梨の冷凍保存方法・日持ち期間は?美味しいアレンジレシピも紹介!
梨の冷凍保存について解説します。収穫される期間が短い梨を、冷凍保存で日持ちさせる方法をまとめました。冷凍梨を使った美味しいレシピも紹介します。梨を大量消費したい方や、少しでも長い間美味しい梨が食べたい方は必見です。
目次
梨の冷凍保存方法やアレンジレシピを紹介
久しぶりに長時間の日射しで梨畑も明るくなりました。
— 川清園 (@kawaseien) July 31, 2020
長かった梅雨も、もう少しで明ける事でしょう。#inagi #Tokyo #東京 #稲城 #稲城市 #梨 #梅 #多摩 #たま発 #稲城の梨 #川清園 #ボイセンベリー #ブルーベリー #ブラックベリー #梅雨 #冷凍 #梅雨明け #ジャム #梅酒 #梅ジュース #みなみの恵み pic.twitter.com/TNK5xWhZO2
みずみずしい食感の梨は、多くの人に愛される夏の期間限定フルーツです。収穫できる期間が短くて日持ちもしにくいですが、冷凍保存しておくと長期間日持ちします。本記事では、梨を冷凍保存する方法についてまとめました。
おすすめの保存方法や保存した梨を使った人気レシピも紹介します。みずみずしい梨を冷凍保存して、長期間美味しさをキープしましょう。
梨を冷凍保存するメリット
大量に梨をもらった時には、凍らせて保存してみましょう。梨の大量消費にも役立つ、冷凍保存のメリットについてまとめました。
常温・冷蔵保存より日持ちする
最近の朝ヨーグルト。プレーンヨーグルト脂肪0に、食べきれずに冷凍した梨を入れてます。甘みがちょうど良い。#おうちごはん #朝ご飯 #ヨーグルト #タンパク質 #梨 pic.twitter.com/qLEKU9MCQf
— かめこ/補食するスポーツ栄養士 (@eiyoushikameko) September 20, 2018
常温や冷蔵で保存したものは、あまり日持ちしません。水分量が多いので、乾燥した場所に放置していると水分が抜けて味が落ちてきてしまうためです。常温(冷暗所)で保存した場合は3日ほど、冷蔵庫で保存した場合は約1週間ほどしか日持ちがしません。カットしたものはもっと保存期間が短く、2日程しか日持ちしないのが欠点です。
しかし、凍らせた場合は約1カ月ほど日持ちします。果肉だけでなく中に含まれる水分も凍らせることができるので、中が乾燥してしまうことはありません。ただし、完全に凍らせて保存する場合は解凍すると元の状態には戻らず、香りや食感などが変化してしまいます。凍らせたものは、シャーベットやコンポートなどに加工して味わうと良いでしょう。
アレンジ調理に便利
伊勢原の梨🍏入荷してます
— あふり~な 比々多店 (@HICHOKUHAN) August 21, 2018
現在は幸水・豊水・秋麗入荷中☺️
甘く、みずみずしい季節の味、美味しいですよ〜👌
暑い日は、薄くスライスした梨を冷凍するとさっぱり美味しいデザートになります(*´꒳`*)
すり下ろして冷凍しても美味しいです☺️#伊勢原 #大山 #直売所 #梨 #幸水 #豊水 #秋麗 pic.twitter.com/5aYI0QSgNJ
美味しいアレンジ料理を作りたい時にも、凍った果肉が大活躍します。凍らせた果肉をそのまますりおろすとシャーベットやジュースに変身するのです。ミキサーなども使わずに作れるので、夏のスイーツ作りに試してみてはいかがでしょうか?また、果肉を凍らせると、細胞が壊れて味が染み込みやすくなります。
そのため、生のものよりも味付けがしやすく、いろいろ煮込み料理にアレンジするのが簡単になるのです。採れたてのみずみずしい食感は解凍しても復活しませんが、コンポートやジャムなどにアレンジする時に活用しましょう。
梨の冷凍保存方法【生のまま】
上手に冷凍保存するには、梨の加工方法にも工夫が必要です。アレンジしたい料理に合わせて、上手に保存しましょう。おすすめの保存方法について解説します。
