ガパオライスはナンプラーなしでも作れる!代用と簡単レシピ紹介!
タイ料理の中でもポピュラーなガパオライス。タイ料理と言えば味の決め手はナンプラーですが、ナンプラーなしでも代用品を活用する事で手軽に美味しいタイ料理が作れます。ここでは、ナンプラーなしでも作れるガパオライスのレシピを紹介していきます!
目次
ガパオライスを家庭で
エスニックな風味が魅力のタイ料理ですが、その中でもポピュラーなガパオライス。最近はコンビニなどでも見かけるようになりました。ひき肉のうまみにバジルの香りが効いたエスニックな味わいは、日本でも大人気です。そんなガパオライス、本日の献立の一品にいかがですか?
ナンプラーの代用になる物は?
ガパオライスには調味料としてナンプラーがよく使われます。ナンプラーはニョクマム(ヌクマム)等とも呼ばれ、アジアで広く使われている魚を発酵させた調味料です。魚のうまみを濃縮した味わいで独特な風味が有りますが、エスニック料理に使うとコクや奥深いうまみを与えてくれます。そんなナンプラーですが、魚介類を原料とする様々な調味料が代用品として利用できます。
アンチョビ+薄口しょうゆ
ナンプラーは魚を発酵させた調味料なので、同じくイワシを発酵させたアンチョビなどの食材で代用する事が出来ます。アンチョビは細かく刻むかアンチョビペーストなどを利用し、お醤油と混ぜておきます。アンチョビ自体にかなり強い塩気があるため、お醤油は味を見ながら少しずつ足して言って下さい。
オイスターソース
オイスターソースもナンプラーの代用になります。オイスターソースはナンプラーに比べ甘みが有り、塩気が弱いので、ナンプラーの代用として使う際には塩を足したり、お醤油と混ぜて使って下さい。
白だし+醤油
ご家庭で常備している白だしに醤油を混ぜた物でも、ナンプラーの代わりになります。もっと魚の香りを強調したい、といった時は、粉カツオや魚粉などの食材を追加して入れると更に本格的な風味になります。
薄口醤油+レモン汁
ナンプラーは魚介の独特な香りが強いため、苦手な人も多いです。そんな時は、レモン汁に醤油を混ぜた物が代用となります。また、レモン以外でも、かぼすやすだち、ライムなどのかんきつ類や、最近注目されている広島のレモスコ等も同じように使用できます。
日本で手に入る魚醤
秋田県のしょっつるや石川県のいしるなど、日本の魚醤は原料こそ違いますが、ナンプラーと同じような作り方で出来ています。このため、スーパーなどで手に入る魚醤はそのままナンプラー代わりに使う事が出来ます。
塩辛
一般的な塩辛もナンプラーの代用品になります。食材はイカ、カツオ、エビなど、どんな物でも大丈夫です。使う際には、ペースト状になるまで細かく刻んでから使って下さい。また塩分が高めなので、併用する他の調味料はやや控えめに使うのがベターです。
ナンプラーなしでも作れる!ガパオライスのレシピ①
ガパオライスは、細かく切った各種食材と共にて炒めたひき肉を、調味料で味付けした物が基本となります。この際、入れる食材や味付けなどを工夫していけばお手軽にオリジナルのガパオライスを楽しむ事が出来ます。ここからはナンプラーなしで作る人気のガパオライスレシピを紹介していきます。今夜の献立の参考にいかがでしょう?
ナンプラーなしでも本格的!「ガパオ風ごはん」
玉ねぎ、赤・黄パプリカ、アスパラなど、お好みの野菜をサイの目に、青じそをせん切りにします。フライパンに適量のサラダ油をひき豚ひき肉を炒め、火が通ったらおろししょうがとおろしにんにく各少々を加えます。
さらに青じそ以外の食材を入れて、お醤油、みりん、きび砂糖、オイスターソースを加え、混ぜあわせながら炒めます。仕上げに青じそを加えて軽く混ぜたらごはんの上にかけ、目玉焼きを添えれば完成です。目玉焼きを崩しながら食べて下さい。
ナンプラーをアンチョビで代用!ガパオライス
まず、酒、醤油、細かく刻んだアンチョビ、砂糖をよく混ぜソースを作っておきます。次にパプリカ、バジル、にんにくをみじん切りにして、にんにくをサラダ油で炒めます。にんにくの香りがたったら鶏ひき肉、パプリカ、バジルを入れて炒め、食材に火が通ったら先に作ったソースを加え、汁けが飛ぶまで煮詰めて下さい。目玉焼きを焼いてご飯をよそい、炒めたひき肉と目玉焼きを載せれば出来上がりです。
ナンプラーをカツオ出汁で代用!和風ガパオライス
玉ねぎ、ピーマン、にんじん、レンコンをみじん切りにします。次にフライパンに油を引いてにんにくを炒め、香りが出たら玉ねぎ→人参→蓮根の順に炒めていきます。玉ねぎが飴色になったら、ひき肉を加えてさらに炒めます。
