アクアパッツァのレシピ!鯛を使った人気のものから簡単なものまで!

アクアパッツァという料理を知っているでしょうか?魚介類と野菜がたっぷり一度に摂ることが出来るため、人気の高いイタリア料理です。ここでは、アクアパッツァのレシピを多数紹介しています。魚一尾を丸ごと使ったレシピ、魚の切り身を使ったレシピ、定番の鯛を使ったレシピ、簡単に出来る人気のレシピなどを取り上げています。覚えておくと、おもてなしやお祝いのメニューとして重宝するでしょう。是非参考にしてみて下さい。

アクアパッツァのレシピ!鯛を使った人気のものから簡単なものまで!のイメージ

目次

  1. 1アクアパッツァとはどんな料理?
  2. 2一尾まるごとからアクアパッツァを作ってみよう!
  3. 3「まるごと一尾」を使ったアクアパッツァのレシピ集
  4. 4「切り身」を使ったアクアパッツァの人気レシピ集
  5. 5初心者におすすめアクアパッツァの簡単レシピ
  6. 6アクアパッツァにぴったりな付け合わせは?
  7. 7アクアパッツァレシピでもてなそう!

アクアパッツァとはどんな料理?

アクアパッツァというイタリア料理を知っているでしょうか?耳にしたことはあるが、今ひとつピンとこないという方や、ブイヤベースと同じと捉えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?人気のイタリア料理で、現在は「アクアパッツァの素」といった調味料も市販されています。今からアクアパッツァについて詳しく説明していきます。

イタリアのナポリの魚介料理

アクアパッツァは南イタリアのナポリ発祥の漁師料理です。イタリア語でアクアは「水」、パッツァは「暴れる」といい「暴れ水」という意味です。漁師が船上で調理するため、鍋の中身が激しく揺れる様子が名前の由来です。ブイヨンなどを使用せず、水・トマト・魚介類のみで調理するシンプルで豪快な料理です。

ブイヤベースはフランスの魚介類を使ったスープで、アクアパッツァは魚介類の煮付けです。ブイヤベースはスープがメインで、アクアパッツァは魚介類がメインなのです。豪華な見た目と、実は簡単な調理法で味加減にも気を遣う必要がないため、手軽に出来、おもてなし料理として人気が高いのです。
 

アクアパッツァに合う魚は?

アクアパッツァの材料に定義はありません。鯛で調理されることが多いですが、その時その時の旬の魚を使用すれば作ることが出来ます。鯛以外では、スズキ・カサゴ・タラ・メバル・カレイ・金目鯛・黒ソイ・イシモチ・イサキ・かます・イトヨリ・ホウボウ・クエ・ムツ・鰆・アンコウ・ヒダマ・ヒメジ・カジキマグロなどが使用されます。淡泊な味の白身魚が多いですが、サバ・アジ・秋刀魚も合います。
 

そして忘れてはいけない材料が貝類です。イタリアではムール貝を使用することがポピュラーですが、日本の一般的なスーパーでは手に入りにくい材料です。あさりを使用することが非常に多く、その他ハマグリ・ホタテが使用されることもあります。有頭海老を使用すると甘味とコクのある出汁が出るためおすすめです。

 

アクアパッツァで使われる主な野菜は?

アクアパッツァに欠かせない野菜がトマトです。船に持ち込むため本来はドライトマトを使用しますが、手に入りやすい食材ではないため生のトマトやミニトマトを使用することが多いです。缶詰のホールトマトでも代用出来ます。その他にオリーブ・ニンニクは必ずと言っていいほど使用します。風味付けとあしらいとしてケイパー、バジル・イタリアンパセリなどのハーブ類も使用されることが多いです。
 

その他、味の相性の良い旬の野菜と組み合わせることもおすすめです。味が複雑になり、旨味もアップし栄養バランスも良くなります。パプリカを使用する場合が多く、旨味も加わり赤と黄色で彩りもプラスされます。旨味の出るキノコ類なら、マッシュルーム・エリンギ・シメジなどです。

 

菜の花・アスパラガス・ブロッコリー・スナップエンドウ・芽キャベツ・ズッキーニ・ロマネスコなどは綺麗な緑色が映え、見た目も鮮やかになります。その他、カブ・玉ねぎ・セロリなどの香味野菜もおすすめです。

一尾まるごとからアクアパッツァを作ってみよう!

