夕顔の人気レシピ集！煮物・炒め物・あんかけなど多彩な料理で活躍！

夕顔とはウリ科の植物で、大きな実が特徴の野菜です。日本では主にかんぴょうの原料として使用されていますが、アジアなどでは野菜としてさまざまな料理に活用しています。最近では家庭菜園などで夕顔を栽培する人も多く、食卓に上る機会も増えてきているそう。

しかし、まだまだマイナーな野菜である夕顔はどのように食べればいいのでしょうか？この記事では、夕顔の特徴や人気のレシピを紹介します。

夕顔はウリ科ユウガオ属で、減算国は北アフリカ・インドの野菜です。身は非常に柔らかく、日本では薄く長く剥いた実を天日干しして乾燥させ、かんぴょうを作っていました。天日干ししたかんぴょうは砂糖や醤油で甘辛く煮つけ、寿司の具罪などにして広く食べられています。

夕顔はかんぴょうとして天日干ししたものだけではなく、ダイコンなどのように煮物や炒めものなどの料理にも使うことができます。その食感や使い方はよく「冬瓜に似ている」と言われますが、冬瓜と夕顔の違いはあるのでしょうか？

夕顔に似ていると言われている冬瓜は、夕顔と同じくウリ科の野菜ですが、厳密にはウリ科トウガン属の野菜です。夕顔に比べて皮の色が濃い緑で、夕顔に比べて固めの実が特徴です。原産国はインド・東南アジアで、夕顔とはルーツが異なります。

花の色も異なり、夕顔は白い花であるのに対して冬瓜は黄色い花が特徴です。食べ方は夕顔も冬瓜もほぼ同じで、夕顔のかんぴょう以外は煮物や炒め物、あんかけやスープなど、さまざまな料理に活用することができます。

ちなみに夕顔に名前が似ている朝顔は根本的に種類が異なります。夕顔はウリ科の野菜であることに対し、朝顔はヒルガオ科の植物です。夕顔は花が咲いた後に大きな実になりますが、朝顔は種子になるだけです。ちなみに名前が似ている昼顔や夜顔も朝顔と同じヒルガオ科の植物で、夕顔とは異なります。

夕顔が栄養満点な野菜です。なかでも食物繊維が豊富に含まれており、ダイエットには非常に効果的です。東岸には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれているため、便秘の解消や腸の調子を整える作用が期待できます。カロリーも少ないため、ダイエットにはぴったりの野菜です。

また、薄く剥いて天日干ししたかんぴょうは、カリウムやカルシウムが豊富に含まれています。体内の余分なナトリウムを排出するカリウムや、骨を強くするカルシウムはダイエットだけでなく、体への健康効果も期待できます。

【材料】

• 夕顔 1/3個
• 水 1リットル
• かつおぶし １つかみ
• 酒 大さじ3
• しょうゆ 大さじ1/2
• 塩 少々

1. 大きめの鍋に水を入れて沸騰したら火を止めて、鍋にかつおぶしを入れてだしをとります。
2. しばらくしたらざるなどでだしを濾して1番だしをとります。1番だしには酒と塩を加えましょう。
3. 夕顔の皮をむき、わたを取って大きめの乱切りにカットして鍋に入れます。
4. 夕顔が入った鍋にしょうゆを入れて火にかけます。
5. 夕顔が柔らかくなったら完成です。

かつおだしで煮込むだけの夕顔の煮物は、そのまま食べても冷たく冷やして食べてもおいしい料理です。食べるときはお好みで七味唐辛子をかけて食べると、さっぱりとスパイシーな味わいを楽しめます。夕顔は煮込みすぎると柔らかくなりすぎてしまうため、煮込む際にはこまめに様子を見ておきましょう。

