スキレットステーキの焼き方のコツは?美味しくてお手入れも簡単と話題
ここ数年話題になっている調理器具がスキレットです。スキレットとは、鋳鉄製の小型のフライパンで蓄熱性に優れています。スキレットは小さめのフライパンであるため、食卓にそのまま出すことができます。そんなスキレットを使って作る料理の中でおすすめなのがステーキです。スキレットを使ってステーキを焼くことのメリットは蓄熱性に優れたスキレットに乗せてt食卓に出すことができるので、ステーキが冷めないうちに食べることができます。今回はスキレットを使ったステーキの焼き方や手入れの方法などを紹介します。
目次
人気が出てきているスキレット
ここ数年でスキレットという調理器具が人気です。スキレットは厚手の鋳鉄製のフライパンです。鍋肌が厚く蓄熱性に優れているので素材のおいしさを生かした調理をすることができます。今回はそんなスキレットで作る簡単料理から絶対に一度はやりたいステーキの簡単な焼き方、使う前の準備や使った後の手入れの方法などを紹介します。
インスタン映えすると話題に
調理器具のスキレットが人気になっている理由の一つにインスタ映えがするということがあります。普通のフライパンに比べて小さいのでそのまま食器として食卓に置くことができ、普通のお皿に盛って写真を撮るよりも写真が映えるので若い女性に人気が出ています。
スキレットとは?
スキレットは鋳鉄製の厚手のフライパンで、アルミやステンレスのフライパンに比べて蓄熱性に優れていることが特徴です。他の調理器具とは違い調理したまま食卓に出すことができるため、おしゃれで女性に人気があります。
スキレットはお手軽に買うことができる
スキレットはさまざまなところで販売されています。最近では調理器具を販売しているところのほとんどで販売しており、価格もひとつ1000円から2000円程度で購入することができます。
調理器具だけではなく食器としても使えるのがスキレットの魅力
何度か触れましたが、スキレットの良さは調理器具として使うだけではなく、蓄熱性が優れていることから食器としても使われています。ステーキやハンバーグといった焼きたてアツアツを食べたい料理に向いています。スキレットで焼いてそのまま食卓に出せば食卓も華やかになります。
スキレットは変幻自在な使い方ができる調理器具
スキレットは一般的なフライパンのような使い方だけではなく、専用のふたを使うことによって無加水調理や蒸調理ができ、オーブンに直接入れることができるのでハンバーグを焼くときに大変重宝します。また、パンケーキの生地をスキレットに流し込んでオーブンで焼くことも可能なので、おしゃれなカフェなどではスキレットでパンケーキを焼いてそのまま盛り付けをして提供しているところもあります。
スキレットで作れる簡単料理は?
ここまではスキレットがどのような調理器具か見てきましたが、続いてはスキレットで簡単に作れる料理について見ていきます。
料理①アヒージョ
スペイン料理の定番メニューアヒージョもスキレットを使えば簡単に作ることができます。本来はカスエラという専用の火にかけることのできる器が必要ですが、スキレットを代わりに使います。スキレットも火にかけることができ、食卓に置くのにも大きすぎずぴったりなサイズなのでぴったりです。定番のエビのアヒージョやキノコのアヒージョなど、家で気軽にスペイン料理を楽しむことができます。
調理②焼き餃子
外はカリカリ中は肉汁で溢れだす美味しい餃子を焼くのにもスキレットはおすすめです。一人前ずつ焼いてそのまま食卓に持っていけばアツアツジューシーな餃子が楽しめます。専用のふたを使えばしっかりと蒸すことができます。
料理③ドリア
耐熱のお皿がなくてもスキレットがあればドリアを作ることができます。ドリアを作るときには耐熱のお皿を用意して、そこに調理したお米とソースを入れてオーブンで焼きます。その時に耐熱のお皿が必要ですが、耐熱性の高いスキレットを使うことによって耐熱皿が必要なくなります。
料理④目玉焼き
スキレットで焼く目玉焼きもおすすめです。朝食の定番ともいえる目玉焼きですが、スキレットを使えばそのまま食卓に並べることができて、かつ、食卓をきれいに彩ります。
料理⑤パンケーキ
さらにはスキレットで焼くパンケーキもおすすめです。スキレットは蓄熱性と熱の伝導率が優れているため、美味しいパンケーキを焼くことができます。また、おしゃれなカフェのようにフルーツやアイスクリームなどを乗せるとおしゃれにパンケーキを楽しめます。
スキレットを使った料理のおすすめはステーキ!
