2022年08月02日公開
2024年05月25日更新
ビーフシチューの正しい保存方法とは?注意点やリメイクレシピも紹介
ビーフシチューが余ってしまった時の保存方法について悩んでいる人はいませんか。この記事では、ビーフシチューの正しい保存方法や注意点、リメイクレシピなどを紹介しています。ついつい余ってしまうビーフシチューを美味しく食べきりたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
「ビーフシチューを作り過ぎてしまったけれどどうやって保存すればいい?」
「ビーフシチューを保存する時の注意点を知りたい」
「余ったビーフシチューのリメイクレシピってどんなものがあるの?」
ビーフシチューを作り過ぎてしまった際、このような悩みや疑問を抱えたという人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ビーフシチューの正しい保存方法と冷蔵保存・冷凍保存それぞれの注意点やポイント、余ったビーフシチューのリメイクレシピについて紹介しています。
この記事を読むことで、ビーフシチューが余ってしまった時のリメイク方法や保存方法について正しい知識を身につけることが可能です。その知識をもとに、ビーフシチューが余ってしまったとしても最後まで美味しく食べることができるでしょう。
ビーフシチューの保存方法やリメイクに興味がある人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
ビーフシチューのおすすめ保存方法とは?
ビーフシチューやクリームシチューなどのシチュー系やカレー系は、少量作ることが難しいため、どうしても作り過ぎてしまったり余ったりすることがあるでしょう。そうなると食べきるまで保存することになるのですが、保存方法をどうするのか悩んでしまう人も多いです。
また保存するとしてもできる限り味を落とさないようにしたい、温めた際に変な食感になることを避けたいと考える人も少なくありません。
ここからは、そんなビーフシチューのおすすめの保存方法について紹介します。
保存方法は冷蔵と冷凍の2通り
ビーフシチューを保存する場合、選択肢としては冷蔵と冷凍の2種類があります。冷蔵保存は名前の通り、冷蔵庫に入れて保存する方法で、温め直せばすぐに食べられることから手軽に利用できる保存方法です。
冷凍保存は冷凍庫に入れて保存する方法であり、すぐに食べられない場合でも長期間保存できるところが便利な方法として挙げられています。ビーフシチューは冷蔵保存しかできないと思われがちですが、実際には冷凍保存も可能です。
保存期間によって冷蔵か冷凍を決める
ビーフシチューは冷蔵保存と冷凍保存のどちらも利用できますが、どちらにするかは保存期間によって決めることがおすすめです。
基本的に短期間の保存であれば冷蔵保存、長期間の保存であれば冷凍保存の方が向いています。このことを踏まえると、ビーフシチューを保存する場合は2日以内に食べきれるのであれば冷蔵保存、3日以上かかる場合は冷凍保存が望ましいです。
ただこれらはあくまでも目安なので、基本的には早めに食べきってしまうことが望ましいとされています。
ビーフシチューの正しい冷凍保存方法
ビーフシチューを長期保存する場合に適しているのが、冷凍保存です。ただ適当に冷凍してしまうと風味や食感が落ちてしまうため、正しい冷凍保存方法を知っておく必要があります。
以下で注意点と共に、解凍する方法を紹介します。
冷凍する時の注意点
ビーフシチューを冷凍保存する場合、注意したいのが具材です。ビーフシチューにはニンジンやジャガイモが使われることが多いのですが、これらの具材を使ったものを冷凍保存してしまうと、繊維が壊れて食感が悪くなってしまいます。
ニンジンやジャガイモを使ったビーフシチューは冷凍保存に向いていないため、冷凍保存を考えているのであれば、使わないもしくは冷凍保存する際にマッシュするのがおすすめです。
ビーフシチューの解凍方法
解凍する際には、ジップロックなどの保存袋に入れている場合はそのまま湯せんにかけてゆっくり解凍していきます。電子レンジで温める方法もありますが、出来る限り風味や食感を維持したいという場合は湯せんの方がおすすめです。
タッパーなどの容器に入れている場合や湯せんができない場合は、冷蔵庫に移して自然解凍をする方法が良いとされています。この方法は時間がかかるので、食べる前日から冷蔵庫に移しておきましょう。
冷凍ビーフシチューの保存期間
