2019年03月31日公開
2024年09月10日更新
ガパオライスの意味!ガパオってタイ料理?カロリーやレシピも調査
ガパオライスとはどういう意味の言葉なのかを知っていますか?今回の記事では、ガパオライスとはどういった意味なのかに加えて、美味しい食べ方や作り方、違った美味しさを楽しめるアレンジレシピやカロリーなどについても紹介していきます。本場タイではどのようにガパオライスが楽しまれているのかや、食べ方をしているのかについても紹介していますので、カロリー情報などと併せてチェックしてみてください。
目次
ガパオライスとはどんな料理?カロリーも気になる!
みなさんは、ガパオライスというものを知っていますか?ガパオライスというのは、日本でも人気となっている料理の事で、有名なタイ料理の中の一つだと考えている方も多いかと思います。しかし、ガパオライスという料理がどのようなメニューなのか、詳しく知っていますか?
今回の記事では、人気のガパオライスについて、意味や食べ方、作り方などについて紹介していきます。気になるカロリーなどについても紹介していきますので、人気のタイ料理として知られている、ガパオライスについて、早速チェックしていきましょう。
ガパオライスとは?
そえでは、ここからはガパオライスというものがどの様な料理であるのか、改めてチェックしていきましょう。ガパオライスとはどのようなものなのか、そして本当にガパオライスはタイ料理であるのかなどについて紹介していきます。
ガパオライスは日本独特の料理
ガパオライスというのは多くの方がタイ料理と思っているかと思いますが、ガパオライスというのは本当にタイ料理なのでしょうか?実は、ガパオライスは日本独特の料理なのだそうです。ガパオ炒めという料理はタイ発祥の料理となっているのですが、ガパオライスはタイ発祥ではないのです。
タイではガパオが使用されていますが、日本では実はガパオが使用されていないのだそうで、ガパオの代用品として「スイートバジル」というものが使用されています。代用品を使用していますので、本当は「ガパオ」ライスという名前を名乗るのは間違いなのかもしれません。続いて、意味についても見ていきましょう。
ガパオの意味は?
上記の文章を見て、「結局ガパオの意味って何」と思われた方もいるかと思います。ガパオの意味は、料理名のようなイメージもあるのですが、実はハーブの名前を意味しているのだそうです。ガパオは、日本では「ホーリーバジル」という名前で知られているバジルとなっており、さわやかな香りを楽しむことが出来るバジルとなっています。
そのガパオを使用することが出来ればよいのですが、日本では手に入りにくいため、ガパオを意味するホーリーバジルを使用せずに、先ほど紹介したスイートバジルというものを使用しているのだそうです。スイートバジルというのは、イタリア料理でも良く使用されているバジルなのだそうです。
タイでの正式名称は?
日本では本当のガパオライスを楽しむことが出来ないのなら、本場のタイに行って本場のガパオライスを食べてみたいという方もいるかと思います。しかし、タイで注文する時に「ガパオライス」と注文しても、想像するようなガパオライスが出てきませんので注意しましょう。
先ほど紹介した通り、ガパオというのはバジルの名前を意味していますので、ガパオのバジルとライスだけと思われてしまうかもしれないからです。
日本でも楽しんでいるようなガパオライスを楽しみたいのなら、「カウ パッ ガパオ ガイ」と注文するようにしましょう。少し覚えにくいので、メモを見ながら注文すると良いかと思います。ちなみに、カウはご飯、パッは炒める、ガパオがホーリーバジル、ガイが鶏肉という意味になっています。
本当のガパオライスとは?
