2019年08月29日公開
2024年09月26日更新
オーブントースターの温度調節の目安は何度?W(ワット)と温度の関係
オーブントースターを普段使用している場合でも、温度の調整がわからない人が多いのではないでしょうか?今回の記事ではオーブントースターの温度の調整目安について紹介していきます。W数と温度の関係性も載せているので、購入した際に参考にしてください。
目次
オーブントースターの温度調節をわかりやすく解説!
毎日の料理でオーブントースターを使っている家庭も多いと思いますが、オーブントースターを使っているけど、温度の調整方法を熟知している人はあまり多くありません。そこで今回はオーブントースターの温度調整の方法について詳しく解説していきます。
オーブントースターの特性
まずは、オーブントースターの特性について詳しく見てみましょう。トースターの使い方がわからない人も多いので、オーブントースターの特性をしっかり覚えておくことで料理をする際に温度の調整も行いやすく、購入する際も自分に合ったオーブントースターが選びやすくなります。
電熱式ヒーターが一般的
一般的にはオーブントースターは電熱式ヒーターが主流となっています。電源を入れることで電熱で食材を加熱するタイプです。オーブンとは釜を意味しており、庫内の温度全体を上げることで食材に火を通す仕組みになっています。
トースターの種類としては、ポップアップ式やオーブン式があり、オーブン式のトースターのことをオーブントースターといいます。
食パンを縦方向に挿入して加熱するポップアップ式のトースターも多くの人から根強い支持を受けていますが、近年では食材を横に並べて加熱するオーブントースターを置く家庭も増えています。
その理由としては、食パンなどのパンを加熱できるのはもちろん、グラタンなど様々な料理で加熱器具として使うことができるからです。
温度上昇のスピードが速い
出典: https://feely.jp
オーブントースターの最大の特徴としては、温度上昇のスピードが速いことです。オーブントースターが食材を焼き上げる仕組みは、オーブントースター内部の上下に設置された電熱線から放射される熱で焼き上げる仕組みとなっています。
電熱線を使用しているため、熱の伝わりも速くすばやく食材を焼き上げることできます。料理をする際すばやく加熱したい時におすすめです。また、トースターの温度上昇は使用するトースターのW数にも関わっているので、W数に応じて上昇速度は変わってくるので注意しましょう。
焦げ目を付ける料理に向いている
上記の既述のようにオーブントースターはすばやく熱を食材に伝えることができるキッチン家電となっています。そのため、じっくりと時間をかけて食材を加熱する調理よりも、すばやく焦げ目を付ける際に使うのがおすすめです。
オーブントースターはあくまで、食材に焦げ目を付けることを目的としているので、じっくり中まで火を通すを料理を作る際には表面が先に焦げてしまう場合があるので注意しましょう。
なので、オーブンのように温度を一定にキープして食材の中身までじっくりとかけて加熱していく家電と違って、トースターを使う際には表面は焼けているけど中身はまだ半生という状態も考えられます。
オーブントースターの温度調節の目安
オーブントースターの基本機能は料理の表面に焦げ目を付けることなので、温度調整ができない商品が一般的です。しかし、近年発売されているオーブントースターでは調整ができる商品も多く、様々な料理に活用されています。続いてはオーブントースターの温度調整の目安について見てみましょう。
一般的には200〜250度が目安
温度調整が可能なオーブントースターも発売されていますが、一般的なオーブントースターは無段階の調整ダイヤルを使って調理時間を調節していきます。調理中は中の様子を見ながら焦げないように調理しましょう。
温度はメーカーによって多少の違いはありますが、大体200~250度がオーブントースターの目安となっています。また、オーブントースターによっては低温、中温、高温と別れることができます。低温は140~160度、中温は170~190度、高温は200~250度です。
トースターによっては低温、中温、高温の設定ができないものも多く存在するので、設定することができない場合は使っているトースターのW数によって温度調節を行うようにしましょう。
W数で温め時間を調整するのがおすすめ
