2019年05月05日公開
2024年09月13日更新
ロールキャベツをトマト缶で簡単に!基本レシピとアレンジを紹介
トマト缶を使ったロールキャベツは、小さいお子様から高齢の方まで食べやすく人気があります。しかし、いざ作ろうと思ったら、上手くキャベツが巻けずに形が崩れてしまったという経験があると思います。そこで、ロールキャベツを上手く巻くポイントと、時間をかけず簡単にロールキャベツが作れるアレンジレシピを紹介します。トマト嫌いの人でも、ロールキャベツにすると美味しく食べてくれること間違いなしです!
ロールキャベツとは?
ロールキャベツと聞いて、だいたいの人は形や味が想像できると思います。しかし、形が同じでも家庭によって使っている材料や味付けは全く違い、ロールキャベツを食べるとおふくろの味を思い出すでしょう。
お店で注文するよりも家で食べることの多いロールキャベツ。今回は、自宅でトマト缶を使い、簡単に美味しく作れるポイントとアレンジレシピを紹介します。
幅広い世代で愛される洋食料理
ロールキャベツの起源は古く、トルコの「ドルマ」という料理からきています。日本には明治28年に紹介されたのが初めとされています。ロールキャベツは世界各国で様々な形に変化していて、日本ではかんぴょうを巻いて作ったりします。東欧やアラブ地方の国では、中にお米を入れて巻く国もあります。
アレンジ料理として、キャベツではなく白菜やレタスなどの葉野菜を巻いて食べることもあります。1世紀ころに食べられていたロールキャベツは、ブドウの葉にひき肉などを巻いて食べたり、中をくりぬいたナスやパプリカ、ズッキーニを使うこともあったということです。
さまざまな味付けに合う
ロールキャベツで一番オーソドックスな味付けはコンソメスープです。材料はシンプルにコンソメ、ブイヨン、塩、胡椒です。味付けはあっさりしているので、中には、ロールキャベツの上にケチャップをかける人もいます。次にトマトスープは子供にも人気があります。トマト缶を使えば簡単にできるし、トマトの味がひき肉にピッタリです。
そして、トマトソースと同じくクリームソースも人気があります。シチュー感覚で食べられるので、付け合わせに温野菜などを入れる人もいます。また日本独特の味として、和風だしを使ったロールキャベツもあります。おでんの具材としてロールキャベツを入れるお店もあるので、ボリュームたっぷりでこちらもおすすめです。
トマト缶で作るロールキャベツ基本レシピ
トマト缶で作るロールキャベツのレシピは様々です。その中で、初めてトマト缶を使ったロールキャベツを作る人でも簡単に美味しく作れるロールキャベツのレシピを紹介します。ロールキャベツのレシピの中には、ナツメグや牛乳を使うものもありますが、紹介するレシピはシンプルな味付けのロールキャベツをベースにしています。
今回はトマト缶を使うので、子供でもペロッと平らげてしまうこと間違いなしです。トマト嫌いの人でもロールキャベツなら食べられるかもしれないので、ぜひトマトソースも合わせて、基本のレシピを覚えてください!
材料
- キャベツの葉8枚(4人分)
- 合いびき肉300g
- 玉ねぎ1/2個
- 卵1個
- パン粉1/2カップ
- 塩コショウ少々
- ※カットトマト缶400g
- ※水2カップ
- ※顆粒コンソメ大さじ1と1/2
- ※トマトケチャップ大さじ4
- ※塩コショウ少々
- パセリ少々
作り方
- キャベツの葉を一枚一枚きれいに剥がし、芯をそぎ落としてから軽く茹でる。
- 玉ねぎをみじん切りにし、耐熱ボールに入れてふわっとラップをかけて1分ほど加熱し冷ましておく。
- 合いびき肉と卵、パン粉、2の玉ねぎ、塩コショウを入れ、粘り気が出るまでかき混ぜる。
- 3をこぶしくらいの俵型を作り、キャベツの葉の芯の部分にのせクルクル巻く。
- 鍋に※の材料を入れ煮だたせたら、4を隙間なく入れる。
- 中火で煮て、アクを取り出す。
- トマトソースをロールキャベツにかけながら煮だたせた後、落し蓋をして弱火で30分煮る。
- 最後にパセリをかければ完成。
キャベツの葉をきれいに剥がすコツ
ロールキャベツを作る時最初に苦労するのが、キャベツの葉を剥がすことです。出来れば葉っぱ一枚でロールキャベツを巻きたいと思いますが、破けてしまいなかなかきれいに剥がれません。そういう時に簡単にキャベツの葉を剥がせる方法があります。
