2018年08月07日公開
2024年07月28日更新
スケッパーとはどんな調理器具?使い方や代用品など詳しく解説!
パン作りやお菓子作りに欠かせない道具のスケッパー。皆さんは何をする道具か知っていますか?スケッパーがあれば、きれいな形のパンが作れたり、お菓子作りの時は生地作りに重宝します。それだけではなく、他にも便利な使い方がたくさんあります。スケッパーの使い方や選び方、スケッパーがない時、代用品になるものなど・・・パン作りやお菓子作りに役立つスケッパーを詳しく紹介していきます。
スケッパーを知っている?パン作りに活躍するアイテム!
今、ホームベーカリーなど気軽に使えるキッチン家電が増えたおかげで、自宅でパンを焼く人も増えています。でも、道具を使わず、すべて手作業でやると、形がうまく作れなくて失敗した・・・なんて経験ありませんか?そんな時、パンの形をきれいに作るために便利な道具「スケッパー」があると失敗も少なくなります。スケッパーとはどんなアイテムなのか、紹介していきます。
スケッパーを知ろう!
パン作りはもちろん、お菓子作りなどの料理をする時にも使えるスケッパー。生地を切るだけでなく、実は使い方も種類もたくさんあることを知っていましたか?スケッパーの基礎知識や選び方を紹介していきます。
スケッパーとは?
スケッパーとは、パンの生地作りやに欠かせない作業をスムーズに行うための薄くて四角い形の調理器具です。お菓子作りにも使われます。切る・混ぜる・集める・整える・裏ごしなどなど・・・使い道はいろいろあります。
ドレッジやスクレーパーとの違いとは?
出典: https://heim.jp
スケッパーと似た道具で「ドレッジ」と「スクレーパー」というものがあります。使い方も大きく違いはありませんが、それぞれに特徴があります。どんな特徴があるのか紹介します。
スケッパーは主にステンレス製のものが多く、ドレッジは主に柔らかいシリコン製やプラスチック製のものが多いです。ドレッジは「川底の泥をすくい上げる」という意味の単語。その言葉のように、混ぜ合わせた材料を容器からすくい上げるときに重宝します。しかし、今はメーカーによって素材がドレッジのようなものでも「スケッパー」として販売されていることも多く、多種多様になっています。
スクレーパーは、持ち手が付いているシリコン製やプラスチック製のへらです。「ゴムベラ」とも言われます。材料をこしたり、そこの深い容器から材料をすくい取るときに便利です。またお菓子作りで、切るように混ぜるときにも使えます。
スケッパーの選び方
スケッパーには、ステンレス、プラスチック、シリコンなど様々な素材があります。大きさや機能もいろいろなものがあります。それぞれどんな特徴があるのか、メリット・デメリットなども合わせて紹介していきます。
スケッパーを素材で選ぶ:ステンレス
パン生地を切るときに一番切れ味がいいのは、ステンレス製のスケッパーです。柔らかめの生地でもきれいに切れます。また生地がこびり付きにくいので、後片付けも楽です。長時間使っても疲れにくいので、プロの方にも重宝されています。ただ、切れ味がいいので包丁と同じく子供が扱う時には、手を切らないように注意が必要です。
スケッパーを素材で選ぶ:プラスチック
ステンレスとシリコンの中間の硬さがあるプラスチック。ステンレスは固すぎて材料をすくう作業にはあまり向きませんが、プラスチックならやりやすいです。また、それなりの硬さがあるので、シリコンより切る作業に向いています。材料の裏ごしにも使いやすいです。メリットが多いプラスチック製ですが、表面が滑りやすいので力が入れにくい難点があります。
スケッパーを素材で選ぶ:シリコン
シリコンは、柔らかい素材なので材料をすくう作業に適しています。また野菜などを切ったときに、細かい材料を集めるときにも便利です。いろいろな形状の容器にフィットするので、ケーキの生地を流し入れたり、整える時も活躍します。ですが、ほかの素材より劣化しやすいのであまり強く洗いすぎないように気を付けなければいけません。
スケッパーはサイズも重視しよう
スケッパーはサイズも様々です。小さいものは細かい作業をするときに使いやすく、成形パンを作るときなどに適しています。大きなサイズは、大きな生地や厚みのある生地を一気に切れるので、切り分ける作業に便利です。よくパン作りをする方は、用途に合わせて使い分けることが出来るので、様々な素材、大きさのものを揃えて持っているを便利です。
他にもスケッパーのおすすめ機能を紹介
便利な機能が付いているものもたくさんあります。目盛りが付いているものは生地を均等に切り分けるときに目安になります。また成形パンなどを作る時に細かく図りながら生地を切れるので、細部までサイズが均等に出来るので、仕上がりがきれいになります。
持ち手が付いているものは力を入れやすいので、厚みのある生地を切るときなどに重宝します。手が安定するので長時間の作業に向いています。また、滑りにくいので油分が多い生地を扱う時に便利です。穴が開いているものや木やプラスチックの取手が付いているものなど、様々なタイプがあります。
ステンレスの切れ味もほしいけど、シリコンの柔軟性も欲しいという方には、シリコンとステンレスの2WAYで使えるスケッパーもあります。作業に合わせて変えられるのでどんな作業でも使いやすいです。
スケッパーの手入れはどうする?
