スキレットとは？大人気フライパンの正しい使い方やお手入れ方法は？

皆さんは、今話題の調理器具、「スキレット」を知っていますか？このスキレットが、今インスタやその他SNSでも人気を集めています。おうちでカフェ気分が味わえるようなオシャレな雰囲気で、写真を見てもお店で出されるようなスキレット料理がたくさん。これが家でもできたら、日々の料理も楽しむことができます。またホームパーティーなどでも食卓が華やかになって盛り上がること間違いなしです。

また、スキレットが人気な理由は、料理してそのまま食卓に並べることができる点でもあります。野菜やフルーツなど、彩り鮮やかな食材を使ってスキレット料理を作り、そのまま食卓に並べることができたら、料理も冷めずに食べることもでき、また食卓が華やかになり、人気を集めているのです。今回はこのスキレットの使い方やお手入れ方法、選び方のポイントなど詳しく紹介します。

今、調理器具の選び方にはちょっとしたトレンドがあります。それは、家庭でカフェやレストランで出されるようなオシャレな雰囲気のある調理器具、そして、本来ならアウトドアで使っていたような調理器具をあえて屋内で、一般家庭の食卓でも使って、ちょっとした非日常感を味わうことのできる調理器具です。この点で、スキレットはぴったりです。人気が出るのもうなずけます。

そもそも、皆さんスキレットがどんなものか知っていますか？スキレットとは、鋳鉄製のフライパンのことで、少し前に流行ったダッチオーブンの一種ともされています。スキレット自体に厚みがあり、鉄で出来ているので調理する食材にゆっくりと均等に熱が伝わります。本来は屋内外を問わず、一般的な家庭料理からアウトドア料理まで幅広く作ることのできる調理器具です。調理後そのままプレートとして食卓に並べることができます。

同じ加熱目的の調理器具でも、フライパンとスキレットはつくりが大きく異なります。まず、重さです。同じ大きさのフライパンと比べても、スキレットにはずっしりとした重さがあります。そして、スキレットのほうが鍋肌が厚いので、蓄熱性に優れていて、保温効果が長持ちするだけでなく、食材がふっくら芯から加熱され、食材のうまみを最大限に引き出してくれます。肉料理だと違いがはっきり分かりやすく、人気です。

そして、フライパンとスキレットはそのお手入れの方法も異なります。一般的に、フライパンにはテフロンコーティングという、料理する素材がくっつきにくくしてくれる加工がしてありますが、スキレットは鉄そのものの特性を生かして作られているので、長く使うためにはお手入れ方法もフライパンとは異なるのです。人気に乗って買ってみたものの、お手入れ方法を後から知って驚く人も少なくありません。

実はスキレットは、料理で使った後のお手入れはもちろんですが使う前にもお手入れが必要です。スキレットをいざ購入して、それをそのまますぐ使えるわけではありません。購入した時点でのスキレットには、鉄が錆びてしまうのを防止する錆び防止剤がコーティングされてて、それを落とす「シーズニング」という作業が必要です。メーカーによってはこのシーズニングが不要なものもあるので、購入する際に説明書をよく読みましょう。

シーズニングに必要なものは、ペーパータオル、スポンジ、オリーブオイルなどのナトリウム（食塩）の入っていない食用油です。まず、食器洗い用の中性洗剤を使って、スポンジでスキレットの錆び防止剤を落とします。そしてしっかりとゆすいだら、水気をしっかりと拭き取ります。その後、ペーパータオルを使って油をスキレット全体に塗ってコーティングしてきます。この時に、持ち手や鍋の裏側の部分に忘れずに塗り込みましょう。

最後に、そのスキレットを火にかけ、弱火でじっくり加熱します。加熱時間の目安は5分ほどになります。あとはしっかり冷めるまで待って、油が気になるようなら持ち手にカバーを付けるなどすれば、いざ、スキレットを使って調理する準備が整いました。いかがですか？人気のスキレットとは、実はまめにメンテナンス作業が必要な調理器具でもあるのです。

