アップルマンゴーとはどんなマンゴー?特徴や台湾・メキシコ産を紹介!
アップルマンゴーは夏の定番フルーツです。栄養価も高く、体が喜ぶ効果もつまっています。今回は人気のアップルマンゴーの魅力を紹介していきます。おすすめの選び方・食べ方や保存方法、メキシコや台湾などの輸入物と宮崎や沖縄の国産のものの特徴や価格や旬の時期など、今すぐアップルマンゴーが食べたくなる情報満載です。濃厚な甘い味わいのアップルマンゴーをぜひ味わってください!
アップルマンゴーの特徴・旬
トロピカルフルーツの王道であるアップルマンゴー。南国フルーツなので、以前は輸入物ばかりなので食卓に並ぶ機会も少なかったのですが、近年沖縄や宮崎などの国内産も出回ってきて身近になったフルーツです。アップルマンゴー特徴や旬などを紹介します。
マンゴーの種類について見ていこう
スーパーに並んでいるマンゴーを見ても、見た目が全く違うマンゴーが並んでいることもよくあります。同じマンゴーでも種類によって見た目や栄養、味わいや価格なども全く違うからです。日本でも食べることが出来る種類を紹介します。
マンゴーは黄色くペリカンのくちばしのような形のカラバオ種といわれる「ペリカンマンゴー」と、大きくリンゴのように赤いアーウィン種といわれる「アップルマンゴー」と、大きく2種類に分けられます。ペリカンマンゴーは、日本で出回っているものは主に輸入品でフィリピンが産地です。
宮崎や沖縄などで生産されている国内産のマンゴーはほとんどアップルマンゴーです。輸入品ではメキシコやブラジルなどが多い南国のフルーツです。その他にも台湾で生産されているものもあります。その他にもアップルマンゴーなどと旬の時期が違うキーツ種のグリーンマンゴーなどもあります。
アップルマンゴーの特徴
アップルマンゴーの一番の特徴はその見た目です。大きく丸いリンゴのような赤い色がほかの種類のマンゴーとは大きく違います。熟す前はグリーンマンゴーと同じく緑色をしていますが、食べ頃になってくると赤く染まっていきます。その見た目から宮崎県産の完熟マンゴーは「太陽の卵」と言われています。
外皮は赤いですが、皮を向くとオレンジ色の果肉が出てきます。果汁も多く、濃厚な甘味と香りがあります。宮崎や沖縄などの国内産のものは完熟した状態で収穫され、糖度も高いです。
アップルマンゴーの旬と味わい
国内で生産されているマンゴーは、主に5月から8月が旬の時期です。南国のフルーツなので、夏の時期が旬です。ですが、南国から輸入されてくるアップルマンゴーは国内で食べることが出来る旬が長いです。メキシコ産は3月~9月、ブラジル産は10月~4月に国内に出回ります。
味わいは、ほかの種類に比べて糖度が高く、濃厚な味わいです。メキシコ産などの輸入物は、輸入中に完熟させるため味に糖度などは味にバラつきがありますが、宮崎や沖縄などの国内産は収穫の前に果実にネットをつけて完熟して落下するまで収穫を待つので安定した糖度を誇っています。
アップルマンゴーの価格は?
アップルマンゴーは、ブランドや産地によって価格も異なります。メキシコ産などの輸入品は旬も長く、輸送の時に完熟させるため、完熟前に収穫するので味にバラつきがあるので価格もお手頃です。安い物では1玉数百円で味わうことが出来ます。
国内産は完熟し自然落下させて収穫する方法で収穫するので、収穫前にネットをかけるなど手間がかなりかかるため、価格が高めです。また、宮崎県産の太陽のタマゴなどの品種は糖度や大きさなどに基準があるので数万円の値段がつくものもあり、贈答品にも人気です。
アップルマンゴーの栄養パワー
アップルマンゴーは糖度が高く、おいしいだけではありません。栄養価も高いフルーツです。カリウムを豊富に含んでいます。カリウムは血圧の上昇を抑える働きをするので、動脈硬化予防にも効果が期待されます。
また、熟したアップルマンゴーはβカロテンも豊富です。成人病予防やがん予防にも効果が期待される栄養素です。また、貧血気味の方や冷え性の方にもおすすめです。完熟していないアップルマンゴーもビタミンCが豊富で、美肌効果が期待されています。
その他にも女性ホルモンにもいい作用が期待される葉酸も豊富なので、女性に特におすすめのフルーツです。また食物繊維も豊富で消化酵素も含まれているので、便秘に悩む方にもおすすめです。
栄養価が高いフルーツですが、アップルマンゴーはウルシ科の植物です。皮にはウルシオールというウルシの成分が含まれています。アレルギーがある方は、かゆみ・かぶれなどが出る可能性もあるので注意が必要です。
アップルマンゴーの種類について
アップルマンゴーの味や栄養などを紹介してきました。ここからは産地別のアップルマンゴーの特徴を紹介していきます。それぞれの味の特徴や国内で出回る旬の時期などを見ていきます。
アップルマンゴー:台湾産
まずは台湾産のアップルマンゴーの紹介です。日本のお隣ですが、亜熱帯地域に属している台湾で育ったアップルマンゴーは、太陽を沢山浴びて濃厚な甘味に育ちます。台湾に旅行をして食べるなら5月~7月が旬なのでおすすめです。
台湾で栽培されている品種は、一番メジャーで宮崎などで作られるアーウィン種といわれる「愛文マンゴー」や、台湾の家庭菜園向きとも言われている「土マンゴー」、キーツ種とカイト種を掛け合わせた病気に強い「金煌マンゴー」、実が大きい「玉文マンゴー」などがあります。
