スイカが腐るとどうなるのか解説!保存方法や日持ち期間の目安も紹介

スイカが腐っているかどうかを判断する方法をご存知でしょうか。この記事では、スイカが腐ったときに見られる変化や、スイカの適切な保存方法や保存期間の目安について紹介しています。スイカを美味しく保存するためにはどうかしたらいいか知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

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目次

  1. 1スイカが腐るとどのような状態になる?
  2. 2スイカが腐ると爆発するのは本当?
  3. 3スイカは種の周りから傷み始める
  4. 4果肉に黄色い筋があるスイカは食べられる?
  5. 5スイカの保存方法と日持ち期間の目安は?
  6. 6スイカを保存するときの注意点
  7. 7食べきれないスイカは冷凍保存がおすすめ
  8. 8スイカは腐る前に冷凍しよう

「スイカはどうやって保存するといいのかな?」
「スイカは冷凍できるのかな?」
「スイカが腐ると見た目や何かでわかるのかな?」
夏になると旬ということで食べる機会が多くなるスイカですが、適切な保存方法を知らなかったり、腐ったときに表れる変化について疑問を持っていたりする方も多いのではないでしょうか。


この記事では、スイカが腐ると表れる味や見た目、匂いの変化に加え、保存するための注意点や日持ちの目安などについて紹介しています。


この記事を読むことで、スイカを美味しく適切に保存できるようになります。また、保存方法の一つとして冷凍保存を選択した場合、生で食べたときとは違った味わいを楽しむこともできるでしょう。さらに、スイカが腐っているかどうかを判断できるようにもなります。


スイカを無駄にすることなく最後まで美味しく食べきりたいと思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

スイカが腐るとどのような状態になる?

夏を感じる食べ物と言えば、スイカを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そのスイカですが、腐るとどのような状態になるかご存知でしょうか。


スイカは厚い皮で覆われているため、外側から腐っているかどうかを見分けることは、なかなか難しいと言えるでしょう。


外側からは判断しづらいスイカですが、腐ると表れる特徴があります。ここでは、スイカが腐ったときに表れる特徴について詳しく紹介します。

味の変化

スイカが腐ると表れる特徴の一つ目として、味の変化があります。スイカが腐ると、酸味や苦味を感じるようになりスイカ本来の味がしなくなります。


また、食感にも変化が表れ、柔らかすぎたり粘つきが感じられたりします。糸をひくような場合もあります。


見た目では分かりづらいため、口にした際に異変を感じた場合は飲み込まないようにします。粘つきがあったり糸を引いたりすると菌が繁殖している可能性が考えられるため、十分に注意しましょう。

見た目の変化

スイカが腐ると表れる特徴の二つ目として、見た目の変化があります。スイカは腐っても皮が厚いため一見すると分かりづらいですが、傷みが進むと見た目にも変化が出てきます。


スイカが腐ると、果肉の腐っている部分がその他に比べ赤黒くなっていたり、溶けたりしたような状態になります。また、外側の皮もぶよぶよと柔らかくなり、ヘタの周辺にカビが見えるようになります。


このように、腐敗が進んでいくと見た目でも明らかに腐っていることが分かる状態になってきます。

匂いの変化

スイカが腐ると表れる特徴の三つ目として、匂いの変化があります。スイカが腐ると、酸っぱいような臭いや生ごみが腐ったような腐敗臭がするようになります。


特に、スイカが腐った際の臭いは強く、腐ったスイカが近くにあるだけでもすぐ分かる程です。スイカが腐ると強烈な臭いになり、その臭いが染み付いてしまう可能性もあるため、腐ったスイカは放置しないようにしましょう。

スイカが腐ると爆発するのは本当?

スイカが腐ると爆発するのは本当です。直射日光が当たる場所や気温の高い場所に置いておくことで、熱によってスイカが熟し過ぎてしまうことが原因です。


スイカは熟し過ぎると果肉からガスが発生するようになり、そのガスがスイカ内に溜まっていく状態になります。やがて、充満したガスに耐え切れなくなったスイカが一気に爆発してしまうのです。


収穫しなかったスイカを放置した結果として爆発することが多いようですが、購入したスイカが自宅で爆発してしまったというケースもあります。店頭には食べごろのスイカが並んでいることが多いため、爆発する前に食べるようにしましょう。

スイカは種の周りから傷み始める

スイカが腐るときは、種の周りから傷み始めることを覚えておきましょう。種の周りから傷み始め、次第に周りの果肉が赤黒くなっていきます。したがって、種の周りの果肉が赤くて柔らかいのは腐りかけている状態です。


この状態は、腐るか食べられるかギリギリのラインと言えるでしょう。スイカは大きいため、一部分が傷み始めていてもその部分を取り除けば食べられることがあります。食べられるかどうかは、前述した腐ったときの変化を参考にして判断しましょう。

果肉に黄色い筋があるスイカは食べられる?

スイカを切ったときに果肉に黄色い筋が見えた場合、食べても大丈夫か心配になる方もいるでしょう。


この黄色い筋は「黄帯果」と呼ばれる現象です。スイカの黄帯果は接木栽培した環境の温度が高すぎたり乾燥が続いたりしていたことで、窒素過多になったことが原因として出現する現象です。


このため、スイカは腐っているわけではなく食べられます。黄帯果の部分は糖度が低く美味しくないため、食べる際はこの部分を取り除くといいでしょう。

スイカの保存方法と日持ち期間の目安は?