きょうのお昼ごはん。阿波牛のビーフシチュー、くるみパンとベーグルとコーヒー。#おうちごはん #Twitter家庭料理部 pic.twitter.com/uU2NSn4xJC
— かりん (@karin__m) July 19, 2022
冷凍保存されたビーフシチューの保存期間は、最短で1か月程度、最長でも2か月程度とされています。
この期間を過ぎてしまったとしても、冷凍されているのでビーフシチューが腐ってしまうわけではありません。ただ臭い移りや冷凍焼けを起こしてしまい、どんどん味や食感が損なわれてしまいます。
このため味や食感を気にしないのであれば、2か月以上保存はできるものの、美味しく食べたいのであれば、2か月以内に食べきってしまうのがおすすめです。
ビーフシチューの正しい冷蔵保存方法
冷凍保存ではなく冷蔵保存する場合は、まずタッパーなどの密閉容器に小分けにして入れ、粗熱を取っておきます。しっかり冷えていることを確認したら、容器の蓋を閉めて冷蔵庫に入れる、というのが正しい冷蔵保存方法です。
こうすることで風味などが損ないにくくなります。また、できるだけ早く冷やすこともポイントなので、鍋に入ったままのビーフシチューを氷水の張ったボウルなどに入れるというやり方も効果的です。
ビーフシチューを鍋ごと冷蔵庫に入れるのはNG!
ビーフシチューを冷蔵保存する場合、別の容器に入れる作業が面倒くさいからと鍋ごと冷蔵庫に入れるという人もいるのではないでしょうか。
一見鍋ごと冷蔵庫に入れても問題ないように思われがちですが、鍋で蓋をする程度では密閉具合が足りず、空気に触れて酸化しやすくなってしまいます。また鍋が熱い状態のまま冷蔵庫に入れてしまうと、菌が繁殖してしまうリスクもあるのです。
このためビーフシチューは鍋ごと冷蔵庫に入れるのではなく、粗熱を取ってから密閉容器に入れて冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵ビーフシチューの再加熱方法
冷蔵保存されていたビーフシチューを温め直す場合、電子レンジで温め直す方法と鍋に入れて加熱する方法があります。
電子レンジの場合は保存容器に入れた状態で3分ほど加熱し、中身をかき混ぜます。まだ冷えている場合は30秒ずつ加熱しては混ぜる作業を繰り返し、調整するだけです。鍋に入れて加熱する場合は、弱火または中火でよくかき混ぜながら温めます。
いずれの場合も水分が足りずに固まっている可能性があるので、水を入れるなどして調整しながら温めましょう。
冷蔵ビーフシチューの保存期間
ビーフシチューを冷蔵保存する場合の保存期間としては、最短で1日、最長でも3日程度となっています。これはビーフシチューに使われているニンジンやジャガイモのほか、生クリームが傷みやすいという点が理由です。
ほかにも冷凍保存よりもビーフシチューが冷え切らないため、どうしても菌が繁殖してしまう点も理由として挙げられます。
ただし、毎日しっかり火を通してかき混ぜた後に冷やして冷蔵保存すれば、5日から1週間ほど保存可能です。
ビーフシチューの常温保存は絶対にやめよう!
ビーフシチューの保存方法の中で最もNGだとされているのが、常温保存です。常温で保存していると、ビーフシチューの中でウェルシュ菌と呼ばれる細菌が繁殖してしまう原因となってしまいます。
ウェルシュ菌はどんな食品にも存在する常在菌ですが、食中毒を引き起こす要因であり、加熱しても死滅しないことから、できる限り繁殖を防ぐことが重要です。
このような点から、ビーフシチューの常温保存は絶対に避けなければいけません。
出典:ウェルシュ菌|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
参照:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/micro/uerusyu.html
ビーフシチューのリメイクレシピ
ビーフシチューは単体でも美味しい料理なので、温め直したものをそのまま食べることができます。ただそのまま食べるのに飽きてしまった場合は、リメイクレシピでアレンジしてみるという方法がおすすめです。
ビーフシチューそのものがすでに完成されている料理であることから、リメイクレシピはいずれも、ちょっとした手間をかけるだけで簡単に作れるものが揃っています。
ここからは、そんなビーフシチューのリメイクレシピについて紹介します。
ビーフシチューパイ
パイ生地に卵液ぬってオーブンで焼く?本物みたいに揚げる?
