モロッコいんげんのレシピ集！作り置きできて子供やお弁当にも人気！

さやの幅が広くて長く、平たい形が特徴のモロッコいんげん。筋がないので筋取りの必要がなく、炒め物、揚げ物、煮物などどんな料理にも幅広く使える万能野菜です。苦みもなく、やわらかな食感で食べやすいのも特徴です。本記事ではそんなモロッコいんげんの人気レシピをピックアップしました。

どれも簡単に作れるのに美味しいと評判のレシピばかりです。作り置きにしたり、お弁当のおかずにも入れやすく、子供に喜んで食べてもらえるレシピもあるので、気軽に作ってみてください。

まずはじめに、モロッコいんげんがどのようなものなのか？についておさらいしましょう。あまり知られていない名前の由来についても解説します。

モロッコいんげんという名前だけを聞くと、原産国がモロッコと思う方が多いのではないでしょうか？モロッコという名前がついていますが、実は原産国は中南米です。モロッコいんげんという名前は実は商品名で、正式名称はひらさやインゲンと言います。

なぜモロッコという名前がついているかと言うと、ひらさやインゲンが日本に持ち込まれた頃、カサブランカと言うモロッコを舞台にした映画が流行っていたことに由来します。カサブランカの映画の舞台が地中海沿岸地方のモロッコだったことから、ひらさやいんげんを持ち込んだ会社がモロッコいんげんという名前で商標登録したそうです。

モロッコいんげんは味にクセがなく、どんな調理法にも使える野菜です。筋がないので筋取などの下処理をする必要がなく、そのまま使える点も便利です。やわらかめからコリっとした食感まで火の通し具合によって食感が変えられるので、炒め物や揚げ物にしたり、サラダにして食べるなど幅広いレシピに使えます。

また和風、洋風、中華風、エスニックなど味付けも食べ方もバリエーションが豊富なため、冷蔵庫にストックしておくと便利です。スーパーで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

ちなみに茹でて食べる時は、まずさっと水洗いした後、両端を切り落とします。茹で方は沸騰したお湯に塩を入れ、茹でるだけでOKです。塩の量は熱湯500mlに対し、小さじ1が適量です。ゆで時間は好みによりますが、2分ほどでいい具合に茹で上がります。

モロッコいんげんは、普通のいんげんよりもやや甘めで、味にクセがありません。そのため豆類が苦手な方や子供でも食べやすいです。

モロッコいんげんは6月～9月に旬を迎える夏野菜です。栄養も豊富で、食物繊維、ビタミン、カリウム、カルシウムなどをバランスよく含んでいます。疲労回復やスタミナ増強効果が期待できるアスパラギン酸も豊富に含んでいるので、夏バテ気で疲れた体の回復を助けてくれます。

そうめんの具にトッピングしたり、豚しゃぶサラダや夏野菜の炒め物などに積極的に使って夏バテを防止しましょう。ちなみに豆の形がはっきり出ており、しみや黒ずみがなく、ハリがあるものが美味しいです。選ぶ時によく比較して、購入するようにしましょう。

ここからモロッコいんげんの人気レシピを紹介します。まずはボリュームがあって、メインおかずにもぴったりの炒め物、揚げ物編です。作り置きしておくこともできるので、時間のある週末に作っておくのも良いでしょう。食べる時は作り置きおかずを温めるだけで一品が完成します。

【材料】

• モロッコいんげん 適量
• ベーコン 適量
• サラダ油 適量
• カレー粉 小さじ1
• ウスターソース 小さじ1

【手順】

1. いんげんの固い部分を取ります。
2. 沸騰したお湯に(1)を入れ、2分ほど塩茹でします。
3. ベーコンは3～4cm幅に切ります。
4. 冷ました(1)は斜めに切ります。
5. フライパンに油をひき、ベーコンを焼き色がつくまで炒めます。
6. (4)とウスターソースを入れ、カレー粉を入れます。
7. 全体的に軽く炒めたら完成です。

カレー味を効かせたピリッとスパイシーな炒め物を紹介しました。ごはんが進む味で、食べやすく子供にも人気のレシピです。小さな子供がいるご家庭では、カレー粉を控えめにするなど調整してください。

