ウォシュレットの使い方は?お尻を拭いてから?ビデなど詳しく解説!

ウォシュレットの使い方を知っていますか?今や公共のトイレにも設置されているウォシュレットですが、使い方が分からない人もいらっしゃると思います。使ったことの無い方からすれば、どういったものか分からず怖いものかも知れません。今回は、ウォシュレットの使い方に注目してみました。ウォシュレットを使ったことの無い方や使い方が分からない方は、ぜひチェックして正しくウォシュレットを使いましょう。

ウォシュレットの使い方は?お尻を拭いてから?ビデなど詳しく解説!のイメージ

目次

  1. 1ウォシュレットの使い方が知りたい!
  2. 2ウォシュレットの使い方を解説
  3. 3ウォシュレットの「おしり」と「ビデ」とは?
  4. 4ウォシュレットの使い方を知って正しく使おう

ウォシュレットの使い方が知りたい!

今や公共のトイレにも設置されているウォシュレットですが、皆さんは使い方を知っていますか?先に拭いてから使うのか、いきなり使うのかなど、使い方が分からない方も多くいらっしゃると思います。初めて使う方にも分かりやすく解説しているので、一度目を通して正しくウォシュレットを使いましょう。

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ウォシュレットの使い方を解説

ウォシュレットの使い方を知っていますか?ウォシュレットは今では、日本のトイレの象徴とも言われています。公共、家庭問わず、多くのトイレにウォシュレットが設置されていると思います。おしりやビデなどのボタンがたくさん並んでいるので、初めて使う方や使い慣れていない方には不思議かも知れません。

ウォシュレットとは?

ウォシュレットとは、本来TOTOから販売されている温水洗浄便座のことを言います。LIXILなどの他社から販売されている温水洗浄便座のこともウォシュレットと呼びますが、ウォシュレットという名前はTOTOから販売されているもののみで、商標登録もされています。その他のものは、温水洗浄便座やシャワートイレと呼ぶのが一般的です。

TOTOのウォシュレットですが、1980年から販売されています。元々は1960年代にアメリカから輸入した温水洗浄便座を病院などの施設用に販売していましたが、1993年以降家庭向けのコンパクトシリーズの販売が始まりました。

ウォシュレットを初めて使う時に怖いという意見が多い

ウォシュレットを初めて使う方に多いのが、怖いという意見です。お尻なので見えないという恐怖はもちろん、衛生面での心配などもあると思います。消臭は防汚などの為に調節した上で販売されているのは当然ですが、どうしてもデリケートな部分に向けて温水を発射されるものなので怖いという意見も多いです。

ウォシュレットを初めて使う方に多いのが、ちゃんとお尻に当たるかどうか怖いという意見です。股の間から水が出て汚れてしまうという声や、トイレ自体不衛生な場所なのでウォシュレットも汚いのではないかという意見が多いです。

しかし、ウォシュレットは一度使うと二度と手放せないと言う方も多いです。初めてだから怖いという気持ちもあって当然ですが、誰しも最初は初めてです。正しい使い方を知った上で、初めてのウォシュレットを経験してみてはいかがでしょうか。

ウォシュレットは不潔?

ウォシュレットを初めて使い方に多いのが、ウォシュレットは不潔そうだという意見です。トイレ自体衛生的な場所ではないので、どうしても不潔だという意見があるようです。

しかし、ウォシュレットは消臭や防汚などに気を遣って開発されています。水が飛び散りにくい角度などを計算しているので、不潔ということはありません。むしろ、トイレットペーパーよりもお尻を清潔に保つことができるので、余程の抵抗が無い限りはウォシュレットを使うことをオススメします。

ウォシュレットの使い方:ボタンの種類を覚えよう

ウォシュレットには、たくさんのボタンが付いています。ボタンの種類の多さも、初めての方を戸惑わせる原因になっています。ボタンが多いと、それだけ操作も複雑になるので、初めての方にはどんなものかイメージしづらいと思います。

ウォシュレットのボタンですが、おしり(洗浄)、ムーブ、ビデ、乾燥が基本です。他のボタンは水温の調節や水の勢いの強弱などを設定するものなので、初めての方はあまり触らなくても大丈夫です。慣れて来たら、少しずつ自分に合った水の勢いや温度を探すようにしてください。

ウォシュレットのボタン:おしり

おしりボタン(機種によっては洗浄ボタン)を押すと、水を発射しておしりの洗浄を開始します。最後に使った時と同じ水の勢いで発射されることが多いので、初めての方は勢いを最弱にしてから使うようにしましょう。