スキレットを使って料理を作るならおすすめはステーキです。スキレットの特徴である蓄熱性の良さを生かして焼きたてのステーキを最後まで楽しめます。
焼いたスキレットごと食卓に出すことができる
スキレットでステーキを焼くメリットして焼いたらすぐスキレットごと食卓に出すことができるのでとても楽です。また、蓄熱性が高いのでステーキを温かい状態で最後まで食べることができます。
スキレットで焼く美味しいステーキの焼き方
次はついにスキレットを使って美味しいステーキを焼く方法についてです。基本的には普通のフライパンでステーキを焼くときと同じような感じに焼きます。
ステーキの美味しい焼き方①肉を常温に戻しておく
スキレットを使って美味しいステーキを焼く第一段階として焼く肉を常温に戻しておきます。これはプロもやっていることで、肉を常温に戻して置くことで肉に火が通りやすくなります。肉の大きさや厚さ室温によって常温に戻しておくのにかかる時間はまちまちなので一概には言えませんが、肉を焼く30分から1時間ぐらい前に冷蔵庫から出しておくのがおすすめです。
ステーキの美味しい焼き方②スキレットをしっかりと熱しておく
スキレットを使って美味しいステーキを焼くために次に必要になってくるのがスキレットをしっかりと温めておくことです。スキレット以外でステーキを焼くときもしっかりと熱しておくことが重要です。
ステーキの美味しい焼き方③スキレットに油をひく
スキレットに肉が焦げ付かないようにするためにも油を引くのは必須です。おすすめは牛脂を使うことで、ステーキの味がワンランクアップします。
ステーキの美味しい焼き方④焼く前に肉に下味をしておく
ステーキとして焼くお肉を常温に戻したらスキレットを熱している間に肉に塩コショウで下味をつけていきます。焼く直前に塩とコショウをすることによって肉から浸透圧で水分が抜けるを防ぎます。
ステーキの美味しい焼き方⑤最初は強火で軽く焼く
スキレットがしっかりと温まり、肉にしっかりと塩コショウで下味をつけたら焼いていきます。最初は片面を強火で約30秒さっと焼いて表面を焼き固めて肉汁が流れ出るのを防ぐようにします。
そのあと火を弱めて中火から弱火の間で両面を約2分ぐらい焼くとミディアムレアぐらいの焼き具合に焼くことができます。ウェルダンがいい人は焼く時間を長くするとよく焼けたステーキになり、レアがいい人は焼く時間を短くするとちょっと生っぽい焼け具合になります。
ステーキの美味しい焼き方⑥焼けたらアルミホイルで包んで休ませる
焼けた肉を切るときはアルミホイルで包み休ませてから切ります。これもプロが使っている技で、休ませてから切ることによって肉汁の流出を減らすことができます。休ませる時間は肉を焼いた時間と同じくらいかちょっと長いくらい休ませます。
スキレットで美味しいステーキを焼くコツ
スキレットでステーキをおいしく焼く焼き方について見てきましたが、簡単にまとめると肉は常温に戻して焼く前に塩コショウで下味をつけます。スキレットはしっかりと温めておき、火加減は最初だけ強火で肉の表面を焼き固めてから弱火ぐらいにして両面焼きます。そして、焼けた後に少し休ませてから切ることによって肉汁の流出を防げます。
ステーキにおすすめの部位はどこ?