いやいや、ホットサンドメーカーにまかせておけばだいたいうまいこといくやんって考え。これが大正解。
難しいこと一切なしでサクサクのビーフシチューパイができます!
ビーフシチューだけでなく、余りがちなカレーやクリームシチューなどで作っても◎
こちらは、ホットサンドメーカーを使って手軽に作れるビーフシチューのリメイクレシピです。必要なのは冷えたビーフシチューと冷凍パイシートのみで、再加熱や調理の手間がかからないところが魅力のレシピとなっています。
パイシートをホットサンドメーカーの大きさに合わせて伸ばした後は、欲張り過ぎない程度のビーフシチューを乗せてホットサンドメーカーに挟むだけです。忙しい朝でも簡単にできるため、朝食やおやつにおすすめとなっています。
ドリア
バターコンソメをご飯に混ざるだけでお味が上がります。 冷凍も出来ますので、作り置きにも。シチューが余ったらぜひやってみて下さい。
ビーフシチューだけではなく、クリームシチューでもできるリメイクレシピがこちらのドリアです。
残ったシチュー以外にはご飯やチーズ、バターやコンソメなどのすぐに準備できる材料があればすぐに作れるレシピで、グラタン皿に材料を入れてオーブントースターやグリルで焼くだけとなっています。
焦げそうになったら途中でアルミホイルをかぶせておけば、真っ黒になってしまうのを防ぐことができます。
シチューポットパン
シチューポットパンは、ビーフシチューまたはクリームシチュー、もしくはカレーを使った手軽なリメイクレシピです。
厚切りの食パンの底を切り取ったら、シチューが流れ出ないようにチーズを敷き、シチューやとろけるチーズを入れたらトースターで焼くだけというシンプルな内容になっています。
ビーフシチュー以外でも作れるところや、厚切り食パンを使うことでごちそう感を演出できるところが魅力です。
煮込みハンバーグ
こちらはビーフシチューのアレンジレシピではありますが、冷凍または冷蔵保存していたビーフシチューを解凍して使えるので、リメイクレシピとしても活用できます。
ハンバーグを焼いた後にビーフシチューを入れて煮込んで、チーズが溶けるまで蒸すだけです。ハンバーグを作らなければいけないという手間はあるものの、普段のハンバーグをごちそうにできるところや、濃厚な味わいを楽しめるところがおすすめのポイントです。
デミグラスオムライス
こちらもビーフシチューのアレンジレシピですが、オムライスに余ったビーフシチューをかけるだけの簡単なリメイクレシピとしても利用できます。
作り方としては、まずバターやコンソメ、塩コショウとご飯を電子レンジで温め、卵とピザ用チーズを混ぜた薄焼き卵を作ります。それぞれを合わせてオムライスを作った後は、解凍または温めたビーフシチューをかけるだけです。
オムライスは、薄焼き卵をご飯にかけるだけなので簡単に作れますし、ごちそうオムライスを作りたい時におすすめのリメイクレシピとなっています。
ビーフシチューを正しく保存して安全に食事を楽しもう!
どうしても多く作り過ぎてしまう傾向があるビーフシチューは、美味しく食べきるためにも冷凍保存または冷蔵保存で長持ちさせる必要があります。ただそれぞれの保存方法には注意点や保存期間があるので、正しい保存方法と知識を身につけることが大切です。
特に常温保存してしまうとすぐに菌が繁殖してしまうので、食べきれない時は冷凍保存か冷蔵保存で対応しましょう。
この記事で紹介したリメイクレシピなども参考に、最後まで美味しく食べましょう。