2018年05月04日公開
2024年07月09日更新
ビーフシチューの隠し味おすすめランキング!プロのコクを再現!
ゴロっとした牛肉とたっぷりの野菜を煮込んで作るビーフシチューは、子どもから大人まで幅広い年代で人気の煮込みメニューです。しかし、市販のルウを使うといつも同じ味になりがちで飽きてしまうこともあります。そんなときにはぜひ、今回の記事「ビーフシチューの隠し味のおすすめランキング」を参考に隠し味でプロのコクを再現したいつもと一味違うビーフシチューを試してみてください。
目次
- 1幅広い年代で人気のビーフシチュー
- 2ビーフシチュー隠し味ランキング10位「ヨーグルト」
- 3ビーフシチュー隠し味ランキング9位「インスタントコーヒー」
- 4ビーフシチュー隠し味ランキング8位「野菜・トマトジュース」
- 5ビーフシチュー隠し味ランキング7位「ウスターソース」
- 6ビーフシチュー隠し味ランキング6位「生クリーム」
- 7ビーフシチュー隠し味ランキング5位「はちみつ」
- 8ビーフシチュー隠し味ランキング4位「味噌」
- 9ビーフシチュー隠し味ランキング3位「赤ワイン」
- 10ビーフシチュー隠し味ランキング2位「すりおろし野菜」
- 11ビーフシチュー隠し味ランキング1位「コンソメ」
- 12ビーフシチューは隠し味でグッと美味しくなる
幅広い年代で人気のビーフシチュー
温かくてコクのあるビーフシチューは、小さい子どもから大人まで幅広い年代で人気の煮込みメニューです。牛肉を中心として、ジャガイモ、ニンジン、タマネギなどの野菜もたっぷりと入り栄養バランスがよく、身体も温まるので寒い季節には特に食べたくなる料理の1つですが、煮込み時間が長くついつい面倒に思ってしまい、作ることを諦めてしまうこともあります。
長時間煮込んで作るのが手間だと思うときなどに便利なのが、市販のルウを使ってビーフシチューを作る方法です。しかし、市販のルウでビーフシチューを作る場合、手軽で便利には作ることができますが、いつも同じ味がしてしまい何となく物足りなく感じることもあります。そんなときなどに、ちょっとした隠し味をプラスして味にコクや深みを出した、いつもと違うワンランク上のビーフシチューを作ってみてください。
プロのコクが出る隠し味を試してみて
そもそも「隠し味」とは、料理のときに主要な食材以外の材料を加えて調味する方法のことをさします。隠し味そのものはその料理を作るときに必要なものではありませんが、ちょっとした隠し味を加えることでその他の食材の風味が引き立ったり、また、料理のアクセントとして用いられることもあります。隠し味は料理の味の決め手になることも多いので、プロの料理人も色々と試行錯誤しながら用いています。
今回はいつものビーフシチューに飽きてしまった人や、いつもとは少し違った味のビーフシチューを食べたい人、本格的なプロの味を再現してみたい人におすすめの「ビーフシチューの隠し味おすすめランキング」を紹介します。いつものビーフシチューに隠し味として入れるだけでコクが出るので、自宅で作るビーフシチューの脱マンネリ化したいときや、ちょっとしたパーティーの際に作るときなどにぜひ試してみてください。
ビーフシチュー隠し味ランキング10位「ヨーグルト」
「ヨーグルト」はスーパーなどで手軽に買うことができ、ビーフシチューに加えることで、程よい酸味がプラスされる上に全体の味がマイルドになり、爽やかな味わいになるのでビーフシチューの隠し味としておすすめの材料です。また、ヨーグルトの乳酸菌は肉の筋線維をほぐし、タンパク質を分解するので肉が柔らかくなるために、ビーフシチューなどの主に肉を使う煮込み料理との相性がいいのもおすすめポイントです。
ビーフシチューの隠し味として使うときは、肉を柔らかくする性質を利用したいので、フォークで数か所穴をあけた牛肉に、ヨーグルトを加えてしっかりと揉みこみポリ袋に入れ、冷蔵庫で約2時間寝かせます。その後、ヨーグルトをふき取った牛肉を使ってください。牛肉が柔らかくなり且つヨーグルトの酸味が加わるため、より本格的なビーフシチューができます。もちろん煮込み中にいれても、隠し味として使えます。
ビーフシチュー隠し味ランキング9位「インスタントコーヒー」
コーヒーにはコーヒー特有のビターな風味や香ばしさがあるために、料理の隠し味としてコクを出すために使われたり、焼き色をきれいに仕上げるときに使われたり、と様々な料理に使われる材料です。中でも「インスタントコーヒー」はコーヒーの特徴であるほろ苦さや香ばしさはそのままに、気軽にスーパーでも買うことができて手軽に使える上に、料理に使うときもさっと溶けて使いやすいのでおすすめです。