紹介してきたように、日本で楽しむことが出来るガパオライスは代用品のスイートバジルを使用していますので、本当のガパオライスとは言えないでしょう。
本当のガパオライスは、その名前が意味するようにホーリーバジルを使用しているのが特徴です。日本ではナンプラーを使用したものも多いですが、どのような具材で楽しむにしても、大切なのは「ホーリーバジル」を使用しているかどうかに意味があるようです。
また、ガパオライスを食べる時、混ぜるのかそのまま食べるのか迷ってしまう方も多いかと思います。現地のタイではそのまま食べるという方も多いそうなのですが、全部混ぜてから楽しむというのも特にマナー違反というわけでは無いようです。
ガパオライスの種類
それでは、ガパオライスにはどのような種類があるのかについて見ていきましょう。ガパオライスというと梨ひき肉を使用したメニューを言うイメージが強いのですが、実はガパオライスにはいろいろな種類のものがあるのだそうです。どのような種類のガパオライスがあるのかチェックしていきましょう。
一般的には鶏や豚のひき肉
まず最初に紹介する、ガパオの一般的な種類は鶏や、豚のひき肉です。鶏肉のガパオライスは、食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
本場のガパオではなくスイートバジルを使用したものにはなっていますが、日本で「ガパオライス」として鶏肉や豚肉のひき肉を使用したガパオライスが定番のものになっているかと思います。鶏肉や豚肉のひき肉を使用したひき肉のガパオも美味しいのですが、まだまだいろいろな種類がありますのでチェックしていきましょう。
シーフードやピータン
豚肉のひき肉の他には、シーフードを使用したガパオライスもあります。シーフードというと意外に思われる方もいるかと思いますが、タイでは定番のガパオとして楽しまれているようです。イカや海老などを使用した見た目にも華やかなガパオとなっており、ひき肉のガパオとはまた違ったおいしさを楽しむことができます。
また、ピータンを使用したガパオなどもある様です。とあるお店で楽しむことが出来るピータンは衣をつけてあげられているというものになっており、外はサクッと、そして中はふんわりとした食感を楽しむことが出来ます。
内臓を使ったもの
また、内臓を使用したガパオというものもあります。ガパオはホーリーバジルの事を指す言葉となっていますので、メインに使用する食材は本当に多くの種類があります。こちらの内臓を使用したガパオでは、レバーがたくさん使用されているというガパオになっています。
レバー以外にもハツなどの色々な内臓が使用されており、コリコリとした食感やぷりぷりとした食感を楽しむことが出来るものになっています。
地方やお店のオリジナルも
また、地方やお店のオリジナルのガパオメニューもいろいろとあるのだそうです。変わったところですと、揚げなまずやソーセージ、きのこや揚げ豚肉を使用したガパオなどがあるようです。
タイに行った際には、日本で定番となっている鶏ひき肉を使用したものを楽しむのも良いですが、地方のこういったオリジナルガパオを発掘して、楽しんでみるというのもおすすめです。
ガパオライスのカロリーと糖質量
それでは、ここからはガパオライスのカロリーと、糖質量について紹介していきましょう。ガパオライスは油を使用していますし、カロリーが高そうなイメージがあるかと思いますが一体ガパオのカロリーと糖質量はどのようになっているのでしょうか?
カロリー
一般的なガパオライスのカロリーは、約600カロリーとなっているそうです。600カロリーというとそれぞれの感じ方によるかと思いますが、少し高めのカロリーと言えるかと思います。
ガパオは油を使用していますし、どうしてもカロリーが高くなってしまう傾向があります。ガパオライスをカロリーを低くして楽しみたいという場合には、油を少し少なめにして手作りのガパオを楽しんでみると少しカロリーを下げることが出来るかと思います。
糖質量
それでは、カロリーに続いてガパオライスの糖質量についても見ていきましょう。ガパオライスの一人前の糖質量は、約81.5gとなっています。糖質制限の1食分の糖質量が40g以下が目安となっているそうですので、糖質制限中にはおすすめしないメニューであるといえるでしょう。
標準的なガパオライス1人前を食べてしまうと、糖質制限中の1食分の目安である40gの倍近い量となってしまいます。先ほど紹介したように、糖質量が気になるという場合には手作りで油の量を抑えたり、ご飯の使用量などを調節して楽しんだ方が良いかもしれません。
ガパオライスの食べ方/作り方
それでは、続いてガパオライスの食べ方や、作り方などについて見ていきましょう。基本の作り方レシピや、本場タイでの楽しみ方などについて紹介していきますので、ガパオライスの食べ方や作り方などについて是非チェックしてみて下さい。
タイでの食べ方