ひき肉に火が通ったら、ピーマンを加えて馴染む程度に炒めあわせ、粉末出汁、お砂糖、お醤油、麺つゆ、オイスターソースで味を整えます。火を止めてから、乾燥バジルを振りかけてあわせ、お好みで目玉焼きや、あれば生バジルをトッピングして完成です。
ナンプラーなしでも作れる!ガパオライスのレシピ②
塩辛でつくる!ナンプラーなしのガパオライス
最初に合わせ調味料を用意します。砂糖、醤油、叩いたカツオの塩辛、オイスターソース、鳥ガラスープの素を良く混ぜておきます。お好みの野菜をみじん切りにし、鳥または豚ひき肉と炒め合わせます。食材に火が通ったら、合わせ調味料を入れ、汁けが飛ぶまで炒め合わせます。お好みでバジルの葉をちぎって入れ、軽くまぜ合わせれば完成です。お好みで温泉卵や目玉焼きを添えてください。
オイスターソースでしあげる!ナンプラーなしのガパオライス
フライパンにサラダ油をひき、にんにく、赤トウガラシを入れて香りが出るまで炒めます。ひき肉を入れ、肉の色が変わったらみじん切りにしたピーマンを入れ、さらに炒めます。食材に火が通ったら、オイスターソース、お醤油、砂糖、みりんを入れて炒め合わせ、汁けが飛んだらざく切りにした大葉を入れます。大葉がしんなりしたら火を止め、器に盛ったご飯の上に盛り付け、お好みで半熟目玉焼きを添えれば完成です。
ナンプラー・バジルなしで簡単!ガパオライス
まずごま油でしょうが、にんにく、赤トウガラシを香りがたつまで炒めます。香りがたったら、みじん切りにした玉ねぎ、ピーマン、にんじん、ししとうを炒め、火が通ったらひき肉を加え更に炒めます。ひき肉に火が通ったら、鳥ガラスープの素、酒、みりん、オイスターソース、お醤油、砂糖を加えて煮詰めます。しあげに塩コショウで味を調え、お好みでレモン汁を加えてざっくりと混ぜ、ご飯の上に盛りつければ完成です。
ナンプラーなしでも作れる!エスニック料理のレシピ
ガパオライスに限らず、エスニック料理にはナンプラーが多く使われていますが、やはり日本の家庭では持てあましがちです。そこで、ここではナンプラーなしでも簡単にできるエスニック料理をご紹介していきます。ガパオライスを使った献立の追加の一品にいかがでしょうか?
スイートチリソースで!ナンプラーなしのヤムウンセン
ヤムウンセンはタイ風の春雨サラダの事です。味付けにナンプラーを使う事が多いですが、ここではナンプラーなしのレシピを紹介します。春雨は茹でてから冷水にとり、水気を切っておきます。
チリソース、酢、お醤油をまぜてタレを作り、水気を切った春雨、茹でモヤシ、茹で海老、きゅうり、ミニトマトなど、お好みの具材を混ぜて出来上がりです。作ってすぐでも良いですが、10分ほど冷蔵庫で冷やして味をなじませても尚良しです。
レモン醤油ダレの生春巻き
生春巻きはナンプラーベースのタレやチリソースで食べる事が多いですが、レモンとお醤油でもさっぱりといただけます。水で戻したライスペーパーで、蒸し鶏、大葉、万能ねぎ、その他お好みの具材を巻きます。レモン汁、お醤油、砂糖、酢を合わせてタレを作り、生春巻きに添えます。お好みで赤トウガラシの輪切り等を加えて召し上がって下さい。
ガパオライスメインの献立例
ガパオライスはひき肉、野菜、卵と栄養のバランスのとれた料理です。これにスープや副菜をつければ、それだけで手軽でバランスのとれた食事となります。また、ガパオライスにはバジルなどの香草がふんだんに入っているため、整腸作用や美容にも優れています。ここでは、ガパオライスをメインにした献立の例を紹介していきます。
ガパオライス+トムヤムクン
トムヤムクンは世界三大スープにも数えられるタイの代表的なスープです。日本で作る場合は、市販のトムヤムペーストを使って作るのが一般的です。甘、辛、酸が調和した独特の味は、ガパオライスとも相性抜群で、タイの屋台などでもおなじみの献立です。
ガパオライス+ヤムウンセン
タイ料理の代表的なサラダであるヤムウンセンは、さっぱりとした酸味が特徴の春雨サラダです。ガパオライスは比較的こってりとした味付けなので、口の中の脂分を洗い流してくれるヤムウンセンと組みあわせた献立は非常に相性がいいです。また、グリーンサラダなどのシンプルなサラダもよく合います。
ナンプラーなしでも作れる!ガパオライスのまとめ
ここまで、ナンプラーを使わずにつくるガパオライスのレシピを中心に、ナンプラーの代用品やそのレシピなどを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?タイ料理を初めとするエスニック料理は、ご家庭にある調味料の組み合わせ次第で手軽に作る事が出来ます。是非日常の献立に組み込んで、レパートリーの幅を広げてみてください。