スイカは大きいということもあって丸ごと1個の場合は場所を取り、保存場所に苦労する方もいるでしょう。一方で、保存場所がないからと包丁を入れると傷みが早いと感じる方もいるのではないでしょうか。


ここでは、スイカの保存方法と日持ち期間の目安を、スイカをカットした場合とカットしていない場合に分けて紹介します。


スイカがどのくらい日持ちするのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

カットしたスイカの場合

カットしたスイカは鮮度や味が落ちやすく、傷みやすいため冷蔵保存しましょう。カットした皮付きのスイカの場合は、乾燥や酸化を防ぐため切り口にラップを密着させるよう包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。野菜室がない場合は冷蔵庫でも大丈夫です。


皮を取り除いて一口大にカットしたスイカを冷蔵保存する場合も、乾燥を防ぐため小分けにして密着させるようにラップで包むか、蓋つきの保存容器になるべく隙間を作らないように詰めて保存します。


どのカットの仕方でも日持ち期間の目安は2日から3日程度のため、早めに食べきるようにしましょう。また、カットされたスイカを購入した場合は、表記されている消費期限を目安にしましょう。

カットしていないスイカの場合

もともとスイカは常温保存が適している食べ物です。冷やしすぎると甘みがなくなってしまうのです。


カットしていないスイカの場合は、そのままの状態で直射日光が当たらない風通しの良い涼しい場所で常温保存します。


日持ちの目安は2週間~1か月程度です。保存期間が長くなるにつれて甘みはなくなっていくため、カットしたスイカの場合と同じく早めに食べるようにしましょう。

スイカを保存するときの注意点

これまでにも少し触れてはいますが、スイカを保存するときに注意したい点について詳しく紹介します。


どうせ食べるなら、スイカが美味しい状態で食べたいと思う方がほとんどでしょう。美味しさをキープしたまま保存したい方は、ここで紹介する注意点を参考にしてみてください。

1:追熟しない

スイカはキウイやバナナといったフルーツのように、常温で保存しておけば甘くなるようなことはありません。追熟しない食べ物なのです。そもそも、スイカは木になるわけではないため分類上は野菜になります。


未熟状態で収穫された場合、その時点より糖度が高くなることはありませんが、水分が抜けていくことで甘みや味が凝縮することがあります。このことが追熟と誤解されることがあります。


きちんと管理されているスイカは、収穫が近くなると水分を与えられず完熟した状態で収穫されています。このため、購入した後のスイカは劣化が進んでいくだけとなることを覚えておきましょう。

2:冷やしすぎると甘みが抜ける

スイカは冷やしすぎると甘みが抜けてしまうため注意しましょう。スイカの保存に適している温度は10度から15度と言われています。このため、冷蔵庫では冷やしすぎになってしまいます。スイカは風通しの良い冷暗所で、常温で保存するようにしましょう。


また、スイカを食べるときの温度は8度から10度程度が美味しいと言われているため、食べる1時間前頃から冷やし始めるといいでしょう。カットしたスイカは冷蔵庫を使い、丸ごとのスイカは大きなバケツやたらいなどに布巾をかけて、その上から水道水をかける方法があります。

食べきれないスイカは冷凍保存がおすすめ

食べきれないスイカは冷凍保存することをおすすめします。スイカを冷凍すると、そのままで食べたときとは違った味わいが楽しめます。


冷凍保存ならではの食べ方もあります。スイカは水分が多いため冷凍保存するとシャーベットのようになり、夏の暑い日にぴったりのデザートにもなるでしょう。


スイカを冷凍保存する方法について4パターンを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

カットして冷凍する方法

スイカを食べやすい一口大にカットして冷凍します。カットしたスイカは断面に見える種や皮を取り除きます。


カットしたスイカを数個ずつまとめてラップに包みます。このときのポイントは、なるべくスイカ同士をくっつけるようにして密着してラップに包むことです。ラップに包んだスイカは空気を抜くようにして冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。


食べる際は、半解凍状態にしてシャーベット感覚で食べたり、凍ったままでスムージーを作ったりするといいでしょう。冷凍したスイカの賞味期限は1か月程度です。

すりおろして冷凍する方法

すりおろして冷凍する方法は種を簡単に取り除けるため、お手軽と言えるでしょう。スイカを持ちやすくカットし、果肉の部分をすりおろし器を使ってすりおろします。


ザルにすりおろしたスイカを入れて濾し、冷凍用の保存袋に入れます。保存袋の中で平らにならして冷凍保存します。

ガーゼで絞って冷凍する方法

ガーゼで絞って冷凍する方法は、一番簡単にできる冷凍保存方法と言えるでしょう。スイカの果肉部分だけを残し、皮の部分を取り除きます。ガーゼで果肉を包み、下に置いたボウルに絞ります。


絞ったスイカを冷凍用の保存袋に流し入れ、平らにして冷凍保存します。

果肉を潰して冷凍する方法

果肉を潰して冷凍する方法は、皮と種を取り除いたスイカを冷凍用の保存袋の中に入れて手で潰します。この際、揉むようにすると簡単に潰すことができますが、均等に潰れなくても大丈夫です。


保存袋の中で潰したスイカは、そのまま薄く平らにして冷凍保存します。こうしておくと使いたい分だけ取り出せるため便利です。


果肉を潰して冷凍する方法は、形がなくなるまで潰すことで冷凍による食感の変化が気にならなくなるという利点があります。

スイカは腐る前に冷凍しよう

スイカはカットする前であれば1か月程度保存できますが、丸ごとのスイカは場所を取るため保存場所に困るでしょう。一方で、スイカはカットしてしまうとすぐに傷んでしまいます。そういったときには、腐る前に冷凍保存しましょう。


スイカを冷凍すると保存できる期間が長くなり、楽しみ方の幅も広がります。美味しいスイカを冷凍することで、最後まで無駄なく食べきりましょう。

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