モロッコいんげんをかりっと揚げて食べる天ぷらのレシピです。ボウルに小麦粉、氷水、塩を入れてさっと混ぜ、適当な大きさに切ったいんげんを入れて絡めます。油を入れたフライパンに入れて、きつね色になるまで揚げ焼きしたらできあがりです。

お好みで抹茶塩や柚子塩を用意したり、マヨネーズをかけるなどアレンジも楽しめます。大人にも子供にも評判で美味しいので、いんげんが手に入ったらぜひ作ってみてください。

簡単に作れるのに美味しいと人気のおすすめレシピです。いんげんとニンジンを太めの千切りにします。ごま油を敷いたフライパンで豚肉とニンジンを炒め、さらにいんげんを加えて炒めてください。

豚肉と野菜に火が通ったら、みりん、めんつゆを回しかけ水分が飛んだら完成です。作り置きもできるので、大量に作ってストックしておくと便利です。

モロッコいんげんは煮物にするとやわらかな食感になり、より食べやすくなります。ここではトマトソースを使った洋風、やさしい味わいの和風、エスニックな味わいなトルコ風の3種類の煮物を紹介します。どれも作り置きしておくことができるので、鍋いっぱいに作ってストックしておくと便利です。

【材料】

• 豚肉 400g
• 生姜 小さじ2
• レモン 1/2個
• カレーパウダー 小さじ2
• オリーブオイル 小さじ2
• 塩 小さじ2
• 胡椒 少々
• トマト缶 1缶
• 玉ねぎ 1/2個
• モロッコいんげん 2～3本
• パセリ 小さじ3 
• 塩胡椒 少々
• オリーブオイル 適量

1. ボウルに豚肉を入れ、生姜とレモンの搾り汁、塩胡椒を入れてよく揉みます。
2. カレー粉とオリーブオイルを入れてさっと混ぜます。
3. 玉ねぎは薄切り、いんげんは両端を落とし、3cm幅に切ります。
4. パセリは粗みじん切りにします。
5. 鍋にオリーブオイルを敷き、玉ねぎを入れてさっと炒めます。
6. (2)を入れて炒めたら、いんげんを入れてさらに炒めます。
7. トマト缶を入れて煮込みます。
8. 豚肉に火が通ったら仕上げにパセリを入れ、塩胡椒で味を整えたら完成です。

モロッコいんげんを使ったエスニック風の煮物を紹介しました。スパイシーな味わいで、食欲の減退する夏にもぴったりです。添えているクスクスは、モロッコでよく食べられているパスタの一種です。

トマトソースと相性が良く、煮込みのうま味をクスクスが吸い込んで食べると抜群に美味しいです。大型スーパーやネット通販で手に入るので、ぜひ一緒に作ってみてください。

やさしい味わいの煮物のレシピです。食欲がない時にも食べやすいので、覚えておくと便利です。なすは縦半分に切り、切り目を入れて10分ほどあく抜きをします。いんげんは3～4等分に切り、油揚げも8等分に切ります。鍋に出し汁と材料を入れ、だし汁、しょうゆ、酒、みりん、砂糖で味付けけして煮たら完成です。

ターゼファスリエというトルコでよく食べられている煮物のレシピです。作り置きすることもできますし、温めても冷やして食べても美味しいです。作り方は半分にカットしたモロッコいんげん、みじん切りにした玉ねぎをたっぷりのオリーブオイルで炒めます。

そこへざく切りのトマトを加え、塩胡椒、砂糖、オリーブオイルをひと回しし、弱火にして蒸し煮にするだけです。野菜から水分が出るので、水は加えなくても大丈夫ですが、焦げ付きそうなら様子を見て水を足してください。じっくり蒸し煮にすることで、野菜本来の甘さが楽しめます。

最後に紹介するのは豚肉巻きや和え物、ドリアといったアレンジレシピです。簡単に作れるのに、美味しくて食べやすい人気レシピばかりを集めたので、料理が苦手な方も気軽にチャレンジしてください。

いんげんやにんじんなどでお馴染みの豚肉巻きですが、モロッコいんげんで作っても美味しくいただけます。食感もやわらかく、筋がなくて食べやすいため、小さな子供でも喜んでくれます。レシピはヘタをとったいんげんを茹で、塩胡椒をした豚肉で巻き、両面フライパンで焼くだけで完成します。