前述したように、一般的なフライパンとスキレットはつくりそのものが違いますので、お手入れの方法も異なります。フライパンであれば、食材がくっついてしまわないようにテフロンコーティングやダイヤモンド加工がしてあるので、調理した後は普通の食器と同じように洗剤で洗ってしまえば大丈夫です。ですが、スキレットは違います。今回は調理後のスキレットの正しいお手入れ方法も紹介します。

スキレットで料理した後は、まず付いている大きな汚れをキッチンペーパーなどで拭き取ります。そして、たわしでスキレットを水洗いします。ここでポイントなのは、洗剤を使わないことです。洗剤を使ってしまうと、せっかくシーズニングで馴染んでいた油も一緒に落としてしまい、スキレットが錆びてしまう原因になります。そして水気を飛ばすために加熱し、冷めたら再度シーズニングをしてお手入れ完了です。

紹介しているように、スキレットはお手入れをしながら油を馴染ませて育てていく調理器具です。いざお手入れする時に困らないように、便利グッズを揃えておきましょう。ペーパータオル、たわし、そして万が一錆びてしまった時にその錆びを落とすためのクレンザー、ゴム手袋などは一か所にまとめて取り出せるようにしておきましょう。そして、スキレットをお手入れする際はかならずヤケドに注意して、冷ましてから行いましょう。

シーズニングで油をコーティングして使っていくスキレットですが、料理で使わない時はどのように保管すればいいのでしょうか？まず、シーズニングが終わったら、新聞紙などでくるんで、湿気が少ないところで保存することをオススメします。頻繁につかうようなら、宙づりにして保管するのもいいですが、なるべく空気に触れないようにした方が錆びを防ぐことができます。

きちんとお手入れしていたつもりが、万が一スキレットが錆びてしまったら、一体どうすればいいのでしょうか？そんな時は、まずスキレットを火にかけて、錆びている部分を焼き、炭化させます。その後、きちんとスキレットを冷ましたら、たわしなどを使って錆び部分が取れるまでしっかりこそぎ落とします。そして、クレンザーを使ってスポンジでスキレットを磨いていきます。最後は、再度シーズニングをすれば復活です。

まず、スキレットで試してみて頂きたいのが肉料理です。スキレットは鍋肌が厚く、均等にじんわりと食材に火を通していきます。普通のフライパンでの料理との差が一番わかりやす野が肉料理で、まず購入して試すのにも肉料理が人気です。スキレットで焼くと、外側はカリっと、中はふっくらジューシーに仕上がって、家庭でも大満足のステーキを楽しむことができます。

さらに、スキレットの蓋（カバー）を使えば、圧力鍋、無水鍋、無油鍋にもなるので、さまざまな料理に大活躍するのです。フォカッチャやパンケーキ、餃子や魚料理など、幅広いジャンルの料理がこなせるようになり、一度使ってハマる人が続出しています。スキレットを二つ使って蓋のように被せることもできますが、重さがあるので専用の蓋を購入することをおすすめします。

スキレットとはどんな調理器具なのかが分かったら色んな料理に挑戦しましょう。まずおすすめは、スキレットビビンバです。彩りも鮮やかで今密かに人気を集めているスキレットビビンバ。作り方はとても簡単で、通常のビビンバを作る手順と同じで、スキレットにごま油をひいてご飯を広げ、下処理をした野菜の具と炒めた牛肉を乗せます。中央に卵を割り入れ、もう一つごま油を塗ったスキレットで蓋をして3～5分加熱すれば完成です。

スキレットは、スイーツも作ることができます。フレンチトーストやパン、パンケーキを焼くのもおすすめです。ホットケーキミックスを使っていつものようにパンケーキを焼くのも、スキレットを使えば中がふっくらしっとりした絶品パンケーキになります。好みの大きさにカットしたフルーツをたくさんのせて、生クリームと粉砂糖ををトッピングしたら、おしゃれなカフェで出てくるオシャレなスイーツになります。

