米一合は何グラム・何人前?測り方や炊飯時の水の量もチェック!

米一合のグラム数や測り方のポイントについて紹介します。「米一合って何グラム?何人前?」といった疑問を持たれている方も少なくないでしょう。そこで、本記事では米一合の具体的な重さや測り方、そして炊飯時の水量についてまとめました。

米一合は何グラム・何人前?測り方や炊飯時の水の量もチェック!のイメージ

目次

  1. 1米一合のグラム数や測り方のポイントについて紹介
  2. 2米一合は何グラム?
  3. 3米一合は何人前?
  4. 4米一合の測り方
  5. 5米一合以外の重さの目安
  6. 6米一合の重さは種類でも変わる
  7. 7米一合を理解して美味しいご飯を炊こう

米一合のグラム数や測り方のポイントについて紹介

普段何の気無しに炊いているお米ですが、米一合の重さが何グラムなのか?を把握できている人はそう多くありません。「計量カップを使用するし、何人前かを気にする必要もないでしょ」という意見もありますが、何らかの理由で計量カップが破損してしまったら…と考えると、正しいグラム数を知っておいても損は無いでしょう。

そこで、本記事では米一合の重さが何グラムなのか?何グラムで何人前になるのか?についてまとめました。更には炊飯時に必要な水分量の目安などについても紹介します。計量カップ無しでもお米を炊ける様に、この機会にしっかりと覚えておきましょう。

米一合は何グラム?

まずは米一合の重さについてチェックしていきましょう。米一合は計量カップ一杯分ですが、実際にそれが何グラムなのか?を把握している人は意外と多くありません。果たして米一合の重さは何グラムに相当するのでしょうか?

米一合の重さ【炊飯前】

まずは炊飯前の米一合のグラム数からです。知っての通り、米を炊く際には水に浸けたり研いだりといった工程が必要となります。その際に米は水分を吸収するので、決的に炊飯前よりも重量が増した状態となるのです。では、本来の米一合は一体何グラム程度の重さになるのでしょうか?

炊飯前のお米1合分をグラムに換算した場合、その重さは約150gとなります。ただし、これはあくまでも目安で、玄米や胚芽米、新米や古米などお米の種類や状態によってもその重さは異なります。さらには水分の含有量によっても多少の差異があるので、こちらも頭の中に入れておきましょう。

米一合の重さ【浸水後】

続いては浸水後の重さについてです。お米を水研ぎした後は炊飯器の中に水を張り、30分〜2時間程水に浸す時間が必要となります。先程軽く触れた通りお米は水を吸収してその重さを増すので、この浸け置きの間にもお米の重さには変化が現れる筈です。では、実際水に浸した米一合分の重さは何グラムになるのでしょうか?

浸水後1時間の米一合分の重さは約200gで、浸水前の米一合分と比べて約50g、結果として1.33倍の重さになったという計算です。たったの1時間でこれだけの重さが増すことになります。ただし、これに関してもお米の品種や状態、環境によっても多少の違いが生じますので、あくまでも目安という形で覚えておくとよいでしょう。

米一合の重さ【炊飯後】

最後は炊飯した後の米一合の重さについて検証していきましょう。知っての通り、炊飯前のお米と炊飯後のお米は全くの別物です。ふっくらと炊き上げられたお米は色艶も良く、キラキラと輝きを放ちます。この状態に仕上げるには相当量の水を使用する訳ですが、果たして重さはどの程度に変化しているのでしょうか?

炊飯後の米一合分の重さは、炊きあがりの時点で300~350gとなります。これは炊飯前に比べて実に約2~2.3倍もの数値で、如何にお米が水分を吸収しているかが分かります。こちらもお米の種類や状態によって多少の際はありますが、基本的には炊飯前の2倍程度の重さになると覚えておけば間違いありません。

米一合は何人前?

続いては米一合が何人前なのか?をチェックしていきます。ご飯を炊く際に、米一合で何人前の米を炊いているか?を正確に理解していますか?そもそも何人前というよりも、カップ何杯分で計算する場合のほうが圧倒的に多いのでは無いでしょうか?ここでは具体的な杯数や粒数などについてフォーカスしていきます。

米一合は茶碗約2杯分

米一合は茶碗で換算すると約2杯分に相当します。もちろん食べる量は茶碗や人によっても異なるので一概には言えませんが、1回の食事で茶碗2杯のごはんを食べる方であれば、おおよそ米一合分=1人前と考えれば間違いありません。よって何人前か?を計算する場合は、人数×2杯分で導き出すとよいでしょう。

ただし、大人と子供、男性と女性を一緒くたに考える訳にはいきません。人数が多い場合は尚更で、何人前かを予め計算しても足りなくなる場合があります。余った場合は保温で済みますが、足りない場合はそうはいきません。そういったケースを考慮した場合は何人前か多めに炊き上げた方が無難です。

因みに米1合分のカロリーは約537kcalとなっています。成分の内訳は炭水化物が約116.4g、たんぱく質が約9g、そして脂質が約1gとなっています。体重が気になる方はこちらの数字を2で割り、1杯分のカロリーを頭に入れた上で献立を組み立てるとよいでしょう。

米一合は何粒?