ウォシュレットの水の勢いですが、基本的には最弱がオススメです。おしりは非常にデリケートな部位なので、強い勢いで水を当ててしまうと傷につながります。また、腸を保護する粘膜の油などを洗い過ぎて、シャワートイレ症候群という症状を引き起こすことがあるので、初めてでもそうでない方も、使い方に注意してください。

ウォシュレットのボタン:ムーブ

多くのウォシュレットにはムーブ機能が付いています。ムーブボタンは、名前の通りノズルを移動させるものです。ウォシュレットのノズルを動かすことで、おしり周辺の洗浄も可能です。使い方ですが、おしりボタンを押したあとでムーブボタンを使うことでノズルが動きます。もう一度ムーブボタンを押すとノズルが停止します。

ウォシュレットのボタン:ビデ

多くのウォシュレットに搭載されているビデ機能について知らない方は多いと思います。ビデとは、女性のデリケートゾーンの洗浄に使う機能です。ビデの語源はフランス語で、仔馬という意味です。昔から南欧では、女性用のトイレとデリケートゾーンの洗浄装置が併設されていました。その装置を使う姿が仔馬にまたがる様子に見えることから、ビデという名前が付きました。

ビデですが、女性が使うものなので男性が使っても特に意味はありません。女性が月経中の匂いの軽減や女性器の清潔を保つ為に使うものです。使い方もウォシュレットと同じで、用を足したあとにビデで女性器を洗浄し、軽くペーパーで拭いて乾燥させるだけです。

ウォシュレットのボタン:乾燥

ウォシュレットの機種によっては、乾燥ボタンがあります。温風をおしりに当てることで水分を乾燥させる機能です。病院や福祉施設などの高価なウォシュレットには搭載されていますが、家庭用の手頃な価格のものにはあまり搭載されていません。

乾燥ボタンが搭載されている場合はそれを使うのが一番ですが、搭載されていない場合はウォシュレットでお尻を洗ったあとで軽くトイレットペーパーで拭き取り、水分を取りましょう。

ウォシュレットの使い方:そのまま洗浄?お尻を拭いてから?

ウォシュレットの使い方の悩みで多いのが、お尻を拭いてからウォシュレットを使うのか、用を足してそのままウォシュレットで洗浄するかどうかです。実は、用を足してそのまま洗浄してしまって構いません。というのも、トイレットペーパーで拭いてしまうと、汚れを皮膚になすり付けることになってしまうからです。

トイレットペーパーは水分は拭き取ってくれますが、汚れはあまり拭き取れません。その反面、便はお湯に溶けやすいという性質があります。その為、水温を高めに設定したウォシュレットでそのままお尻を洗うのが効果的だとされています。

ウォシュレットの水温ですが、高めに設定しておきましょう。いきなり冷たい水が出るとびっくりしますし、便はお湯に溶けやすいので温かい水の方が汚れを落とすのに効果的です。水の勢いは最も弱くしましょう。勢いが強いと皮膚を傷付けるだけでなく、腸の粘膜を傷付けることにもつながります。

ウォシュレットの使い方:拭き取り方

ウォシュレットで洗浄を終えてからの拭き取りですが、トイレットペーパーをお尻に添えるだけで充分です。ウォシュレットを使った時点で汚れは落ちているので、トイレットペーパーで強く拭いてしまうと皮膚を傷付けてしまいます。優しく添えて、水分を取ることだけを意識しましょう。

ウォシュレットを使う際の注意点

ウォシュレットを使う際の注意ですが、いくつかあります。水温を高めに設定すること、次に水の勢いは最弱にしておくこと、使用時間は5秒程度にすることです。いずれも、適切な設定と使い方をしなければお尻の皮膚や腸の粘膜を傷付けてしまいます。

ウォシュレットの注意点:水温は高めに設定する

多くのウォシュレットには、水温を調節する機能が搭載されています。この水温は、必ず高くしておきましょう。公共のトイレだとイタズラで水温を低くされていることがあります。洗浄ボタンを押す前に水温を確認して、低く設定されているようであれば、調節してから使うようにしてください。

水温を高くする理由ですが、汚れを落とす為です。お尻の汚れはお湯に溶けやすいので、水の温度を高く設定することでより効果的に汚れを落とすことができます。お尻に当てていて温かいと感じる程度が目安です。

ウォシュレットの注意点:水の勢いは最弱にする

ウォシュレットを使う前に、必ず水の勢いを確認しましょう。強い水流で洗ってしまうと、皮膚を傷付けたり粘膜を洗い流してしまうことにつながります。また、汚水が飛び散りやすくもなってしまうので、衛生的な面でも最弱が良いと言えます。

