桃の賞味期限とは?|食べ頃や正しい保存方法もあわせて紹介

桃の正しい保存方法についてご存じでしょうか。本記事では、より美味しさを長持ちさせるための適切な保存方法と、保存方法ごとの賞味期限について解説します。これから桃を購入する方、桃の保存方法について困っている方はぜひチェックしてみてください。

桃の賞味期限とは?|食べ頃や正しい保存方法もあわせて紹介のイメージ

目次

  1. 1桃の食べ頃・日持ち期間
  2. 2保存方法で異なる桃の賞味期限
  3. 3桃の賞味期限が切れるとどうなる?
  4. 4桃の正しい保存方法
  5. 5桃の賞味期限を把握して美味しく食べましょう

夏の季節が旬でみずみずしい果肉と甘い香りがたまらない桃、とってもジューシーで美味しいですよね。


でもいざ手に入ってみると、
「桃の最適な食べ頃は何を目安に見分けたらいいの?」
「すぐに食べ切れない時の具体的な保存方法や賞味期限の長さってどれくらい?」
と分からないことも多いのではないでしょうか。


本記事では、桃の熟れ具合による食べ頃の目安や日持ちする期間に加え、なるべく美味しさを保ったまま長持ちさせる保存方法についてご紹介していきます。


この記事を読むことで、美味しく桃を召し上がるまでの適切な保存方法と正しい賞味期限を知ることができるので、より良い状態で桃を長持ちさせるための参考になるでしょう。


これから桃を購入するという方も今手元にあって保存の仕方に困っているという方も、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

桃の食べ頃・日持ち期間

桃の食べ頃についてです。


桃は6月から10月初めごろまでが出荷時期とされています。出荷の最盛期は7月から8月となりますので、桃の食べ頃は夏ということになります。


購入後は基本的に常温保存で追熟させてから食べるのが美味しいので、1〜2日ほど置いておくのが良いでしょう。


ただ常温での保存は痛みやすいので、なるべく早く食べ切るようにしないといけません。


具体的に桃の日持ちの期間としては、常温保存の場合は購入してから3〜4日が限度です。熟れが回るとすぐに傷んでしまうので、もう少し長持ちさせたいという場合は冷蔵や冷凍で保存することをおすすめします。

桃の品種によって違いがある

売り場ではどれも同じように見える桃ですが、収穫時期や特徴などによってそれぞれ品種が異なっているというのをご存じでしょうか。


まず収穫時期は、一番早い「早生種(わせしゅ)」、「中手種(なかてしゅ)」、9〜10月ごろに収穫される「晩生種(おくてしゅ)」の3種類に分類されます。


そして特徴ごとに、「白桃系」「黄桃系」「ネクタリン」の系統で主に分類されています。


白桃系は、一般的な桃のイメージとされているピンクがかった白の果皮の桃。大きくて果肉が柔らかく、生食に適しているのが特徴です。


黄桃系は、その名の通り黄色い桃。白桃系と比べて果肉は固め、缶詰などの加工用に適しています。


ネクタリンは、産毛のない赤い桃。表面に毛がないため、皮ごと食べられるのが特徴です。

桃の熟れ具合で食べ頃を見分ける

桃は見た目ではあまり熟れ具合が分からないので、見極め方が難しいですが、触って硬さを確認することで見分けることができます。


桃は下の部分から上にかけて少しずつ熟し柔らかくなっていくので、上のヘタの周りを軽く触って確認するのが良いでしょう。


見分け方としては、触れたときにヘタの周りの部分が少し柔らかくなっていたら食べ頃の目安ということになります。


常温保存で熟れた桃は、少しだけ冷やしてから食べるとより美味しく召し上がることができますので、食べる前に2〜3時間ほど冷蔵庫で冷やしたり、15分ほど冷水にひたしてから食べるのがおすすめです。

保存方法で異なる桃の賞味期限

桃はデリケートな果物のため乾燥や冷気に弱く、基本的には常温保存が好まれます。


しかし常温保存だとあまり日持ちしないため、量が多くてすぐに食べきれない場合は、冷蔵や冷凍での保存を用いるのが良いでしょう。


保存方法によって桃の賞味期限の長さは異なりますので、解説していきます。

常温保存の場合

常温保存の場合、賞味期限は三日程度とされています。


美味しさを保つためにおすすめな保存方法ではありますが、賞味期限としてはかなり短いため、すぐにでも食べ切れる個数だけ常温保存するのが良いでしょう。


ただ、夏場で直接日の当たらない保管場所が見つからない場合は冷蔵保存をおすすめします。

冷蔵保存の場合

冷蔵保存の場合、賞味期限は一週間以内とされています。


直接冷気が当たらないように対処することで保存が可能になりますが、甘味が損なわれてしまうので注意が必要です。


常温保存よりは賞味期限が延びますが、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。

冷凍保存の場合

冷凍保存の場合、賞味期限は1ヶ月程度とされています。


冷凍することで長期保存が可能にはなりますが、解凍の際は完全に解凍するのではなく、常温で半解凍にとどめる必要があるので、冷凍前の食感に戻すことは難しくなってしまいます。


ただ冷凍後でも美味しく食べるアレンジレシピはたくさんありますので、賞味期限を長くしたい場合は冷凍保存するのが良いでしょう。

桃の賞味期限が切れるとどうなる?