使い終わったら、食器用洗剤で洗います。ステンレス製は汚れや油分が落ちやすく、お手入れも簡単です。プラスチックやシリコンのものはあまり強く洗いすぎると、劣化する可能性があるので注意が必要なので、重曹につけ置き洗いして、あまりこすって洗わないお手入れをすることがおすすめです。
スケッパーの使い方を紹介
スケッパーでパンやお菓子を作るのはもちろん、パン作り以外でも便利な使い方がある事を知っていますか?スケッパーのおすすめの使い方を紹介します。
パン生地を切り分ける
一番メジャーな使い方がパンの生地を切り分ける作業です。包丁では生地がこびり付いてきれいに切り分けることは難しいですが、スケッパーならきれいに切り分けられます。切れ味がいいステンレス製がおすすめです。
成形パンの飾り切りなどに
パン生地をねじったり、動物などの変わった形の成形パンを作りたいときもスケッパーが大活躍。細かい作業がやりやすい、小さいサイズのスケッパーがおすすめです。目盛り付きのスケッパーにすると、細部まで正確にサイズを測ることが出来るので、便利です。
ケーキ生地の表面を整える
ケーキなどを作るとき、型に材料を流して表面を整えるときにも重宝します。生地を流し込んだ時のムラが解消されて、焼き上がりの表面がデコボコせず、きれいになります。また、ダックワーズなどを作るとき、すり切りの作業にも便利です。
材料の裏ごしにも
こしあんやカボチャなど、材料を裏ごしするときもスケッパーが役立ちます。材料を早く滑らかに裏ごしすることが出来ます。それなりに強度があって柔らかいプラスチック製がおすすめ。パンやお菓子作りだけでなく、スープ作りなど日常の料理にも役立ちます。
切った材料をすくい集める
みじん切りなど細かく材料を切ったときに、まな板から移し替えるために材料をすくい集めるときにもスケッパーが使えます。包丁でやる方が多いと思いますが、刃を傷つけて刃こぼれの原因にもなってしまうのでスケッパーを使うことをおすすめします。形が変えやすいシリコン製がやりやすいです。
スケッパーの代用品はある?
自宅にスケッパーがない!でもパンが作りたい!そんな時、自宅にあるもので代用できれば便利です。それぞれにデメリットもありますが、スケッパーの代用品になるものを紹介します。
しゃもじで代用
どの家庭でも一つはあるしゃもじ。生地の切り分けや、練り込む作業には代用が可能です。しかし、丸みがあるので、スケッパーのようにまっすぐ均等に切ることは難しく、一気に生地を切り分けることは出来ません。また、スケッパーに比べて太いので、きれいに切るのは困難です。
お好み焼きのヘラで代用
形状も似ているお好み焼きのヘラはスケッパーの代用品として最適です。持ち手もあるので滑りにくく、きれいに切ることが出来ます。ただ、どの家庭にも必ずあるものではないのが難点です。
包丁で代用
切り分ける作業なら、包丁でも代用できます。いつもの料理の要領で作業できるのでスムーズです。ですが、スケッパーより生地がこびり付きやすく、きれいに切り分けるのは難しいです。また洗う時もステンレスのスケッパーのように付いた生地が洗いやすいわけではありません。
代用できるものはいろいろありますが、頻繁にパン作りをするようであれば、やはりスケッパーを使うことをおすすめします。生活雑貨やキッチン用品を扱うお店や100円ショップでも取り扱っているので気軽に手に入ります。
スケッパーとはパン作りに欠かせないアイテム
スケッパーの基礎知識から代用品まで紹介しました。いかがでしたか?楽しくきれいにパン作りをするには専用の道具が必要不可欠です。スケッパーは、パンを上手に作る手助けをしてくれます。それだけでなく、お菓子作りや毎日の料理にも便利に使えるので、用途に合わせていろいろなスケッパーを揃えておくのもいいです。
こだわりのパン作りには欠かせないスケッパー。皆さんの身近なお店にもいろいろな種類のスケッパーが販売されています。ぜひ、自分の使いやすいスケッパーを見つけて、楽しいパン作りをしてください!