魚を1尾まるごと使用したアクアパッツァを紹介します。魚をまるごと煮込むことで骨から旨味が出て、煮汁が味わい深いものになります。魚介の旨味とトマトの酸味 が煮汁に溶けて贅沢な味です。ワインに合い、残った煮汁はバケットを浸したり、パスタ・リゾットにすることもおすすめです。

ハードルが高いと思われがちのアクアパッツァですが、調理自体は非常に手軽なものです。今からオーソドックスな、鯛をまるごと使用したアクアパッツァの材料・調理手順・美味しく仕上がるポイントを順に紹介していきます。


 

アクアパッツァの材料を紹介

アクアパッツァの材料はこのようになります。今回の材料は、2~3人分の材料ですので参考にしてみてください。

  • 鯛1尾
  • ミニトマト5~6個
  • パプリカ(赤・黄)各1/8個
  • マッシュルーム2個
  • あさり8個
  • ムール貝4個
  • にんにく1かけ
  • オリーブ8個
  • 白ワイン大さじ3~4
  • 水1/2カップ
  • オリーブオイル大さじ2
  • ハーブ類(バジル・イタリアンパセリなど)適量

アクアパッツァの調理手順を紹介

  1. 包丁の先を使って鯛のうろこを取り、腹の部分をよく洗います。洗い流した後は水分をしっかり取ります。
  2. 鯛に分量以外の塩を振り置いておきます。
  3. あさりを真水に漬け砂抜きし、殻をこすり合わせるように洗います。ムール貝の表面もよく洗っておきます。
  4. 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立つまで熱します。
  5. 鍋を温めている間に、パプリカ・マッシュルームを4等分、ミニトマトを半分に切ります。
  6. にんにくの香りが出てきたら、鯛の頭が右側になるように入れ3~5分程度こんがり焼きます。
  7. 鯛に焼き色が着いたらひっくり返して同じ時間焼きます。
  8. 白ワインを入れ、アルコールが飛んだら水を加え貝類・野菜を入れ蓋をして5~10分煮込みます。貝の口が開き、鯛に火が通っていればハーブ類を散らして完成です。

アクアパッツァをオーブンで調理する場合は手順がぐっと簡単になります。簡単に作りたいという方はオーブンでの調理を行ってみてください。

  1. オーブンを220度に余熱します。
  2. 耐熱皿にオリーブオイル大さじ1・にんにくを入れ材料を並べます。
  3. 上からオリーブオイル大さじ1・白ワインをまんべんなくかけ、20~25分焼きます。
  4. あさりの口が開いて魚に火が通っていれば、ハーブ類を散らして完成です。

美味しく出来るポイントを紹介

アクアパッツァを美味しく仕上げるポイントは、まず魚の下処理です。鯛などのうろこがある魚は綺麗に取り除きましょう。うろこが残っていると舌触りが非常に悪くなり、スープに入ると〆のパスタやリゾットまで美味しく仕上がりません。鮮魚店やスーパーの鮮魚コーナーで下処理をしてもらえる場合はプロにまかせることも1つの手です。持ち帰った後もエラや尾ヒレのふちに残っていないかチェックして念には念を押しましょう。
 

腹わたを除いた後は、薄い膜を包丁で裂き、血管も除いて綺麗に洗い流しましょう。洗った後はキッチンペーパーやサラシなどでしっかり水分を取って下さい。臭みの成分は水に溶けだすため怠ると生臭いアクアパッツァになってしまします。臭みをきっちり取ることが大切なのです。次のポイントは、魚を焼く間触らないということです。しっかり焼き付ければひっくり返しやすく、煮崩れも防止出来ます。
 

鯛などの白身魚は身が柔らかく、菜箸やトングで触りすぎると崩れてしまいます。フライ返しやヘラで思い切りよく返しましょう。最後のポイントは火加減です。手順8で煮込む際、弱火から中火にして下さい。強火にすると魚や貝の身が硬く締まってしまいます。更に煮汁が蒸発してなくなって焦げついてしまいます。以上のポイントを参考に、失敗知らずのアクアパッツァを作ってみて下さい。
 

Thumbアクアパッツァのレシピで人気の7選!簡単・定番など紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