【材料】

• 夕顔  1/3個
• 水 1リットル
• レモンの皮 1個分
• レモン汁 お好みで
• キビ砂糖 お好みで

1. 鍋に水（分量外）を入れ、沸騰させます。
2. 夕顔は一口大の短冊切りにカットして沸騰したお湯に入れ、3～4分煮込み湯でこぼします。
3. 鍋に水を入れ沸騰させ、湯でこぼした夕顔、細切りにしたレモンの皮、レモン汁、キビ砂糖を入れます。
4. そのまま夕顔が透明になるまでしっかりと煮込みます。
5. 夕顔が透明になったら火を止め、しばらく置けば完成です。

夕顔を使った甘酸っぱいさっぱりデザート系の煮物です。夏の時期などに冷やして食べると、さわやかな甘さとさっぱりとした歯ごたえで、子どもから大人までおいしく食べられます。こってりとした料理の後の冷たいデザートとして、またはダイエット中のスイーツとしておすすめの夕顔料理です。

夕顔を洋風に仕上げたポトフ風の煮物です。コンソメスープがしみ込んだ夕顔は柔らかな食感で、洋風具材との相性も抜群です。子どもに人気の食材であるウインナーをたっぷり入れることで、メイン料理としてもおいしく食べられます。また、具材を細かく刻めば、夕顔の洋風スープにもなり、朝食などにおすすめです。

夕顔をベーコンと鳥ガラスープで煮込んだ、あっさり中華風の煮物です。ベーコンはウインナーやハム、ひき肉で作った肉団子に変えてもおいしく食べられます。大きめにカットした夕顔は食べ応え抜群です。

夕顔から水分がかなり出るので、煮物を仕上げる際には鍋の蓋を取って水分を飛ばすようにしてに煮込むと崩れることなくきれいな煮物に仕上がります。仕上げにまぶしたブラックペッパーの味わいがアクセントになり、シンプルな味付けながらも満足感大！味が染みた夕顔は冷めてもおいしいので、作り置きにおすすめの料理です。

煮物の定番のかぼちゃと夕顔を一緒に炊き合わせた夕顔と南瓜煮。砂糖醤油味の味付けをベースに、油揚げをいれてふっくらジューシーに仕上げています。一見、ミスマッチのようなかぼちゃと夕顔の組み合わせですが、甘辛い味付けと夕顔のさっぱり感がよく合い、絶妙な仕上がりに。

油揚げを入れなくても作れますが、油揚げが入っているとボリューム感が増して食べ応えがあります。また、アレンジで鶏ひき肉をいれてもおいしいです。

【材料】

• 夕顔 250g
• 大葉 6枚ほど
• サラダ油 大さじ2
• しょうゆ 大さじ2
• みりん 大さじ1

1. 夕顔は皮をむいて1cmほどの厚さにカットしてさっと湯通しをします。
2. 夕顔の水けをしっかりと切ってから、フライパンを火をかけます。
3. フライパンにサラダ油を引いて、夕顔を入れて炒めます。
4. 夕顔に油が回ったらしょうゆをみりんを回し入れ、炒め合わせます。
5. 全体的に味がなじんだら、千切りにした大葉をふりかけ、軽く混ぜたら火を止めます。
6. 器に盛り付ければ完成です。

夕顔は油との相性もよく、炒め物にしてもおいしいです。炒める際はさっと下茹でしておくと、口当たりもよく、おいしく仕上がります。このレシピのポイントは大葉を細かく刻んで入れること。大葉独特のさわやかな風味が食欲を掻き立てます。

料理の際の注意点は炒めすぎないようにすることです。炒めすぎると夕顔がグズグズに崩れてしまうので、さっと調理しましょう。仕上げにいりごまを振りかけてもおいしく食べられます。

カニ缶とごま油を合わせた中華風の夕顔の炒め物です。夕顔のさっぱりした食感に、カニのうまみが染み込み、子どもから大人までおいしく食べられます。薄くカットした夕顔を入れることで、下茹での手間がいらず、簡単に作ることができます。カニ缶だけでなく、子どもから人気のツナ缶などで作ってもおいしいです。

