オムライスをふわとろに仕上がる作り方!初心者でも簡単なレシピとコツ!
ふわとろのオムライスは見た目にも楽しい人気の料理です。作るのが難しいと思われがちですが、コツさえ押さえてしまえば初心者でも簡単に作ることができます。ふわとろオムライスを家庭でも楽しめるレシピ・作り方を、わかりやすい動画といっしょに紹介します。
目次
ふわとろオムライスが食べたい!
オムライスは大きく分けて2種類のタイプがあります。昔ながらのしっかり焼いた卵でご飯を包むオムライスと、ふわとろ半熟玉子をのせたオムライス。最近ではふわとろオムライスが人気があるようで、レストランやカフェではふわとろ系オムライスが主流です。ふわふわの玉子の食感、チキンライスの甘みは老若男女問わず愛されるおいしさです。
ナイフで切れ目を入れると、ふわふわの玉子がチキンライスの上に広がるオムライス。見た目にも楽しく喜ばれるメニューですが、家庭では失敗しそう、難しそうと敬遠しがちではありませんか?そんなふわとろオムライスを作るのは一見技術が必要で簡単ではなさそうに思えますが、コツさえつかめば固焼きオムライスよりも失敗の少ない初心者向けの作り方です。
この記事では、初心者でも失敗知らずの簡単なふわとろオムライス作り方やコツを紹介します。プロの料理人によるわかりやすい解説付きの動画などを見て、簡単にふわとろオムライスを作ってみましょう。
ふわとろオムライスのコツ
ふわとろオムライスのコツ①フライパンの選び方
オムライスにおすすめなのは20センチほどの小さめのフライパン。大きいフライパンだと火の通りが良くなってしまい、ふわとろオムライスを作るのが難しくなります。少し深さがあると玉子を返す時にやりやすくなります。テフロン加工のものを選ぶとフライパンに玉子が貼り付かないのでおすすめです。鉄製の場合は油を多めに使い、バターを入れる前によく油をなじませておくといいです。
ふわとろオムライスのコツ②卵とバターをたっぷり使う
ふわとろオムライスを作るためには卵とバターをたっぷり使いましょう。バターを多めに入れることで卵液と混ざり合いふわとろの食感に近づきます。さらに、卵をたっぷり使うことで火の通りがゆっくりになり、初心者でもふわとろになりやすいです。卵の量の目安はオムライス1人前で2個から4個ほど。平均3個ほどです。
ふわとろオムライスのコツ③卵液はしっかり混ぜる
卵液はしっかり混ぜましょう。黄身よりも白身の方が固まる温度が低いので、しっかり混ぜないと黄身は固まっているのに白身は生というようなことになってしまいます。泡立てないように菜箸で切るように混ぜるのがコツ。白身が引っかからなくなるまで混ぜてください。混ぜた後、濾し器で濾すとさらに良いでしょう。
ふわとろオムライスのコツ④卵液に塩コショウを入れない
卵液に塩コショウを入れてしまうと、卵の固まる温度が下がり、火の通りが早くなってしまいます。プロの方は卵液に塩コショウを入れる場合もありますが、初心者が卵に味をつけたい場合は、バターを多めに入れるか、焼いている途中で入れるのが好ましいです。またはライスやソースで味付けを補いましょう。
ふわとろオムライスの作り方①基本のオムライス
ふわとろオムライスの基本的な作り方です。フライパンをよく熱したらバターを入れ、卵液のついた菜箸の先をフライパンにつけます。卵がすぐに固まる温度になっていたら弱火にし、卵液を一気に流しいれます。フライパンの淵から固まっていく卵を剥がしていくように、手早くかきまぜます。このとき、右利きの人は菜箸を反時計回りに動かすとやりやすいです。
卵液が完全に固まってしまう前に成形していきます。初心者の方は火を止めながら行ってもいいでしょう。ゴムベラや木べらなどで折り返し、フライパンの淵を使いながら丸い形を作りましょう。つなぎ目の部分に数秒火を通し、ライスの上に乗せれば基本のふわとろオムライスの完成です。
ふわとろオムライスの作り方②初心者でも!簡単オムライス
ふわとろの玉子はひっくり返すのが難関の1つ。ある程度のコツを掴まないときれいな形に成形できません。うまくひっくり返そうと格闘しているうちに、玉子に火が通りきってしまう、なんて体験をした方もいるのではないでしょうか。ラップを使えば、どんな初心者でも簡単にふわとろの玉子をひっくり返せます。
