2019年02月05日公開
2024年09月02日更新
桑茶はダイエットや糖尿病対策に効果的!人気でおいしい7選も!
桑茶がダイエットや糖尿病対策に効果的なのを知っていますか?桑の葉は、絹糸を出す蚕の餌としてもよく知られています。そんな桑の葉は、栄養豊富で青汁や桑茶として重宝されてきました。桑の葉にしかないといわれる栄養成分もあり、その効能に今熱い注目が集まっています。桑茶のダイエット効果や糖尿病対策に効く栄養成分を詳しく解説、桑茶のおいしい飲み方や、淹れ方とともに紹介します。
目次
桑茶とは?
糖尿病の予防に効果が期待される、桑茶とは一体どのようなものでしょうか?糖尿病予防以外にも、健康やダイエットにも効果があるといわれる桑茶について詳しく見ていきましょう。
桑の葉について
桑茶や青汁に使われる桑の葉は、実に栄養豊富です。絹糸を出す蚕が食べるこの桑の葉は葉もちろん、桑の木の枝や根などが昔から漢方や薬草として重宝されてきました。昔の中国では「神仙茶」と呼ばれ、風邪や滋養強壮に効果がある、と飲まれてきました。また桑茶は、水をいくら飲んでも喉が渇く「飲水病」(糖尿病)の治療に昔から使われてきました。
青汁は皆さんもおなじみの栄養補助飲料です。桑の葉は栄養豊富なので青汁にも使われることも多いのです。桑の葉にはとても多くの栄養成分が含まれていますが、桑の葉にのみ含まれている成分もあるといいます。
養蚕業の衰退とともに、桑の木を栽培する農家も減ってきているといいます。しかし、桑の葉がダイエットや糖尿病対策に効果的ということでまた注目を集めています。桑の葉を飲みやすくした桑茶もたくさん販売されています。
桑の葉のおすすめ産地
桑茶に使われる桑の産地は北は北海道から、南は沖縄まで幅広く栽培されています。同じ品種でも産地はさまざまで、桑の種類は数千以上あるとも言われています。
そんな桑の葉ですがおすすめの産地は島根と沖縄です。島根桜江町産の桑の葉には「Q3MG」という成分が多く含まれています。この「Q3MG」は、島根県と島根大学医学部の共同研究によって発見された栄養成分です。市販されている桑茶の中でも島根県桜江町の桑の葉に特に多く含まれていることがわかっています。
「Q3MG」は悪玉コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化の原因になる悪玉コレステロールが作られるのを抑える効能があります。また、「Q3MG」は肝臓のストレスを改善し、吸収された糖分を筋肉のエネルギー消費などに利用することで血糖値を下げる効果があるといわれています。島根県桜江町の桑茶には特に多く「Q3MG」が含まれているということでおすすめです。
沖縄の一部の農場でのみ栽培されているのが「琉球しまぐわRSD-1」です。「琉球しまぐわ」は一般の島桑から、長年の品種改良で生まれた希少品種です。日本中の桑茶と「琉球しまぐわ」の桑茶を比較すると、糖質ブロック成分、DNJ(1-デオキシノジリマイシン)の濃度が一番という結果になったといいます。
沖縄特有の気候風土が桑の葉の栄養が多い理由と言われています。沖縄の強い日差しと、温暖な気候、ミネラル豊富な土壌が栄養豊富な桑を育てるのです。このことから沖縄の桑茶はおすすめです。
有機JAS認定品がおすすめ
桑茶は桑の葉をそのまま製品化しています。そのため、安心安全な桑茶を選ぶには「有機JAS」認定品がおすすめです。桑茶は桑の葉を粉末にしてそのまま飲む物や、青汁になったもの、焙煎した茶葉をティーパックに入れて煮出して飲む物などさまざまです。「有機JAS」は2年以上農薬を使用していない、遺伝子組み換え種でないなどの厳しい条件を満たした物にのみ認定されます。
桑茶の淹れ方や飲み方はさまざまですが、「有機JAS」認定品の桑茶だとより安心して飲めるのではないでしょうか?
桑茶の栄養とダイエット・糖尿病予防の効能
桑茶には注目の栄養成分が豊富に含まれています。ダイエットや糖尿病予防に効果があるといわれる桑茶の成分とは一体なんなのでしょうか?