いつもはフライパンで作る料理も、この人気のスキレットで作るだけで簡単に今まで以上の美味しさになります。食材そのものの味を良い形で引き出してくれるので、手放せなくなります。

さまざまな料理に重宝できるスキレットですが、選び方のポイントがあります。スキレットを購入する際、できればいくつかの大きさのスキレットを揃えておきたいものです。料理や食べる人数によって、使い分けましょう。ここでは、スキレットを購入する際に注意したい選び方のポイントを紹介します。間違った選び方をすると後から後悔してしまうことになりますので、注意しましょう。

スキレットは今大人気なので、通販でも簡単に購入できますが、できれば店頭で実際に手に取って選ぶことをおすすめします。普通のフライパンとスキレットとは重さが全然違います。小ぶりでもずっしりとした重みがあるので、料理する時には食材が入ってさらに重たくなります。料理しやすさも考えて選び方には注意しましょう。

スキレットを購入する時の選び方のポイントがもう一つあります。それは大きさです。人気の小さめサイズだけを購入しても、実際に料理する時、その大きさだけでは意外と不便だったりします。できれば、3段階くらいの大きさの種類を揃えるようにすると、さまざまな料理、人数に対応できて大変便利です。同じメーカーのもので大きさの違う3種類を購入する選び方なら、保管の際も便利です。

スキレットの選び方で気を付けたいポイントは、シーズニングが必要かどうか、そして重さと大きさ、最後にできれば同じシリーズで蓋（カバー）も購入できたら最高です。スキレットを2つ使って蓋のようにして使うのもありですが、重いので専用の蓋があるとそちらの方が便利です。そして、取っ手にはめて使えるカバーもあるか探してみましょう。いくつかスキレットを購入するなら、収納用のケースも売っている場合があります。

実は、今スキレットはダイソーなどの100円ショップでも購入できる時代。もし、購入を考えていて、でも一度実際に使い心地を試してからきちんとしたものを買いたい、という人は、安くで購入できるお店で一度買ってみましょう。安いスキレットとある程度のスキレットとはやはり違いもありますが、小さめのサイズであれば十分に使い心地を試すことができます。

おしゃれで美味しい料理を作ることのできるスキレットですが、扱いには十分注意が必要です。蓄熱債が高く、かなり高温になるので、そのまま食卓に並べる際はヤケドしないように注意しましょう。小さい子どもがいる家庭なども、気を付けるようにしましょう。

例えば、パエリアやピザなどの大人数で楽しむ料理だと、このスキレットで作ってそのまま食卓に並べることができて、食卓が一気に華やかになります。カフェやレストランのような雰囲気が出て、その様子を写真に撮ってインスタグラムやSNSに投稿するのが大変人気です。カラフルなフルーツをたくさん乗せたパンケーキなどもインスタ映えして人気です。

スキレットはアウトドアでも使える調理器具なので、広いテラスなどでこのスキレット料理を囲めば、ちょっとしたアウトドア気分を味わうこともできます。スキレット以外のテーブルウェアも揃えてみると、ちょっとしたパーティーもおしゃれに決まります。

いかがでしたか？今回は今大人気の調理器具、スキレットとはどんなものなのか、フライパンとスキレットとはどう違うのか、そしてお手入れ方法や選び方のポイントなど、さまざまな角度からスキレットを紹介しました。毎回のお手入れは正直面倒くさくなるかもしれませんが、一度購入すると、このスキレットをメンテナンスしながら育てていく楽しみができます。

いつもの料理をこのスキレットで作れば、一段と美味しく、食卓も華やかになり、食事そのものが楽しくなります。購入時には選び方もよく考えて、またお手入れ用のグッズもきちんと揃えて使いましょう。くれぐれもヤケドなど、扱いには十分注意して、人気のスキレットで、皆さんも是非料理を楽しんでみてください。