よくまぜた卵を熱したフライパンに流しいれ、手早くかき混ぜます。表面は半熟、フライパンに接している部分がある程度固まった状態になったら1度ラップに開けます。ラップで包むように卵を成形したらもう1度フライパンに戻し、つなぎ目に数秒火を通します。ライスの上にのせたら完成です。この方法は火からおろしたところで成形するので、初心者でも簡単にきれいに半熟状態のオムライスが作れます。
ふわとろオムライスの作り方③裏ワザオムライス
こちらの動画では初心者でも簡単にふわとろのオムレツを作るための裏ワザが、プロの料理人によってわかりやすく解説されています。うまく半熟状態にできなかったり、ひっくり返す時に手間取ってしまう方におすすめの方法です。卵をきれいに半熟にする方法と、簡単なひっくり返し方は初心者は必見の裏ワザです。
通常通り、熱したフライパンにバターや油など入れ、卵液を流し込みます。少し固まってきたら1度ボウルに取り出し、手早くかき混ぜます。こうすることで固まっている部分と卵液が1度均等な状態になり、余熱も入ってちょうどいい半熟状態になります。それを斜め45度ほどに傾けたフライパンに流し込み、フライパンをあおりながら少しずつ玉子をまわして成形していきます。
つなぎ目まで火を通し、ライスにのせて完成です。火からおろす時間があるので、焦らずにきれいな半熟状態のオムライスができます。また、フライパンの淵をつかうので前述したラップを使った方法よりも自然できれいな形に仕上がります。半熟状態のオムレツはデリケートなのでゴムベラで優しく破れないように、かつ火が通りきらないように手早く取り扱いましょう。
ふわとろオムライスの作り方④究極にふわとろなオムライス
ふわとろオムライスを極めたい方におすすめのオムレツの作り方です。お皿の上をコロコロと転がるオムレツは、中が半熟の証拠。ここまできれいなオムレツを作るには、ある程度のコツと手際が必要ですが、初心者でも何度かの練習でできるようになるはずです。このオムレツを作れるようになれば家庭でもレストランのようなオムライスが作れます。
使用する卵は大目に4つ。バターも大目で焦がさないよう注意しながら熱します。ちいさな泡がでてきたらバターが溶けきっていなくても卵液を流し込みましょう。中火でゆっくり火を通しながら、固まっていく卵液を砕くように混ぜます。ある程度固まってきたら、フライパンの淵などを使って玉子をひっくり返します。初心者は菜箸などの固いものではなくゴムベラを使うと成功しやすいです。
ひっくり返す前に玉子をフライパンから剥がした状態にすることを忘れないようにしましょう。つなぎ目に火を通したら完成です。卵を大目に使うことで必然的に半熟部分が増えるので、ふわとろになりやすいです。バターを熱してからオムレツを皿にのせるまでの一連の作業を手際よく、かつ丁寧に行うことがコツです。練習して、レストランにも負けないようなオムライスを作りましょう。
ふわとろオムライスの作り方⑤ドレス・ド・オムライス
まるでドレスのように巻かれた玉子はSNS映え抜群。最近ブームになっているドレス・ド・オムライスは難しそうに見えますが意外と作り方は簡単です。半熟ふわとろな仕上がりで見た目にも優雅で楽しいオムライスです。きれいなプリーツをつくればあっという間に完成してしまうので初心者でも簡単に作れます。
ドレス・ド・オムライスを作る際は、卵液に水溶き片栗粉を加えましょう。片栗粉を加えることによってきれいなドレープに仕上がります。フライパンでバターを熱したら卵液を流し込み、固まってきた玉子の端と端を中央に寄せ、そこを菜箸でつまんだままフライパンを時計回りに回します。菜箸は刺したまま、ある程度火が通ったらスライドさせるようにしてライスの上にのせます。菜箸を引き抜いたらお好みのソースを添えて完成です。
玉子をオムレツ上に巻き上げるオムライスよりも難易度は低いので初心者にオススメの作り方です。デミグラスソースやトマトソースなど、どんなソースでも合います。ソースを添える際は上からかけるよりも玉子の周りにかけた方がドレープがきれいに見えます。オムライスのてっぺんにトマトやパセリ、セルフィーユなどを飾っても見栄えが良くなります。
ふわとろオムライスを家庭でも!
ふわとろオムライスは難しそうに思えますが、コツや裏ワザを使えば初心者でも簡単に作れることがわかりました。オムライスのような卵料理は手際の良さがカギになるので、練習すればするほどクオリティが高くなるはずです。レストランのように、ナイフを入れるとふわっと玉子が開くオムライスは家庭で出しても喜ばれます。この機会にぜひ、ふわとろオムライスをマスターしてみてはいかがでしょうか?