ビーフシチューの隠し味としてインスタントコーヒーを入れるときは、煮込んだ材料にルウを入れて味をつけた段階で、大さじ1~2杯程度を入れてください。ビーフシチューの量に対しては決して多い量を入れるわけではありませんが、たったこれだけでもグッと深いコクが出て、大人の味わいになります。いつものビーフシチューに手軽に深いコクをつけて、大人の味に仕上げたいときなどにぜひ一度試してみてください。
ビーフシチュー隠し味ランキング8位「野菜・トマトジュース」
ビーフシチューを作るときの水の代わりとして「野菜ジュース」を加えて煮込むと、ビーフシチューのコクや酸味がアップする上に爽やかな仕上がりになります。野菜ジュースは様々な野菜をミックスし凝縮して作ってあるために、隠し味として使うことで、何日も煮込んだような深い味わいを出すことができる上に、野菜の栄養もプラスされて、料理全体の栄養バランスがよくなるのでおすすめの隠し味です。
野菜ジュースは熱を加えることによって甘さとトロみが出てくるので、ビーフシチューのよう煮込み料理と相性がいい材料です。また、野菜ジュースがない場合はトマトジュースでも代用することができます。野菜ジュース、トマトジュース共に赤ワインとの相性がとてもいいので、ジュースの量が足りないときなどや更に味に深みを出したいときには、赤ワインと組み合わせて使うのもおすすめです。
トマトケチャップ、トマトピューレもおすすめの隠し味
野菜ジュースやトマトジュースが家にないときには、トマトピューレやトマトケチャップを隠し味として使うのもおすすめです。ただし、トマトケチャップは塩分が入っている上にトマトの味は強く、入れすぎると味を損なうので、あまり入れすぎないよう様子をみながら加えてください。ビーフシチュー4人分量に対して、トマトケチャップ大さじ2が入れる量の目安となっていますので、分量を参考にして試してみてください。
ビーフシチュー隠し味ランキング7位「ウスターソース」
「ウスターソース」は野菜や果実などのジュースやピューレなどに食塩、砂糖、塩、香辛料を加えて熟成させた調味料で、そのまま料理にかけるソースとして使われるだけでなく、様々な料理の隠し味としても重宝される材料です。ビーフシチューに隠し味として使うと、ウスターソースを少量加えるだけで味がまろやかになり、数日間煮込んだような深いコクが出るのでおすすめです。
ただし、ウスターソースには塩分が多く含まれているために、ビーフシチューの隠し味として使うときにはあまり加えすぎないように味の調節には注意して加えてください。4人前の分量のビーフシチューを作るときに、ウスターソースは大さじ1~2杯程度が目安です。ウスターソースから出る香辛料の風味が、ビーフシチューに深いコクと味わいを加えて美味しく仕上がるので、ぜひ1度試してほしい隠し味です。
ビーフシチュー隠し味ランキング6位「生クリーム」
「生クリーム」は料理に使用することで、その料理のコクやまろやかさ、風味などが格段にアップする材料なので、ビーフシチューの隠し味だけでなく、様々な料理の隠し味や仕上げに使われます。ただし、乳脂肪分が高いクリームを隠し味としてそのまま加えると、脂肪分が分離してしまうことがあるので、なるべく乳脂肪分の少ないものを使ってください。
生クリームをビーフシチューの隠し味に使う場合は、煮込み途中に適量混ぜ込んでください。ベースのビーフシチューはそのままにしたい人は、仕上げ用としてできあがったビーフシチューにさっと回しかけると見た目が華やぐので、気分をあげたいときなどや、ちょっとしたパーティーメニューとして作るときなどにおすすめです。
ビーフシチュー隠し味ランキング5位「はちみつ」
「はちみつ」はその独特の甘みとコクで様々な料理の隠し味として重宝される材料で、ビーフシチューの隠し味としても優秀です。少量加えるだけでもまろやかコクとやさしい甘みが出るので、子どもさんにも人気の柔らかい味のビーフシチューに仕上がります。ただし、ボツリヌス菌による健康被害を防止するために、1歳未満の乳児がいる場合は隠し味としては使用しないでください。
「はちみつ」をビーフシチューに加えるときは、ルウを加えた後に入れる他に、はちみつが肉を柔らかくする効果があるので、肉を炒める前に肉をはちみつに漬けて使う方法もあります。コクが出る上に肉が柔らかくジューシーになるのでおすすめの方法です。甘味が苦手な人は、はちみつにヨーグルトを加えて混ぜたものに肉を漬けて使うと、はちみつのコクを残しつつも甘味を抑えることができるので試してみてください。
ビーフシチュー隠し味ランキング4位「味噌」