近年、日本でも台湾スイーツがブームになり、台湾産のマンゴーを食べる機会も増えました。中でも台湾のマンゴーがたっぷり乗ったかき氷が人気です。台湾の市場でも食べられるので台湾旅行に行った時の定番メニューです。
アップルマンゴー:メキシコ産
続いてメキシコ産のアップルマンゴーの紹介です。主にヘイデン種やケント種、トミーアトキンス種といわれる品種が多いメキシコ産アップルマンゴーは、日本では3月~8月頃まで輸入されているので、国内輸入アップルマンゴーの40%がメキシコ産です。別名メキシコマンゴーとも言われています。
メキシコ産のマンゴーはすべての品種が熟すと赤く染まり、リンゴに似た見た目になります。今ではメジャーになったアップルマンゴーの呼び名も最初はメキシコ産のマンゴーの呼び名でした。旬も長いので、国内産などに比べて低価格で手に入るものも多いです。
メキシコマンゴーは多くのものは船で輸送されてきます。船便は時間がかかるため、味にバラつきがありますが、航空便でくるマンゴーは収穫されてから6~7日で日本に届くので品質がいい物が多いです。出荷ぎりぎりのタイミングで収穫されたマンゴーは丁度食べ頃の時に店頭に並ぶので贈答品にも人気です。
アップルマンゴー:沖縄・宮崎産
最後に国内産のアップルマンゴーを紹介します。国内では主に沖縄や宮崎などの温かい地域で生産されています。国内で生産されるものはアーウィン種が主で、ほかの国のものに比べて栽培方法が異なります。
日本のアップルマンゴーの栽培は、基本温室栽培で作られます。海外のアップルマンゴーとは違って、収穫前にネットを果実にかぶせて完熟した状態で自然に木から落ちたマンゴーを収穫します。そのため完熟の状態で店頭に並ぶので糖度も高く、糖度20度越えのものもあります。
手間暇かけて作る国内産だからこその安定の品質で、高級品が多いですが人気があります。宮崎の「太陽のタマゴ」や沖縄の「愛の実」などの大きくて人気の品種は、1玉1万円を超えるものもあります。お中元にも人気の商品です。
アップルマンゴーを美味しく食べよう!
アップルマンゴーの特徴を紹介してきましてが、アップルマンゴーを今すぐ食べたい方のためにおすすめの選び方や食べ方・保存の方法を紹介していきます。一番美味しい状態でアップルマンゴーを味わってください。
アップルマンゴーの選び方
まずはアップルマンゴーの選び方です。店頭に並んでいるものでどれが一番おいしく食べ頃なのか、見た目での選び方を知っていれば品質が特に優れたものを味わうことが出来ます。皮の赤い物を選ぶ方も多いですが、実は赤いからといって甘いアップルマンゴーというわけではありません。人工的に通常より早く赤くしているものもあるからです。
まず選び方で注目したいポイントは「皮のツヤ」です。いいアップルマンゴーは、表面に傷がなく、皮がなめらかでツヤがあり色鮮やかに見えます。また、見た目が厚みがありふっくらしています。触った時に弾力があるときが食べ頃です。しわが寄っていたり、ぶよぶよしているものは避けるようにしてください。
選び方のもう一つのポイントは「香り」です。果実を鼻に近づけた時に甘い香りがするものが完熟したアップルマンゴーです。思わずそのままかぶりつきたくなる香りは最高の選び方の判断材料です。
表面についている白い粉を農薬や病気が心配だからと避ける方も多いですが、実はこの白い粉はプルームという病気から守ってくれたり水分を調節してくれてる大切な役割をしているものです。完熟するにつれてプルームはなくなっていきますが。完熟前のマンゴーを選ぶときはプルームがついているものを選ぶのも選び方のポイントです。
アップルマンゴーの食べ方
マンゴーは難しくて食べ方がわからないという方に、食べ方・切り方を紹介します。食べ方のポイントは上手に切ることです。「花咲カット」といわれるカットの方法が一番メジャーです。下の動画で花咲カットの食べ方を紹介しています。
そのまま食べるのもおすすめですが、人気の食べ方はかき氷などにのせてスイーツとして味わう方法やプリンやドライフルーツに加工して味わうのもおすすめの食べ方です。カットしたものが冷凍品として販売されているのでヨーグルトなどに合わせても美味しく食べられます。
アップルマンゴーの保存の仕方
アップルマンゴーは繊細なフルーツです。正しい保存方法で保存してあげることによって一番美味しい状態で食べることが出来ます。完熟マンゴーは濡れた新聞紙などにくるんでポリ袋にいれた状態で冷蔵庫の野菜室などで保存してください。完熟のものは3~4日以内に食べるようにしてください。
また、まだ熟していないものは、風通しのいいところで常温保存して、熟してから食べてください。新鮮なマンゴーはぜひ食べ頃で食べるのがおすすめですが、どうしても長期保存したい場合は皮を向いてポリ袋に入れて冷凍庫に保存してください。
アップルマンゴーは甘くて濃厚で栄養もあるフルーツ!
アップルマンゴーの魅力を紹介してきました。いかがでしたか?品質によって価格なども様々ですが近年身近なフルーツになってきました。栄養もたっぷりなアップルマンゴーをぜひ一番美味しい時期に味わってください!