ピーマンは腐るとどうなる?特徴と見分け方・おすすめ保存方法も紹介

ピーマンは腐りにくい野菜ですが、腐るとどのように変化するのでしょうか。この記事では、ピーマンが腐った時の変化について紹介するとともに、保存方法を紹介しています。腐ったピーマンを見分けて、ピーマンをおいしく食べたい方は、この記事を参考にしてみましょう。

ピーマンは腐るとどうなる?特徴と見分け方・おすすめ保存方法も紹介のイメージ

目次

  1. 1ピーマンは腐りにくい野菜
  2. 2腐ったピーマンの特徴と見分け方
  3. 3腐ったピーマンを食べるのは危険
  4. 4ピーマンの消費期限は?
  5. 5ピーマンの保存方法
  6. 6腐ったピーマンを見分けて美味しく食べよう

「ピーマンって、腐るとどうなるの?」
「このピーマン、まだ食べられるのかな?」
「ピーマンの正しい保存方法を知りたい」
このように、日常よく食べる野菜であるピーマンについて、疑問を持っている方や、詳しく知りたいと思っている方が多いのではないでしょうか。


この記事では、ピーマンの腐る状態での特徴と見分け方について、さまざまな状態を解説するとともに、腐ったピーマンの危険なことや消費期限について紹介しています。


また、ピーマンの保存方法や保存に適した温度についても解説していますので、ピーマンをたくさん買ってしまった時でも、参考にできるでしょう。


ピーマンが腐るとどうなるかの見分け方や保存方法について詳しく知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

ピーマンは腐りにくい野菜

ピーマンは夏が旬の緑黄色野菜ですが、まとめ買いをしてうっかり放置すると、腐るかどうか心配な場合もあるのではないでしょうか。


しかしながら、経験則的にピーマンは腐るのが遅いように感じている人も多いでしょう。それは緑色のピーマンが熟していない状態で用いられるものだからです。完熟すると赤くなりますが、その前段階のため、腐りにくい野菜として認識されているのでしょう。


それでは、どのようになったら、腐っていると認識されるのでしょうか。例を挙げてみていきましょう。

腐ったピーマンの特徴と見分け方

ピーマンが腐ると、外見から簡単に見分けることができます。ピーマンの水分が抜けてきて、柔らかくなった状態に変化する、鮮やかな緑色をしていたものが、茶色みがかった緑に変色する、といったものです。


さらに、腐ることでにおいが変化し異臭がする、ヘタのところにカビが見られる、切った時の種が白ではなく、黒く変色している、といった違いも出てくるでしょう。それぞれの腐ったピーマンの特徴について、より詳しく解説していましょう。

水分がなくなりシワシワ柔らかい

ピーマンを長く保存していると、ツヤやハリがなくなり、さらに水分が抜けてしまい、シワシワとなってきて柔らかい状態は、ピーマンが新鮮でなく、劣化が進んでいる状態です。


少しシワが出てきたくらいの場合は、まだ食べられる可能性がありますが、腐ると全体が小さく縮んだように水分が抜けて、触るとブヨブヨしてきます。こうなると食べるべきではないでしょう。

白い種が黒く変色

緑色でおいしく食べられる状態のピーマンは、実はまだ成熟前の状態のため、種の部分が白いものです。しかしながら、日が経つにつれてピーマンが成熟していきますから、ピーマンの種の部分は黒く変色していきます。


種が劣化して黒く、または茶色く変化した状態はピーマンが成熟している状態というだけですので、絶対食べてはいけないという状況ではありません。ピーマンの表面の状態が問題なければ、黒くなった種とワタ部分を取り除いて食べられる場合があります。

茶色い液体が出る

ピーマンは腐ると茶色い液体が出てきます。ピーマンには多くの水分が含まれていますが、その水分が腐ることで、茶色い液体となり、ピーマンの外に出てきている状態で、ピーマン自体の水分は抜けてしまっているようにも感じます。


そのため、このピーマンはかなり腐っている状態といえます。このような状態のピーマンは食べるべきではないでしょう。

茶色がかった緑に変色

ピーマンが変色し、鮮やかな緑から茶色がかった緑へと変色している場合は、腐る一歩手前です。さらにこれが進んで、茶色くなっている場合は完全に腐っている状態となります。


緑色のピーマンは未成熟の状態で食べているもののため、成熟すると赤く変色しますが、茶色くなっているのは成熟を超えている状態といえるでしょう。ピーマンに打痕や細かな傷がある場合は、そこから茶色く変色が始まり、腐る場合もあります。

実が溶けている

ピーマンがかなり腐ると、実が溶けてきます。これは、かなり長い期間放置した状態です。夏の気温が高い時に、冷蔵庫に入れずに放置しておいた場合や、冷蔵庫に入れたとしても、1カ月といった期間を超えると、このようになります。


ドロドロに溶けているというのは、かなり腐敗が進んでいる状態であり、臭いもすごい悪臭を発していることでしょう。

カビが生える

ピーマンが腐るとカビが生える場合があります。菌が付いていて、気が付くと白いカビが出ていたという状態です。


中のワタ部分や、種の部分にカビが付きやすいため、ピーマンを切ったら、中にカビがあったという状態も考えられます。


カビの部分以外に変色がなければ、カビの部分を切り取り、ピーマンを良く洗うことをすれば、食べても問題ありません。

腐ると強い酸味

スーパーなどで買っておいたピーマンを、しばらく経ってから食べたら強い酸味がした場合は要注意です。ピーマンは腐ると舌にしびれを感じるような、強い酸味が出てきます。


このような場合は飲み込まずに、すぐに吐き出し、もったいないと思わずに処分することが重要です。腐ることでピーマンがかなり傷んでいる証拠のため、食べてしまうとお腹を壊してしまうかもしれませんし、身体への悪影響も考えられます。