カット・丸ごとの場合
社員Aはダイエット中。結婚予定のお姉ちゃんと一緒に、報告会をしているらしく、今日のお昼は豚汁一杯と梨です。(梨は冷凍すると美味だそうです)#シャオール #SHAOOL #知育玩具 #梨 #ダイエット pic.twitter.com/PdgHl57o3S
— 株式会社シャオール(公式) (@SHAOOL_official) September 27, 2017
凍らせる場合は、カットして保存するのがおすすめです。皮のまま丸ごと保存することも可能ですが、カットしたほうがいろいろな料理にアレンジしやすくなります。丸ごと保存する場合は、しっかりと皮の汚れや水分をふき取ってから保存しましょう。
カットの場合はくし切りに切って、ラップで一切れずつ包みます。それをジップロックに入れたら、しっかりと空気を抜いて冷凍庫に入れましょう。金属製のバットの上に乗せると、急速に凍らせることができて便利です。
煮込み料理などに使う場合は、そのまま料理に使うこともできます。15分ほど常温で自然解凍させた半解凍の状態も、シャリシャリした食感で美味しいです。
すりおろす場合
秋のオススメ『すりおろし梨のジントニック』、ほんのりとりした甘さと、すっきりした味わいが絶妙です。期間限定ですヽ(*´∀`)#kaleidoscope #練馬 #中村橋 #富士見台 #bar #diningbar #梨 #ジントニック #梨には整腸作用と疲労回復効果があるので疲れ気味の身体に優しい♪ pic.twitter.com/YQ9mILi5AJ
— Bar KaleidoScope (@BarKaleidoscope) October 7, 2018
ジャムなどのすりおろして調理する場合は、冷凍前に梨を加工しておくと便利です。すりおろして凍らせたものは、そのままシャーベットとして味わっても美味しいのでデザートにも良いでしょう。
加工の仕方はまず適当な大きさに切って、おろし金ですりおろしたり、ミキサーで撹拌します。皮や芯はしっかりと取り除いておきましょう。変色を防ぐためにレモン汁や砂糖を入れたら、ジップロックなどの密閉容器に入れます。なるべく平らに果肉をならしたら、冷凍庫で保存しましょう。
6時間ほど経ったら、一度取り出してジップロックをもみほぐしてから再び凍らせます。しっかりと凍ったら完成です。一度揉みほぐすことで、カチカチに凍るのを防いでくれます。少量ずつ解凍したい時にもほぐしやすくなるので、必ず行うようにしてください。ジャムやスムージーに加工する場合は、凍ったまま調理すると良いでしょう。
梨の冷凍保存方法【加熱後】
加熱調理した加工品も、凍らせて保存すると良いです。コンポートやジャムなどの日持ち期間を、延ばしてくれる保存方法をまとめました。おすすめのレシピも合わせて紹介します。
コンポートの場合
【材料】
- 梨:2個
- 白ワイン:400㏄
- グラニュー糖:大さじ5
- ハチミツ:大さじ2
- シナモンスティック:2本
- クローブ:8個
【作り方】
- 梨の皮と芯を取り除いて4等分にします。
- クローブを一切れずつに刺します。
- 鍋に白ワインとグラニュー糖、はちみつを入れます。
- シナモンスティックを浮かせたら強火にかけます。
- 煮立ってきたら、2を入れて落し蓋をします。
- 中火にして約20分煮ます。
- 梨が柔らかくなったら火を止めます。
- しっかりと冷ましたら完成です。
ケーキなどに使うコンポートは、加工してから保存しましょう。作ったコンポートを、汁ごとジップロックに入れて平らにならして凍らせます。6時間ほど経ったときに一度ほぐしておくと、後で小分けしやすくなるので忘れず行うようにしてください。
梨ジャムの場合
常温でも長期間日持ちしやすいジャムですが、凍らせて保存すると更に長い期間美味しく味わうことができます。ジャムに加工すると日常で使いやすくなるので、一度に大量に作って冷凍保存しておきましょう。食べきれない量の梨をもらった時などにも重宝する保存方法です。