「まるごと一尾」を使ったアクアパッツァのレシピ集

先ほど述べたように、魚1尾まるごと使用すると出汁の味が深くなるため覚えて頂きたいレシピです。見た目にも迫力があり、おもてなしの際にも喜ばれること間違いありません。鯛が手に入らない場合は他の旬の魚を使用して下さい。アクアパッツァはシンプルな料理で素材の持ち味が大切なので、新鮮な魚を使用することをおすすめします。これから、実は簡単な魚を1尾丸ごと使用したレシピを紹介していきます。

豪華なディナーに「金目鯛のアクアパッツァ」

金目鯛のアクアパッツァのレシピを紹介します。金目鯛は煮付けも人気ですが、アクアパッツァにもよく合います。金目鯛は真鯛と並んでお祝い事に使用され、朱金に輝きおめでたい魚です。晩秋から真冬にかけてが旬で、皮目だけでなく身の全体に脂が乗っています。4人分の材料と作り方は以下の通りです。

  • 金目鯛1尾
  • あさり200g
  • ムール貝4個
  • 海老4尾
  • アンチョビ4枚
  • にんにく2かけ
  • ドライトマト4枚
  • ブラックオリーブ10粒
  • タイム6~8本
  • 白ワイン250cc
  • イタリアンパセリ適量
  • オリーブオイル大さじ2
  • ケイパー大さじ2
  • ローリエ2枚
  • 塩・こしょう適量

  1. 金目鯛の内臓とうろこを取り、塩・こしょうを少々振り、腹の開いたところにハーブの半量を詰めます。
  2. あさりの砂抜きをし、ムール貝も殻をよく洗います。
  3. にんにくを薄切りにし、ドライトマトを湯で戻し千切りにします。
  4. 鍋にオリーブオイル・にんにくを入れ中火で熱し、香りが立ったら金目鯛を入れます。焼き目が付いたら裏返し、鍋の余白でアンチョビ・ドライトマトを軽く炒めます。
  5. あさり・ムール貝・海老・ケイパー・オリーブ・白ワインを加え、蓋をして10~15分煮込みます。
  6. 仕上げに分量以外のオリーブオイル適量をまわしかけ、イタリアンパセリを散らして完成です。

上品な味わい「カサゴのアクアパッツァ」

カサゴは一年を通して漁獲され、いつ食べても美味しい魚として人気です。特に12~2月が最も美味しい時期だとされています。甘味のある上品でふっくらとした食感の白身で、濃い味付けにすると持ち味が失われるため調味料をほとんど使用しないアクアパッツァに向いています。カサゴのヒレには棘があるため、下処理の際は触れないようキッチンバサミなどで切り落としましょう。4人分のレシピは以下の通りです。

  • カサゴ1尾
  • あさり20個
  • にんにく1かけ
  • アンチョビ2枚
  • ドライトマト(ミニトマトでも可)12個
  • ケイパー大さじ2
  • ブラックオリーブ12個
  • 白ワイン200cc
  • 水400cc
  • イタリアンパセリ・バジル適量
  • オリーブオイル50ml
  • タイム1枝
  • 塩・こしょう少々

  1. カサゴのうろこ・腹わたを除き、塩・こしょうで下味をつけます。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れ中火にかけカサゴの頭が右になるよう置き、表面に焼き色をつけます。裏面も同じように焼きます。
  3. 鍋の端でにんにく・アンチョビを加熱させながらヘラで潰します。
  4. ハーブ類以外の材料を全て加え火を強くし、白ワインを入れアルコールを飛ばしタイムを加え水を注ぎます。
  5. 15分ほど煮込みます。途中煮汁をかけながら旨味を吸わせます。
  6. カサゴに火が通れば皿に移し、ハーブ類を散らしオリーブオイルを回しかけ完成です。

煮魚の定番「カレイのアクアパッツァ」

カレイは獲られる地方によって旬は様々で、ほぼ一年中出回っています。最も多く出回っているのは「マガレイ」、「マコガレイ」で他にも多くの種類があります。煮付けや唐揚げにすることが多いカレイですが、淡白な味でクセが少ないためアクアパッツァに向いています。片面だけ身の厚い魚のため比較的火が通りやすいです。2人分のレシピは以下の通りです。

