけて食べるという食べ方が一般的です。

最後にハーブソルトについてですが、これは塩というよりは塩の中にハーブやスパイスをまぜた塩です。安価なものだと精製塩にハーブやスパイスをまぜた物もでてきているようなので注意が必要です。塩豚には精製塩だと必要以上に辛くなりやすいので先程書いたように粗塩など天然塩を使うのがおすすめです。

そしてこのハーブソルトに関しては岩塩でも粗塩でもハーブとスパイスの味がよく染みて味の変化を楽しむ事ができます。また、豚の臭みや食欲をそそる香りと味を加える事もできるのでこだわる方は塩豚のレシピにハーブソルトを使ってみるのもおすすめです。

塩豚は塩抜きが必要?

十分に塩を塗りこんだ塩豚はそのまま焼いてもスープにしてもしょっぱくて食べる事ができません。塩豚は調理する前には必ず塩抜きをしてからレシピに加えるようにしましょう。塩抜きの方法は簡単です。使う分だけ塩豚を切り分け、手で揉みながら水で塩を洗い流します。さらにボールに十分な水を入れ、その中に塩豚を入れて30分程漬けておくと十分に塩抜きができて美味しい塩豚を食べる事ができます。

また、スパゲッティなど塩分が多めにほしいレシピに関しては漬け置く時間を短くし、塩分を少なくした料理が良い場合には漬け置く時間を長くして調整してください。そして重要なのが塩抜きをした塩豚はそのまま使わず、キッチンペーパーなどで余計な水分を十分拭き取ってから調理するようにしてください。豚の油が跳ねたり、水分によって本来のレシピの味よりも水っぽい味に変えてしまう事があります。

塩豚の蒸し方

塩豚を使ったレシピは様々ですが、その中の一つに蒸し塩豚があります。蒸した塩豚の特徴はプリプリ・ムチムチとした見た目とやわらかな食感、そして豚肉の旨味をギッシリと凝縮したその味にあります。作り方は簡単で普通に蒸しても良いのですが、ここでは蒸し器も使わず更に簡単にその旨味と感触を引き出す最近人気の蒸し塩豚のレシピを紹介したいと思います。

塩豚の旨味とプルンプルンとした見た目、そして驚くほどやわらかい食感を生み出すには耐熱ボールを使います。耐熱ボールの中には塩豚と、縦斬りにした長ネギや輪切りにした生姜を加えると塩豚のおいしさと見た目を引き立てられるのでおすすめです。そしてお鍋に水を注いで沸騰させ、ボールにお湯が入らないように注意しつつボールをお鍋の中に入れます。

あとはそのまま蓋をして40分前後(塩豚の量に合わせて調整してください)蒸らせばプリプリでムチムチな簡単蒸し塩豚の完成です。あとはレタスやトマトを加えるなど好みのものを添えてアレンジし、ハーブやスパイス、タルタルソースや味噌ダレをかけてもビールによく合いオススメです。

茹で塩豚を作るには?

塩豚は簡単に茹でるだけでも料理が作れます。茹でれば余分な油も落ち、ヘルシーな豚肉料理を作る事ができ、簡単に人気レシピをアレンジする事もできます。作り方は鍋に水を張り火をかけます。このとき臭みを取るために輪切りにした生姜と一緒に入れるとオススメです。そして鍋に入れた水が沸騰したら、その中に塩豚を入れます。あとはアクを取りながら1時間ほど茹でると完成です。しっかり水気をとってお皿に盛り付けましょう。

更にアレンジレシピとして、サラダに乗せてドレッシングをかけてもいいし、ハーブ・スパイスや黒胡椒を振りかけてもおいしくなります。また、女性に人気の高いパクチーを添えて塩豚にジャムを乗せるとオシャレでヘルシーなランチを楽しむ事もできます。

塩豚の保存について

塩豚はもともと、腐りやすい豚肉の保存レシピとして生まれた背景があり、適切なレシピで保存をすれば一ヶ月あるいはもっと長期間豚肉をもたせる事もできると言われています。しかし保存方法が悪いと腐敗が進み食べられなくなってしまうので注意しないといけません。まず作り方でよくある失敗はキッチンペーパーで水分を取らず、ラップの中でお肉のドリップが溜まっている場合。