生ごみのような異臭

ピーマンが腐ると、シワシワになるとか、カビが見えるといった外見上の変化のみでなく、生ゴミのような、酸っぱいような刺激臭がする状態となります。そのため、見た目のみならず、臭いをかぐことで、ピーマンの劣化を判別することができるでしょう。


この時のピーマンの臭いは、普段の臭いと全く異なるものです。スーパーなどで買った時のビニール袋に入った状態のまま臭いをかいだ方が、より腐っているかどうか判断しやすいでしょう。

腐ったピーマンを食べるのは危険

ピーマンが腐ると、刺激臭や強い酸味といった変化があるため、食べる可能性は低いと思いますが、この状態のものは、加熱して食べたとしても体調を悪くする可能性があり、危険です。


ピーマンが腐る時は、他の食品が腐る時と同じように、雑菌やカビなどがかなり増殖した状態といえますから、食べることでお腹を壊すことにつながることでしょう。

ピーマンの消費期限は?

ピーマンの消費期限は、ピーマンを安全に食べることができる期限ということで、およそ1週間後ということが言えるでしょう。消費期限と賞味期限という似たような言葉がありますが、それぞれの意味は異なります。


賞味期限は、風味が変わらずに安全に食べることができる期間を表しますが、これは加工食品など、賞味期限の記載が義務付けられている食品のものです。


ピーマンのような生鮮食品で未加工のものは、賞味期限の記載が義務付けられていません。さらに保存する季節や、保存状態により腐るまでの状態を一律に表すことができないことから、上記の消費期限を参考にすると良いでしょう。

ピーマンの保存方法

ピーマンの保存は、スーパー等で買った袋の包装のままだと長く持たせることができません。一つは水分が抜けやすいためで、これによりシワが出る可能性が考えられます。


もう一つはピーマン自体が発生しているエチレンガスにより、ピーマンが熟成していくことが想定されるためです。袋にまとめて入っているピーマンの一つが腐ると、次々に腐ることが考えられます。


そのため、ピーマンの一つ一つを新聞紙などでくるむことで、長く新鮮な状態を保つことができるでしょう。その際、ピーマンに水分が付いた状態のままではなく、水分を拭きとってからそれぞれをくるむようにすると良いでしょう。

常温保存は向いていない

ピーマンの保存に適した環境は10℃前後であり、高温の場所では腐るリスクが高くなります。特に夏場は常温保存に向かないでしょう。


冬場なら、常温保存ができる条件となりますが、キッチンの中でもガスコンロやIHクッキングヒーターの近くなど、温度が上がる場所を避けるようにします。


また、湿度が高い場所も保存に適さないため、夏場は特に冷蔵庫での保存を考える方が良いでしょう。

冷蔵保存がベスト

冷蔵庫はメーカーや設定温度により差があるものの、野菜室の温度はおおよそ0℃から16℃程度です。ピーマンの保存には、10℃前後が向いているとされるため、冷蔵庫の野菜室での保存がベストでしょう。


ただ、温度設定が低くされている場合や、野菜室に湿度を与えながら保存するタイプの冷蔵庫など、ピーマンの保管に向かないものもありますから、注意が必要です。


ピーマンを冷蔵庫で保存する時は、ピーマンを一つずつ新聞紙やキッチンペーパーでくるみましょう。余分な水分を吸収してくれるほか、ピーマン同士がぶつかって痛み、腐るのを防ぐ役割もあります。


一つずつくるんだピーマンを、ビニール袋やタッパーなどに入れて保存します。その時に袋の口やフタを開けておくようにしましょう。通気性を良くし、ピーマンの劣化の原因となる湿気を逃がすためです。


冷蔵保存により、ピーマンは腐ることなく2週間程度おいしく食べることができますが、ピーマンの表面にシワがないか、ヘタに変色などがないかを、確認するように心がけましょう。

冷凍保存も可能

ピーマンは冷凍保存すれば腐ることなく長く保存ができます。ピーマンの冷凍保存の場合は、調理時に解凍せずそのまま加熱するようにしましょう。自然解凍をしてしまうと、ピーマンから水気が出るため、べちゃっとした状態となるためです。


そのため、冷凍保存の際にはあらかじめ料理に使う状態を考えて、1~1.5cmほどの幅で、細長く切った形状で保存します。


ピーマンを切る前に、まず水洗いし、水気をよくふき取った後、ヘタの部分と種の部分を取り除きましょう。ピーマンを細長く切った後、ピーマンとピーマンがくっつかないように冷凍します。


フリーザーバッグの中に平らに置く、あるいはバットなどに置いてラップをし、密閉するといった方法で、冷凍すると良いでしょう。このように冷凍保存することで、ピーマンは腐ることなく約1カ月は保存できます。

腐ったピーマンを見分けて美味しく食べよう

ピーマンが腐ることでどのように変化するか、見た目や臭い、味を含めて解説しました。ピーマンは10℃程度の温度が適した環境のため、冷蔵庫で保存すれば、腐ることなく2週間程度保存できます。


ピーマンの見た目や臭いなどに注意して、腐ったものを見分け、ピーマンをおいしく食べましょう。

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