2018年08月19日公開
2024年07月30日更新
精進料理のレシピ集!簡単・人気料理や献立のたて方も紹介!
精進料理といえばお寺などで食べると料理として知られています。そんな精進料理を家でも簡単に作って食べれるレシピが今はやっています。というのも精進料理でダイエットをしようという人が増えているのです。精神料理は魚や肉などを一切使う事が出来ないと言われているのでレシピもそれらの材料がありません。しかし簡単で人気そして献立も作れちゃうレシピがあるので今回紹介していきましょう。
人気料理で精進料理をマスター!
昔精進料理といえば寺でしか食べれないと言われていた料理でした。しかし近年の健康ブームそしてダイエットブームから精進料理を家でも食べれないだろうかと言われています。しかし精進料理といってもどんな料理になのか分かっていないまま作っている人も多いそうです。そこで今回そんな精進料理について色々基礎から学びそして簡単に作れる人気の献立やレシピをいくつか紹介していきましょう。意外な料理が出てきますよ。
最初に精進料理のレシピをいくつか紹介しますが、基本的にレシピといっても日常的に見ている料理もかずおおくあります。中には手作りで作れるレシピもあるので、料理が好きな人はぜひ手作りで簡単で人気のレシピを作ってみるのも悪くありません。精進料理の基礎は後半に紹介していきますが、それを見ると納得いく事もあります。レシピはたくさんあるので、ここに乗せられている物以外でも精進料理のレシピ本も出ています。
精進料理の人気レシピを紹介
簡単上品な料理「ふろふき大根」
最初に紹介する精進料理レシピで簡単で人気のメニューは「ふろふき大根」です。地方によって呼び名が変わりますが、精進料理としては比較的に作りやすい料理の一つでもあります。大根をゆっくりと炊いて作るふろふき大根はすっとお箸が通る、柔らかすぎず固すぎない大根に、味噌とネギをたっぷりと乗せていただく精進料理です。50カロリー以下と大変ヘルシーなので、ダイエットレシピにもおすすめできる位のヘルシーさです。
材料は大根12cm(太め)、昆布(5cm角)1枚、青ネギ2~3本、赤みそ40g、みりん、一味とうがらしです。作り方は大根は皮をむき、4等分の輪切りにして面取りをします。鍋に昆布を敷き大根とかぶるくらいの水を入れて中火にかけ、くしが刺さる程度の堅さまでゆでる。青ねぎは小口切りにして半量をすり鉢ですりつぶし、分量の赤みそ、みりん適量を加えて混ぜる。茹で上がった大根の上に調味料、ねぎ、一味で完成です。
お肉もどきでがっつり「大豆ハンバーグおろしポン酢」
次に紹介する精進料理簡単レシピは「大豆ハンバーグおろしポン酢」です。ダイエット中の人ならわかりますが、ハンバーグって一番カロリーが高いんです。そのハンバーグを美味しく食べれるのがこの大豆ハンバーグなのです。大豆を加工した肉の代用食品はカロリーを抑えながらタンパク質を得られるため、スーパーでも様々な種類・形状が販売されている位なので、ぜひダイエット中の人でもおすすめしたいタイプでもあります。
材料はゆで大豆80g玉ねぎ50g芽ひじき2.5g片栗粉大さじ1/2塩0.5g胡椒少々キャノーラ油小さじ1大根100g青じそ1枚ポン酢大さじ1です。作り方は、ハンバーグと同じ要領で大丈夫です。フライパンに残りの油をひいてしっかり形を整えたそれを焼いて、裏返して同様に焼き、途中でお湯を加えて蓋をして蒸し焼きにすれば、青じそと大根おろしをのせて、ポン酢をかけて完成となります。精進料理レシピでも大人気のレシピです。
滋養たっぷり「ごま豆腐」
次に紹介する簡単精進料理レシピは「ごま豆腐」です。女性ならば誰もが好きなごま豆腐も実は精進料理の一つでもあります。もちろんお家で簡単に作れるレシピもあります。精進料理ではほんのり甘みのあるごま豆腐は、食前に食べると食欲が出るという事もあり殆どが前菜として食べる事が多い料理なのです。その為にレシピで作るのも本格的なプロの味を再現できるレシピを紹介しましょう。ぜひ前菜レシピとして活用してください。
