タイの安い/美味しい食べ物17選！タイ現地で有名屋台料理を食べる！

日本から7時間前後のフライトで行けるタイは、さまざまな美味しい食べ物であふれる魅力的な国です。ここでは、タイで人気の食べ物を厳選して17選紹介します。タイ料理は美味しいだけでなく、値段が安いのも魅力の1つです。気になる味や辛さについても詳しく説明しているので、これからタイ旅行を予定している方は必見です。是非、現地の屋台料理をチェックしてみてください。

タイには屋台や食堂、レストランなど数多くの飲食店があります。特にタイには屋台が多く、毎食屋台で食事をするという人も少なくありません。タイでは自炊するよりも外食をした方が安上がりだと言われています。それもレストランでは食費が高くなるため、安い屋台で食べるのが常識となっているようです。

屋台天国とも言われるタイでは、どこで食事をすれば良いのかわからないという方も多いでしょう。そこで美味しい屋台を見分けるための2つのポイントを紹介します。まず1つめが「行列のできる屋台」を選ぶということです。地元のタイ人は、美味しくて安いお店をよく知っています。並ぶのが苦手なタイ人が行列を作っている屋台は、間違いなく美味しい料理が食べられると言えるでしょう。

2つめが、「大量の料理が並んでいる屋台」を探すことです。大きな鍋にたっぷりの料理を準備している屋台は、それだけたくさんの人が訪れる証拠でもあります。滞在中に美味しい屋台が見つかると、旅行も格別なものになります。言葉に問題がないなら、現地の人に直接屋台の場所を聞くのもおすすめです。微笑みの国タイでは、誰もが優しく耳を傾けてくれることでしょう。

タイの屋台ではご飯や麺、揚げ物など、さまざまな種類の食べ物が売られています。飲み物やフルーツもあり、旅行中はあれもこれも食べたいと目移りしてしまうことでしょう。タイの屋台で売られている食べ物は比較的量が少ないため、気になるものをいくつかピックアップして食べ歩きすることも可能です。指さしで注文できるものも多く、言葉の壁をあまり感じないのも魅力と言えるでしょう。

ここからは、タイ現地で人気の美味しい食べ物について紹介していきます。タイでは、カレーやスープと一言で言っても、その種類は多岐に渡ります。ここでは、タイ旅行で味わうべき食べ物を3選紹介します。タイ料理は、日本では使われないスパイスやハーブがたくさん使われています。タイ独特のスパイシーな食べ物に、是非挑戦してみてください。

イスラム教徒から伝来したという「マッサマンカレー」は、タイ王国を起源に持つカレーです。2011年にアメリカの人気情報サイトで「世界で最も美味しい食べ物」の第1位に輝いたことでも知られており、世界中に多くのファンがいる人気の高い食べ物です。鶏肉とジャガイモ、玉ねぎなどをココナッツミルクなどと一緒に煮込んで作るマッサマンカレーは、辛さが控えめで日本人にも食べやすい味付けが特徴です。

八角やシナモン、ターメリックなどのスパイスがふんだんに使われているため、味の奥深さも楽しむことができるでしょう。甘酸っぱいフルーティーな酸味は、アジアでなじみの深いタマリンドによるものです。

「グリーンカレー」は、唐辛子の辛さとココナッツミルクの甘みが特徴の、日本でも人気の食べ物です。現地タイでは「ゲーン・キアオ・ワーン」という名前で親しまれており、小さくて丸いタイナスやタケノコ、コブミカンの葉などを入れて調理されます。

鶏肉のほか牛肉や豚肉で作られることもあり、まろやかな味わいと後から追いかけてくるピリッとした辛さがクセになる食べ物です。コブミカンの葉は、食べずに残しておきましょう。

「トムヤムクン」は、タイで最も有名なスープです。辛さと酸味が混在する料理で、レモングラスやコブミカンの葉、青唐辛子、生姜など、さまざまなスパイスが使われているのが特徴です。「トム」は煮る、「ヤム」は混ぜる、「クン」はエビと言う意味があり、鶏肉入りは「トムヤムガイ」、魚入りは「トムヤムプラー」といった具合に、使う材料によってメニューの名前が変化します。