この場合、塩によって豚肉からにじみ出るドリップがラップ内でたまり、雑菌が繁殖しやすくなって腐りやすくなってしまいます。なのでかならずドリップがでていたらキッチンペーパーで水分を取るようにしましょう。このとき、豚肉に必要以上力を入れて触らないようにしてください。力を入れてしまった部分は変色しやすくなり、そこからも腐敗の進行が進みやすくなってしまいます。

キッチンペーパーを豚肉と一緒に入れるというレシピも見かける事があるのですが、キッチンペーパーにドリップが溜まり菌が増殖するとそこから腐敗の進行を急激に早めてしまうので忘れがちな方は少し注意が必要です。キッチンペーパーと豚肉を一緒に入れている場合はドリップがでているのを確認したらできるだけ早めに交換するようにしてください。

塩豚のおすすめの食べ方は?

塩豚のレシピや保存方法、基本調理方法がわかったところで今度は完成された塩豚を使ったレシピを紹介をしていこうと思います。まず最初は上にも載せた方法で茹でまたは蒸した塩豚のサラダです。これはさっぱりとして少し味気ないサラダに旨味たっぷりの豚肉を加えることで食欲を掻き立てられます。このレシピを使えば栄養豊富だけど取りづらいという野菜のサラダもおいしくどんどん食べる事ができます。

続いては焼き塩豚のレシピです。焼き肉ほどの薄さに切った塩豚を焼いてメインのおかずにするとそれだけでもご飯がすすみます。簡単なレシピで作れる上コストパフォーマンスもよく、時間がない時でも素早くおいしい食事を作る事ができます。またこの焼き塩豚を使ったアレンジレシピとして、焼いた塩豚をラーメンに入れてもチャーシューのような感覚で自宅で贅沢なラーメンを楽しむ事ができます。

また、塩豚はラーメンだけではなく、うどんやそばに入れても以外に味の調和が取れて、スープにもうまく出しがにじみ出ておいしく食べる事ができます。お店ではかけうどんにホルモンを入れたり、そばに油身を乗せたものが食欲旺盛な若者に人気だったりしますが、油身が入ったスープが好きな方は塩豚の脂身の部分を入れるのもオススメです。

塩豚はスープのあるうどんやそばだけでなく、焼きそば、焼きうどんのレシピに加えても上手に使えます。こちらはスープを使わない分、塩豚も味も旨味が凝縮した状態で食べることができ、相性は抜群です。麺類で言えばパスタに合わせても十分な味を引き出せます。

そして日本料理でも角煮レシピの豚肉を塩豚に変えたり、おでんの具、さらには味噌汁に入れて豚汁などバリエーションはとても豊富で、簡単にアレンジする事ができます。塩豚を作っておけば料理レシピのレパートリーは増え、豚肉の使用期限も伸びるので冷蔵庫にひとつあればとても重宝するので、昨今の塩豚人気にも納得できます。

塩豚を使った人気のアレンジ料理レシピ

塩豚におすすめのタレを作ろう

塩豚そのもののアレンジレシピは多いですが、塩豚によくあうタレも自作すれば料理の腕も上がり、レシピも応用がどんどんきくようになります。タレは焼いた塩豚をつけて食べてもいいし、茹でた塩豚にかけてアレンジを加えることもできるのでタレのレシピをいくつか覚えておけば元のレシピを自分で好みの味にアレンジする事もできるので是非作って見てください。それではいくつかの塩豚のタレレシピを紹介します。

まずは湯で塩豚にピッタリの健康香味タレのレシピです。必要な材料をあわせるだけの簡単レシピで作るタレなので面倒な手順なしですぐに作る事ができます。混ぜ合わせる材料は醤油大さじ3杯、砂糖小さじ1杯、米酢大さじ1杯、ゴマ油小さじ1/3杯、すり白ゴマ小さじ1杯、にんにくおろし小さじ1杯、細ネギのみじん切り1本です。これを混ぜ合わせるだけで完成です。また、辛いのが平気な方はゴマ油をラー油に変えるのもオススメです。

次は蒸し塩豚にピッタリで、お子様に人気のタルタルソースのレシピです。材料は固ゆでたまご2個、玉ねぎ8分の1個、パセリのみじん切り(適量)、マヨネーズ大さじ5杯、レモン汁小さじ1杯、塩(適量)、胡椒(適量)です。まず湯でたまごをみじん切りにします。そして玉ねぎもみじん切りにし玉ねぎは塩を少し振って揉み、水気をしっかり切っておいてください。

