2018年11月13日公開
2024年08月18日更新
アクアパッツァを簡単に作ろう!切り身魚を使ったレシピを紹介!
みなさんはアクアパッツァは好きでしょうか?アクアパッツァはおしゃれなイタリアンのお店などで出てくるイメージです。アクアパッツァを手作りしたことはありますか?アクアパッツァはおしゃれで豪華な見た目ですが、意外にも簡単に作ることができるレシピです。魚をまるごと1匹使うと豪華な仕上がりになりますが、切り身を使って簡単に作ることもできます。今回はアクアパッツァの作り方について紹介していきます。
目次
アクアパッツァの簡単なレシピでごちそうメニューに挑戦!
みなさんはアクアパッツァという料理を知っていますか?見た目も豪華でおしゃれですので、ごちそうに作ったりパーティに作ったりするという方もいるでしょう。アクアパッツァは魚を水とトマトベースのスープで作るレシピです。簡単におしゃれな料理を作ることができるので人気のメニューでもあります。食材の旨味をしっかりと味わうこともできます。
今回はアクアパッツァの作り方について紹介していきます。アクアパッツァを作るのは難しいと思っている方もいるかもしれませんが、意外と簡単に作ることができます。アクアパッツァの簡単レシピを覚えておしゃれなレシピを身に着けましょう。
アクアパッツァについて知っておこう
アクアパッツァとはどんな料理?
アクアパッツァというレシピの名前は聞いたことがあるけども、どのような料理なのか説明できないという方も多いでしょう。アクアパッツァはジャンルですとイタリア料理になります。イタリアの南部、ナポリで生まれた魚介を煮込んだ料理のことです。アクアパッツァは、簡単にいうと水とトマトのみで作る魚のスープのことになります。熱い油の中に水を入れるとパチパチととびはねます。
この様子からイタリアの言葉で狂った水、暴れる水という意味でアクアパッツァという名前になったともいわれています。アクアパッツァは魚やアサリなどの貝をトマトで煮込んだものを想像する方も多いかもしれませんが、アクアパッツァではこの材料を入れるというものは決まっていません。アクアパッツァは使う魚によってもまた違う味になりますので、アクアパッツァのレシピの幅も広いです。
レストランなどでアクアパッツァを食べたことがあるという方は、アクアパッツァに使っている魚は切り身を使っているレシピを多く見かけるかもしれません。中には切り身ではなく、魚をまるごと使ったアクアパッツァを提供しているお店もあります。貝がたっぷりと入っているアクアパッツァもあります。アクアパッツァの材料が決まっていないため、同じアクアパッツァのレシピメニューでもお店や作る人によっても違うアクアパッツァになります。
アクアパッツァと聞くと少しおしゃれな響きですし、イタリアンのお店で提供されるイメージですが、元々アクアパッツァは船の上でイタリアの漁師が作っていた男飯です。船の上にある材料を魚と一緒に混ぜて作ったレシピになりますので、決まった材料などもありません。たくさんの材料を入れて食材からでてくるいろんな旨味が合わさって美味しくなります。
アクアパッツァの意味とは?
アクアパッツァはイタリアの漁師たちが船の上でありあわせの材料で作っていたレシピです。アクアパッツァの意味は、イタリア語で「アクア」はそのまま水、「パッツア」は暴れるという意味になります。暴れる水という意味になりますが、船の上で調理をすると船の揺れで鍋の中の水が揺れます。この様子からアクアパッツァと名付けられたのが由来ではないかといわれています。
その他にも由来とされている話があり、アクアパッツァの調理の際に油に水を入れると水がとびはねます。この様子からアクアパッツァと名付けられたという話や、アクアパッツァは簡単な煮込み料理なのにもかかわらず、その味は暴れてしまうほど美味しいということからアクアパッツァという名前になったという由来などさまざまあります。
見た目よりも実は簡単に作れる初心者にもおすすめ料理!
