バター餅とはどんな味?新感覚・秋田名物の美味しい食べ方と作り方を紹介

秋田県名物のバター餅を知っていますか?以前、テレビ番組などで話題となったバター餅ですが、一体どのように作られているのでしょうか?また、バターと餅の味わいは一体どのようなものなのでしょうか?今回は、知られざる秋田県の名物のバター餅について徹底調査しました。秋田県の有名店のバター餅も紹介しています。また、自宅でも簡単に作れるバター餅の作り方や、おいしいアレンジについても調べてみました!

バター餅とはどんな味?新感覚・秋田名物の美味しい食べ方と作り方を紹介のイメージ

目次

  1. 1バター餅とは?
  2. 2バター餅は秋田の名物!その始まりは?
  3. 3バター餅の作り方と食べ方は?
  4. 4秋田のおいしいバター餅3選
  5. 5おうちでもバター餅を作ってみよう!
  6. 6バター餅の作り方:餅つき機で作るバター餅
  7. 7バター餅の作り方:茹で切り餅で作るバター餅
  8. 8バター餅の作り方:電子レンジで作るバター餅
  9. 9バター餅のおいしいアレンジ方法
  10. 10秋田名物バター餅を自宅でも作って楽しもう!

バター餅とは?

バター餅とは、もち米で作られた餅に、バター、卵黄、砂糖を混ぜたやわらかい餅のことです。日本は秋田県の北秋田市を中心に、40年ほど前から郷土菓子として親しまれてきました。バターや卵黄が使われているため、バター餅は時間がたっても固くならずに柔らかく、一口食べるとジュワッとバターの味が染み出し、ほのかな甘みが口いっぱいに広がるおいしいお菓子として子どもから大人まで広く親しまれています。

また、バター餅は海外にもあり、ハワイにもあります。ハワイではビビンカや、そのままバターモチと呼ばれており、秋田のバター餅と同じ材料に加え、ハワイらしくココナッツや練乳などが加わったものが主流です。このハワイのバター餅は、アジア系の移民からもたらされたものだそうですが、秋田のバター餅との関連性はないそうですが、材料も味も食べ方もほぼ同じです。

バター餅は秋田の名物!その始まりは?

日本の秋田県北秋田市で食べられているバター餅は、一体どのように誕生したのかを紐解いていきましょう。バター餅はもともと秋田県の北秋田市でマタギの保存食として生まれました。マタギとは狩猟を生業とする人のことで、過酷な環境で狩りをする中でのカロリー補給のための保存食の一つがバター餅だったと言えます。

そもそもは、北の方に狩りに出たマタギが、アイヌや北海道民と物々交換をしてバターを手にいれ、それを餅に入れた食べ方がバター餅の始まりだそうです。それ以来、北秋田市の郷土菓子として、地域のみで親しまれていたバター餅ですが、近年ローカルグルメにスポットを当てたテレビ番組などで脚光を浴び、一躍秋田の名物スイーツとして注目を集めました。

このバター餅は、バターと卵黄、砂糖がたっぷりと入っているため、時間がたっても柔らかく、保存も聞くため、現在もお茶菓子やお土産として根強い人気を持っています。秋田のバター餅人気は今やひとつの文化になっており、2012年7月23日には北秋田市の業者を中心に「日本バター餅協会」が誕生しています。

そしてその2年後の2014年には、7月23日が「バター餅の日」として制定されました。これは、バター餅が末永く愛されるようにという願いを込めて制定された日なのだそうです。北秋田市では、毎年この日になると、地元のさまざまな場所でバター餅関連のイベントが開催されるそうです。また、バター餅のゆるキャラ「バタもっち」や「バターもちのうた」などもあり、多くの人にバター餅が愛されていることが分かります。

バター餅の作り方と食べ方は?

バター餅が多く食べられている秋田では、各家庭でバター餅が作られているそうです。作り方は、途中まで普通の餅と同じで、餅を捏ねる際にバターや砂糖、卵黄や塩を加えて作るそうです。食品が傷みやすい夏場は塩を多めに加えたり、カロリーを必要とする冬場は砂糖を多めにしたり変えているそうです。

気候や気温、湿度など、様々な状況に応じて材料の割合を変えてそれぞれの家庭の味を作り上げています。こうして作られたバター餅は、マタギの狩りの際の携行食や、子どものおやつとして親しまれてきました。そんなバター餅の食べ方は、そのまま食べるのが一般的ですが、ト―スターなどで軽く温める食べ方もおいしいです。温めるとバターの風味がよくなり、よりいっそう美味しく食べることができます。