そして湯でたまご、玉ねぎ、パセリ、マヨネーズ、レモン汁、塩、胡椒をボウルに入れてしっかり混ぜ合わせると完成です。しっかり水気を切ったほくほくの蒸し塩豚に乗せて食べるとレモンでさっぱりとしたタルタルソースに旨味がぎっしり詰め込まれた塩豚が非常によく合います。難しい過程もないのでこのレシピであればお子様と一緒に簡単に作ることもできると思います。

今度はサラダの上に乗せて食べる塩豚用のタレのレシピです。サラダの上にかけるのでタレというよりもドレッシングという言い方のほうがしっくり来るかもしれません。材料は塩小さじ3分の1杯、黒胡椒少々、砂糖小さじ1杯、パルメザン粉チーズ大さじ1杯、オリーブオイル大さじ2分の1杯、無糖ヨーグルト大さじ山盛り2杯、米酢大さじ2文の1杯です。

レシピは簡単、材料を用意したらこれを全部混ぜ合わせるだけで完成です。このドレッシングはレタスやセロリ、トマトといったサラダによく合い、それでいて塩豚も臭みを抑えさっぱりと食べる事ができて野菜が不足しがちだけどあまり食べられないという方には是非作ってほしいドレッシングです。

圧力鍋で柔らかく!残ったスープでポトフにも

塩豚は茹でても蒸してもおいしく食べられるのですが、更に時間短縮できて栄養と旨味を逃さない調理のレシピが存在します。みなさん、圧力鍋は使った事があるでしょうか?説明書に乗っている料理しか使ったことがないという方や、家庭にあるけど用途が少なくあまり使わなくなってしまったという方はもったいないので、この塩豚を作ったらぜひ圧力鍋を使ったレシピも使ってみてほしいと思います。

では圧力鍋を使った簡単ポトフのレシピの紹介です。レシピに使う材料は4人分で、キャベツ300g、じゃがいも中4個、ウィンナー4本、人参1本、大根5cm、玉ねぎ1個、塩豚厚切り4枚、白ワイン200cc、水600cc、コンソメ大さじ1杯、バター20g、塩適量、胡椒適量です。では続いて作り方のレシピです。

ジャガイモは半分に切り、キャベツはざく切りにし、人参と大根は一口サイズに切り、玉ねぎは4等分にクシ切りにします。塩豚は少し厚切りで4枚に切ります。そして鍋に水、白ワイン、コンソメを入れて切り分けた野菜をすべて入れ、蓋をして強火で圧力がかかったら弱火にして7分間煮込みます。そして火を止めて圧力が抜けるまで放置します。最後にウィンナーを入れて弱火で10分ほど煮込んでバター、塩、胡椒を加えたら完成です。

お手軽ランチメニューに!「塩豚丼」

日本人なら誰しも好きな丼ものがあると思うのですが、塩豚も丼もののレシピをアレンジして塩豚丼を作ることもできます。丼ものとは日本食であるご飯とおかずという必ずといっていいほどでてくる組み合わせが一つの丼鉢に盛りつけられた料理で、江戸時代末期からある日本の料理形式です。

今ではハワイのロコモコが丼になったロコモコ丼や八宝菜を上に乗せた中華丼など海外の人気メニューの丼ものレシピも増えてきていますが、いつの時代も学生から高齢者まで根強いのは古くから残る牛丼、カツ丼、天丼です。この3つが現在もずっと人気ランキングTOP3となっています。その中で9位に位置する豚丼は安くておいしくて早く食べられるという他、ビタミンB2が豊富に含まれているという点でも注目されています。

ビタミンB2は近年増え続けるストレス・アルコール摂取、妊娠や授乳、加齢や過食で減りがちなビタミンB2を補ってくれるとても現代にとって需要のある栄養素ですが、市販の豚丼では健康に良くない保存料や添加物などによりビタミンが破壊されていることもあります。しかし自家製の塩豚を使うことでミネラルとともに現代に必要な栄養素であるビタミンB2をしっかり摂る事ができます。

そんな現代の社会人・学生にピッタリな健康塩豚丼2人前のレシピを紹介します。材料はキャベツ4分の1と人参4分の1と塩豚の厚切り6枚、そして醤油大さじ1、みりん大さじ1、砂糖大さじ1、おろし生姜小さじ2分の1、胡椒少々。まずは作っておいた塩豚を少しぶ厚めに適量切り分け、余分な塩分を水で揉み流し、ボールに水を張ってその中に塩豚を30分ほど浸し、しっかりキッチンペーパーで水気を拭き取り胡椒を振りかけます。

