2019年06月13日公開
2024年09月18日更新
電子レンジが温まらないときの原因と対処法!故障した時の費用は?
電子レンジが温まらない事で困ったときにどんな原因があるのか知っていますか?そのときの電子レンジの対処法についてどんな方法があるのかまとめました。冷めた食べ物をすぐに温められて大変便利な電子レンジが温まらないと、毎日の生活で大変困ります。火花が出る、異音や発煙、電子レンジがすぐに止まるなど故障したときの費用はどうなるのか、修理した方が良いのか新品を買い替えた方が良いのかについてもまとめました。
目次
電子レンジが温まらない状態になったら?
台所の調理器具として大変便利な電子レンジですが、温まらない状態になったらどうすれば良いでしょうか?短時間に物が温まり、私たちの日常生活に電子レンジが不可欠のものになっています。電子レンジが温まらない状態になれば、とても困る方が多いのではないでしょうか?
電子レンジが温まらない原因と対処法、故障のときの修理費用について紹介します。また電子レンジの故障と思うわれる症状や、掃除の仕方もまとめました。毎日使う電子レンジを長持ちさせて、温まらない状態の対処方法について知って快適に使ってください。
電子レンジが温まらない原因と対処法
電子レンジが温まらないと大変困ります。電子レンジが温まらない原因と対処法についてまとめました。ターンテーブルがずれたり乗せる物の重量が足りない場合や温めモードではない設定になっている場合は、内部の汚れなどの原因が考えられます。その場合の対処法を見ていきましょう。
ターンテーブルのずれ
ターンテーブルが回って物を温める電子レンジの場合、ターンテーブルがずれているとテーブルが回らずものが温められなくなります。ずれないようにきちんと設置できているか、使うたびに確認するように注意してください。
また、テーブルよりも大きなものを温めるとターンテーブルがずれてしまうこともありますので、サイズを確認して温めるようにしてください。最近のレンジではターンテーブルがないタイプも増えています。そのタイプのレンジの場合は、物が回らずに温めることができます。
重量が足りない
電子レンジでものを温める場合、重量があまりにも少ないと温まらない場合もあります。1回に温める重量も関係しますので、電子レンジの容量にも関係しますので、取扱説明書を確認するようにしてください。キャベツなどの葉物を加熱する場合は、かさばっていても重量が少ないので注意が必要です。
また、1回分や1人分の量があまりに少ないと、重量が足りなくなります。1回で温められる量をまとめて使う方が電気代も節約できますので、工夫して温めてみてください。重量が足りなくて温められないことは、あまり知られていませんので、注意して温めてください。
解凍モードになっている
各メーカーでレンジのモード設定ボタンも変わります。あたためたいものを選んで、スタートボタンを押してみてください。解凍モードになっていると温まらず、冷凍したものを解凍するだけで終了します。よく確認して設定ボタンを押してください。
また、モード設定ボタンを選んだつもりでも上手く温まらない場合もあります。食品の状態を確認しながら、再度温めてみてください。
赤外線センサー部分などの汚れ
電子レンジは、マイクロ波という電磁波により、食べ物の水分だけを温めるためる装置です。レンジの温まらない原因の一つに赤外線センサーや電磁波を出す部分の汚れが考えられます。そのため、庫内の赤外線センサー部分などの汚れがあると、マイクロ波が水分を温められなくなり、レンジで温まらなくなります。そこで、毎日のお手入れが大切です。
使った後は汚れをそのままにせず、きちんとお掃除することをおすすめします。最近のレンジの中には蒸気で汚れを浮かせる機能が付いた大変便利な物もあります。しかし、その機能がない場合は、水をたっぷり吸わせたタオルを3分加熱します。蒸気を出したまま庫内で5分ほど放置し、庫内の汚れを浮かしてから拭き掃除をします。
この方法では洗剤を使わないので掃除後すぐに電子レンジを使用することが出来て、大変便利です。長年の焦げなどしつこい汚れの場合は重曹を使って掃除をする事で取ることが出来ます。どちらもレンジ内で温める事で、庫内の汚れを浮かせて拭きとることで、きれいになります。