因みにごま豆腐は高野山で料理長をしている方が作っておられていて他にもいろんな精進料理レシピを乗せた本高尾山の「精進」家庭料理(講談社)があります。材料はねりごま60g、くず餅50g、水400ml、出し昆布5cm1枚、塩一つまみ、醤油適量、練りわさび好みです。作り方を紹介していきましょう。くず粉の溶け残りがないように、ボウルに昆布だしとくず粉を入れて木べらなどでよく混ぜてから、ざるを通して鍋に移します。
ねりごま、塩を加えてよく混ぜてから弱火~中火にかけます。濃度が出てきたら、さらに弱火にして 鍋底全体を絶えずかき混ぜて均一なねばりになるようにします。流し缶かバットなどに流しいれ、少し高いところからトンと落として空気を抜き、熱いうちに密着させるようにラップをします。粗熱が取れたら冷蔵庫にいれます。すっかり形が出来たらバットから取りだし、スプーンですくい器に盛り付けわさびを添え、醤油をかけます。
野菜いっぱい入っている「けんちん汁」
次に紹介する精進料理レシピは「けんちん汁」です。けんちん汁は給食などでも人気の具沢山な汁物。かつて鎌倉の建長寺で作られていたことからけんちん汁と呼ばれるようになったという説もあるようです。人参の赤、豆腐の白、しいたけの茶など目にも鮮やか。精進料理として作る際には、鰹など動物性のだしを避け昆布だしなどを用います。また、風味付けによく使われるネギや生姜も避けるのが精進料理でのレシピになります。
材料は大根 5cm、人参 1/2本、ごぼう 1/2本、こんにゃく 1枚、〇生しいたけ 4枚、〇長ネギ 1/2本、〇木綿豆腐 250gで、だし汁はごま油 大さじ1、水 4カップ(800cc)、酒 大さじ2◎和風だしの素 大さじ1、◎醤油 大さじ1、◎塩 小さじ1です。下準備はこんにゃくは、スプーンなどで食べやすい大きさにちぎって、5分程湯でてザルに上げ、ごぼうは、お好みの大きさにカットしたら、数分間、水にさらして水気を切っておくといいです。
作り方は鍋に、ごま油を敷き、中火で〇以外の具を入れてザッと炒める。水、酒を入れて、煮立ったらアクを取り、蓋をして15分ほど煮込み、野菜が柔らかくなったら、◎の調味料と〇の具と豆腐を手で一口大にちぎり入れて一煮立ちさせれば完成です。殆どぱっと出来るので便利ですが、下準備をするのかしないのかではかなり状況が変わります。ちょっと時間ある時は下準備もしてから作ると美味しい精進料理レシピになります。
木綿豆腐から出来る精進料理「本格がんもどき」
次に紹介する精進料理レシピは「本格的がんもどき」です。がんもどきも実は精進料理であり、家でも簡単に作れる人気レシピでもあります。今回紹介するのは木綿豆腐を使って一から作るタイプの本格的なタイプのレシピです。一から作るレシピと聞くと難しそうと思うかもしれませんが、実は簡単に30分以内で作れてしまいます。精進料理の基本料理でもあるお豆腐のおばんざいをぜひ手作りで一からレシピで作ってみましょう。
材料は木綿豆腐1丁、にんじんは3cm長さのせん切り30g、生しいたけ は軸、かさそれぞれ薄切り2枚、さやいんげん は5mm幅に切って5本です。調味料は塩小2/3、砂糖小1、卵1コ、かたくり粉大1です。作り方は豆腐は紙タオルで包み、バットかまな板をのせておもしにし、2~3時間おいて水けを切ります。その間に野菜は切っておきます。豆腐をすり鉢でよくすり、調味料を順に加えてよく混ぜ、野菜を加えて、ゴムべらで混ぜます。
深めのフライパンに揚げ油を1~2cm深さまで注ぎ、約170℃に熱する。混ぜ合わせた生地を6~7等分に分け、木べらの上で小判形に整え、すべらせるようにして静かに揚げ油の中に入れる。途中何度か返しながら、きつね色になるまで5~6分間揚げ焼きにし、余分な油を切っていきます。皿に青じそ、揚げ焼きをしたがんもどきを盛り、大根おろし、うす口しょうゆを添えたら完成となります。手作りでも作れる簡単人気レシピです。
高血圧予防におすすめ「蒸しリンゴとホウレンソウのごま和え」
次に紹介する精進料理レシピは「蒸しリンゴとほうれん草の胡麻和え」です。高血圧予防に疲労回復まで!「1日1個のリンゴは医者いらず」という言葉通りのアイデア精進料理レシピです。色合いも鮮やかで春に食べたい一品。蒸したりんごは甘みがより一層増すので、ホウレンソウの苦味は食べやすく調和されます。またリンゴを使う事で野菜が苦手な子どもたちも美味しく食べれるレシピでもあるのでお母さん達も嬉しいレシピです。