そしてフライパンにサラダ油を少しだけ入れ、中火でまだ全体が熱していない状態で塩豚を入れフライパン全体に油をなじませるようにヘラで滑らせます。ちなみに塩豚から脂肪分がでるのであまり油を敷く必要はなく、フライパンと豚の状態によっては全く油が必要ない場合もあります。ジュウジュウと焼ける音が聞こえてきたら少し塩豚を滑らせフライパンにひっつかないようにします。

そして塩豚がきつね色になったら塩豚をひっくり返し反対も焼いていきます。このときザク切りにしたキャベツや細切りにした人参も一緒に入れます。そして塩豚の裏面もきつね色になったら全体かきまぜながらしょうゆ、みりん、砂糖、おろし生姜を入れ、ヘラで1分ほど全体を混ぜたら火を止めます。盛り付けは野菜を先にごはんの上に乗せ、最後に塩豚をキレイに盛り付けてお手軽健康塩豚丼の完成です。

このレシピは失敗も少なく、栄養もしっかりと取れて、冷蔵庫にある野菜でアレンジする事も可能なので料理が苦手な一人暮らしの方にもおすすめのレシピです。もちろん忙しい一般家庭でも残り物野菜などを一緒にして子供達に栄養を取らせて上げる事もでき、苦手野菜も豚肉やタレの味で食べやすくなっているのでこのレシピをアレンジして是非作って上げてみてください。

ほっと温まる「塩豚とキャベツと白いんげんの煮込み」

寒い冬は塩豚を使ったほっと温まる塩豚の煮込み料理がオススメです。材料は4人分で塩豚バラ400g、キャベツ2分の1個、玉ねぎ大1個、セロリの葉の部分1本分、白いんげんまめの缶詰1缶、パセリ適量、白ワイン大さじ1、水8カップ、黒胡椒適量です。作り方は塩豚をブロックのまま水で洗い、そのあとボールに水をためてその中に塩豚を10分ほど浸けます。

そして鍋に水を入れセロリの葉、玉ねぎの外側部を入れ、弱火でアクを取り除きつつ1時間ほど煮込みます。そして一晩置き、上に固まった油とたまねぎ、セロリの葉を取り除きます。豚肉を厚めに切り分け鍋に戻し、ザク切りにしたキャベツ、くし切りにした玉ねぎ、白ワインを入れて強火で煮ます。

沸騰したら弱火にして20分煮込み、白いんげん豆の缶詰をさっと水で洗い流して鍋に加え、15分間煮込んだあと塩と黒胡椒で味付けします。最後にお皿に盛り付けパセリのみじん切りを振りかければ完成です。このレシピは豚とインゲンとキャベツで不足しがちなビタミンの補給に最適です。

栗原はるみさんのレシピ「塩豚ソテーマッシュポテト添え」

次は塩豚を使った栗原はるみさんのレシピを紹介します。塩豚が作れるようになれば、料理のレパートリーはとても広がってきますが、栗原はるみさんの塩豚ソテーマッシュポテト添えがすごくキレイでおいしく仕上げていたので紹介したいと思います。たっぷり野菜と甘酸っぱくもうまみをギュっと閉じ込めたトマトソースを加えた塩豚ソテーは友達に出しても喜ばれる事間違いなしの優雅な気分を満喫できる料理です。

2人分の材料の紹介ですが塩豚は常温に戻した豚肩ロース肉の塩豚300gです。マッシュポテトの材料はじゃがいも2個、ブロッコリー150g、マヨネーズ大さじ1杯、レモン汁大さじ1杯、オリーブ油大さじ2杯、塩少々、胡椒少々です。

続いてトマトソースの材料はトマト小3~4個(このトマトはフルーツトマトなど甘めのものがオススメです)、トマトケチャップ大さじ2~3杯、厚めの輪切りレモン、好みのパン、塩少々、オリーブオイル、粗挽きブラックペッパー少々です。続いて作り方の紹介です。まずはマッシュポテトの作り方から説明していきます。

じゃがいもは皮を向いて4分割に切り分け鍋に入れます。ひたひたまで水を入れ、火をつけます。煮立ったら蓋をして中火でじゃがいもが柔らかくなるまで(約10分)ほどゆでます。柔らかくなったじゃがいもを湯切りし、ボウルに入れ、熱い状態でなめらかになるまでつぶして粗熱を取ります。ブロッコリーは茎の堅い部分の皮を取り、茎を残したまま切り分けます。