バター餅はもち米やバター、砂糖がふんだんに使われているため、カロリーは高めですが、保存も効き、腹もちも良いため登山やアウトドアなどの携行食にもおすすめです。

秋田のおいしいバター餅3選

秋田の有名バター餅:柴田さんちの元祖のび~るふわふわバター餅

テレビ番組で取り上げられバター餅が注目されるきっかけとなったのが、こちらの「柴田さんちの元祖のび~るふわふわバター餅」です。その商品名の通り、こちらのバター餅の食感はふわふわで、食べると餅がびよ~んと伸びるほどやわらかい食感のバター餅です。賞味期限は、製造日より一週間です。この柴田さんちの元祖のび~るふわふわバター餅は、1パック5個入りです。

とてもやわらかいのですが、一つづつ敷紙に乗せてあるのでとっても食べやすくなっています。バター餅のおすすめの種方として一般的なレンジやトースターなどで温める方法もおいしいですが、このバター餅は非常にやわらかいため、そのまま食べるのがおすすめです。ぜひ、のび~るバター餅の食感を試してみてください。

秋田の有名バター餅:みうら庵「もちもち三角バター餅」

三角の見た目とふわふわの食感が美味しいと、秋田県民の間でも人気のバター餅が、このみうら庵の「もちもち三角バター餅」です。1パック6個入りで、食べごたえのある分厚いバター餅が、食べやすい三角形にカットされています。このもちもち三角バター餅は、過去のニッポン全国ご当地おやつランキングで堂々の4位にランクインした実力派のバター餅です。

このもちもち三角バター餅のおすすめの食べ方は、ずばりそのまま食べることです。ふんわりもっちりした食感と、口いっぱいに広がるバターの味わいは格別です。賞味期限は製造日から5~7日ほどなので、早めに食べきるのがおすすめです。

秋田の有名バター餅:浅利菓子店の味噌バター餅

秋田郷土菓子を販売する浅利菓子店では、大ぶりのバター餅が1つずつパッケージングされた商品を購入することができます。特筆するべきは、通常のバター餅に加え、コクのある味噌を練りこんだ味噌バター餅があるという点です。この味噌バター餅はこってりと甘いバター餅に味噌の塩気とコクがマッチしてクセになる美味しさだと人気の商品です。

また、こちらの浅利菓子店は独創的なオリジナル和菓子が豊富にあり、なかでもバター餅であんこをつつんだバター大福も注目の一品です。コクのある甘いバター餅で、やさしい甘さの粒あんをつつみこんだ贅沢な大福です。商品名は「夢は大金もち」というユニークな名前で、秋田のスイーツ好きの間で話題になっているそうです。

おうちでもバター餅を作ってみよう!

秋田の北秋田市の名物のバター餅ですが、もともとは各家庭で作られている郷土菓子です。材料さえあれば家庭でも簡単に作ることができます。基本的な材料は、餅米(または切り餅)、バター、卵黄、砂糖、塩、片栗粉(または小麦粉)だけというシンプルなもののみです。餅つき機があれば、そこに材料を入れるだけで簡単にバター餅を作ることが出来ます。

また、餅つき機がなくても作れる簡単な作り方も紹介していきます。また、アレンジメニューとしてクルミや味噌などを加えてもおいしいバター餅が出来上がります。家庭なら食べ方もいろいろなアレンジができます。ぜひ気軽に家庭でもバター餅を作ってみましょう!

バター餅の作り方:餅つき機で作るバター餅

餅つき機を使った本格的なバター餅の作り方を紹介します。秋田県の家庭でも作られているバター餅ですが、できたての温かいバター餅の味わいはまた格別です。年末などのお餅つきの時期に、変わり種のお餅としてバター餅を作ってみるのはいかがでしょうか?

餅つき機で作るバター餅の作り方は以下の通りです。材料はもち米一升、バター80g、砂糖1カップ、小麦粉1カップ、塩小さじ1(バターが無塩の場合は小さじ大盛1)、卵黄2個分、片栗粉(餅とり粉)適量です。まず、もち米は前日に洗って水につけておきます。一晩水につけた後、もち米を蒸し器で蒸します。

蒸したもち米は、餅つき機に入れて、通常通りに餅をついていきます。餅がつきあがったら、バターを入れて、バターが溶けて全体にいきわたったら、小麦粉、砂糖、塩を入れてさらにこねます。餅全体が滑らかになったら、最後に卵黄を入れてさらによくこねます。卵黄が全体に混ざり合うまでこねたらバター餅の完成です。つきあがったバター餅は、片栗粉をまぶして食べやすい大きさに包丁などでカットしておきます。

つきたてのバター餅の味わいは、甘くてバターの風味がたまらない美味しさです。卵黄が入っているのでなるべく早めに食べきるようにしましょう。保存をする場合は、冷蔵庫や冷凍庫にジッパー付きのビニール袋に入れましょう。おすすめの食べ方は、電子レンジやトースターで温めて食べるとできたてのバター餅の味わいになります。