材料はほうれん草、春菊は1/3、リンゴ半分、白ごま大4、醤油大1弱、砂糖大1/2、出汁1/2カップです。作り方はほうれん草、春菊は塩を加えた熱湯でゆで、冷水にとって絞り、4cm長さに切る。りんごは皮付きのまま4つ割りして芯を取り、さらに半分に切って薄切にし、大きければ縦半分に切り、塩水に入れる。白ごまはフライパンで炒って香りを出し、すり鉢で八部位にすり、調味料を入れて残りの材料を入れて混ぜれば完成です。
この料理はとても簡単ですが大事な作業があります。必ず水気を切る事です。水気を切らないと水が残ってしまい美味しい副菜となるはずの料理が失敗してしまいます。最後にすり鉢に入れる前に必ずほうれん草と春菊はボウルに入れ、残りの出汁を加えて、出汁洗いし、しっかり絞って置く事、そして塩水につけているリンゴもしっかりザルで完全に水気を切ってから入れる事がこのレシピ料理が失敗しないコツでもあります。
精進料理レシピで人気「ウナギもどき」
次に紹介する精進料理レシピは「ウナギもどき」です。レシピでは干ししいたけを使う所もあれば豆腐を使うと事もあります。今回は豆腐を使ったレシピから簡単に紹介しましょう。水を切った木綿豆腐200g 、ごぼう1/3、長いも20g。この他、海苔、しょうゆ、昆布だし、酒、みりん、砂糖、黒砂糖、片栗粉です。昆布だし50cc、酒大さじ30cc、みりん20cc、しょうゆ25cc、砂糖小1、黒砂糖小1をあわせ、一煮立ちさせます。
ごぼうは、皮をむいて、水にさらしておきます。さらによく水をきった木綿豆腐を、裏ごしして、裏ごしした木綿豆腐に、長いも、ごぼうをすりおろしたものと、片栗粉小1をよくまぜあわせます。海苔をうなぎの皮のような形にして海苔の上に、豆腐でうなぎの身の部分をつくっていきます。ヘラで、うなぎ風の模様を作ります。170℃の油であげます。途中でひっくり返して、キツネ色になるまで揚げてた後たれを塗れば完成です。
人気の精進料理簡単献立
献立で夏もさっぱり「なめこおろし蕎麦」
次に紹介する精進料理人気献立は「なめこおろし蕎麦」です。蕎麦屋にいけば大半見かけるこのメニューも実は精進料理レシピであり献立でもある料理なのです。意外と身近に色んな精進料理レシピや献立があるのだと感じられます。そしてこのなめこおろし蕎麦を精進料理レシピと献立として紹介する理由はやはりなんといっても温冷どちらも作る事が出来るという事です。つまり献立レシピメニューとしては一年中使う事が出来るのです。
材料はゆでそば 4玉、大根 1/3本、なめこ 1袋、かけつゆ 適宜です。温冷共有です。温の時はかけつゆを温めておきましょう。大根は皮をむいてすりおろし、ざるにあげて汁気を切り、なめこはざるにのせて流水の下で洗ってぬめりを取り、水けをきる。鍋に湯を沸かし、そばを入れてほぐし、ざるに上げ、流水の下で手早く洗いながら冷やし、水けを切り、器にそばを盛って大根おろしとなめこをのせ、かけつゆをかけたら完成です。
甘くて美味しい「サツマイモの精進グラタン」
次に紹介する人気簡単精進料理レシピ献立は「サツマイモの精進グラタン」です。甘くて食べやすいので子どもに人気のレシピ献立でもあります。作り方は馬鈴薯150g、サツマイモ100gの皮をむき、火が通りやすい大きさの乱切りにして同じ鍋でやわらかく茹でた所でマッシャーで潰しておきます。マカロニ50gをゆでます。ボールで小麦粉100ml、豆乳180~200ml、みそ小さじ2、しょうゆ小さじ2を軽く混ぜます。
あまりコテコテ練りあげるようにしてしまうと粘り気が強く出てしまうため、多少ダマが残っても良いので泡立て器などでサラッと混ぜる程度にしたところで、鍋で潰したサツマイモと合わせておきます。耐熱容器に、皮ごと乱切りにしたさつまいも150gとマカロニを散らし、その上に鍋の材料を注ぎます。200度に余熱済みのオーブンに入れ、計20分加熱したら火を止め、オーブンの中で5分~8分程度余熱を与えたら完成です。
肉の代用に豆腐を使う「蓮根のはさみ揚げ」