  • カレイ1尾
  • あさり10個
  • ミニトマト8個
  • にんにく1かけ
  • 白ワイン大さじ2
  • 水1/2カップ
  • オリーブオイル大さじ2
  • イタリアンパセリ適量

  1. カレイのうろこ・エラ・内臓を除いてから洗い、バツの字の切れ込みを入れます。あさりは砂抜きしておきます。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れ中火にかけ、にんにくを香りが立つまで炒めます。
  3. カレイの皮が付いている表目から焼き、きつね色になったら裏返します。
  4. あさり・ミニトマト・白ワインを入れアルコールが飛んだら水を入れます。
  5. 弱火にし、煮汁にとろみが付くまで煮込み、イタリアンパセリを散らして完成です。

青魚でも出来る「アジのアクアパッツァ」

アジの旬は5~7月ですが、季節を問わず漁獲されスーパーでも販売されている手に入りやすい魚です。おかずの定番人気食材で、青魚の中では臭みが少なく洋風の味にもよく合います。1尾まるごとアクアパッツァにすれば、面倒な3枚おろしも必要ありません。緑黄色野菜を使用し、色鮮やかなレシピを紹介します。4人分のレシピは以下の通りです。

  • アジ2匹
  • あさり300g
  • ミニトマト12個
  • 赤パプリカ1個
  • ズッキーニ1/2本
  • 茄子1本
  • 枝豆・コーン(冷凍のもので可)各大さじ1
  • オリーブオイル大さじ2
  • 白ワイン大さじ2
  • 塩少々

  1. アジのうろこと、ゼイゴをそぎ取ります。腹ワタも取って洗い、塩で下味を付けます。
  2. 茄子・ズッキーニは輪切り、パプリカは太目の千切りにします。
  3. 鍋にオリーブオイルを熱し、アジを並べこんがり焼きます。
  4. アジを裏返し、魚の高さの半分ほどの水を注ぎ、白ワインを入れます。
  5. あさりを加え、口が開くまで煮込みます。
  6. 野菜を加え5分程煮込みます。煮汁がなくなってきたら適宜水を足して下さい。
  7. オリーブオイルを回しかけ、完成です。

「切り身」を使ったアクアパッツァの人気レシピ集

アクアパッツァは魚の切り身を使用すると更に簡単に作ることが出来ます。切り身を使用するとうろこ取りなどの下処理が無く、火の通りも早く判断もしやすいため手軽に作ることが出来ます。一人一人に取り分けしやすく食べやすい点も人気です。今から魚の切り身を使用したアクアパッツァの簡単人気レシピを紹介していきます。

手軽に手に入る「鮭の切り身のアクアパッツァ」

魚のおかずで使用する、定番中の定番人気食材が鮭です。スーパーでも必ずと言っていいほど販売されていて、日本人には馴染み深い魚です。旬は9~11月の秋ですが、冷凍でも市販されているため一年中手に入ります。鮭の身は赤いですが、部類は白身魚なのです。切り身を使用する際は皮は付けたまま調理しましょう。皮と身の間に旨味が詰まっているため良い出汁が出ます。2人分のレシピは以下の通りです。

  • 生鮭2切れ
  • あさり200g
  • ミニトマト5個
  • にんにく1かけ
  • イタリアンパセリ適量
  • オリーブオイル大さじ1
  • 水1/2カップ
  • 塩少々

  1. あさりは砂抜きし、鮭の両面に塩を振り、室温に戻して水分を取っておきます。
  2. 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、鮭の皮を下にして並べ焼き色がついたら裏返します。
  3. 鍋の余白でにんにくを炒め、あさり・ミニトマト・オリーブ・水を加え蓋をします。
  4. 煮立ったら弱火にし3分ほど加熱後、火を止めて3分蒸らします。
  5. イタリアンパセリを散らして完成です。

脂が乗った「ブリの切り身のアクアパッツァ」

照り焼きなどが人気のブリですが、脂が乗っているためアクアパッツァにするとコクが出て旨味のある出汁が出ます。ブリの旬は冬で、12~2月です。この時期のブリは「寒ブリ」と呼ばれ非常に人気が高いです。ブリのアラが手に入れば一緒に煮込むと更に深い出汁が出ます。4人分のレシピは以下の通りです。

