2022年07月22日公開
2024年05月24日更新
スライスチーズの賞味期限は?日持ちする保存方法やレシピも紹介
スライスチーズの賞味期限はどのくらいあるかご存知でしょうか。この記事ではスライスチーズの賞味期限や日持ちする保存方法、腐ったチーズの見分け方などについて紹介しています。スライスチーズの保存について疑問や不安があればチェックしてみてください。
目次
「開封したスライスチーズの賞味期限はパッケージに書いてある日でいいのかな」
「スライスチーズを料理で使ったけど、残りをしばらく使わないときはどうしたらいいの」
「スライスチーズはいつも同じ使い方をしているけど他に何か簡単にできるレシピはないかな」
食卓に登場する機会が多いスライスチーズですが、保存の方法や使い方に疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、未開封と開封後で違う賞味期限やスライスチーズを日持ちさせるためにはどんな保存方法が適しているかに加え、スライスチーズを使ったレシピなども紹介しています。
この記事を読むことでスライスチーズの適切な保存方法を知り、賞味期限が迫っているスライスチーズがあれば紹介しているレシピを参考に無駄なく食べ切れるでしょう。
スライスチーズを適切に保存し、賞味期限内に美味しく食べ切りたいと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
スライスチーズの賞味期限はどのくらい?
手軽で便利に使えるスライスチーズを冷蔵庫に常備しているというご家庭は多いのではないでしょうか。
日持ちがするイメージのあるスライスチーズですが、実際に賞味期限がどのくらいあるかご存知でしょうか。ここでは、スライスチーズの外袋が未開封の場合と開封後の場合に分けて賞味期限を紹介しますので、ご家庭にスライスチーズがあれば一度確認してみましょう。
未開封の場合
スライスチーズは、ナチュラルチーズに添加物を加えて加熱処理されているプロセスチーズの一種になります。
プロセスチーズはナチュラルチーズより日持ちし、外袋が未開封の場合、賞味期限は6か月程度になります。
ただし、賞味期限は適切に保存された場合のものです。スライスチーズのパッケージなどに書いてある保存方法を参考に適切に保存しましょう。
開封後の場合
スライスチーズは、個包装になっていて1枚ずつにフィルムが貼られている状態になっていますが、外袋を開封した後の賞味期限は2週間程度になります。
外袋を開封する前に比べ格段に賞味期限が短くなる理由は、個包装とは言えフィルムの隙間から空気が入る可能性があることやチーズの乾燥が進みやすくなることがあります。
スライスチーズの日持ちする保存方法とは?
まとめ売りをしていたり安売りをしていたりしてスライスチーズを多く購入することもあるでしょう。
ここではスライスチーズの保存方法について、常温保存の場合、冷蔵保存の場合、冷凍保存の場合の3つに分けて紹介します。スライスチーズの日持ちする保存方法や保存方法ごとの賞味期限を知りたい方は参考にしてみてください。
常温保存の場合
基本的にスライスチーズの常温保存は避けましょう。冬場に暖房がついておらず室内温度が低い状態あれば、数時間程度なら常温保存は可能でしょう。
しかし、夏場など室内温度がある程度高い状態であれば、短時間でもチーズが溶けてしまい油分の分離が起こってしまいます。そうなると美味しく食べられる状態とは言えないでしょう。
冷蔵庫で保存する場合
スライスチーズを冷蔵庫で保存する場合、未開封であればそのままの状態で保存できます。外袋を開封後は、なるべく密閉状態になるような形にして冷蔵庫で保存しましょう。
外袋の開封箇所をテープなどで封じるか、ジップ付きの保存袋を使うといいでしょう。
前述したとおり開封後であっても2週間程度は問題ありませんが、冷蔵庫の使い方や開閉頻度によってスライスチーズの品質に影響が出る可能性があります。早めに食べるようにしましょう。
冷凍庫で保存する場合
スライスチーズは冷凍保存ができます。未開封であればそのままの状態で保存できます。外袋を開封後であれば、冷凍保存用のジップ付きの保存袋を使うといいでしょう。このとき、なるべく空気を抜くようにするのがポイントです。
冷凍庫で保存する場合、開封後のものでも1か月程度は問題ありません。しかし、風味は変化していくため早めに食べるようにしましょう。
賞味期限が切れたスライスチーズはいつまで食べられる?