次に紹介する人気簡単精進料理レシピ献立は「レンコンのはさみ揚げ」です。肉の代わりに豆腐をはさみ揚げするのです。材料は木綿豆腐200g,干し椎茸150ml,長芋80g、人参20g、ぎんなん30g、グリーンピース20g、酒大1、みりん小2、砂糖小1、しょうゆ大1、蓮根400g、小麦粉大2~3、片栗粉大1、揚げ油適量、フライ粉30g、レモン適量となっています。難しそうなレシピに見えますが肉の代用に作るのにはおすすめです。
木綿豆腐をふきんで包み、1kgほどの重石を乗せて3時間以上かけて水気を切ります。干し椎茸を水150mlに2時間以上浸けてダシをとり、かわをむいた長芋をすりおろし、1/3と2/3にわけます。人参、2の椎茸を細かく切ります。グリーンピースとともに、椎茸ダシ、酒、みりん、砂糖、しょうゆで10分ほど煮ます。レンコン400gの皮をむき、12枚に輪切りにして固めに塩ゆでをしておきます。柔らかくしなくて大丈夫です。
豆腐をしっかりつぶし、長芋1/3と片栗粉を加えてよく混ぜ、しっかり汁気を切った野菜を混ぜます。の具を6等分し、レンコンに合わせて貼りつけ、挟むようにして合わせます。小麦粉を全体にまぶします。長芋2/3をからめ、フライ粉をまぶして油でゆっくり揚げていけば完成となります。これで肉がなくても美味しいれんこんのはさみ揚げの出来上がりになります。レシピ通りに作る献立は美味しいのでレシピ通りに作ってください。
トロッとしておいしい「めかぶとなめこの味噌汁」
次に紹介する精進料理レシピで作る献立は「めかぶとなめこの味噌汁」です。レシピ料理としては簡単ですし、味噌汁の具材に悩んだ時にはお勧めです。レシピ料理で作る精進料理はまだまだありますが、一番手軽に買いやすく作りやすい料理といえば味噌汁です。レシピでも精進料理は味噌汁も数多く存在しています。特にヘルシーで美味しいみそ汁の具としてめかぶとなめこの味噌汁のレシピを簡単に紹介しておきましょう。
味噌汁なので細かいレシピは書きませんが、なめことめがぶの味噌汁レシピの最大の特徴はなめことめかぶにあるトロミ成分が熱によってさらにトロミが増えるのです。その為に精進料理レシピとしてはお勧めしたいのです。またダイエットレシピでも使えるのでおすすめです。作り方は普通の味噌汁と同じように作ればいいですが、めかぶもなめこも最初は軽く水洗いしておきましょう。ここまで簡単なレシピ料理はなかなかりません。
誰でも食べやすい「ひじきごはん」
次に紹介する精進料理レシピを使った献立は「ひじきごはん」です。炊き込みご飯系の中ではよく使われる料理です。給食でもたまに出てきます。そのひじきごはんも精進料理レシピとして上がっています。作り方はほぼ簡単なレシピです。ひじきを水でもどしてだし汁、醤油、みりんを入れて炊飯すれば完成です。もちろん野菜もいれても大丈夫です。食べやすいレシピ料理でもあります。いつもの炊き込みご飯が飽きた時にお勧めです。
簡単い作れる精進料理レシピといってもちょっとひと手間を工夫すれば豪華になったりするので、美味しいと感じることもできます。精進料理レシピのほとんどは簡単ですぐに作れるけど、素材の味を感じることが出来るのも魅力の1つです。ひじきごはんもお揚げや枝豆などを入れて炊くと更に美味しい味わいになるのでレシピ通りに作るのに慣れたらぜひアレンジレシピを作ってほしい精進料理です。精進料理レシピなので肉はダメです。
秋が旬でおいしい「茄子の甘味噌炒め」
次に紹介する精進料理レシピで作る献立は「茄子の甘味味噌炒め」です。秋が旬である茄子を使った精進料理レシピでもあります。作り方は簡単です。最初に小鍋で酒、みりん、昆布だしで味噌をよく溶き、固まりがないようにほぐし、砂糖を加えて甘味を調えます。硬すぎると炒める際にナスに味噌味がしみにくくなってしまうので少し緩めに溶くのがレシピでもポイントとされている所でもありますのでそれだけは注意してください。
フライパンに油を敷き、ナスを炒めます。ナスが油を吸ってしばらく炒めたら、他の具を加えます。他の具はレシピでもお好みでOKだそうです。具に火が通り、柔らかくなりはじめたらさきほどの甘味噌を加えてよく混ぜ、炒めます。弱火に落とし、ナスにある程度味噌が染みたら焦げないうちに火を止めれば完成です。この茄子のレシピは精進料理レシピとしては茄子は結構使われるのでその中でも人気のレシピとして紹介しました。
精進料理とはどんな料理?
