2022年11月07日公開
2024年11月27日更新
クリームチーズを常温に戻すには?目安時間や戻す方法について紹介
クリームチーズを常温に戻す方法がいくつかあるということをご存じでしょうか。この記事では、クリームチーズを常温に戻す方法や戻す際に注意すべきことについてまとめました。クリームチーズを使った料理をよく作るという方は是非ご覧ください。
目次
「クリームチーズはなぜ常温に戻す必要があるの?」
「クリームチーズを常温に戻すためにはどれくらい時間がかかるの?」
「クリームチーズをなるべく短時間で常温に戻す方法はあるの?」
このようにクリームチーズを料理で使う際に、レシピによくある常温に戻すという手順の理由についてやその方法が知りたいという方もいるでしょう。
この記事では、クリームチーズを常温に戻す理由やその目安時間そして方法について紹介しています。また、どれくらいの固さが常温なのかについてもご説明しています。
この記事を読むことで、クリームチーズが常温に戻った状態やその方法について知ることができ、次にクリームチーズを使う際に悩むことなく料理を楽しむことができるでしょう。
クリームチーズを使った料理が好きと言う方や、食材の使い方について色々と知りたいという方は是非ご覧ください。
クリームチーズを常温に戻す理由
クリームチーズは、チーズケーキなどのお菓子を作る際によく使われる材料の1つです。またクリームチーズを使う際には多くのレシピに前準備として、まずはクリームチーズを常温に戻すと記載がされているのが一般的です。
これは常温に戻すことで、他の材料となじみやすくするためです。また常温に戻すことでダマにならず混ざり、きれいなクリーム状にすることもできます。
クリームチーズが常温で柔らかくなる目安時間は?
クリームチーズを常温に戻した状態というのは、クリームチーズを指で押してへこむ程度の固さを指します。そしてこの状態になるまでクリームチーズを冷蔵庫から出して放置しておく必要があります。
ではどれくらいの時間、外においておくと良いのでしょうか。ここでは、クリームチーズが柔らかくなるまでにかかる目安時間について紹介します。
寒い時期
冬場などの寒い時期は、冷蔵庫からクリームチーズを出したら3時間から4時間程度放置しましょう。するとクリームチーズは柔らかくなってきます。
しかし寒い時期と言っても、室内は暖房で暖かい場合もあるでしょう。そのため、この時間は目安として捉え、時折クリームチーズを触るなどして柔らかさを確認すると良いです。
暑い時期
夏場などの暑い時期は、冷蔵庫から出して30分から40分程度でクリームチーズは常温に戻ります。冬場に比べて短時間で常温に戻るということは頭に入れておきましょう。
またこの時間も冬場と同様目安なので、室内の温度によって変化します。クリームチーズを冷蔵庫から出したら、どんな気候でも時折確認をするということは忘れないようにしましょう。
ちょうど良い固さは?
クリームチーズを常温に戻した際のちょうど良い固さは、前述したように力を入れずとも指で押すとクリームチーズがへこむくらいの固さです。この固さになっていれば、目安時間の前後でもクリームチーズは常温に戻っていると判断して良いでしょう。
一方で、クリームチーズはフレッシュチーズと呼ばれ、水分も多くそして腐りやすいという特徴を持ちます。そのためクリームチーズを長時間放置し続けるのはやめましょう。また、直射日光に当たる場所や気温が高い場所での放置も注意が必要です。
クリームチーズが腐った時の状態
クリームチーズは、水分が多く熟成されていないチーズです。保存方法としては、冷蔵保存が適していると言われています。
また、保存方法が悪いとすぐに腐ってしまう可能性もあります。次はクリームチーズが腐った時の状態についてです。これから説明する状態がある場合はクリームチーズを食べるのはやめておきましょう。
見た目について
真っ白なはずのクリームチーズに赤や緑、茶色などの色が見えた場合はカビが生えている可能性があります。チーズに生えたカビならば大丈夫と考える方もいると思いますが、チーズに生えるカビの中には人体に有害なものもあります。
また、カビが生えている部分だけ取り除けば大丈夫という考えもあるでしょう。しかし、カビの根っこがただ目に見えていない可能性もあります。そのためカビが生えてしまったクリームチーズは食べないほうが無難と言えるでしょう。