それはまず、キャベツの芯をくりぬきます。そして、キャベツの葉の隙間から流水を静かに流すだけです。そうすると、流水の重みで自然とキャベツの葉が剥がれていきます。流水のスピードが早すぎるとキャベツの葉が破れてしまうので気を付けてください。たったこれだけで簡単にキャベツの葉が剥がれるので試してみてください。
ロールキャベツを上手に巻くコツ
ロールキャベツは、上手くタネを巻くことが見た目の完成度を左右します。子供がいれば、出来るだけ楊枝も使いたくないと思います。キャベツの葉だけで巻くポイントは二つです。ひとつ目は、大きいキャベツの葉を使う場合は、芯をそぎ落としてなるべく平らにして巻くことです。
ふたつ目は、小さいキャベツを何枚も重ねて隙間をなくすことです。最後に、キャベツを巻いた後は、両端をキャベツを破らないように指で押し込んでしまえば完成です。鍋にはロールキャベツ同士隙間が出来ないように入れれば煮崩れしません。
また、そぎ落とした芯は、千切りにしてロールキャベツのタネの材料にしてしまえばキャベツを余すことなく使い切ります。その他にちくわとごま油で炒めればもう1品できます。万能な野菜なので、捨てずに活用してください。
トマト缶で作るロールキャベツアレンジレシピ
トマト缶を使った簡単アレンジレシピは沢山あります。トマト缶でポトフのように野菜をたくさん入れるレシピにすると、冷蔵庫で余った野菜を使い切ることが出来ます。また、中身をお米にしたら、ボリュームたっぷりのトマトを使ったオムライス風ロールキャベツが出来上がります。その中から、簡単に出来るアレンジレシピを紹介します。
炊飯器で簡単!包まないロールキャベツ
ロールキャベツの簡単アレンジレシピで最も人気が高いのが「巻かないロールキャベツ」です。その名の通り、タネをキャベツに巻かないで、トマト缶を使ったソースと絡めるだけの時短レシピになります。紹介したのは、炊飯器を使って作る巻かないロールキャベツですが、お鍋やフライパンを使っても出来ます。
お鍋やフライパンを使うときは、くりぬいたキャベツにタネを入れ、トマトソースの中にタネが見える方を下にして煮込みます。取り出すときにフライ返しなどを使って崩れないようにお皿に盛りつけるのが難しいかもしれませんが、見た目のボリュームは満点です。
その他に、ミルフィーユのように作る巻かないロールキャベツもあります。キャベツの葉に小麦粉をまぶし、その上にタネを平らに伸ばすようにのせます。それを何枚か重ねて行い、お鍋やフライパンに隙間なく敷き詰め、お好みのトマトソースを作れば完成です。
スコップロールキャベツ
「スコップ」というのは、一つの大皿料理をみんなでつついたりすくって食べる料理のことを言います。ロールキャベツもスコップレシピがあり、こちらもキャベツを巻かずにグラタン風に仕上げているトマトを使ったスコップ料理になります。ちょっとした自宅での持ち寄りパーティーやキャンプなどでも大活躍できるレシピです。
超コスパのレシピにするなら、トマト缶ではなくトマトジュースを使ったり、ヘルシー志向にしたいのなら、合いびき肉を鶏肉に変えるなど、アレンジは沢山あります。他のロールキャベツのレシピより失敗が少ないので、初めておもてなしをするなら、トマト缶を使ったスコップロールキャベツレシピを覚えておくとお得だと思います。
チーズ入りロールキャベツ
チーズとトマトはどんな料理にしても合います。そのチーズをロールキャベツに入れると、想像以上のおいしさに驚くと思います。レシピは簡単です。いつもの基本のロールキャベツにスライスチーズを入れて、トマトソースで煮込むだけです。たったそれだけで、いつものロールキャベツが劇的に変わります。
子供がいる家庭なら、ロールキャベツの大きさを小さくして、チーズ入りとそうでないロールキャベツと2種類にすれば、味に飽きずに間食してくれると思います。ベーコンを巻くとお酒にも合いそうな大人のロールキャベツのトマトソース煮も出来ると思います。
トマト缶ならロールキャベツが簡単にできる
出典: https://tabe.ly
今回はトマト缶を使った色々なロールキャベツのレシピを紹介しましたが、ここでは紹介しきれないほどまだまだレシピは沢山あります。また、ロールキャベツは野菜も一緒に摂れるし、ボリューム満点です。
トマトソースのロールキャベツの基本のレシピを覚えておくと、家にある余りものだけで作れるコスパの高い料理だと思います。各家庭でアレンジしやすいので、基本のレシピを覚えてトマトソースだけではなく、自分好みのロールキャベツを作ってください!