それでは、続いては本場タイでのガパオライスの食べ方について紹介していきましょう。ガパオライスはご飯の上にガパオが乗っているという料理になっているのですが、具とご飯とを混ぜながらという食べ方が正解なのか、そのままご飯の上にのせたままという食べ方が正解なのか迷ってしまうという方もいるかと思います。
実は、ガパオライスはどのような食べ方が正解、といったものはないようです。本場タイでは、ご飯と具を混ぜずにそのまま楽しむ食べ方が多いのだそうです。しかし、どのようにするというのが正解というものはありませんので、混ぜた食べ方でも特に問題はないようです。タイを訪れた際にも、好きな食べ方で楽しむのが良いかと思います。
基本の材料と作り方レシピ
- ご飯茶碗2杯分
- ニンニク1/2片
- 豚肉のひき肉150g
- 酒大さじ1/2
- 赤パプリカ1/2個
- 水煮タケノコ1/2個
- ナンプラー小さじ3
- オイスターソース小さじ3
- 砂糖小さじ1/2
- バジル3枚
- 卵2個
- 水大さじ1
- サラダ油適量
- まず、フライパンにニンニクと、サラダ油を入れて弱火でじっくりと加熱していきましょう。
- 香りが立ってきたら、豚肉のひき肉を加えて中火で炒めていきます。
- そぼろ状になったら、赤パプリカと水煮タケノコを加えて炒めたら、紫色の材料を加えて、汁けがなくなるまで炒めていきましょう。
- 汁けがなくなったら、刻んだバジルを加えて混ぜ合わせていきましょう。
- 別のフライパンにサラダ油を熱したら、卵を割っていれましょう。底面が固まったら、水を加えて蓋をし、2分程度蒸し焼きにしていましょう。
- 器にご飯を盛り付けたら、4、5を乗せます。仕上げにバジルを加えたら、ガパオの作り方レシピの完成です。
こちらのレシピでも、ガパオであるホーリーバジルではなく、スイートバジルを使用していますので手に入りやすい材料で作ることが出来ます。
作り方のポイント
それでは、作り方のポイントについても見ていきましょう。作る前には、豚ひき肉にお酒を揉みこんでおきましょう。また、水煮タケノコは、熱湯でゆでておき、1cmほどの角切りにしておきます。
また、バジルは調理を始める前に少し取り分けて置き、残りのバジルは細かく刻んでおきましょう。この刻まなかった方のバジルは飾りに使用するので捨てずに別皿にとっておきましょう。
ガパオライスのアレンジレシピ
それでは、ここからはガパオライスのアレンジレシピの作り方について紹介していきます。普通の作り方でも美味しいガパオライスなのですが、作り方にアレンジを加えることで更に美味しくガパオライスを楽しむことが出来ます。
中華麺のガパオ
- 中華麺2人分
- 鶏ひき肉300g
- 玉ねぎ1/2個
- パプリカ1個ずつ
- にんにく1かけ
- バジルの葉5枚
- 塩コショウ適量
- 料理酒大さじ1
- オイスターソース大さじ1
- ナンプラーの大さじ1
- パクチーの根っこ1つ分
- 片栗粉をといた水100ml
- まず、玉ねぎ、にんにく、パクチーの根をみじん切りにしましょう。また、パプリカを1センチ角に切ります。
- ごま油を適量引いたら、香りが立つまで温めていきましょう。香りが立ってきたら、にんにくを炒めていきましょう。
- 玉ねぎを入れたら、透き通るまで炒めていきます。透き通ったら、ひき肉を入れて火を通します。塩コショウでした味を付けましょう。
- 最後に、パプリカを入れて炒めます。バジルの葉、塩コショウ、オイスターソース、ナンプラーを入れて味付けします。
- 炒めたら、水溶き片栗粉を入れて弱火で炒めていきましょう。
- フライパンに油を引いたら、麺を焼いて両面をこんがりと焼きます。
- 麺が焼けたら、ガパオのあんをのせたら、作り方レシピの完成です。
鯖缶のガパオ風
- 鯖缶1缶
- ひよこ豆1/2缶
- アーリーレッドお好み
- 鷹の爪お好み
- にんにく4枚
- ナンプラー小さじ1/2
- オイスターソース小さじ1
- 味の素8振り
- 目玉焼き1個
- 乾燥バジル山盛り1
- まず、オリーブオイルで鷹の爪、にんにくを炒めたら、香りがでてきた所でひよこ豆を入れます。
- 軽く炒めたら、鯖缶を入れます。サバが細かくなりすぎないようにほぐしておきましょう。
- ナンプラー、オイスターソースを加えて混ぜたら、バジルも加えて混ぜます。
- 水気を飛ばすために、火を強めましょう。フタをしたら、少しずらしておきます。
- 味の素を入れたら再び混ぜます。
- 水気が飛んで、焼き色がついたら火を止めて混ぜましょう。
- 目玉焼きをのせたら完成となります。
高野豆腐のガパオライス
- 高野豆腐2枚
- 玉ねぎ1/2個
- ピーマン1個
- 赤パプリカ1/8個
- 黄パプリカ1/8個
- オイスターソース大さじ1
- ナンプラー大さじ1
- 砂糖小さじ1
- にんにく1片
- サラダ油適量
- まずは、高野豆腐は水で戻しておきましょう。
