2022年11月07日公開
2024年11月28日更新
アンチョビの保存方法とは?最後まで使い切るレシピもあわせて紹介
アンチョビの料理方法や保存方法をご存知でしょうか?本記事では、アンチョビの生産地に触れ、保存方法のポイントや有効に使えるレシピをご紹介します。衛生面に気をつけることで、美味しく食べることができます。ぜひ自宅で本格的なアンチョビ料理を作ってみましょう。
「アンチョビって一体なに?」
「アンチョビはどのように食べるの?」
「アンチョビを買ったのはいいけど、常温保存でいいの?」
このように、アンチョビという言葉は聞いたことはあるものの、実際どういった食べ物なのかよく分からない方が多いのではないでしょうか?
本記事では、アンチョビの生産地や保存方法、おすすめのレシピを紹介しています。
この記事を読むと、アンチョビがどういった食べ物か理解でき、美味しい食べ方や適切な保存方法を知ることができるでしょう。また、アンチョビを無駄なく最後まで食べきれる料理を知ることで、アンチョビ料理をさらに楽しめるようになります。
アンチョビについて理解したい方、アンチョビ料理に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
アンチョビとは?
アンチョビとは、海水魚であるカタクチイワシを塩漬けした食材のことを指します。
スーパーなどで売られているアンチョビは、背が黒く腹が銀白色の特徴があるカタクチイワシの頭と内臓を取り除き塩漬けした後に、オリーブオイルに浸して熟成・発酵させて瓶や缶詰めされているものがほとんどです。
日本では馴染みのない食材ですが、イタリア料理やスペイン料理で使われることが多いです。アンチョビは塩気が強くそのまま食べると癖があるため、様々な料理に混ぜたり調味料として使ったりするのが主流であり、濃厚な味から料理のアクセントとして活用されています。
主な生産地
アンチョビの主な生産地はイタリアやスペインであり、ヨーロッパ地域で昔から親しまれてきた食材です。
アンチョビの発祥はイタリアで、現地ではアッチューガと呼ばれています。アンチョビの元となるカタクチイワシは地中海沿岸で豊富に獲れ、鮮魚や発酵食品としてだけではなく飼料としても使われることがあります。
アンチョビは今では缶詰や瓶、チューブタイプなど様々な形で生産されており、スーパーで手軽に手に入れることができるでしょう。
アンチョビの保存方法
アンチョビは日本では馴染みのない食材のため、瓶や缶詰めのものを使う方がほとんどでしょう。しかし、開封後の保存方法が分からず困る方もいるのではないでしょうか。
アンチョビの保存方法はいくつかありますが、美味しい状態でアンチョビを食べることができるように、賞味期限も加えて正しい保存方法について紹介していきます。
常温保存
基本的にアンチョビは常温でも保存することができます。常温での保存期間は、最短で2週間程度、最長で1ヶ月程度と言われていますが、賞味期限には気をつけましょう。
常温保存では、直接日光が当たらない場所や冷暗所で保存することが重要です。湿気の多い場所では、カビが生えたり菌が入ったりすることもあるので注意しましょう。
塩漬けしているアンチョビは空気に触れると酸化し、味の品質が落ちる場合があります。そのため、常温保存する際は密閉できる容器に入れ、しっかりオリーブオイルに浸して傷まないようにしましょう。
冷蔵保存
アンチョビを冷蔵保存する方法としては、基本的に常温保存と同じです。冷蔵保存での保存期間は、最短で1ヶ月程度、最長で3ヶ月程度と言われていますが、同じく賞味期限には気をつけましょう。
常温保存と違い冷蔵保存では乾燥しやすいため、オリーブオイルにたっぷり浸すことが重要です。また、他の食材にも匂いが移る可能性があるので、しっかり密閉出来る容器に入れましょう。缶詰めのアンチョビは容器自体が腐敗してしまうため、タッパーなどの容器に移し替えましょう。
冷蔵保存するとオリーブオイルが低温で白く固まることがありますが、常温に戻すと元の状態に戻るので心配ありません。
