おでんの具材人気ランキング！変わり種から定番・おすすめまで！

毎日厳しい寒さが続きます。そんな時にはほっこりあったか〜いおでんが食べたくなりますよね。一般的なおでんはカツオと昆布で出汁をとる、あっさり味のおでんです。弱火でコトコト煮込むことで具材の仲間で出汁が染み込み、噛むほどにジュワ〜っと旨味が口の中に広がります。

地域によってこのお出汁が変わります。例えば名古屋おでんは八丁味噌で出汁をとっていて、静岡おでんは牛すじで出汁をとった真っ黒なスープなど、地域によって様々なおでんの味があります。さらには具材も地域ならではの物が沢山！あなたの知らない変わり種の具材もあるのではないでしょうか？人気のおでんの具ランキングとご家庭で作る時のちょっとしたコツ、そして一部の変わり種をいくつかご紹介します。

低カロリーで女性からの圧倒的な支持があるしらたきが第10位です。糖質量も低いのでダイエットに最適な食材でもあります。出汁が絡みやすく、それぞれの具材から出た旨味でいっぱいの美味しい出汁が、プリッとした食感と共に楽しめます。食物繊維が多いので、便秘解消にもオススメ具材です。

ゴロンとした見た目も可愛いじゃがいもがランキング9位でした。味の染みたホクホクのじゃがいもを食べると体の芯から温まります。崩して食べるのもいいですが、マヨネーズをかけて食べると絶品ですよ。

煮崩れしやすいのがじゃがいもの難点です。煮崩れしにくい、メークインを使うのも手ですが、やっぱり男爵いもがホクホクで美味しい！ちょっとでも煮崩れしないように煮るポイントは２つです。①角から崩れていくので、必ず面取りをし、丸い形にしましょう。②煮立てると崩れやすくなる上に固くなってしまうので、ゆらゆら揺れる程度（70〜80度ぐらい）の火加減でゆっくり煮てください。

ランキング第8位はさつま揚げ、関西地域でいう「天ぷら」でした。スケトウダラなどの魚のすり身で作った練り物は、魚の旨味と、優しい程よい食感でおでんの具として愛され続けています。どこか懐かしい味ですよね。

関西地域で圧倒的な人気の、コラーゲンたっぷり牛すじ串がランキング第7位でした。牛すじを入れるだけで、動物性の脂が出汁に溶け込み、コクのあるものに変わります。市販で売っているものはサッと熱湯にくぐらせて入れるだけでオッケーです。

生の牛すじから作る場合は、臭みとアクを取るために、長ネギと酒を入れたたっぷりのお湯で長時間煮込みます。トロトロの牛すじ、コリコリの牛すじ、お好みに合わせて煮込む時間を調整してください。

ランキング第6位ははんぺんです。柔らかくてふわふわしていて溶けてしまいそうな美味しいはんぺん。おでんの具でなかったら寂しいような存在です。

作る時に注意していただきたいのが、煮込まないことです。煮込むと小さくしぼんでしまいます。なので仕上げの段階で入れ、膨らんできた時が食べ頃ですよ。

子供から大人まで大好きな、餅入り巾着が第5位です。一見何が入っているかわからないのでワクワクします！お揚げからジュワ〜っと出てくる出汁と、トロ〜ンとしたお餅の調和がたまらなく美味しいですよね。

ご家庭で作る時は、味を染み込みやすくするため、少し手間でもサッと熱湯をかけて油抜きをした油揚げを使用してください。油抜きをするのとしないのでは美味しさが全然違いますよ！お正月に余ったお餅で作ってみてはいかがでしょうか？餅巾着のカロリーは100Kcalを超えていますので、美味しいからと食べ過ぎには注意してくださいね。

ランキング第4位はちくわでした。弾力のあるもちもちした食感で出汁をたっぷり吸うちくわは絶品です。

地域によってもっとも種類の違いがある具材がちくわです。一般的におでんの具で使われるちくわは、こんがりと焼き跡のある焼きちくわです。なお余談ですが、関東地域のおでんの具でよく見られるもので「ちくわぶ」というものがありますが、ちくわとは全く違うものです。ちくわは魚介から出来ていて、ちくわぶは小麦粉から出来ています。

ランキング第3位はこんにゃくでした。独特なぷりぷりの食感が大好きという意見で堂々と3位となったこんにゃく。ご家庭で作ると、こんにゃくは味が染みにくいというイメージですよね。でもそんなことないのです。出汁が染みていて美味しいこんにゃくを作るコツは2つです。

①切り込みを入れて、おでんの出汁汁に半日〜一晩つけておきます。②おでんの鍋には食べる直前に入れて温める程度にします。それだけです！煮込みすぎると固くなって出汁が抜けてしまうので注意してください。