電子レンジの寿命
電子レンジの耐用年数は6年で、部品の保有期間は8年間とされています。家庭によっては10年以上愛用されているところもあるようですが、毎日使う家電製品としては、電子レンジの寿命は10年未満と考えておいた方が良いとされています。10年以上長く使っていると、温めらないなどの故障が出てきます。
レンジの寿命があることを知っていると、故障での修理や買い替えのタイミングが分かりやすく、今後どうすればいいか考えるきっかけになります。ほぼ毎日使う電化製品として、使う頻度によっても寿命が短くなりますので注意してください。
電子レンジが故障で温まらないときの修理費用
次に電子レンジが故障で温まらないときの修理費用について紹介します。故障しているときに費用はどの程度かかるのか。また、自分で修理しても良いのか。修理するよりも買い替えた方が得なのかについてまとめましたので、参考にしてください。
故障している部品で費用が変わる
故障でものが温まらないときは、故障している部品で故障費用が変わります。たとえば、赤外線センサーは15,000円~26,000円 、インバーター基板は19,000円~31,000円 、マグネトロンは16,000円~27,000円 で、技術料・部品代・出張料なども含まれていますが、一度見積もりを取ってから修理を頼むかどうか決めることが大切です。
レンジのメーカーによっては、もっと高額な費用がかかる場合もあります。特に海外のメーカーの場合は、補償制度が整備されていないものが多いので、最初に商品を購入するとき、よく確認してから選ぶことが大切です。あまり安い商品は、すぐに壊れてしまうこともありますので注意してください。
電子レンジの故障は自分で修理していい?
電子レンジの調子が悪くなり壊れたときは、絶対に自分で部品をはずしたり、分解したりしないようにしてください。必ず電化製品の専門家に見てもらい、自分で修理しないようにしてください。自分で修理するのは大変危険ですので、絶対やめてください。庫内を掃除する以外は、自分では絶対修理しないことが大切です。
まず、取扱説明書を読んで確認することや、メーカーの相談窓口に問い合わせることをやってみてください。それでも故障してるところが分からない場合は、自分でレンジを分解したりせず、必ず専門家に見てもらってください。自分で修理しようとして大けがをしても補償はありませんので気をつけてください。
修理に出すより買い替えがお得!?
レンジの使用年数が10年くらいで故障した場合は、すぐに買い替えを考えるかもしれませんが、購入後5年くらいでしたら、まだ買い替えるには早いので、修理したいと考えるかもしれません。しかし、マグネトロンの劣化による故障と考えられる場合は、部品交換費用で2万円近くかかります。
また、交換していない他の部品も劣化していると考えられるので、マグネトロンを交換してもどれだけ長く使えるかどうかわかりません。購入価格が10万円台でしたら、修理見積りしてみるのもよいかもしれませんが、高額製品でなければ、修理に出すより買い替えがお得です。特に電化製品は進化しているので、消費電力が少なくなる場合もあります。
電子レンジのこんな症状にも注意
電子レンジが温まらないという症状のほかにも、火花が見えたり、異音がしたり、発煙や異臭がしたり、すぐに止まったりする症状が出る場合もあります。このような場合の注意点をまとめましたので、すぐに対応してみてください。
火花が見える
火花が見えるのは、金属製品の容器やアルミホイルを使っている調理器具などを加熱している場合が多くあります。もし金属製品やアルミホイルを使用していないのに火花が出るときは、故障のサインだと考えて使用は中止してください。火花が見えてそのまま使用していると、発火の原因になり大事故にもなりかねません。
また庫内がせまい場合は、ぎりぎりの大きさのレンジ調理容器は使用しないようにしてください。パスタ調理容器から飛び散ったゆで汁が、発火する汚れの主な原因になることもあります。電子レンジの庫内は定期的に掃除するようにしてください。
異音がする