美味しいステーキをスキレットで焼く方法について詳しく見てきましたが、焼く牛肉の部位も大切です。ステーキに適した牛肉の部位を3つ紹介します。
ステーキにおすすめの部位①ヒレ
運動にほとんど使われない筋肉なので肉のきめが細かく、脂肪が少なくて柔らかい肉質です。一頭の牛からわずかしか取れないため、大変貴重な部位です。ステーキもしくはヒレカツに調理して食べることがほとんどです。
ステーキにおすすめの部位②サーロイン
ステーキとしてよく使われる部位です。筋肉と筋肉の間につく脂肪は少ないですが、適度に霜降りの入りやすい部位で肉質もよく柔らかくてステーキにはぴったりです。
ステーキにおすすめの部位③ランプ
ランプも肉質がきめ細かく柔らかいのでよくステーキに使われる部位です。ステーキだけではなく、ローストビーフやすき焼きにも使われます。
ステーキにおすすめの部位④ロース
ステーキにおすすめの部位4つ目がロースです。ロースはすき焼きやしゃぶしゃぶなどにも使われていますが、柔らかい肉質で適度に霜降りの部分が多いので、ステーキにしても見た目と味共に素晴らしい部位です。ステーキ肉としてスーパーによく売っています。
ステーキと一緒に食べたい簡単に作れる付け合わせ
出典: http://bijoh.com
スキレットで美味しいステーキの焼き方について紹介してきましたが、食卓に出てきたときにステーキだけでは少し寂しいです。ステーキを引き立てるためにも付け合わせも大切です。ここからはステーキと一緒に食べたい簡単に作れる付け合わせについて見ていきます。
ステーキの付け合せ①人参グラッセ
付け合わせの定番人参のグラッセです。人参を食べやすい大きさに切って面取りして一度下茹でします。下茹でをした人参をバターと砂糖で調理していきます。ステーキとして焼く肉を常温に戻している間に下茹でまで終わらせ、肉をアルミホイルで休ませている間に仕上げれば効率的に作ることができのでおすすめです。ポイントは下茹でするときに塩を入れてゆでることで下味をつけます。
ステーキの付け合せ②野菜のグリル
こちらも付け合わせの定番野菜のグリルです。アスパラガスや人参、パプリカなど色とりどりの野菜をシンプルに塩コショウだけで味付けして焼きます。ステーキを切る前の休ませているときにステーキを焼いたスキレットで調理をすれば効率的に作ることができます。ポイントは固い野菜はステーキを焼く前に一度軽く塩ゆでしておくことです。
ステーキの付け合せ③コーンのバターソテー
コーンのバターソテーも肉料理の付け合わせによくあります。冷凍品のコーンを肉を休ませているうちにステーキを焼いたスキレットでバターソテーすればすぐに作れてしまうので簡単です。
ステーキの付け合せ④マッシュポテト
レストランでステーキを頼むとよく付け合わせであるのがマッシュポテトです。ポテトをゆでてからマッシュし、味付けして仕上げると手間が少しかかりますが、ちょっと高級感が出るのでおすすめです。
ステーキの付け合せ⑤キノコのソテー
ステーキの付け合わせにキノコのソテーもおすすめです。少し見た目は地味ですが、ステーキを焼いたスキレットでキノコを炒めることによって肉から出てきたうま味をキノコに吸わせることができ、肉から滲みだしたうま味を無駄にしません。特にキノコのおいしい季節にはぴったりです。
ステーキ以外におすすめのスキレットで作る肉料理
次はステーキ以外にもスキレットで作るのにおすすめの肉料理を紹介していきます。
ステーキ以外のスキレット肉料理➀ラムチョップステーキ
骨付きのラム肉をシンプルに塩コショウで味付けをして豪快にスキレットで焼くラムチョップのステーキもおすすめです。焼き方はステーキと同じように焼けばOKです。
ステーキ以外のスキレット肉料理②チキンとじゃがいものロースト
オーブンにそのまま入れることができるスキレットの特徴を生かした料理です。ステーキと同じように鶏肉を常温に戻してから塩コショウで味付けし、表面を強火で焼き固めます。そしたら食べやすい大きさに切って塩コショウとオリーブオイルをまぶしたジャガイモを鶏肉の周りに乗せてオーブンで火が通るまで焼きます。
ステーキ以外のスキレット肉料理③タンドリーチキン
タンドリーチキンもスキレットを使って作るのがおすすめです。味をしみ込ませチキンをスキレットで焼き、スキレットごと食卓に並べれば温かい状態でおいしく食べることができます。