ランキング第2位はたまごです。出汁が染み込むと美味しさがぐっと増しますよね。食べ方にもこだわりがある方が多く、「黄身をスープに溶かして飲むと最高！」、「味噌ダレにつけて食べたい！」など、様々な意見があります。

黄身のパサパサが苦手な方もいますよね。そんな方には半熟卵のおでんがオススメです。おでんは煮込んだ後に味を染み込ませる為に一旦冷ます工程があります。その時に半熟に茹でた卵を投入します。黄身は65度で固まってしまうので、温め直しの際に65度になる前に取り出せば、味の染み込んだトロトロ半熟卵のおでんができます。ぜひ試してみてくださいね。

ランキング第1位はだんとつで大根！おでんの出汁が中まで染みた大根、とっても美味しいですよね！大根がないとおでんじゃないと言っても過言ではないぐらい、定番中の定番です。染みるまで煮込むのは時間がかかりそうでおうちでは作るのが大変というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか？ご家庭でも簡単に美味しい大根を作れます。

まずは下茹でをします。下茹でもレンジを使えば簡単です。お好みの大きさに切った大根に、味が染み込みやすいように十字の切り込みを入れ、水・大根・米ひとつまみを一緒にレンジでチンすれば下茹では終了です。熱々の大根をおでんの出汁に入れ、冷めるまで待ち、その後火を入れて20分ほど煮込み、また冷ましたら、出汁をたっぷり吸った美味しい大根の出来上がりです！

いつもの定番おでんの具もいいですが、ちょっと変わったおでんの具はいかがでしょうか？ここではいくつか変わり種をご紹介します。

おでんにトマトが入っていると一気におしゃれ感が増します。出汁が染みた温かなトマトはジューシーでトロトロです。おでんの和風出汁とトマトの旨味・酸味が意外にもマッチして美味しいですよ。

トマトを入れるときは十字に切り込みを入れて皮を湯むきしてください。煮込む時より、冷ます時に入れるのがオススメです。冷めていく段階で味がどんどん染み込んでいきますよ！

テレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介された、アボカドをおでんに入れちゃうという、斬新な変わり種です。アボカドのクリーミーさが煮ることで更に濃厚なお豆腐のようになり、とても美味しくなります。

アボカドは半分にカットし、皮ごと煮込んでください。見た目にもビックリの変わり種おでんの具になります。

カットしたカマンベールチーズをそのままおでんの鍋に浸し、チーズがトロ〜リと溶けてきたら食べ頃です。出汁と一緒に食べるのもよし、他のおでんの具と食べても美味しいです。

溶けてしまうのが気になる方は、チーズ入り巾着にしてしまいましょう。お揚げを一口食べるとおでんの出汁がジュワ〜っと、チーズがトロ〜っと…想像するだけでも美味しいですね！コクが増す、おでんの変わり種です。

おでんには何を入れても美味しくいただけます。次はおでんにコレ入れたら美味しいですと自信を持って言えるオススメをご紹介します。

おでんにロールキャベツ？と思う方もいると思いますが、元々煮込み料理なのでおでんにとても合うんです。残ったロールキャベツを入れてもよし、わざわざおでんの為に作ってもいいと思える程に美味しいですよ。キャベツの代わりに白菜、中の牛・豚ミンチの代わりに鶏ミンチを使うのもオススメです。和風だしとの相性がバッチリです！

作りすぎて余った餃子を入れてみてください。海老餃子などの魚介系餃子なら更に美味しくなります。ツルッと、プルッとお口に入り、中の肉汁が出てきて美味しく頬張れますよ。ボリュームも満点になってオススメです。煮込みすぎると皮が破けてしまうので注意してください。

今はコンビニでも見ますが、九州地域ではさつま揚げで餃子を包んだ、餃子巻きというおでんの具があります。こちらの餃子巻き、大人気でお惣菜としてもよく売れるんだそうですよ。

玉ねぎを丸ごとそのままおでんの具にしてしまう、豪快な食べ方です。甘くてトロッとした玉ねぎは絶品！出汁にも玉ねぎの甘みが出て、更に美味しいおでんが楽しめます。

時間がある時は一晩寝かせると、もっと出汁が染み込んで美味しくいただけます。簡単にできて見た目もインパクト大の丸ごと玉ねぎ、オススメですよ。

いかがでしたでしょうか？定番のおでんの具材ランキング・変わり種などをご紹介しましたが、あなたの1番好きなおでんの具はランキングに入っていましたか？今はコンビニなどでもいろいろな具材のおでんが買え、地域ならではの具でも定番となっているものもあります。

しかしまだ沢山食べたことない具材があるのではないでしょうか？是非、いろいろなおでんの具でおでんを楽しんでくださいね！寒い日はみんなでおでんを囲って心も体もポカポカに温まりましょう。