アクアパッツァは魚も入っているし、その他にも具材がたくさん入っており、見た目もおしゃれで簡単につくれないのではないかと思ってしまいます。アクアパッツァはレシピの見た目は難しそうですが、実は以外と簡単につくれるレシピでもあります。アクアパッツァのレシピで使う材料はすべて日本で手に入れることができます。本格的なアクアパッツァのレシピを作ろうと思ったら日本では売っていない食材を使うことはあります。
基本的にはアクアパッツァで使う食材はトマトや魚、水になりますので簡単に材料は用意することができます。レシピによっては白ワインを使うレシピが多いです。白ワインは風味付けに使うのですが、他の料理でも使ったりすることができますし購入も手軽です。本格的に作ろうと思わなければ身近にある調味料などで作ることができますので、簡単に作ることができます。
アクアパッツァの簡単基本のレシピを紹介
鯛を丸ごと使って本格的に作ってみよう
鯛をまるごと使ったアクアパッツァは見た目にも本格的になります。切り身を使ったアクアパッツァも簡単でいいですが、見た目も豪華に鯛をまるごと使ったアクアパッツァはパーティやおもてなしにも映える料理になりますので、本格的なアクアパッツァのレシピに挑戦してみるのもいいかもしれません。
基本のアクアパッツァの材料は?
アクアパッツァは水・トマト・魚介がメインとなる材料です。本格的に作るにはハーブやアンチョビ、下ごしらえのための調味料も必要になってきます。アクアパッツァには決まった食材はありませんので、お好きな食材え作ったりアレンジが可能です。鯛をまるごと使った豪華なアクアパッツァもいいですし、切り身で簡単に作るアクアパッツァも美味しいでしょう。アクアパッツァの基本的な材料は以下の材料です。
- 好きな種類の白身魚1尾
- あさり1パック
- ニンニク2片~3片
- プチトマト適量
- オリーブオイル大さじ5~6
- バジル適量
材料の下準備
アクアパッツァを作る前に下ごしらえをしましょう。魚はウロコと内蔵をあらかじめ取り除きます。もしスーパーで買う場合には店員さんにお願いしてさばいてもらうといいでしょう。下処理をしてもらったあとに魚のヒレやウロコがあるときにはしっかりと取り除いて、お腹の中の薄い膜を取り除いてキッチンペーパーでふきます。これで生臭さを軽減することができます。
あさりのパックは塩抜きをおこなって、あさり同士をこすり合わせるように洗いましょう。アクアパッツァの味付けは濃ゆい味ではありませんので、魚自体の生臭さやクセを隠すことは苦手です。アクアパッツァを作るときには魚の生臭さを感じさせないことが大切になります。美味しいアクアパッツァのスープができても生臭さがあると台無しになってしまいますので、丁寧に下ごしらえをおこないましょう。
アクアパッツァの作り方
- 魚のウロコと内臓を取り除き、塩コショウで下味を付けます。
- ニンニクは半分にカットし包丁で潰します。その後フライパンにオリーブオイルをしき、炒めてニンニクの香りを出しましょう。
- ニンニクの香りがしてきたら魚の頭を右にしてフライパンに乗せましょう。
- 魚の表面に焼き色を付け、焼き色が付いたらひっくり返してもう片面も焼いていきます。
- 魚の身が半分浸るくらいの水を入れて沸騰させ、お玉を使いスープを魚にかけながらゆっくりと火を通していきます。
- オイルと水が混ざると金色になるので、プチトマトを入れます。プチトマトの皮にシワがみえてきたらアサリを入れてフタをして弱火5分程度蒸していきましょう。
- 入れたアサリの口が開いたらバジルを入れ、塩こしょうで味を整えたら完成です。
魚をひっくり返すのは1回だけにしましょう。何度も気になってひっくり返していると魚の身がボロボロになってしまいます。
アクアパッツァを切り身を使った簡単レシピ
切り身を使えば下処理も簡単
魚の切り身を使う場合には、魚をしっかりと洗ってぬめりをとっておきましょう。その後しっかりとキッチンペーパーで水気をとってから全体に塩をふって余分な水分を抜きます。切り身の表面に水滴がでてきたら拭き取って生臭さが残らないように丁寧にします。アクアパッツァのスープに入れる前には切り身はムラがないように焼くことが大切です。
切り身を生の状態で入れて煮込んでしまったら、魚の生臭さがアクアパッツァのスープにでてきてしまいます。しっかりと焼きムラをなくし生臭さを消すことが美味しく作るポイントです。
魚の切り身には皮がついているものがおすすめです。骨が残っているものだとダシが多く取れるのでおすすめです。皮がない魚だと味がアクアパッツァのスープに出てこないため本来の魚の美味しさを味わうことができません。そして切り身を使う場合には、魚1匹をまるまる使うよりも取れるダシが少なくなりますので、その分味が薄くなることも覚えておきましょう。
切り身を使う場合には薄くなるダシの分、アサリなどの貝を入れて味を補います。アサリなどの貝は濃厚な美味しさを味わうことができるのでおすすめです。アサリだけでなく、イカやタコをいれるとさらにアクアパッツァが美味しくなります。魚の切り身を使う場合には魚介類を入れて魚介のダシを多く取れるように工夫するといいでしょう。切り身だけという場合には塩気のあるアンチョビなどいれると味がよくなります。
切り身を使ったアクアパッツァの材料
切り身を使ったアクアパッツァの場合にも使う材料はあまり変わりません。アクアパッツァ自体に決まった材料はありませんので、お好きな魚や魚介を増やして味の調整やお好みのアクアパッツァを作ってみましょう。切り身を使ったアクアパッツァの材料の一例を紹介します。
- 真鯛の切り身2切れ
- プチトマト7個
- アサリ200g
- ニンニク1片
- 白ワイン大さじ2
- イタリアンパセリ適量
- 塩コショウ適量
- オリーブオイル大さじ1
フライパンで作る簡単アクアパッツァの作り方
アクアパッツァはフライパンで簡単に簡単に作ることができます。魚の切り身とフライパンで簡単につくれるとなると、アクアパッツァの難易度はぐっと下がり身近なレシピに感じることができるのではないでしょうか?