オーブントースターを使う際には温度も大切ですが、W数も非常に重要となります。W数=温度と思っている人も多いですが、W数とは目安温度に到達するまでの時間を表しています。
W数が少ないオーブントースターでは食材を焼くにも時間がかかり、高いW数のトースターなら短時間で食材を焼き上げることができます。このW数を基準として温め時間を調整することがオーブントースターをうまく使うコツです。
家庭で多く使われているオーブントースターのW数は800Wか1000Wになります。どちらも230度くらいまでは温度が上がるので、パンやクッキーなどを焼き上げるには充分です。1000Wのオーブントースターは温度の上がり方も速いので、短時間で調理したい時におすすめです。
また、トースターのW数は温度の上昇時間を表しているため、温め続けるとその分トースターの温度も上がり続けます。オーブンレンジなどのように一定の温度を保つことが難しいトースターを使って長時間加熱する場合は加熱を切ったり付けたりする必要があります。
そのため、料理中はトースターから目を離すのが難しく、食材の焼き加減を確かめつつ調理していくのがトースターを使うコツとなります。
オーブンを使った料理のレシピには180度~200度に温度設定されているレシピが多く存在しているので、1000Wのトースターを使って調理する場合は、中の温度が240度まで上がることを想定する必要があります。
オーブントースターのW数と温度の関係
オーブントースターのW数と温度には親密な関係があります。W数によって目安温度にたどり着くまでの時間や、目安温度が変わるので続いてはオーブントースターのW数ごとと温度の関係について詳しく紹介していきます。
500Wは何度くらい?
最初に紹介するのは500Wのオーブントースターの場合の上昇温度です。W数とはそのままイコール温度とはならないので、あくまで目安となります。高いW数になればなるほど、温度の上昇は速くなるので高いW数で調理する際は食材をこまめに確認しながら温めましょう。
上昇できる温度の上限に関しては使用するオーブントースターにもよりますが、電力が500Wの場合は約180度前後まで出すことが可能です。さらに上げたい場合は、時間がかかりますが温め続けると温度を上げることもできます。
トースターの中でもW数の少ない種類になるので、500Wのオーブントースターを使う際には、あらかじめ温めておくことで調理時間を短縮させることもできます。
1000Wは何度くらい?
続いては1000Wのトースターの場合の温度について見てみましょう。一般的なトースターは1000Wのものが多く、シンプルで扱いやすいのが特徴となっています。1000Wの出せる温度目安は約80度~230度となっています。
トーストに焼き色を付ける際や、冷凍ピザの解凍時などに向いています。1000Wのトースターはトーストなら約2分、冷凍ピザの解凍なら約5~6分の加熱で焼き色を付けることができます。
1000Wのトースターは500Wのもの同様、加熱時間を増やせばその分温度も上がっていきます。500Wのトースターよりも温度の上がる時間も速いので、食材が焦げないように注意しましょう。
1200Wは何度くらい?
最後に1200Wのトースターの出せる温度目安について見てみましょう。1200Wはトースターの中でもハイパワーとなっているので食パンをトーストする時間も短く、外を短時間でカリッと仕上げることが可能です。
1200Wが出せる温度の目安は約100度~260度となっています。温度が上がるスピードが速くなっているので、1200Wのトースターを使う場合は中の様子を随時確認しながら調理しましょう。
さらに、最近では1300Wのトースターも多く登場しており、焼きムラもできにくくトースト以外の料理でも活躍できる商品が登場しています。トースターの温度は加熱時間が延びるほど上がっていくので、あくまでも目安として参考にしてください。
オーブントースターの温度調節をマスターしよう!
オーブントースターでは温度調整ができないものが一般的でしたが、近年では調節が可能な機械も増えています。そして、トースターの温度調整はW数が深く関わっているので、W数に応じた目安や加熱時間をマスターして普段の料理に活用してみましょう。
また、近年販売されているトースターには温度調整ができるほか、機能が多くついているものもあるので家電量販店などに行った際は自分に合ったオーブントースターを探してみてはいかがでしょうか?