ステーキ以外のスキレット肉料理④ハンバーグ
ステーキだけではなく、ハンバーグもスキレットを使って焼くのがおすすめです。スキレットで表面をしっかりと両面焼き固めてからそのままオーブンで焼くことによってしっかりと中には火が通り、肉汁も逃すことがありません。また、ステーキ同様スキレットで食卓に出すことによって温かい状態を保ちながらハンバーグを楽しむことができます。
簡単!使う前のスキレットの手入れの仕方
ここまでスキレットを使ったステーキのおいしい焼き方などを見てきました次はスキレットの手入れの仕方についてです。スキレットは購入して使う前に防さび材をとって油を軽くなじませる必要があります。このことをシーズニングと呼び、スキレットを使うにあたって重要な作業になるので簡単にできる方法を詳しく紹介します。
手入れに必要なもの
シーズニングをするにあたって必要なものは4つあります。まずはスキレットを洗うスポンジと食器用中性洗剤です。スキレット表面に施してある防さび材をあらい流すために必要です。そしてなじませるための食用油とペーパータオルも必須です。
①洗剤を使ってサビ防止剤を落とす
まずは、スキレットについている防さび材を中性洗剤とスポンジを使って洗い流していきます。しっかりと洗い終わったら水気をしっかりと切っておきます。
②油を足す
次に、スキレット全体を油でコーティングしていきます。オリーブオイルや食用油をペーパータオルに馴染ませてスキレットを拭いていきます。この作業をしっかりと行わず油分が十分に馴染んでいない状況でスキレットを使うと錆びやこげの原因に繋がるので注意が必要です。持ち手の部分もしっかりと油分でコーティングするようにしましょう。
③火にかける
油分でコーティングしたスキレットを火にかけます。コンロに乗せて弱火で5分ぐらいから焼きをすれば大丈夫です。これでスキレットに油が馴染み、錆びにくくなったり焦げにくくなったりします。ここまでの一連の作業をシーズニングと呼びます。
シーズニングをやって少し臭う場合の対処法
スキレットを買ったら使う前に防さび剤を落とし、油分でコーティングするシーズニングが必要です。シーズニングを行った後、たまに防さび剤のにおいが残っている場合があります。そのような場合は、くず野菜を一度炒めてから再度油分をなじませることによって解消できるので、おすすめです。
簡単!使った後のスキレットの手入れの仕方
スキレットの手入れの中で一番重要になってくるのが使った後の手入れです。長く使うためにも手入れは重要で、一度覚えれば簡単に手入れができるので覚えるようにしましょう。手入れに使うものはキッチンペーパーとたわし、オリーブオイルなどの食用油です。
①汚れを拭きとる
スキレットを使った後はまず、汚れを拭き取ります。キッチンペーパーでスキレットについた大きな汚れを拭き取るだけで大丈夫です。ステーキを焼いた場合は油やソースをしっかりと拭き取ります。
②水洗いする
大きな汚れを拭き取ったらたわしを使って水洗いします。食器用の中性洗剤を使って洗うとせっかく馴染ませた油がとれてしまうため水洗いします。もし、洗剤で洗わないといけないような汚れの時は洗剤でしっかりと洗ってからシーズニングをしっかりと行うようにしましょう。
③乾かす
水洗いをしたスキレットをしっかりと乾かします。水気は錆びの原因に繋がるので注意が必要です。一般的なコンロを使っている場合は火にかけて水気を飛ばせば大丈夫です。IHのコンロを使っている場合は水気が残らないようにしっかりと拭き取ります。
④油をなじませる
乾いたスキレットに油をおなじませていきます。シーズニング同様に油をなじませたキッチンペーパーでスキレット全体を拭いていきます。この時に、スキレットを火にかけて水気を飛ばした場合はスキレットがとても熱くなっているので注意が必要です。
スキレットを使って美味しくステーキを食べよう!
今回は人気の調理器具スキレッドとステーキの美味しい焼き方から、簡単にできるスキレットの手入れの仕方などを紹介してきました。スキレットは鋳鉄製で鍋肌が厚く蓄熱性に優れているためそのまま食卓に出せば冷めにくく、温かい状態の料理を食べることができます。調理器具としてだけではく食器としても使えるスキレットを使って、美味しいステーキを楽しみましょう。