中華の定番の麻婆豆腐の豆腐を夕顔に代用した麻婆夕顔。ひき肉をたっぷり使って豆板醤で味付けをしているため、あっさりとした味わいの夕顔もご飯がすすむおかずに大変身します。料理のポイントは、ショウガやネギ、ニンニクなどの薬味をたっぷりと入れることです。

夏場などはミョウガを刻んで入れると、麻婆のコクの中にさっぱりとしたさわやかな食感が生まれよりおいしく食べられます。

材料は夕顔とニンニク味噌だけという、お手軽な炒め物が夕顔のニンニク炒めです。作り方もとっても簡単で、フライパンに薄めにスライスした夕顔を入れて火にかけ、透き通るようになるまで炒め、ニンニク味噌を加えるだけというお手軽さ。

ちょっぴり焦げたニンニク味噌の風味と、ジューシーな夕顔の味わいはご飯が進むこと間違いなしのおいしさです。夕顔を炒めるときにひき肉や豚バラの薄切りを加えれば、メインのおかずにもなります。

夕顔ときのこ、豚肉を炒めて和風だしで仕上げた炒め物です。仕上げに片栗粉が入っているので、とろりとしたあんかけのような食感でご飯がすすみます。肉厚にカットした夕顔は食べ応えも抜群で、野菜もたんぱく質もたっぷり摂れるヘルシーなおかずとして重宝します。

和風のあっさりした味付けは子どもから大人まで人気が高く、覚えておいて損はないレシピのひとつです。夕顔だけでなく、冬瓜やダイコンでもアレンジできるので、ぜひ野菜が旬のときに作ってみましょう。

【材料】

• 夕顔 1/3個
• ミョウガ 好きな量
• 青唐辛子 1本
• 水 1リットル
• めんつゆ お好みで

1. 夕顔を薄めの一口大にカットします。
2. 鍋に夕顔を入れ、夕顔が浸るくらいに水を入れ、火にかけます。
3. 鍋の水が沸騰したみじん切りにしたミョウガを加えます。
4. 夕顔に火が通ったらめんつゆを加えます。このとき、味が濃くなりすぎないように味見をしながらめんつゆを加えましょう。
5. 仕上げに小口切りにした青唐辛子を加え、全体的に火が通ったら完成です。

さっぱりした夕顔と、ミョウガと青唐辛子のさわやかな味わいがマッチしたスープです。煮込むことで夕顔が柔らかくなり、とても食べやすくなります。このレシピでは青唐辛子を加えていますが、辛みが苦手な人は青唐辛子を長ネギに変更して作りましょう。

子どもから大人まで人気のカレー味のスープも夕顔を使って作ることができます。このレシピではひき肉を使ってキーマカレー風に仕上げていますが、豚バラ肉やしゃぶしゃぶ用の薄切り肉を加えると、また別の食感になりおいしいです。

カニカマを使った中華風あんかけは、カニカマのうまみを夕顔とトロトロのあんかけがまるで中華のプロの味と人気の料理です。カニ風味のあんかけはご飯との相性も抜群！また、中華味なのでラーメンや焼きそばなどの麺料理のあんかけ具材としてもおすすめです！

優しい味わいの夕顔と卵のあんかけです。ショウガ風味の和風だしのあんかけは優しい味わいで、胃が疲れた時に食べたい一品です。ボリュームを出したいときにはあっさりした味わいの鶏ひき肉を加えるのがおすすめです。だしを多めにして、夕顔と卵のとろみのあるスープ仕立てにしてもおいしいです。

夕顔とひき肉のあんかけは、鶏ひき肉とオイスターソースの味付けが決め手です。あっさり目の鶏ひき肉はヘルシーながらも食べ応えばっちり！ひき肉を豚ひき肉の変えると、コクのある味わいに仕上がり、よりご飯の進む一品に仕上がります。

夕顔は煮物や炒め物、あんかけやスープなど、さまざまな料理に活用することができます。夕顔の味わいには癖がないため、副菜からメインのおかずまでカバーできるのが嬉しい限りです。夕顔はダイエットにも効果的なので、ぜひ積極的に食卓に取り入れましょう！