桃の賞味期限が切れると見た目・香り・感触に異変が出ます。


まず見た目としては、皮の部分がしわしわになって茶色くなります。さらに日が経つとカビが生えてしまうこともあるので注意が必要です。


外側から判断ができないときは、切って中まで腐っていないか確認することをおすすめします。


次に匂いは、酸っぱくなったり腐敗臭が強くなります。明らかに桃の甘い香りでは無く、生ごみのような香りがする場合は賞味期限が切れているため、食べない方が良いでしょう。


そして感触としては、弾力がなくなり皮の上から触っても異常なほどにぐにゃぐにゃと柔らかくなります。ここまで来ると少し触っただけでもへこんでしまったり、中から水分が漏れ出してきてしまうこともあります。また、果肉部分もぬるぬるとゼリー状に崩れてしまうなど、異常が見られる時は賞味期限が切れているので、食べない方が良いでしょう。


賞味期限が切れた桃を食べてしまった場合、腹痛や下痢などを起こしてしまう可能性があるので、そうなる前に食べ切るようにしましょう。

桃の正しい保存方法

桃は非常にデリケートな果物のため低温や乾燥に弱く、保存状態が悪ければ桃特有の本来の甘さが失われてしまうことがあります。


基本的には常温保存が良いとされていますが賞味期限が短く、たくさんの桃が手元にある時など、すぐに消費するのが難しいこともありますよね。


そんな時は正しい保存方法で冷やしたり凍らせたりすることで、常温よりも賞味期限を長くすることができます。


状況に合わせてより良い状態で桃を保存するための適切な方法について解説していきます。

常温での正しい保存方法

桃を常温保存する場合は、乾燥から守るために1個ずつ新聞紙やペーパータオルなどで包んでポリ袋に入れて保管するのが良いでしょう。


桃に緩衝材がついている場合は外さずにそのまま包みます。無い場合はペーパータオルなどを重ねて桃の下に敷き、直接桃の底が着かないようにします。


置き場所については、エアコンなどの冷気が当たらず、風通しの良い、直接日の当たらない場所で保存するのと傷みづらいです。


常温保存の賞味期限は3日ほどなので、早めに食べましょう。


また常温保存した桃を食べるときは、直前に冷蔵庫で2時間ほど冷やすと甘味が増すのでおすすめです。

冷蔵での正しい保存方法

少しだけ長持ちさせたい時や、夏場で常温保存に最適な保管場所がないという時には冷蔵保存がおすすめです。


桃を冷蔵で保存する場合、冷やしすぎると低温障害を引き起こす可能性があるので、冷蔵室より野菜室に入れる方が良いでしょう。


また、開け閉めが少ないことによって温度が安定しやすいです。


野菜室に入れる際は、乾燥を防ぐために新聞紙やラップなどで包んだり、食品保存用のポリエチレン袋に1〜2個ずつくらいに分けて入れます。


中でもアルミ箔で包むと、より外気と光の遮断になるのでおすすめです。
ただ、熟した桃は傷みが早まることもあるので注意が必要です。濡れて水滴が残っている場合は、しっかりと水気を拭き取ってから包むようにしましょう。


冷蔵保存の際の賞味期限は1週間ほどになりますが、なるべく早めに食べ切るようにしてください。

冷凍での正しい保存方法

桃は冷凍保存することで、常温や冷蔵での保存より賞味期限を延ばすことができますが、冷気や乾燥に弱いため、傷みにくいよう適切な方法で保存する必要があります。


冷凍保存をする際は、丸ごと1個そのまま保存する方法と食べやすい大きさにカットしてから保存する方法があります。


それぞれ、保存前の処理方法が異なりますので解説していきます。

丸ごと冷凍する場合

桃を丸ごと冷凍する場合は、一度水でやさしく洗って丁寧に水分を拭き取る必要があります。


その後、ラップで1個ずつ包んで、冷凍保存用の袋に入れます。この際はストローなどで袋の中の空気をしっかりと抜いて、密閉した状態を作ることが好ましいです。


桃はデリケートな果物なので、強く押してしまったりすると冷凍焼けを起こすリスクがあります。袋詰めの際はなるべく優しく丁寧に扱いましょう。


冷凍保存の場合は賞味期限は比較的長く、1ヶ月が目安とされていますが、定期的に桃の状態を見ながら、早めに食べるようにしましょう。

カットして冷凍する場合

桃をカットして冷凍する場合は、変色を防ぐためにレモン汁がおすすめです。


軽く水で洗って皮をむき、お好みの大きさにカットしたら、レモン汁をかけるか、浸しましょう。その後は、食べやすい量に分けてラップに包み、なるべく小分けにして冷凍保存用の袋に入れます。


カットした状態での冷凍保存も、賞味期限は1ヶ月ほどとされています。


解凍の際は、解凍しすぎると味が落ちてしまうので、スムージーにするのがおすすめですが、常温で自然解凍し、半解凍の状態で食べるのも良いでしょう。

桃の賞味期限を把握して美味しく食べましょう

桃は甘くてみずみずしい果肉が魅力の美味しい果物ですが、とてもデリケートな果物でもあり、低温や乾燥した環境に非常に弱く、傷みの進行も早いです。


そのため保管場所や保存方法については、あまり外気に触れたり刺激を与えないように気をつける必要があります。


食べるのに最適な美味しい状態を長く保つのは難しいため、正しい賞味期限を把握して、状況に合った保存方法でなるべく早いうちに食べ切るようにしましょう。

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