スライスチーズを保存していて、気づいたときには賞味期限が切れていたという経験をしたことがある方は少なくないでしょう。
そこで、ここでは賞味期限が切れたスライスチーズはいつまで食べられるのかということについて解説していきます。
賞味期限と消費期限は別物
賞味期限と消費期限は違います。賞味期限とは「未開封のまま正しい保存方法をとった場合においしく食べられる期限」のことです。
一方、消費期限とは「未開封のまま正しい保存方法をとった場合に安全に食べられる期限」のことです。
賞味期限、消費期限ともに基本的には実際の期限より短く設定されています。このため、期限を多少過ぎても品質は保たれていることがあります。
賞味期限が切れても腐っていなければ食べられる
賞味期限の場合「おいしく食べられる期限」のため、「安全に食べられる」消費期限とは違って数日程度であれば食べられるでしょう。
しかし、当然のことながら賞味期限が過ぎれば傷んでいる危険性は上がっていきます。賞味期限から少ししか経っていないから大丈夫と簡単に判断せず、食べても問題ないか慎重に見極めましょう。
腐ったチーズの見分け方
スライスチーズの保存方法や賞味期限については前述してきたとおりですが、保存状態によっては賞味期限よりも早く傷んでしまう可能性があります。
腐ったり傷んだりしてしまったチーズは特徴が見られます。ここでは、見た目、臭い、味の3つの側面から腐ったチーズの見分け方について紹介します。
特に、保存が長くなってきたスライスチーズを食べるときには今から紹介する点がないか注意するようにしましょう。
見た目
スライスチーズが腐っている場合の見た目の特徴として、緑色などのカビが生えてくることが挙げられます。
また、時間の経過とともに乾燥が進むためスライスチーズの所々が黄色になっていたり透明になっていたりといった変化が見られます。
さらに、スライスチーズを保存していた袋が膨張していることもあります。
臭い
スライスチーズが腐っている場合の臭いの特徴として、アンモニア臭がしてくることが挙げられます。チーズはもともと独特な匂いがありますが、腐ったときの臭いとは違うため、変化は明らかでしょう。
また、時間が大幅に経過するとこの臭いは目立たなくなる場合があるため、匂いだけで判断することは控えましょう。
味
スライスチーズが腐っている場合の味の特徴として、酸味や苦みが出てくることが挙げられます。
スライスチーズを口にしたときに、舌がぴりぴりとするような感じがあったり、普段食べているスライスチーズと味が違ったりしたときには飲み込まないように注意しましょう。
チーズは種類によっては酸味や苦みがあります。しかし、スライスチーズについては、そういった味がすることは考えにくいため味に違和感がある場合は傷んでいることを考えましょう。
腐っているチーズを食べてしまったらどうなる?
気付かずに腐っているチーズを食べてしまい、体調に変化が現れたらすぐに病院を受診しましょう。
腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状が出た場合は食中毒の可能性があります。場合によっては取り返しがつかない事態になることもあるため、躊躇せずに受診することをおすすめします。
余ってしまったスライスチーズを消費するレシピ5選
ご家庭にスライスチーズがたくさんあるときや、賞味期限が近くなっているスライスチーズがある場合には、これから紹介するレシピを参考にしてみてください。
スライスチーズを使ったおいしい料理に新しく巡り合える可能性があります。いつもは作らないレシピでも、ぜひ挑戦してみましょう。
1:パリパリ枝豆チーズ
お酒のおつまみにおすすめのスライスチーズを使ったレシピです。材料は、スライスチーズと冷凍枝豆の2種類だけしか必要ありません。
電子レンジを使って作るレシピのため、電子レンジで加熱している間に他の料理を作ったり洗い物をしたりすることもできます。あっという間にできあがるため、もう一品ほしいというときに作ってみてはいかがでしょうか。
2:ソーセージとチーズのミニ春巻き
好きな子どもが多いソーセージとチーズを組み合わせた一品です。ソースをかけなくてもしっかりとした味がついているため、お弁当のおかずにもおすすめです。
春巻きと言っても、揚げ焼きで作るレシピのため油を処理する手間がかからずお手軽に作れるでしょう。
3:チーズリゾット
5分で簡単にできるチーズリゾットのレシピです。スライスチーズの他は、ごはん、牛乳、ベーコンがあれば、ご家庭ににある一般的な調味料で作れるでしょう。
ご飯は、軽く水洗いしてから火を加えることでおいしくできます。加える具材はベーコンだけでなく、半端に残っている野菜などを加えてみてもいいでしょう。
4:チーズいももち
甘辛いタレで食べるチーズいももちは、子どものおやつやお酒のおつまみにもなります。食べると、中からとろりとしたチーズが出てくるためチーズ好きには、たまらない一品でしょう。
できあがったいももちは冷凍保存ができるため、多めに作って冷凍しておけば食べたいときにすぐ食べられます。
5:チーズスフレケーキ
スライスチーズで作るチーズケーキのレシピです。スフレタイプでふわふわの仕上がりになります。
スライスチーズがあれば、クリームチーズはいりません。ケーキ作りは難しく感じる方もいるでしょうが、分量をきちんと計り手順に従って作っていけばそれほど難しいものではないでしょう。
冷めても熱々のまま食べてもおいしいレシピです。
賞味期限に注意してスライスチーズを美味しく食べよう
スライスチーズは様々な料理に活用できますが、使い忘れて賞味期限が迫っていたり、場合によっては賞味期限が過ぎてしまったりすることがあります。
特に、開封後の賞味期限についてはパッケージに記載されている賞味期限より短くなってしまうので注意が必要です。適切な保存方法で賞味期限に注意しながらスライスチーズを美味しく食べましょう。