冷凍保存
アンチョビの冷凍での保存期間は最長3ヶ月程度と言われているので、日持ちさせたいときは冷凍保存がオススメです。
アンチョビを冷凍する際は容器から出し、フィレの場合は1枚ずつラップに包みましょう。そうすることで、次回使いたい分だけを取り出すことができます。ラップに包んだアンチョビはフリーザーバッグにまとめて保存しましょう。
アンチョビの酸化を防ぐためにも、フリーザーバッグの空気はしっかり抜いてから冷凍庫で保存してください。
冷凍保存する際は、アンチョビを浸しておいたオリーブオイルを捨てるか別の容器で保存するため手間がかかります。もしアンチョビオイルを使いたいのであれば、冷蔵保存の方がいいでしょう。
アンチョビが傷んでいるときの判断ポイント
アンチョビは、傷んでいないか確認してから食べるようにしましょう。
アンチョビが傷んだときの特徴として、まずは匂いの変化があります。酸味がある匂いや古い油の匂いがする際は、傷んでいる可能性があるので注意が必要です。
また、見た目では変色や乾燥していないか確認しましょう。乾燥している場合は、酸化による劣化がほとんどです。
アンチョビは発酵食品であるため、傷んでいるか分かりづらいときもありますが、上記の判断ポイントを参考にしながら、安全に美味しくアンチョビを食べましょう。
アンチョビを最後まで使い切るおすすめレシピ
それでは、実際にアンチョビを使って美味しい料理を作っていきましょう。どうしても余ってしまうことが多いアンチョビなので、今回は最後まで使い切れるレシピをご紹介していきます。
アンチョビ料理といえば、アンチョビポテトやアンチョビパスタなどが有名ですが、定番のアンチョビ料理だけでなく他のアンチョビ料理にも挑戦するきっかけになるでしょう。
アンチョビ調理はお酒にも合うので、おつまみにもいかがでしょうか。
1.アンチョビピザトースト
まずは手軽に食べられる、アンチョビピザトーストを作ってみましょう。アンチョビの塩味が効いた濃厚なピザトーストです。
材料は、ピザソースの代用でトマトケチャップを食パンに塗り、トマトやピーマンなどお好みでピザの具材を入れましょう。アンチョビも好きな分だけ入れるといいでしょう。後はチーズをたっぷりかければ美味しいアンチョビピザトーストの出来上がりです。
朝の時間がないときなど、簡単にアンチョビトーストを作って食べることができるのでおすすめです。
2.おもてなしにも!お野菜が止まらないバーニャカウダ
アンチョビを大量消費できるバーニャカウダを作ってみましょう。
材料は旬の野菜や色どり野菜を使いましょう。にんにくの香りとアンチョビのコクが野菜を引き立てて、食べると止まらない美味しさです。見た目も楽しむことができ、野菜不足を解消してくれるおすすめの料理です。
前回の料理で残ってしまったアンチョビに困っている方は、ぜひバーニャカウダで沢山使ってみてはいかがでしょうか。野菜嫌いな方も食べやすく、また急なお客さんが来たときにもお洒落なおもてなしが出来ること間違いなしです。
3.【定番おつまみ♩】やみつきアンチョビポテト!
最後に、定番のやみつきアンチョビポテトを作ってみましょう。塩気のあるアンチョビとじゃがいもの甘さで相性ばっちりの1品です。
アンチョビポテトはアンチョビを沢山使用するので、1回で使い切ることができるでしょう。
1口サイズにカットしたじゃがいもと、アンチョビを炒めれば簡単にできる料理となっています。お好みで最後にパセリを振りかけてもよいでしょう。
おやつやお酒のつまみとして、アンチョビポテトはいかがでしょうか。
保存方法を知ってアンチョビを料理に活用しよう
アンチョビの保存方法と、最後まで使い切れるレシピを紹介してきました。
アンチョビを美味しく食べるには、保存方法に注意しながら賞味期限を守ることが大切です。
保存方法や幾つかのレシピを知っておくと、処理に困らず次のアンチョビ料理にも活かせるでしょう。
今回のレシピも参考にしていただき、様々なアンチョビ料理を楽しんでください。