- 切り身には塩をふり5分ほど置きます。水分がでてきたら丁寧にキッチンペーパーでふきます。
- ニンニクはみじん切りにし、プチトマトは半分にカットします。
- オリーブオイルをフライパンにひいて、魚の皮の面をを下にして中火で焼きます。
- 焼き目がついたらひっくり返してもう片方の面を焼いていきましょう。
- 火を弱火にしてニンニクをいれ、プチトマト・アサリ、白ワインを入れ水100㏄を加えます。
- フライパンの水分がふつふつとしてきたらフタをして弱火で5分ほど蒸します。
- 塩こしょうで味をととのえて、飾り付けにイタリアンパセリを散らして完成です。
タラや鮭でも作ることができる!
アクアパッツァはいろんな魚で楽しむことができます。使う魚の種類によってアクアパッツァの味も変わるので面白いところです。アクアパッツァは素材本来の味が楽しめるレシピになっていますので、赤身魚に比べ白身魚を使う場合が圧倒的に多いです。赤身魚は味が濃ゆいものが多いですが、白身魚はクセが少ないのでアクアパッツァに向いているのです。
アクアパッツァで使われる魚は、鯛・スズキ・かさご・ヒラメ・カレイなどがあります。そして切り身を使うよりもまるごと1匹を使うほうがおすすめです。魚の皮や骨からは魚介の旨味やエキスがでますのえ、アクアパッツァに深みがでます。アクアパッツァに深みを出すにはムール貝やアサリなどの貝、イカやタコ、エビなどの魚介を入れてもさらに美味しくなります。
アクアパッツァの定番となる魚は、鯛・ヒラメ・たら・スズキなどの白身魚です。たらは特にクセがなく淡白な味ですので、アクアパッツァとの組み合わせがいいです。サバなどの青魚もクセは少ないのでアクアパッツァに使うことはできます。アクアパッツァにはクセがなく身の味が淡白なものが合うと覚えておきましょう。
赤身魚は身の味がしっかりとしておりクセがあるものや生臭さもありますのでアクアパッツァにはあまりむいていません。アクアパッツァのスープの味よりも魚の味のほうが濃くでてしまうので、スープが負けてしまいます。さらに、アクアパッツァは生臭さを補ったりするのは得意ではないので生臭い魚やクセや味が強い魚はアクアパッツァには適しません。
アクアパッツァを簡単に作れるレシピを試してみよう!
いかがだったでしょうか?今回はアクアパッツァの作り方レシピを紹介していきました。アクアパッツァは水とトマトで煮込んだ素材の味を存分に楽しむことができるレシピです。アクアパッツァにはクセや身の味がタンパクな白身魚が向いています。赤身魚は味の主張が強いためアクアパッツァには向いていません。アクアパッツァの簡単なレシピでは電子レンジで作ったり、魚の切り身を使って簡単にフライパンで作るレシピなどがあります。
アクアパッツァは簡単に作れて見た目はおしゃれで豪華な仕上がりになりますし、多くの魚介を楽しめるレシピでもあります。アクアパッツァの簡単なレシピを覚えて料理のレパートリーに組み込んでみてください。