  • ブリ4切れ
  • あさり12個
  • ミニトマト10個
  • 玉ねぎ1/2個
  • エリンギ2本
  • にんにく1かけ
  • オリーブオイル大さじ3
  • 白ワイン大さじ3
  • 水1/2カップ
  • 塩少々

  1. ブリに塩を振って、あさりは砂抜きしておきます。
  2. 玉ねぎはくし切り、エリンギは縦に裂いておきます。
  3. ブリの水分を取り、鍋にオリーブオイル半量を中火で熱しにんにくを炒めます。
  4. ブリを焼き目がつくまで焼き裏返し、あさり・野菜類を入れ白ワイン・水を入れ蓋をして4分ほど蒸し焼きにします。
  5. 仕上げに残りのオリーブオイルを回しかけて完成です。

あっさりした「カジキの切り身のアクアパッツァ」

店頭にも切り身で並んでいるカジキマグロですが、メカジキ・マカジキなどの種類があり、一般的に売られているのはメカジキです。カジキマグロという名前ですが、分類上マグロとは違い柔らかな白身で脂肪が多くイタリアでもよく使用される人気食材です。2人分のレシピは以下の通りです。

  • かじき2切れ
  • あさり150g
  • ミニトマト12個
  • ブロッコリー50g
  • ブラックオリーブ大さじ1
  • 白ワイン大さじ4
  • オリーブオイル大さじ1
  • 塩・こしょう少々

  1. カジキに塩・こしょうを振り、あさりを砂抜き、ブロッコリーを一口大にカットしておきます。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れカジキを両面ソテーします。
  3. あさり・ミニトマト・オリーブを入れ白ワインを入れ蓋をします。
  4. あさりの口が開いたらブロッコリーを入れ、2分程加熱して完成です。

初心者におすすめアクアパッツァの簡単レシピ

これまで色々なアクアパッツァのレシピを紹介してきて、調理のハードルが下がってきているのではないでしょうか?今から初めてアクアパッツァを作る方におすすめの簡単レシピを紹介していきます。オーブンや耐熱皿・大きな鍋が無くても、自宅にある調理器具で簡単に作ることが出来ます。どうぞご覧下さい。

フライパンで作れる「切り身の簡単アクアパッツァ」

どの家庭にもひとつはあるフライパン。今からフライパン一つで出来るアクアパッツァの簡単なレシピを紹介します。切り身を使用するためフライパンに深さも必要ありません。実は非常に多くの方が作っている人気の調理法です。

  • 切り身の魚2切れ
  • あさり200g
  • にんにく1かけ
  • ミニトマト6個
  • ブラックオリーブ15g
  • 白ワイン大さじ3
  • 水大さじ3
  • 塩少々

  1. あさりの砂抜きをし、魚に塩を振っておきます。
  2. フライパンにオリーブオイル・にんにくを入れて中火にかけ、魚を両面2分ずつ焼きます。
  3. ミニトマト・オリーブ・あさりを入れ、白ワイン・水を入れあさりの口が開けば完成です。

小分けに出来る「ホイルで簡単アクアパッツァ」

アルミホイルでアクアパッツァを作れば、簡単な上に人数分取り分ける必要も無くそのまま提供できます。バーベキューの際に網の上で焼いたり、フライパンや鍋を他の料理に使用している場合も魚焼きグリルで作ることが出来ます。アルミホイルが破れて煮汁が流れないよう、2・3枚重ねて使用しましょう。4人分のレシピは以下の通りです。

  • 魚の切り身2切れ
  • あさり200g
  • ミニトマト6個
  • オリーブ8粒
  • ケイパー大さじ1
  • にんにく1かけ
  • タイム6枝
  • ローズマリー2枝
  • レモン1/3個
  • 白ワイン100cc
  • 水100cc
  • オリーブオイル大さじ2
  • 塩少々

  1. あさりの砂抜きをし、魚の切り身を更に半分に切り塩を振ります。
  2. アルミホイルで器を作り、それぞれにオリーブオイル半量分を塗り材料を全て入れアルミホイルの端を折りながら包みます。
  3. 10分ほど火にかけ、あさりの口が開き魚に火が通っていればオリーブオイルの残りをかけレモンを添えて完成です。