作り方も簡単で、すりおろした果肉を砂糖とレモン汁に合わせて煮詰めるだけです。食感を残すために半分をいちょう切りにして入れると、より美味しくなります。保存する時にはすりおろしたものと同様、ジップロックなどに平らにして入れて凍らせてください。ほぐしやすくするために、6時間ほど経ったら一度揉んでおくことを忘れないようにしましょう。
生のまま冷凍した梨を使えるアレンジレシピ
美味しく凍らせた梨が味わえる、おすすめのアレンジレシピを集めました。すりおろしやカットした梨を使ったものを紹介します。
梨シャーベット
【材料】
- 梨:1個
- 砂糖:20g~
- レモン汁:小さじ1
- ラム酒:小さじ1ほど
- ミント:お好みで
【作り方】
- 梨の皮と芯を取り除いてすりおろします。
- 金属製のバットの上に1を流して平らにならします。
- 砂糖とレモン汁を加えてよく混ぜます。
- ラム酒を加えて混ぜます。
- 冷凍庫で1時間冷やします。
- 一度取り出して全体をほぐします。
- かたまり過ぎてしまった場合は、フードプロセッサーなどを使いまししょう。
- 再び冷凍庫で1時間冷やします。
- 全体をほぐしたら器に盛り付けます。
- ミントなどの添えたら完成です。
すりおろした梨を使用したシャーベットです。簡単な調味料と合わせるだけで作れるため、子供と作るスイーツ作りにもおすすめしたいレシピになっています。子供用に作る時には、ラム酒を入れなくても良いです。
梨ソースのハンバーグ
すりおろしたものは、ソースにアレンジすることも可能です。柚子ポン酢や醤油と合わせて、ハンバーグソースにアレンジして味わいましょう。凍らせた果肉は調味料が良く染み込むので、生の物よりも美味しく仕上がります。
解凍したものを使用しても良いですが、暑い季節には凍らせたまま調理して冷製ソースにするのもおすすめです。淡白な風味の豆腐ハンバーグと合わせて、サッパリと味わいましょう。普通のお肉ハンバーグとも相性が良いので、メインのハンバーグ具材はお好みでアレンジしてみてください。
冷凍フルーツのサングリア
自宅でおしゃれにお酒を味わいたい方は、凍らせたカット梨をサングリアに入れてみてください。サングリアとは、ワインやジュースのカクテルにフルーツやスパイスを漬け込んで作る飲み物です。通常はフルーツを入れた後冷蔵庫で冷やしてから味わいますが、凍らせたフルーツを使用すると冷やす手間がありません。
そのまま飲むと、濃い赤ワインの味がフルーティーに味わえます。さっぱりとしたお酒が良い時には、炭酸水などで割ると良いでしょう。赤ワインの割合を少なめにしてオレンジジュースをメインで作ると、子供でも味わえます。好きなフルーツを凍らせて入れてみてください。
梨のシナモンかけ
時間がない時のスイーツには、シナモンをかけただけのシンプルレシピはいかがでしょうか?シナモンと梨の相性は抜群で、他の味付けをしなくても十分美味しく味わえます。いつもの梨に一手間かけて、新感覚のスイーツを堪能してみてください。作り方のコツは、凍らせ過ぎないことです。
完全に凍らせてしまうと、食感が変わってしまって美味しさが半減してしまいます。果肉がすこしシャリっとする程度の、半解凍状態が一番食べごろです。凍らせた梨を自然解凍させるときは、15分ほど常温に置いて解凍しましょう。
梨とバナナのスムージー
朝食には、さっぱりと味わえるスムージーにしてみてください。凍らせた梨を使用すると作った後に冷やす必要がなく、時短でひんやりスムージーが作れます。カットして凍らせた梨を使用しても良いですが、すりおろしたものを使用すると更に時短で作ることが可能です。
夏バテしやすい季節には、栄養価が高いバナナを合わせて作りましょう。バナナにはたんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。精神をリラックスさせてくれるセロトニンも含まれているので、寝る前の夜食としても最適です。