いんげんの緑色が鮮やかで、お弁当のおかずにも人気です。多めに作って作り置きしておくと、忙しい朝にも助かります。お弁当のおかずに入れる場合は、豚肉に塩胡椒をしっかりめに振っておくと味がぼけません。

味のバリエーションとして、カレーパウダーやおろしにんにく、醤油などを使うと飽きにくいです。材料も少なく、簡単に作れる点も人気のレシピです。

【材料】

• モロッコいんげん 150g
• Aすりごま 大さじ1と1/2
• Aマヨネーズ 大さじ1と1/2
• A麺つゆ(二倍濃縮)  小さじ1

1. いんげんは洗って食べやすい大きさにカットします。
2. ボウルに材料Aを入れてよく混ぜ合わせておきます。
3. 塩を入れたお湯でモロッコいんげんを茹でます。
4. ザルに上げ、冷水に取って冷まします。
5. 粗熱がとれたらキッチンペーパーで水気を取ります。
6. (5)を(2)でよく和えたら完成です。

マヨネーズとすりごまを使った箸が止まらないほど美味しい和え物です。作り置きできるため、おかずが足りない時にも重宝するでしょう。

いんげんを茹でた後、水気が残っていると和え衣が水っぽくなってしまいます。キッチンペーパーで水気をしっかりと切るのがポイントです。

【材料】

• モロッコいんげん 4本
• 炒りごま 白大さじ1
• Aピーナッツバターチャンク 小さじ２
• A砂糖 小さじ2
• Aしょうゆ 小さじ1.5
• A本だし 少々

1. いんげんは半分の長さに切ります。
2. 塩をひとつまみ加えた熱湯で2分茹でます。
3. ザルにあげて湯切りし、斜めに細切りにします。
4. 炒りごまを擦り、材料Aを加えて混ぜ合わせます。
5. (3)を入れてざっと和えたら完成です。

ピーナッツバターを使用した和え物を紹介しました。少し甘めの味付けで食べやすいため、野菜が苦手な方もパクパク箸が進みます。短時間で手早く茹で上げるとシャキシャキとした食感が楽しめますので、お好みでアレンジしてください。

モロッコいんげんは味にクせがないので、クリームソースとも相性が良いです。こちらのレシピは野菜をたっぷり使った栄養満点のドリアです。玉ねぎ、パプリカ、しめじ、いんげんを食べやすい大きさに切り、バターを敷いたフライパンで炒めます。

野菜に小麦粉をまぶし、ダマにならないように牛乳を少しずつ加えます。全体にとろみがついたら塩胡椒で味を整えます。器にバターを薄く塗り、ごはんとケチャップを混ぜたものを均一に広げておきます。ごはんの上にホワイトソースと溶けるチーズを乗せ、250℃のオーブンで焼き色がつくまで焼いたら完成です。

野菜はほかにブロッコリーやアスパラ、コーンなど冷蔵庫にあるものでアレンジできます。子供でも食べやすいので、野菜嫌いで悩んでいるママはぜひ作ってみてください。

モロッコいんげん、トマト、卵をマスタードとマヨネーズで和えたお洒落なサラダです。彩りが美しく、食卓が華やぐので、おもてなしにも最適なレシピです。たっぷり作って作り置きしておくと、忙しい時もさっと食卓に出せるので便利です。

作り方もシンプルで作りやすいので、料理が苦手な方にもおすすめです。塩茹でにして食べやすい大きさにカットしたいんげんと、1/2にカットしたプチトマト、固ゆで卵を混ぜ、マヨネーズとマスタード、すし酢を混ぜ、塩胡椒で味を整えたら完成です。

ピリッとしたマスタードの風味がアクセントになって美味しいと人気のレシピです。おもてなしメニューのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか？

本記事ではモロッコいんげんの人気レシピを取り上げました。煮物をはじめ炒め物、揚げ物、サラダまでどんな調理法にも使うことができるので、普段の食事にどんどん取り入れてください。

ただ鮮度が落ちるのが早いので、買ってきたらなるべく早めに調理しましょう。作り置きすることである程度日持ちするので、常備菜としてストックしておくのもおすすめです。

モロッコいんげんは栄養も豊富で、彩りも鮮やかな万能野菜です。ごつごつした見た目から固そうなイメージを持っている方も少なくありませんが、甘みがあり、やわらかくて食べやすいです。今回紹介した料理を作って、お気に入りのレシピを見つけてみてください！