バター餅の作り方:茹で切り餅で作るバター餅

バター餅を作りたいけれども餅つき機がないという場合は、市販の切り餅を使ってバター餅を作ることが出来ます。とっても簡単なので、ぜひ切り餅が余った時などに作ってみてください。茹で切り餅のバター餅の作り方は以下の通りです。材料は、切り餅400g、バター20g、卵黄2個分、小麦粉20g、砂糖60g、塩少々、片栗粉(餅とり粉)適量です。

まず、鍋にお湯を沸かして、切り餅を入れ、柔らかくなったら取り出し耐熱ボウルなどに取ります。取り出した餅の上に、バターを入れてしっかり溶かします。バターが溶けたら、さらに小麦粉、砂糖、塩少々を混ぜ合わせます。このとき、小麦粉がダマにならないようにしっかりとかき混ぜます。全体がしっかり混ざったら、卵黄を加えてさらによく混ぜます。

全体がよく混ざったら、片栗粉をまぶしたところへ出来上がったバター餅を取り出し、包丁で好みの大きさにカットします。また、出来立てのバター餅は大変柔らかく、まとめるのが難しい場合は、タッパーにオーブンシートやラップを敷いて、片栗粉をまぶした上にバター餅を流しいれて切り分けていただきましょう!タッパーに入れてバター餅をまとめると、そのまま保存できるのでおすすめです。

バター餅の作り方:電子レンジで作るバター餅

さらに簡単にバター餅を作る方法があります。お正月などに食べきれなかった切り餅で、簡単に本格的なバター餅を作ってみませんか?電子レンジを使って、お手軽にバター餅が作れます。レンジで作るバター餅の作り方は以下の通りです。材料は、切り餅4個、バター20g、卵黄1個、砂糖25g、塩少々、片栗粉10g、片栗粉(餅とり粉)適量です。

まず、深めの耐熱皿に切り餅を入れ、餅が半分浸るくらいの水を入れます。レンジで600Wの場合は2分ほど加熱して、餅を柔らかくします。餅が柔らかくなったら、浸していた水を捨て、餅が滑らかになるように混ぜ合わせます。そこに、バター、砂糖を加えて混ぜ、さらに卵黄を加えて均等に混ざり合うようにします。最後に片栗粉を加えて、よくかき混ぜればバター餅の完成です。

全体がよく混ざり、一つにまとまったら、片栗粉(餅とり粉)の上にとり、一口大の大きさに切り分けます。ぜひ温かいうちにバター餅を味わってみてください!冷めてしまった場合のおすすめの食べ方は、電子レンジで10~20秒温めると、出来立ての味になります、ぜひバター餅を食べる際には電子レンジで温めてみてください。

バター餅のおいしいアレンジ方法

バター餅は、そのまま食べてもおいしいですが、ちょっぴりアレンジしてもおいしく食べられます。軽く温めた後に、クルミ味噌などをのせて食べると、甘じょっぱい味わいになり、いくらでも食べられます。また、バター餅を作る際に、餅やもち米に材料を混ぜていく段階で様々な材料を加えてアレンジができます。バターと砂糖、卵黄と相性のいい食材はどのようなものがあるのでしょうか?

まるで生チョコ!チョコレートバター餅

まるで生チョコのようなチョコレート味のバター餅も簡単に作ることが出来ます。作り方は簡単で、柔らかくなった餅に、バターや砂糖、卵黄を加えるタイミングでココアパウダーを加えるだけです。ココアパウダーは無糖のものがベストですが、加糖のものしかない場合は、バター餅に加える砂糖の量を調整しましょう。

また、材料をすべて混ぜ合わせたら、餅とり粉用の片栗粉の代わりにココアパウダーを使うと美味しいです。おすすめの食べ方はよく冷やして食べることです。冷やしても、バターと卵黄が混ぜてあるため、とろけるような柔らかい食感が楽しめます。

ちょっぴり大人な味わい!レーズン入りバター餅

洋菓子やおつまみなどで、バターと相性のいいレーズンは、バター餅とも相性が抜群です。バター餅を混ぜる段階で、レーズンをお好みの量混ぜて、レーズン入りのバター餅がいかがですか?甘くてコクのあるバター餅に、甘酸っぱいレーズンがいいアクセントになりとってもおいしいです。ラム酒漬けのレーズンを入れると、よりリッチな味わいになり、一層美味しくなります。

秋田名物バター餅を自宅でも作って楽しもう!

秋田県北秋田市の名物のバター餅ですが、家庭でも簡単に作ることができます。もともとはマタギの携行食というだけあって、腹もちのいい高栄養、高カロリースイーツなので、登山やレジャーの携行食にもおすすめです。また、さまざまなアレンジの食べ方ができるので、ぜひ朝食や夜食など、エネルギーをチャージしたいときに食べてみましょう。

バター餅は現在では秋田県のみならず、全国でもじわじわと知名度を上げてきています。秋田県を訪れた際には、ぜひお土産として本場バター餅を手に取ってみてはいかがでしょうか?秋田の本場のバター餅の味と自作のバター餅の味を比べてみるのもいいかもしれません。

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