タイの屋台では、お店ごとにトムヤムクンの味が異なるため、いくつか食べ歩いて自分好みの味を見つけるのもおすすめです。安いうえ具材もたっぷり入っているので、1つで大満足の食事が楽しめるでしょう。

続いて、タイ現地で食べられる名物料理について紹介していきます。タイ料理の魅力は、肉や魚、野菜をバランスよく使った食べものが多いことが挙げられます。また麺料理も種類が豊富で、スープの味によっていろんな味が楽しめるのも魅力の1つと言えるでしょう。ここでは、是非食べていただきたい名物料理を4選紹介します。

「カオソーイ」は、タイ北部やラオスで幅広く食べられているカレー味の揚げ麺料理です。日本でも有名な食べ物の1つで、ココナッツミルクを使ったクリーミーな味わいで人気があります。タイのカオソーイは、カレースープに揚げ麺を入れ、エシャロットや唐辛子と干しエビなどのペーストがトッピングされた料理で、ライムを絞っていただきます。

タイ現地では屋台料理として有名なカオソーイですが、日本などのタイ料理店では見かけることが少ないため、タイを訪れる際は是非味わってみることをおすすめします。

日本人が大好きなカニを使った料理が「プー・パッ・ポンカリー」です。カニをメインに使ったタイ料理で、ナムプリック・パオというピリ辛の調味料をカニと炒め、ココナッツミルクを加えて卵とじにしたカレー味の食べ物です。

プー・パッ・ポンカリーは日本でも知名度が高く、辛くない食べ物としても有名です。屋台で食べられるほか、シーフードレストランでも味わうことができます。屋台で食べる場合は、安いものだと120円ほどの価格で食べられるようです。

日本人が好きなタイ料理として有名なのが「パッタイ」です。日本ではタイ風焼きそばとして呼ばれており、米粉で作ったライスヌードルに卵や豆腐、もやしを加えて作られます。味付けはナンプラーやタマリンド、パームシュガーが使われており、クセがなくほんのり甘みがあるのが特徴です。日本人にも親しみやすい味付けで、仕上げに振りかける刻んだピーナッツがなんとも食欲をそそる一品です。

「クイッティアオ」は、タイの麺料理の中でも最もメジャーな食べ物として有名です。クイッティアオと言ってもその種類はさまざまで、麺や具材、スープには驚くほどのバリエーションがあります。

米から作られる透き通った麺には3種類の太さがあり、一番太い「センヤイ」、それよりも細い「センレック」、さらに細い「センミー」にわけられます。そこに小麦粉で作った「バミー」という麺が加わり、通常は4種類の麺から自分でオーダーすることになります。スープやトッピングも自分で注文できるので、好みの味を探し出すのも面白いかもしれません。

タイでは、肉料理にもさまざまな種類のものがあります。ここでは定番人気の3種類を紹介します。タイの肉料理は、日本ではなかなか口にすることのできないものもたくさんあります。せっかくタイに来たのなら、普段味わえない料理に挑戦してみるのも良いでしょう。

「ガイヤーン」は、日本で言うところの焼き鳥にあたる食べ物です。「ガイ」は鶏肉、「ヤーン」は炙り焼きという意味があり、カットした鶏肉を串に刺し、ナンプラーやニンニクを使ったソースに付けて炭火でじっくり焼き上げます。適度に脂が落ちた鶏肉は、皮がパリッと中はジューシーで、どんな高級レストランで食べる料理よりも美味しく感じられるでしょう。

「ムーピン」は、ガイヤーンの豚肉バージョンとも言うべきタイ料理です。辛くない食べ物として有名なムーピンは、ニンニクを加えた日本の焼き鳥のような味が人気の秘訣です。「ムー」は豚肉、「ピン」は炭で焼くという意味があり、串に刺したムーピンは手軽に食べられると屋台で飛ぶように売れていきます。パクチーなども使わないため、ハーブの味が苦手だという方にもおすすめの食べ物です。

もう一つ豚肉料理でおすすめの食べ物が「コー・ムー・ヤーン」です。「コー」には喉（のど）という意味があり、コー・ムー・ヤーンは「豚の喉肉の炭火焼き」のことを指します。豚の喉の周りの肉をタレに漬け込んで焼いたタイ風焼き豚で、独特のコリコリとした食感と適度な脂身がお酒のおつまみにもぴったりです。酸味と辛みが合わさったタレに付けて食べると、ひと味違った美味しさが楽しめるでしょう。