意外にも「味噌」はビーフシチューの隠し味として使える材料です。発酵食品でもある味噌は味噌汁などを作るときに使うだけではなく、ビーフシチューやカレーの隠し味として使うことで深いコクを出すことができる材料です。また、味噌には種類がたくさんあり、隠し味として使う味噌の種類を変えることで料理の味わいを変えることも可能で、自分好みの隠し味が出る味噌を探す楽しみもあります。
味噌の種類はたくさんありますが、例として赤味噌である「八丁味噌」は煮込み料理との相性がよく、煮込めば煮込むほど深いコクが出るので、ビーフシチューにはおすすめの味噌です。また、「白味噌」を入れると和風な仕上がりになるので、いつものビーフシチューに飽きた人は1度お試しください。味噌を隠し味にしたビーフシチューはコクがありやわらかい味わいが特徴ですので、小さい子どもさんにもおすすめです。
ビーフシチュー隠し味ランキング3位「赤ワイン」
「赤ワイン」プロのコクを再現するための代表的な隠し味です。赤ワインの酸味と渋みが料理に深いコクと風味を与えるために、様々な料理の隠し味として使われています。また、赤ワインには肉を柔らかくする効果があるために、肉の煮込み料理との相性は抜群です。ルウを入れる前に赤ワインと肉を一緒に煮込むと、柔らかく美味しい肉のビーフシチューができあがります。
また、赤ワインと肉を一緒に煮込んでから、ルウを入れた後に更に少量の赤ワインを足すと、一段と濃厚なコクのあるビーフシチューになるのでぜひお試しください。ただし、赤ワインをルウを入れた後に使う場合は、ビーフシチューにアルコール成分が残っていると美味しくないので、しっかりアルコール成分をとばしてから食べるようにしてください。
赤ワインビネガーもビーフシチューの隠し味としておすすめ
赤ワインではありませんが「赤ワインビネガー」もビーフシチューの隠し味としておすすめです。ワインビネガーはぶどう果汁からつくられる「食酢」のことで、特に赤ワインビネガーは果実感があり、肉料理に合わせやすく、少量でも深い味わいとコクがでます。また、ビネガーは肉を柔らかくする効果もあります。ワインビネガーがなく、自宅に瓶詰めピクルスがある場合はそのピクルスの汁でも代用できます。
ビーフシチュー隠し味ランキング2位「すりおろし野菜」
「すりおろし野菜」は、ビーフシチューに奥深いコクを与えるためにおすすめの隠し味です。適している野菜としては、すりおろしやすい玉ねぎやニンジンがおすすめです。玉ねぎをすりおろして入れる場合、玉ねぎが具材として使われているときは、材料の半分をすりおろしてください、また、玉ねぎや具材として使われていない場合は4人分の分量に対して1/2個をすりおろして使ってください。
ビーフシチューなどの煮込み料理に旨味やコクを与えてくれるため、隠し味として優秀なすりおろし野菜ですが、別のメリットとして、栄養の消化・吸収がよくなるという点もポイントです。すりおろした野菜をビーフシチューなどの煮込み料理に使うことで野菜の甘さと旨味が引き出され、栄養の消化・吸収がよくリッチな味わいのに仕上がるのでぜひ1度試してみてください。
ビーフシチュー隠し味ランキング1位「コンソメ」
ビーフシチューの隠し味ランキング1位は「コンソメ」です。コンソメは肉や魚からとった出汁(ブイヨン)に脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮立て、凝縮させたものです。家庭では肉や野菜などから作ることは少なく、手軽に買い使うことができる固形状の「コンソメ」を使うことがほとんどです。ビーフシチューの隠し味として使う場合も固形、あるいは粉末タイプのものを使ってください。
コンソメは肉や野菜の旨味が凝縮されているので、コンソメを加えるだけで、バランスのとれた旨味たっぷりのビーフシチューができます。また、コンソメを隠し味として使う場合は、ビーフシチューの具材に水を加えて煮込むときに、コンソメを入れて一緒によく煮ると、具材にしっかりと味がしみ込み美味しく仕上がるのでおすすめです。
ビーフシチューは隠し味でグッと美味しくなる
市販のルウを使い、そのまま作ってももちろん美味しいビーフシチューができますが、ほんの少しの隠し味を入れることで簡単に深いコクが出たり、長時間煮込まなくても本格的な味にすることができます。しかも、特別な材料を使わず、家庭にあるものやスーパーで気軽に買えるもので作ることができるので、ぜひビーフシチューを作るときには隠し味を加えてみてください。
今回のランキングで紹介したビーフシチューの隠し味は、入れる物によって風味やコクが変わってきます。また、紹介した材料以外にも、「アンチョビ」など少量いれることでビーフシチューのコクがグッと増す相性のいい材料がまだまだありますので、色々と試してみて自分の好みのビーフシチューになる隠し味を探してみてください。