味について
クリームチーズを食べてみたら、いつもとは違う味がするという場合は要注意です。クリームチーズは放置し続けると味や風味が落ちます。
食べた際に酸っぱい味や舌がしびれるという場合は、そのクリームチーズは腐っている可能性があります。見た目だけでなく味にも異変を感じた場合は、そのクリームチーズは使わないようにしましょう。
においについて
クリームチーズが腐ると、そのクリームチーズは異臭を発生させます。いつもと違うツンとするにおいがしたりカビ臭さを感じたりした場合は、見た目に異常がなくても腐っている可能性があります。
少し変なにおいがするけど気にせず使ってしまうと、食中毒などを起こしてしまう可能性もあります。免疫力が低い小さな子供や高齢者がいる家庭は、クリームチーズなどの腐りやすい食品の管理には特に注意をするようにしましょう。
出典・参照: お肉やチーズなどの食中毒について|厚生労働省医薬食品局食品安全部 基準審査課
クリームチーズを時短で常温に戻す方法
クリームチーズを使う際は常温に戻す時間も込みで、準備にとりかからなければなりません。そのため冬場の場合は、3時間程前から準備をする必要があります。しかし時には、できるだけ早くクリームチーズを使いたいという場合もあるでしょう。
一般的にはクリームチーズを常温に戻す際は冷蔵庫から出しておいて放置しますが、この作業にひと手間加えるだけでクリームチーズは目安時間よりも早く柔らかくなることができます。次は、クリームチーズを時短で常温に戻す方法について紹介していきます。
小さくカットする
どんな食材でも同じことですが、大きなものは小さくカットすることで熱が伝わりやすくなります。そのため短時間でクリームチーズを常温に戻したい場合は、包丁やバターナイフなどで小さくカットしましょう。
そして小さくカットしたら、お皿などに重ならないようにおいておくと良いでしょう。
薄めに延ばす
前述した小さくカットすることとほぼ同じ意味合いですが、薄く延ばすというのも1つの手です。薄く延ばしたらそのままおいておきましょう。すると短時間で常温に戻ります。また放置する際に熱伝導率が良い金属バットにおくと、すぐに柔らかくなるでしょう。
レンジで加熱する
すぐに常温に戻したクリームチーズが必要と言う場合は、電子レンジを使いましょう。クリームチーズを耐熱性のお皿などに入れて、ラップをします。そして電子レンジで15秒ほど加熱をしてみましょう。
大切なのは電子レンジで加熱する際は少しずつ行うことです。15秒ほどしたら一度様子を確認します。そして柔らかさが足りなければ、再度15秒ほど加熱すると良いでしょう。
クリームチーズは電子レンジで加熱しすぎてしまうと、すぐにドロッと溶けてしまいます。そうなってしまうと、後で冷蔵庫に入れた際に固まりにくくなってしまいます。また長時間電子レンジで加熱すると、クリームチーズが加熱中に爆発してしまうこともあるので注意が必要です。
成分の近い材料をまぜる
牛乳や生クリームなど成分が近い材料と一緒にまぜると常温に戻りやすくなります。レシピに書いてある材料で成分が近いものがあれば、先に少しずつまぜてクリームチーズを溶かすと良いです。またこの際は、少しずつまぜながらクリームチーズを柔らかくしていくようにしましょう。
ぬるま湯の中に入れる
ぬるま湯に入れる方法は電子レンジに入れる方法の次に時短で常温に戻すことができます。まずはクリームチーズをぬるま湯が入っているボールの中に入れてみましょう。
この際、クリームチーズをビニールに包むなどしてクリームチーズに水がかからないように注意しましょう。そしてお湯の中でクリームチーズを手でもみます。すると時短でクリームチーズを常温に戻すことができます。
クリームチーズを常温に戻して活用してみよう
クリームチーズはチーズケーキなどのお菓子作りには欠かせない材料の1つです。しかし腐りやすいという一面もあるので、取り扱いには十分注意をしましょう。
また常温に戻す方法はさまざまあります。これらの方法さえ知っておけば、今後クリームチーズを使う際その時の気候や状況に合わせて、臨機応変に方法を変えることもできるでしょう。
クリームチーズを使う際には、この記事を参考に適切な方法でクリームチーズを常温に戻して活用してみてはいかがでしょうか。