- 高野豆腐を絞ったら、フードプロセッサーでミンチ状にします。
- 野菜を食べやすい大きさにカットしておきます。
- フライパンを熱して、にんにくと玉ねぎを炒めましょう。
- 高野豆腐と、残りの野菜を入れて炒めます。
- 調味料を入れたら、熱したフライパンで目玉焼きを焼いて器に持ったら完成となります。
ガパオライスの余ものレシピ
それでは、続いてはガパオライスの余ものレシピをチェックしていきましょう。材料がが余ってしまったとき、そしてガパオライスを違った味わいで楽しみたいというときにもおすすめですので、是非チェックしてみてください。
残り野菜のガパオライス
- ひき肉200g
- ピーマン1個
- 玉ねぎ1/2個
- ナス1本
- にんにく1片
- 鷹の爪1/2本
- 水100ml
- 鶏ガラスープの素小さじ1
- オイスターソース大さじ1
- 酒大さじ1
- 砂糖小さじ1
- ナンプラー小さじ
- バジル小さじ1
- 余った野菜を準備します。柔らかい野菜は大きめに、そして他の野菜はみじん切りにしていきます。
- にんにくを半分に切ったら、包丁の腹で潰していきます。そのあとみじん切りにしていきます。
- 中火で油を引いたら、にんにくと鷹の爪を入れます。かおりがたったらひき肉を入れます。
- 色が変わったら、玉ねぎを入れます。白から半透明になったら、残りの野菜を入れましょう。
- 日が通ったら、水と鶏ガラスープの素を入れて混ぜたものを入れて水気がなくなるまで炒めていきましょう。仕上げにバジルを入れて、混ぜたら完成です。
納豆でガパオパスタ
- ロースハム1パック
- ピーマン1個
- 玉ねぎ1玉
- 納豆1パック
- ナンプラー大さじ1
- ハラペーニョ適量
- パスタ1人分
- オリーブオイル大さじ2
- ガーリックみじん切り小さじ1
- まず、ロースハム、たまねぎ、ピーマンを納豆と同じくらいの大きさくらいになるまでカットします。にんにくは、みじん切りにしていきます。
- パスタを茹で始めましょう。
- オリーブオイルにガーリック、カットした野菜類を入れて炒めたら、納豆を入れてパラパラになるまで炒めます。
- 茹で汁を少しフライパンに入れて乳化させたら、ナンプラーとハラペーニョソースで味付けして、パスタを投入ししばらく炒めたら完成となります。
ガパオそうめん
- そうめん1束
- サラダ油大さじ1
- 鶏ひき肉100g
- 玉ねぎ1/4個
- 赤パプリカ1/4個
- アーモンド大さじ1
- ナンプラー大さじ1/2
- 醤油小さじ1
- オイスターソース小さじ1
- 塩少々
- バジル4枚
- ブラックペッパー少々
- まず、沸騰したお湯でそうめんを1分茹でます。
- 冷水で締めたら、水気を切っておきます。
- 中火で熱したフライパンに、サラダ油適量を敷いたら鶏ひき肉を炒めて、そぼろ状にしましょう。
- 玉ねぎとパプリカを加えて炒めて、軽く火が通ったら先程のそうめんとアーモンドを加えます。続けて、調味料を入れてなじませていきましょう。
- 別のフライパンで目玉焼きを作って、3にのせたらブラックペッパーをかけたら、レシピの完成です。
ガパオライスをタイで注文する時の注意点
ここでは、ガパオライスをタイで注文するときの注意点についても見ていきます。タイでは「ガパオライス」といっても想像するようなガパオライスが出てきませんので、正式名称をしっかりと抑えておいてください。
ガパオライスでは通じない
タイで、日本で楽しむようなガパオライスを楽しみたいという時には、「ガパオライス」といっても通じないので注意してください。タイでガパオライスを注文したいという時には、「カウ パッ ガパオ ガイ」というように注文するようにしましょう。
「カウ パッ ガパオ ガイ」という、まるで呪文の様な名前になっているのですが、これで「ご飯、炒める、ホーリーバジル、鶏肉」を表す言葉になりますので、日本で想像するようなガパオライスを注文することが出来ます。
辛さの度合いを伝える
また、タイでは辛さの効いた料理も多く、タイの人にとって辛さ控えめでも、日本人にとってはまだ辛いと感じるくらいなのだそうです。ですから、最初に辛さの度合いを注文するという時には、辛さは控えめで楽しんでみると良いかと思います。
辛さを控えめにしてほしいと注文する際には、「コォー・ペッ・ノォーイ・ナ・カップ」というように注文するようにしましょう。
ガパオライスを本場のタイで食べてみよう!
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、ガパオが一体どういう意味なのかや、美味しい食べ方などについて紹介してきました。ガパオとは料理名と勘違いされることも多いのですが、実はハーブであるホーリーバジルを意味している言葉となっていました。
日本では手に入りにくいためにスイートバジルが使用されていますが、タイを訪れる機会があったら、是非本場のガパオライスを楽しんでみてください。