インスリン抑制
桑茶に含まれる成分には、インスリンの分泌を抑制する効果があるといいます。「農研機構」がヒトに桑葉エキスを使って実験すると、桑葉エキスを摂取した方が血糖値の上昇が少なく、それに伴ってインスリンの分泌も少ない、という結果が出ました。
インスリンの分泌が少ないということは、余計な脂肪が蓄積されずダイエットにも効果があると言えます。桑茶を飲むことで、桑葉エキスほどではないにしろインスリン抑制効果は期待できます。桑茶は健康にも嬉しい効果と、ダイエットにも嬉しい効果が期待できるのです。
豊富な栄養素で便秘改善
桑茶にはビタミン、カリウム、マグネシウム、鉄、食物繊維などミネラルが豊富に含まれています。整腸作用のある食物繊維は、ごぼうの8倍ともいわれています。食物繊維は腸内の環境を整え、スムーズな便通をサポートしてくれます。また、ビタミンEはケールの10倍、カルシウムは牛乳の5倍、鉄分はしじみの2倍、カリウムはバナナの5倍ともいわれています。
これらの栄養成分が桑の葉に含まれているのです。桑茶を飲むことで、便秘改善効果をはじめ、体の調子を整える効能が期待されます。
桑の葉のDNJで糖質の吸収を阻止
桑茶を飲むことで得られる成分に「DNJ」というものがあります。この「DNJ」は桑茶を語る上で、欠かせない重要な成分です。「DNJ」は植物では桑の葉にしかない特別な成分です。
「DNJ」は1-デオキシノジリマイシンといい、血糖値の上昇を抑えてくれる効能があるといいます。「DNJ」はブドウ糖に似た構造をしています。そのため、「DNJ」は糖分解酵素の働きを阻害して、糖の吸収をブロックしてくれるのです。その結果、血糖値が上がりにくくなるというわけです。この効能が血糖値の改善、糖尿病の予防に期待されているのです。
桑茶の人気でおいしい7選【粉末タイプ】
糖尿病予防やダイエットに嬉しい効果を、余すところなく桑茶として飲めるのが粉末タイプです。粉末タイプの桑茶は、青汁と表記されているものもあります。ですが、味や効能は桑茶も青汁も同じです。
飲みやすくてダマになりにくい「万象堂通販 桑の葉茶 粉末」
万象堂は熊本で育まれた、体にいいものをコンセプトに販売している会社です。桑茶だけでなく、ゼリータイプなど珍しい形で桑の葉を摂れる製品の販売もしています。その中でおすすめなのが、桑の葉の成分を余すところなく摂れる、粉末タイプの桑茶です。
桑の葉の成分を余すところなく粉末にした桑茶は、青汁のように爽やかな飲み口です。一袋100g1540円で約100杯飲めます。もちろん安心安全の国産で、熊本県の一軒の農家からのみ仕入れているため、管理は徹底されています。
島根県桜江町産の桑の葉を丸ごと飲める「島根の有機桑青汁」
島根県桜江町の桑の葉を丸ごと粉末にした桑茶が「島根の有機桑青汁」です。先ほども紹介した通り、島根県桜江町の桑茶には、悪玉コレステロールの生成を抑え血糖値を下げる「Q3MG」が多く含まれています。この桑茶はスティック1本で、桑茶1ℓ分に相当する栄養成分が入っています。
顆粒タイプなので水にも溶けやすく、抹茶味でおいしい青汁と評判です。また、スティックタイプの青汁なので持ち運びに便利というメリットもあります。完全無添加、手作業で丹精込めて作られた青汁は有機JAS認定されています。
価格は7包で1080円、30包で3780円となっています。島根県桜江町の自然豊かな大地で育った桑茶青汁は健康維持に、ダイエットにおすすめです。
難消化性デキストリンも配合「ロハスタイル 生桑茶 茶の雫」
「生桑茶茶の雫」の桑茶は、糖が気になる人に特におすすめの桑茶です。こちらの桑茶も、島根県桜江町の桑の葉を使用しています。この桑茶最大の特徴が、難消化性デキストリンも配合されていることです。難消化性デキストリンは、特保のお茶などにも入っている血糖値の上昇を緩やかにするものです。
桑茶と一緒に摂取することで、より血糖値対策に効果を発揮してくれます。血糖値が高めで気になっている方には特におすすめです。価格は90gで1100円、約150杯飲めるコスパの良さもおすすめポイントです。
土造りからこだわった「峯樹木園 桑の葉茶 粉末 熊本県産」