タイには、安くて美味しいシーフード料理も充実しています。タイならではのピリ辛料理や日本人にも食べやすい味付けのものまであり、辛いものが苦手な方でもトライできる食べ物もたくさん揃っています。ここでは特におすすめの食べ物を3選紹介します。

「ソムタム」は、青いパパイヤを使った世界的にも有名なサラダで、タイやラオスで食べられる名物料理です。ソムタムのピリッとした辛さは青唐辛子によるもので、パパイヤの甘さとライムの酸味、塩の塩味が合わさり、一度に4つの味わいが楽しめる料理となっています。シーフードを入れたソムタムは「ソムタム・タレー」と呼ばれており、エビやイカ、貝などを使って作られるのが一般的です。

「プラーカポンヌンシーユー」は、醤油で味付けした白身魚を蒸して作るタイの有名な食べ物です。タイ料理の独特な辛さや酸味がないため、あっさり味の食べ物が食べたいときにもぴったりな料理と言えます。蒸した魚の身はふんわりと柔らかく、素材の味を存分に楽しむことができるでしょう。食欲がないときや体調が優れないときに食べるのもおすすめです。

「トードマンプラー」は、魚のすり身にカレーペーストやココナッツミルク、ナンプラーを加えて油で揚げた、いわゆるタイ風さつま揚げです。ご飯のおかずやお酒にも相性抜群の味付けで、スイートチリソースやピーナッツ、きゅうりなどが入ったタレにつけて食べるのが一般的です。日本のさつま揚げと味が似ているため、タイ料理が苦手な方でも食べやすいと言われています。

最後に紹介するのが、タイで人気のご飯ものです。タイでは、料理に合わせてお米の種類を使い分けています。ここで取り上げる食べ物はどれもタイではメジャーなものばかりなので、食べ応えのある料理を探している方は是非参考にしてください。お米の種類や食感、味わいに気を配りながら味わうと、いろんな発見があるかもしれません。

「カオニャオ・マムアン」は、ココナッツミルク、砂糖、塩と一緒にもち米を炊き、マンゴーを添えたタイの定番スイーツです。タイのマンゴーは非常に甘いため、ほのかな塩味がアクセントになったもち米とも相性抜群で、一緒に食べることでいろんな味わいを楽しむことができます。好みでココナッツソースをかけて食べるとまろやかな味わいに変わり、ひと味違う美味しさを堪能することができるでしょう。

「カオマンガイ」は、タイの屋台で親しまれている庶民派の食べ物です。鶏を茹でたスープでジャスミン米を炊き、その上に茹で鶏をのせた食べ物で、日本人にも親しみやすい味付けで高い人気があります。お店独自のタレをかけていただく料理ですが、まずはタレをかけずに鶏肉の深い旨みとコクを味わうことをおすすめします。ご飯の炊き加減もお店ごとに異なるため、現地の方に人気の屋台を聞いてみるのも良いでしょう。

辛い食べ物が好きな方におすすめなのが「ガパオライス」です。ひき肉と野菜を炒めてナンプラーやオイスターソースで味つけし、ご飯に添えた食べ物で、生のバジルがたっぷり入っているのが特徴です。タイでは鶏肉以外にも豚肉やシーフードのガパオライスがあります。ちなみにタイでガパオライスのことを「カーオ・パッド・ガパオ・ガイ」と言います。ガパオライスと注文しても伝わらないので気をつけましょう。

タイの朝ごはんで有名な食べ物が「ジョーク」です。ジョークはお米を砕いてゆっくり煮込んだ日本のお粥のような食べ物です。優しい甘みととろとろの食感が特徴で、好みに合わせてタイの醤油や卵、生姜などを加えていただきます。タイでは朝ごはんと言えばこれ、と言われるほど人々に愛されている料理で、朝早い食事もジョークならするする食べられることでしょう。

タイの屋台では、あらゆる名物料理を味わうことができます。旅行中は限られた回数しか食事できない分、食べたいものを事前にピックアップしておくことが大切です。タイの屋台料理は、グルメ好きの方も納得できるクオリティのものばかりです。是非タイ旅行では、美味しい屋台料理を味わってみて下さい。