塩を加えた熱湯で約2分間湯でて湯切りし、キッチンペーパーを2枚敷いたボウルに入れてラップをし、色が悪くなるのを防ぐため3分間蒸らします。そしてラップを外して水気をよく拭いて刻み、マッシュポテトの中にいれ、更にマヨネーズ、レモン汁、オリーブオイル、塩、胡椒を入れてマッシュポテトは完成です。続いてトマトソースを作っていきます。

ミニトマトはヘタを取って4分割に切ってボウルに入れます。食べる直前にトマトケチャップを加え、軽く混ぜ合わせトマトソースの完成です。最後に塩豚を焼いていきます。塩豚は塩を洗い流し、筋切りをし、小さめのフライパンにオリーブオイルを入れて熱し、豚肉1枚を入れて強めの中火で3分ほど焼きます。焼き色がついたら裏返して弱火~中火の間程の火加減で3分間焼き、中まで火を通します。

そしてもう1枚も同じように焼いていきます。塩豚の厚みにより焼き時間は異なるので中まで火が通るように調整してください。最後に豚肉を食べやすく切って、マッシュポテトとレモン、パンとともに器に盛り付けていきます。最後に塩豚にトマトソースをかけて完成です。トマトソースはマッシュポテトとも相性が良いので、マッシュポテトにつけて食べるのもオススメです。

また、炊飯器を使ったレシピもあり、塩豚800gを使ってチャーシューを作る事もできるようです。まず塩豚を半分に切り分け400gの塊2つに分けます。そして塩豚を水で洗い流し、水に15分ほど浸し、キッチンペーパーで良く拭き取ります。そして熱したフライパンで全体を1分ほど焼きます。フライパンにしく油は豚からでてくるので、普通のフライパンであれば豚からでてくる油で十分です。

そして焼けた塩豚を炊飯器に入れて保温スイッチを押し、2時間経過させます。炊飯器の保温温度は弱火で火を通している状態にするため70度から80度のものが最適のようです。そしてお好みで野菜やマスタードを加えれば炊飯器で塩豚チャーシューの完成です。炊飯器なのにしっかりと柔らかいチャーシューになっていて、普通にチャーシューを作るのは大変だけど家庭で作りたいという方におすすめのレシピです。

また、栗原はるみさんのポトフに塩豚を使ったアレンジレシピも紹介しておきます。材料は塩肩ロース肉500g、砂糖小さじ2分の1杯、塩1杯と2分の1杯黒胡椒小さじ2分の1杯、ローリエ2枚、キャベツ2分の1個、塩適量、粗挽き胡椒適量、マスタード適量です。まず初めに塩豚を作る際に砂糖と塩をまぶしてポリ袋に入れて半日置きます。鍋に湯を沸かして豚肉の水気を拭き取って表面が白くなったらざるに上げます。

そして鍋に水10カップ入れ、豚肉を入れて火をかけます。アクがでてきたらその都度取り、黒胡椒とローリエを入れて弱火で1時間煮込みます。途中で水分が蒸発して豚肉よりも水が減ってきたら水を足し入れ、常に豚肉が水に浸っている状態にしてください。キャベツは千切りにし、豚肉が柔らかくなってきたら薄切りにし、また戻します。スープには軽く塩と胡椒を振り味を調整します。

最後にキャベツを加えて良い具合に火が通ったら豚肉も一緒に器に盛りつけマスタードを添えて完成です。栗原はるみさんは塩豚のレシピを多数出していて、評判も高いのでここで紹介させてもらった特にオススメの塩豚料理のレシピも是非チャレンジしてみてください。

塩豚を作って料理に活用してみよう!

塩豚は保存もできて料理のレパートリーもぐっと増え、お友達が来てもリッチなランチを作ったり、時間がないときもサッと手軽に調理できたりと、普段から作って冷蔵庫に入れておくととても便利です。

単純に塩豚を焼くだけでもおいしいのですが手を加える事でほんとにバリエーション豊かなランチに、ディナーに、サラダにも変身させる事ができ、忙しい主婦だけでなく、一人暮らしの方にもオススメです。興味が湧いたら是非この記事をみて塩豚を作って、様々な料理にもチャレンジして見てください。

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