峯樹木園は桑茶をはじめとしたオリジナル製品、漢方などを販売している会社です。さまざまな桑の製品を販売している中で、おすすめしたいのが桑茶の粉末です。この桑茶は、樹木医が、土造りから生産管理、収穫まで徹底管理し行われています。
樹木医によって管理された峯樹木園の桑茶は鉄分、カルシウム、食物繊維が多く含まれているのが特徴です。味も苦味や臭みがなく、抹茶のようでおいしいと評判です。50g1000円で約90杯ほど飲めます。
桑茶の人気でおいしい7選【茶葉タイプ】
糖尿病予防やダイエットにいい桑茶ですが、粉末が苦手な人は茶葉タイプを選びましょう。粉末タイプより飲みやすく、手軽に取り入れることができます。
国産無農薬の「がばい農園 国産の手作り 桑の葉茶」
さまざまなお茶を販売しているがばい農園の桑茶は、厳しい有機JASの条件をクリアした安心安全な桑茶です。また、定期的に放射線測定、生菌検査、残留農薬検査を行なっています。また、お茶づくりも丹精込めて手作りにこだわって作られています。
桑茶に使用されるティーパックも無漂白のものを使用、毎日飲むものだから徹底的に品質管理、安心安全にこだわっています。淹れ方は鍋で煮出しても、お湯を注いで手軽にもどちらの淹れ方でも大丈夫です。価格は40包で1670円です。
琉球しまぐわを使用「フレスコヘルスケア 琉球しまぐわ 特桑茶」
糖質ブロック成分が特に多い、希少な琉球しまぐわを手軽に飲めるのが「特桑茶」です。先ほども説明した通り、琉球しまぐわには糖質ブロック成分が、他の産地の桑茶より多いと言われています。どうせ飲むならより良いものを、糖質改善効果に期待したい人におすすめの桑茶です。
価格は500ml用14包で1458円と他の桑茶より割高です。より良い桑茶を求めている人にはおすすめです。
販売数10万箱以上の実績「トヨタマ 国産桑の葉100% 桑の葉茶」
トヨタマの桑茶は、国産桑茶の元祖で販売から10年以上、計10万箱以上の販売実績があります。国産桑茶の元祖として、安心と信頼の実績があります。
味も癖がなく飲みやすく、おいしいと評判です。淹れ方もティーパックなので簡単で手軽です。価格は30包で1620円です。
桑茶の飲み方とおいしい淹れ方
桑茶の効果を実感するには、毎日飲むのが理想的です。桑茶を毎日飲むなら、おいしい淹れ方にこだわりましょう。さらに桑茶の効果的な飲み方も紹介します。美味しく淹れて毎日の生活に、さらに効果的な飲み方で桑茶を取り入れてみてください。
食前に飲もう
桑茶の効果をさらに高める飲み方でおすすめなのが、食前に飲むということです。桑茶に含まれる「DNJ」は糖をブロックする働きがあります。しかし、食後に飲んでは糖を防ぐことはできません。桑茶を飲んでから食事することで、効率よく糖をブロックすることができるのです。
さらに効率のいい飲み方は、食前に飲んで食事中も飲むという飲み方です。そうすることで桑茶に含まれる「DNJ」が作用しやすくなります。特に糖分の多い、炭水化物、甘いものを食べるときには食事中の水分補給に桑茶を飲みましょう。
適した水は?
おいしい桑茶を淹れるには適した水があります。硬水、軟水とは水分中のミネラル量の違いです。ミネラルが多いのが硬水、ミネラルが少ないのが軟水です。淹れ方のポイントは硬水より軟水を使う、ということです。硬水だとおいしい桑茶にならない、と言われています。
国産のミネラルウォーターは軟水が多く、海外のミネラルウォーターは硬水が多いと言われています。また、日本の水道水は軟水です。おいしい桑茶を淹れる淹れ方は、水を一度沸騰させカルキを抜いて淹れることです。カルキが抜け、まろやかになります。もしも、おいしい桑茶の飲み方や淹れ方にこだわりたい場合は、水にも一手間加えてみましょう。
淹れ方
おいしい水を用意したら、桑茶を実際に淹れてみましょう。粉末タイプはそのままコップに入れてかき混ぜ飲みます。シェイカーを使うと、さらに混ざり飲みやすくなります。
ティーパックの淹れ方の場合、桑の葉の成分は水に溶け出すため煮出して飲むのが特におすすめです。カルキ抜きをしたお湯をやかんや鍋に入れ、ゆっくり5分ほどかけて煮出します。こうすることで桑茶の成分が、とけ出したお茶が出来上がります。
桑茶を食前に飲んで健康にダイエットしよう!
桑茶は血糖値改善効果が期待でき、健康にもダイエットにも嬉しい成分が豊富です。美味しく飲んで毎日の生活に取り入れましょう。