強い水流でなければ十分な洗浄効果を得られないと考える方もいますが、それは間違いです。水流で汚れを落とすのではなく、お湯で汚れを溶かし弱い水流で流すのがウォシュレットの正しい使い方です。強い水流で洗っても特に良い効果は得られないので、必ず最弱で使うようにしましょう。

まれに、ウォシュレットの強い水流で腸まで洗おうとしてしまう人がいます。これは腸内を傷付ける大変危険な行為なので、絶対にやらないでください。ウォシュレットの刺激が気持ちいいからと言って、水流を強くしたり長時間使うことは避けましょう。

ウォシュレットの注意点:使用時間は5秒程度

ウォシュレットはあまり長時間使うものではありません。長時間使ってしまうと、デリケートな皮膚を傷付けてしまうだけでなく、腸の粘膜を洗い流してしまいます。近年ではウォシュレットの使い過ぎで皮脂が取れてしまうシャワートイレ症候群で肛門科を受診する方も増えています。

ひどい人になると、ウォシュレットが自動で停止するまで使い続けることもあります。皮脂を落としてしまうだけでなく、痔などお尻の病気を悪化させることにもつながるので、ウォシュレットを使う時間は5秒程度を目安にしましょう。

また、浣腸の要領でウォシュレットで排便を促す人がいます。これは習慣になってしまうとウォシュレット無しで排便ができなくなるなどの問題も起こるので、絶対にやらないようにしましょう。

ウォシュレットの「おしり」と「ビデ」とは?

多くのウォシュレットには、おしりボタンとビデボタンがあります。どちらもアイコンが似ているので、違いが分からない方もいらっしゃると思います。ここでは、おしりボタンとビデボタンの違いを解説します。

ウォシュレットには「おしり」と「ビデ」ボタンがある

ウォシュレットにあるおしりボタンとビデボタンは、どちらも便座に腰かけた人に水を当てているイラストです。その為、違いが分からない方もいらっしゃると思います。実は、ビデボタンは女性用の機能です。その為、男性が使用する意味は特にありません。

おしりボタンは通常使用に最適?

おしりボタンは、その名の通りお尻を洗う為の機能です。用を足したあとでお尻を洗う為の機能なので、男性も女性も使うことができます。使い方は前述の通り、水温を高くして水の勢いを弱く、5秒程度使うようにしましょう。

ウォシュレットのビデは女性専用?

ビデ機能は、女性の為の機能です。ビデとはフランス語で仔馬という意味です。元々、南欧では女性用のトイレと女性器を洗う為の設備が併設されていました。その設備を使う姿が仔馬にまたがっている様子に似ていることから、ビデという名前が付きました。

よく「おしりボタンとビデボタンならどっちが清潔?」と質問サイトなどに投稿する人がいます。おしりボタンとビデボタンは違うものなので、これらを比べることはできません。それぞれの違いを理解して、正しく使うようにしましょう。

ビデのメリットとは?

ビデとは、女性がデリケートゾーンを洗う為に使う機能です。排尿後の洗浄や月経中の匂いの軽減、産前・産後の清潔の維持などに使うものです。トイレットペーパーよりも清潔さを保つことができるので、特にデリケートになっている月経中や産前・産後には優しい機能です。

ビデですが、おしり機能よりも少し前に水が発射されます。おしり機能とは角度も違い、水が飛び散ったりするのを防ぎやすいようになっています。

ビデを使うメリットですが、デリケートゾーンの清潔を保つことができます。特に月経中や産後の出血がひどい場合は、血を洗うこともできるので不快感を抑えることも可能です。

ビデの正しい使い方を解説

ビデの使い方ですが、基本的にウォシュレットと同じです。おしり機能と同じように、水温は高めに設定して弱い水流で優しく汚れを落としましょう。また、デリケートゾーンに直接水流を当てないようにしましょう。強い水流で洗ってしまうと、周囲の雑菌が体内に入り、病気を引き起こしてしまうこともあります。

デリケートゾーンの中心に直接水流を当てるのではなく、外陰部を洗うようにしましょう。水滴が入ってしまうと、そこから雑菌が繁殖して病気の原因になってしまいます。特に月経中や産後などデリケートになっている間は病気にもなりやすいので、使う際は特に注意してください。

ウォシュレットの使い方を知って正しく使おう

いかがでしたか?ウォシュレットは今や、日本のトイレの特徴とまで言われています。しかし、正しい使い方を知らない人は意外と多いと思います。間違った使い方をしてしまうと、お尻やデリケートゾーンを傷付けることになってしまうので、必ず正しい使い方をするように気を付けましょう。

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