レンジにおまかせ「シリコンスチーマーでアクアパッツァ」

シリコンスチーマーは手入れも簡単で、材料を入れてそのまま電子レンジで加熱するだけで煮込み料理や蒸し料理が美味しく出来上がることで人気の調理器具です。アクアパッツァの魚もしっとりふっくらした食感になります。2人分のレシピは以下の通りです。

  • 魚の切り身2切れ
  • あさり200g
  • 海老6尾
  • ミニトマト6個
  • にんにく1かけ
  • 白ワイン大さじ1
  • オリーブオイル大さじ1
  • パセリ適量
  • 塩少々

  1. あさりを砂抜きし、海老の背ワタを取り、魚の切り身を更に半分に切り塩を振ります。
  2. シリコンスチーマーに材料を全て入れ、白ワイン・オリ-ブオイルを回しかけ、蓋をします。
  3. 500wで8分30秒加熱し、あさりの口が開いていたらパセリを散らし完成です。開いてない場合は1分ずつ加熱して様子を見て下さい。

そのままサーブ「ホットプレートでアクアパッツァ」

ホームパーティーなどで大人数集まる時などに活躍するため、ホットプレートは人気の調理器具です。最近はスタイリッシュなデザインのものが増えているため、テーブルにそのまま置いても見栄えがします。作り方は簡単で、見た目が豪華なのでおもてなし料理としても人気です。6人分のレシピは以下の通りです。

  • 魚の切り身6切れ
  • あさり400g
  • ムール貝6個
  • ミニトマト14個
  • ブロッコリー1/4株
  • にんにく2かけ
  • 白ワイン1カップ
  • オリーブオイル大さじ3
  • ハーブ類(セルフィーユなど)適量
  • レモン1/2個

  1. あさりを砂抜きし、ムール貝をよく洗い、魚に塩を振っておきます。
  2. ブロッコリーを一口大に切り、レモンは輪切りにします。
  3. ホットプレートにオリーブオイル・にんにくを入れ中火に合わせ、魚を並べます。
  4. 魚の周りにミニトマト・貝類を並べ、白ワインを入れて蓋をします。
  5. 焦げ付き防止のため水を1カップほど足し中火で5分、ブロッコリーを入れ弱火で3分ほど加熱します。
  6. 貝の口が開いたら、ハーブとレモンを飾り完成です。

簡単!時短「缶詰アクアパッツァ」

最近若い女性にも人気の、サバの水煮缶を使用したアクアパッツァを紹介します。既に魚に火が通っているため時間短縮にもなります。魚の下処理・包丁いらずの非常に簡単なレシピなため、忙しい時でも手軽に作ることが出来ます。サバは骨まで柔らくなっていて丸ごと食べられるため、カルシウムもしっかり摂ることが出来ます。サバの独特の風味もトマトとハーブで爽やかになります。二人分のレシピは以下の通りです。

  • サバの水煮缶2缶
  • ミニトマト10個程度(1パック)
  • にんにく1かけ
  • オリーブ8個程度
  • 白ワインまたは料理酒大さじ2
  • オリーブオイル大さじ2
  • 生バジルまたはイタリアンパセリ適量

  1. にんにくは皮を除き1かけずつバラバラにし、ミニトマトはよく洗っておきます。
  2. フライパンまたは鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくの香りが立つまで炒めます。
  3. ミニトマト・サバの水煮缶を汁ごと入れ白ワインを入れ蓋をして弱火で10分煮込みます。
  4. 皿に盛り付け、バジルを散らして完成です。

Thumbアクアパッツァを簡単に作ろう!切り身魚を使ったレシピを紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

アクアパッツァにぴったりな付け合わせは?

パーティにおすすめ「ピンチョス3種盛り」

ピンチョスとはスペインの軽食の一種で「串に刺したもの」という意味があります。名前の通りスライスしたバケットの上に様々な食材が乗ったものが、小さな串に刺さった人気のフィンガーフードです。見た目も華やかで、アクアパッツァと合わせておもてなしのテーブルに彩りをプラスします。具材を乗せて刺すだけなので簡単に作ることが出来ます。

今から、茄子とオイルサーディン・ツナのペースト・生ハムとチーズのピンチョス3種盛りのレシピを紹介します。レシピは4人前です。

  • ミニバケットパン1/2本
  • 茄子1/2本
  • オイルサーディン4切れ
  • おろしにんにく少々
  • パセリ適量
  • 塩少々
  • オリーブオイル大さじ1
  • バルサミコ酢小さじ1/2