レンジから異音がすると驚きますが、一般的によくあるのは、アルミホイルや金属製品を使用した容器を加熱したときや、加熱した食べ物のカスがついて庫内で焦げついている場合や、温めている食材が爆発した音などです。
もしどれにも当てはまらない場合の異音は、レンジ内部の部品の故障や不具合が起きている可能性があります。電子レンジの寿命と思われますので、早めに買い替えをすすめます。このまま使い続けると、大きな事故につながります。
発煙や異臭がある
レンジ内部から煙がでるのは、加熱時間が長すぎることが原因のことが多くあります。唐揚げや天ぷらなど油の多い食品を加熱し過ぎると、煙がでることがあります。一方、レンジ外部からの発煙は、故障や寿命のサインと考えらえます。大変危険ですのですぐ電源を切って、使わないようにしてください。別の新しい製品に買い替えることをすすめます。
また、レンジの異臭がする場合は、加熱している食材が焦げている場合や、食べ物のかすが庫内に残っていてそれ焦げている場合もあります。もし焦げが原因でない異臭は、機械の内部の不具合や損傷など故障の可能性がありますので、メーカーの窓口に電話し相談するか、専門の業者に見てもらうようにしてください。
電子レンジがすぐに止まる
温めるためにレンジを使っても途中ですぐに止まるのは、大変困ります。取扱説明書にあるように、電源を確認したり、ドアをきちんと閉めなおしたりしても、すぐに止まる場合は、機械内部の不具合や部品の故障が原因と考えられます。つまり、電子レンジの寿命のサインと言えます。
まず、メーカーの窓口に電話し、レンジがすぐ止まる原因と対処法を聞いてみてください。それでも解決しない場合は、一度専門家に見てもらい見積書を取り、修理できる場合は部品交換で直る場合もあります。しかし、10年以上使っている場合などはレンジの寿命ですので、買い替えをすすめます。
電子レンジのお掃除方法
電子レンジの寿命を延ばすのに一番重要なのは、庫内のお掃除です。加熱後の庫内に油汚れや食べかすなどをそのまま放置していると、庫内に汚れがこびりついてサビや焦げの原因になります。焦げが酷い場合は発火の原因にもなりますので注意が必要です。電子レンジの寿命を延ばすためのお掃除方法を紹介します。
重曹で汚れや焦げ取り
レンジ内の汚れや焦げ取りのために、アルカリ性の重曹を使うことで、酸性の油汚れをしっかりときれいに落とすことができます。酸性の油汚れと反対の性質を持ったアルカリ性の重曹をお掃除アイテムとして使うことで、中和反応を起こして汚れや焦げ取りが簡単にできます。
重曹の使い方は、容器に重曹1に対して水3を加え、4分間レンジで加熱して10分間放置し、レンジの中をふきんで拭き取るときれいに掃除できます。ふきんがなければティッシュでもきれいになります。15分ほどの短時間の掃除ですが、実際に自分で動くのは5分程度で庫内が見違えるほどきれいになりますので、チャレンジしてみてください。
レモンで臭い取り
- 蓋の無い容器に1/2カップの水を入れる。
- レモンを半分に切り、搾り汁を容器に入れ、絞ったレモン自体も容器にいれる。
- 容器を電子レンジに入れ、3分ほど温める。
- 温めた後も扉は開けず、そのまま5分ほど放置(中を蒸らす感じ)。
- 電子レンジの扉を開けて内部を布で拭き、汚れを取る。頑固な汚れには、布をレモン水に浸しながらこする。
食品を加熱したり調理したりするので、薬品ではなくレモンのような食品でお掃除できると安心できるという利点があります。また、クエン酸も同じ効果がありますので、レモンが高く手に入らない場合は、クエン酸を使うと便利です。
電子レンジが温まらない時はすぐに対処が必要
電子レンジが温まらない時は、そのままにしておかずにすぐに対処する必要があります。ターンテーブルがずれていたり、温めるものの重量が足りない場合など故障ではない場合もありますが、機械部品の劣化などの故障で温まらない場合もあります。そのまま使い続けると発煙したり発火したりして大きな事故にもなりかねません。
また、日頃からレンジ庫内をきれいに掃除することも大切です。その場合、重曹やレモンなどを使って効果的に汚れや臭いも取ることができます。また、常に清潔にして使うことで、レンジの故障や修理も少なくすることができます。快適な状態を保つためにも、レンジを常に清潔にして毎日安全に使ってください。