加熱後に冷凍した梨を使えるアレンジレシピ
凍らせたコンポートやジャムは、お菓子作りを時短にしてくれます。いろいろなレシピに活用して、美味しい梨を味わいましょう。
梨タルト
【材料】
- 冷凍コンポート:梨2個分
- Aバター:50g(常温に戻しておきます)
- A粉糖:50g
- A塩:少々
- 卵:20g
- バニラオイル:適量
- 薄力粉:100g
- バター:20g(常温に戻しておきます)
- 卵:15g
- 砂糖:20g
- アーモンドパウダー:20g
- 卵黄:2個分
- 砂糖:50g
- 薄力粉:20g
- 牛乳:160g
- 生クリーム:40g
- バニラペースト:小さじ1/2
- ナパージュ:適量
- ミント:お好みで
【作り方】
- 冷凍コンポートを自然解凍しておきます。
- カスタードクリームを作ります。耐熱ボウルに卵黄と砂糖を入れてよく混ぜます。
- 白っぽくなってきたら、薄力粉を振るい入れます。
- 生クリームと牛乳を少しずつ入れてよく混ぜます。
- ラップをして500wのレンジで2分半加熱します。
- 取り出してよく混ぜたら、1分加熱します。
- バニラペーストを混ぜてよく冷やしましょう。
- タルト生地を作ります。ボウルにAの材料を入れてよく混ぜます。
- 均一になったら卵を3回に分けて混ぜます。
- バニラオイルを加えて混ぜたら、薄力粉を振るい入れます。
- よく切り混ぜたら、ひとまとまりにします。
- ラップをして冷蔵庫で2時間休ませましょう。
- アーモンド生地を作ります。バターをクリーム状に練ります。
- 粉糖と塩を加えて均等になるまで混ぜます。
- 卵を3回に分けて混ぜたら、アーモンドパウダーを加えてよく混ぜて完成です。
- 打ち粉をした台にタルト生地を乗せて伸ばします。
- タルト型に乗せて成形します。
- アーモンド生地を入れて広げます。
- 190度のオーブンで25分焼きます。
- 冷ましたタルト生地にカスタードクリームをこんもり乗せます。
- 上からコンポートを並べて、表面にナパージュをぬります。
- ミントを添えたら完成です。
コンポートを作っておくと、タルト生地とカスタードクリームを作るだけでタルトが作れます。紹介するレシピではすべて手作りのものを使用していますが、さらに簡単にしたい方は市販のタルト生地を使っても構いません。
梨コンポートのショートケーキ
いつもの手作りショートケーキに、梨のコンポートを並べて作ってみてはいかがでしょうか?みずみずしいコンポートは、上品な味わいのケーキに仕上げてくれます。イチゴが高い季節にもおすすめの絶品ケーキレシピです。市販のスポンジケーキを使うと、レシピよりも簡単に作ることもできます。
梨クッキー
ティータイムには、冷凍梨ジャムを使用したクッキーを味わってみてください。材料を混ぜて焼くだけの簡単レシピになっているので、子供と一緒に作ることができます。ジャムを作る時に粗みじん切りして作って、梨の食感を残したクッキーに仕上げましょう。作り置きのお菓子としても重宝します。
梨は冷凍保存で日持ちさせられる!
父に供えていた梨が、そろそろヤバそうなので、すりおろして冷凍に。 #梨 pic.twitter.com/VSUoOuKlQI
— 琥珀 (@silentkohaku) August 22, 2017
美味しく食べられる期間が短い梨は、冷蔵保存よりも冷凍保存にしましょう。味や食感は変化してしまいますが、長い期間保存ができて料理へのアレンジも簡単です。紹介したレシピを参考にして、いろいろな梨料理を味わってください。
皮まで丸ごと保存するのも良いですが、ひと手間加えることで料理へのアレンジも楽になります。カットするのはもちろん、加熱して保存するのも良いでしょう。よく使う料理に合わせて、最適な保存方法で冷凍するようにしてください。