  1. 茄子を輪切りにし、オリーブオイルでソテーし塩とにんにくをかけます。
  2. バケットを1cmほどの厚さにスライスし、茄子・オイルサーディンを重ねます。
  3. 仕上げにパセリ・バルサミコ酢をかけ、串を刺します。

  • ツナフレーク1缶
  • ミニバケットパン1/2本
  • ワインビネガー小さじ2
  • オリーブ2粒
  • 塩・こしょう少々

  1. オリーブを細かく刻みます。
  2. 容器に材料全て入れよく混ぜます。
  3. スライスしたバケットにツナのペーストを塗り、串を刺します。

  • ミニバケットパン1/2本
  • 生ハム4枚
  • ミニトマト2個
  • チーズ30g
  • オリーブ4粒
  • バジル適量

  1. ミニトマトを半分に切り、チーズを角切りにします。
  2. スライスしたバケットにバジル・チーズ・丸めた生ハム・オリーブを乗せ串を刺します。
  3. ミニトマトを添えて完成です。

ボリュームたっぷりでもヘルシー「もち麦とルッコラのサラダ」

もち麦はプチプチとした食感が人気で、食物繊維も豊富でお腹にたまるためダイエットにも効果があります。アクアパッツァは魚介類がメインのため、多種多様な野菜を使用したサラダが付け合せにおすすめです。4人分のレシピは以下の通りです。

  • もち麦150g
  • ルッコラ100g
  • パプリカ1/2個
  • マッシュルーム50g
  • レモン汁大さじ1と1/2
  • 塩小さじ1/2
  • オリーブオイル大さじ1と1/2

  1. もち麦を洗い、塩をひとつまみを入れた熱湯で10分ほど茹でます。ザルに上げたらオリーブオイルを大さじ1/2入れ混ぜます。
  2. ルッコラを洗い、パプリカは角切り、マッシュルームは薄くスライスします。
  3. ボウルに残りのオリーブオイル・レモン汁・塩を入れよく混ぜてドレッシングを作ります。材料全てを入れ、サッと和えて皿に盛れば完成です。

ハーブ香る「トスカーナポテト」

トスカーナポテトとは銀座の「マルディ・グラ」というレストランのシェフが考案したフライドポテトです。外国の紀行文に登場する、イタリア・トスカーナ地方のレストランのフライドポテトからヒントを得て作られました。にんにくとハーブが利いたポテトは、同じイタリア料理のアクアパッツァと相性も良くワインにも合います。ハーブはローズマリー以外は手に入る範囲でかまいません。4人分のレシピは以下の通りです。

  • じゃがいも大4個
  • 強力粉大さじ4
  • ローズマリー5・6枝
  • タイム3枝
  • セージ1枝
  • オレガノ5・6枝
  • にんにく(皮付きのまま)6かけ
  • 塩・黒こしょう適量

  1. じゃがいもを棒状に切り、強力粉をまぶします。
  2. フライパンにじゃがいも・枝のままのハーブ類・にんにくを入れ、油を注ぎます。
  3. 油が湧くまで強火で加熱し、湧いた後は中火にします。
  4. 時々上下を返しながらまんべんなく焼き色をつけます。
  5. カサカサという音がしてきたら油から引き上げ、塩・こしょうを振り完成です。

Thumbアクアパッツァに合う献立は?おもてなしの時の料理レシピも! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

アクアパッツァレシピでもてなそう!

いかがでしたでしょうか?アクアパッツァは簡単な調理で味付けも要らず、非常に手軽なおもてなし料理です。外食で食べると高価格なため、自宅で作れば節約にもなりレストラン気分を味わうことが出来ます。食材もその時手に入る旬のものでアレンジも自在です。お祝い事の際日本では鯛の尾頭付きが出されますが、一味違ったイタリアン慶事メニューを試してみることもおすすめです。

自宅にある調理器具と手に入る範囲の食材でも、簡単に見た目も豪華なメインディッシュを作ることが出来ます。多種類の食材を一度に摂ることが出来、煮汁には栄養が多く染み出ています。塩も下味に少し使用するのみで塩分も油分も控えめでヘルシーです。家族やお客様に喜ばれること間違いなしのアクアパッツァを是非作ってみて下さい。

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