精進の意味は?
誠凛勝利のレシピと献立について色々紹介してきました。ではここから精進料理とはいったいどんなものなのかという事をレシピと合わせながら紹介しましょう。そもそも精進料理の精神は「殺生をしない、煩悩を避ける」など仏教の戒律に基づいて、自分自身を厳しく律している修行者たちが、必要最低限の栄養を摂取するために生まれた食事方法であります。その為に精進料理は欧米ではベジタリアンレシピと同じだと言われてます。
日本では曹洞宗などの禅宗を中心に精進料理の技法やレパートリーやレシピが広がったと言われています。料理の内容はもちろん、調理工程にも修行の一環として細かな規律が設けられていたそうです。無駄を極限まで減らす一方、また食べる時も必要最低限の粗食をいただくことで食べ過ぎず、修行の一環として決められたマナーを守る等作法を通して「食」に感謝することが出来るのが精進料理での精神でありレシピが生まれたのです。
精進料理の意味は五味・五色・五法
所で精進料理のレシピを見ていると今ダイエットブームもあり、健康的に見えます。精進料理のレシピにはちゃんと意味があります。宗派や地域・時代によって様々な発展を遂げてきた精進料理はその定義もそれぞれに異なります。例えば、禅宗のひとつ、曹洞宗の開祖、道元禅師は精進料理のレシピをこのように言い残しています。「五味と五法と五色」は精進料理のレシピには決して欠かしてはいけない物であると記載をしているのです。
その精進料理のレシピの元となっている五味と五法と五色の意味は昔からの教えであり精進料理のレシピでのルールでもあります。五味は「苦味、酢味、甘味、辛味、塩味の5つの味を基本に淡味に仕上げること」であり、五法は「煮る、焼く、 蒸す、揚げる、生の5つの技法を用いて野菜本来の味を引き出すこと」事で、五色は「赤、白、黄、青、黒の5色の食材を用いること」というように調理方法についても様々な教えを残しています。
精進料理に使ってはいけない食材もある
出典: http://higan.net
所で精進料理のレシピを見ていて気付いた人は気づきましたか?実は精進料理のレシピには使ってはいけない材料というのが存在します。それは「動物食を避けること」「五辛あるいは五葷(香味の強い野菜)を避けること」です。香味の強いネギやニンニクは煩悩を呼ぶとされているのです。動物食というのは牛、豚、鶏、魚がすべて当てはまります。つまり日常的に食べたいと思っているのであればそこは意識していておきましょう。
香味の強い野菜には、にんにく、ねぎ、にら、たまねぎ、らっきょうが挙げられることが多いですが、宗派や時代によって解釈が異なります。しっかり精進料理のレシピを確認し、禁止されている野菜があれば置き換えを検討すると良いでしょう。レシピ本やネットで探せばいろんなレシピが出てくる時代です。精進料理のレシピはいろんなものがあり、ここでは紹介できないものも数多くあります。それでもレシピを見て作るのが一番です。
簡単レシピで精進料理を楽しもう
ここまで精進料理について紹介しました。精進料理というのは元々寺の人が食べるための料理であるのです。その為に守らねばいけないルールというのが存在しています。それをしっかり分かったうえで精進料理を食べる事で栄養価も高いその上簡単で人気のレシピや献立を作る事が出来ます。今回紹介した人気レシピや献立はあくまで一部のものです。ネットをもっと探せばさらなる精進料理のレシピは沢山あるのでぜひ探してください。