意外と知られていないのが米一合の粒数です。ごはんを炊く際には計量カップで一合分のお米を掬い取るのが一般的であり、粒数で合わせることなどまず無いでしょう。ですが、知識として覚えておいて損はありませんので、この機会にお米一合分が何粒なのか?を覚えておきましょう。

早速答えからですが、お米一合分の粒数は約6500粒です。江戸時代から伝わる語呂合わせに「ムシヤフナ=64827」というモノがあります。これは米一升分の米粒の数を示したものですから、米1合はその1/10に当たる約6500粒ということになります。これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれといったところでしょう。

米一合の測り方

続いては米一合分の測り方をチェックしていきましょう。当然のことですが、お米の分量を計るには計量カップを使用するのが一般的です。ただし、計量カップが破損してしまったり、紛失してしまったというシチュエーションも考えられない訳ではありません。それらの緊急時でも正しく一合分を測ることができるやり方を紹介します。

計量カップを使った測り方

お米一合分の分量を計量カップで測るのは至って簡単です。軽量カップ一杯分は米一合分の分量に設定されているので、後はお米一杯分をカップで掬い取るだけでOK。細かな調整は一切必要ないので、誰でも簡単に米一合分を測りだすことができます。

手間が掛からない上に毎回正確な分量のお米を測りだすことができるのですから、計量カップは自炊生活を行う方には必須のアイテムです。100均でも手に入れることができるので、もし持っていないということであれば、この機会に必ず手に入れておきましょう。

計量カップがない場合

計量カップが手元にない場合も、正確に米一合分を測ることはできるのでしょうか?その答えは「可能」で、計量カップがなくても米一合分の分量は簡単に測ることができます。その方法もさまざまで、どの方法を用いてもほぼ正確な分量の米一合分を測りだすことができるのです。では、その具体的なやり方を紹介していきましょう。

まずは紙コップを使った測り方です。普通サイズの紙コップは200mlに設定されているので、目測でもおおよその計量が可能です。米一合は150gですので、おおよそ7〜8割程度までお米を掬えば米一合の分量ということになります。もし次回以降もその紙コップを使用するのであれば、マジックで線を付けておくと更に便利です。

続いては計量スプーンを用いた測り方です。計量スプーンの大さじは1杯で15ccです。つまり、この大さじで10〜12杯を掬い取ることで、米一合の分量を測りだすことができます。計量スプーンは100均でも手に入るので、もし持っていないという場合は購入しておくとよいでしょう。

最後は合数ではなく水量との割合で合わせる測り方を紹介しておきましょう。ごはんを炊く場合、米と水との分量は通常1:1です。これを踏まえ、何らかの容器で1杯分のお米を測り、同じ容器で測った水1杯分を合わせれば、自然と最適な分量に合わせることができるのです。

米と料理用の計量カップの違い

実は計量カップにはお米用のカップとそれ以外のカップが存在し、先程の方法で測ることができるのはお米用のカップのみです。お米を量るカップは1カップ=150ミリリットル(1合)ですが、それ以外の計量カップの場合は1カップ=200ミリリットルになります。

つまり、同じ計量カップであっても、両者の間には50ミリリットルの違いがあるのです。これを知らずに測ってしまうと、当然ながら水量がかなり足りない状態で炊き上げてしまうことになります。そうして炊きあがったごはんはカッチカチで、目も当てられない結果となってしまうことでしょう。

炊飯時に最適な水の量

こちらは先程も触れた通り、お米の分量に対して同量の水を合わせるのが最適です。基本的には1:1で、硬め食感が好きなら1:0.8程度に、柔らかめが好きなら1:1.2程度に合わせると、おおよそ好みの硬さに炊き上げることができます。

炊飯器を使用して炊飯する場合は、内釜に刻まれている目盛りを参照してください。炊飯器には通常炊飯におかゆ、すしめしや雑穀米と、それぞれに必要な分量の水量が予め刻まれているので、これに合わせて水を注ぎ込むだけでOKです。

鍋やフライパン、または飯盒を使ってご飯を炊く場合には、先程紹介した紙コップを使うのがおすすめです。紙コップで米を掬い取ったら、同じ紙コップに同量の水を注ぎましょう。これだけで最適な水量を導き出すことができます。

米一合以外の重さの目安

一合分の重さや測り方を紹介してきましたが、ではそれ以外の重さの測り方や目安はどうなっているのでしょうか?ここではその他の分量のグラム数についてまとめました。

米1升は何グラム?

お米の重さを数える際、グラムやキログラムではなく、勺、合、升、斗、俵、石といった固有の単位が使用されることが多いです。しかしながら、これらの単位が実際にどの程度の重さを示しているか?を、正確に理解している人は少ないでしょう。

実はこの単位、俵を除けばそれぞれ×10で計算すると簡単に数字を導き出すことができます。既に1合が150gであることは別章にて説明しましたが、そちらを元に計算すると米1升は約1.5kgということになります。ちなみに勺に関しては合の1/10ということになるので、1勺=約15gで正解です。

米1俵は何グラム?

続いては米一俵の重さについてです。米一俵といえば歴史ドラマなどでよく目にする米俵を連想するところですが、そのものズバリ米一俵とはあの米俵1個分で間違いありません。この俵は先程説明した通り唯一計算式が異なる単位で、×10ではなく×4で計算する必要があります。

米一合=150gとした場合、米1升は1.5kgで米1斗は15kgになります。その次の単位が俵となる訳ですが、ここは1斗である15kgに4を掛けるとその答えが導けます。つまり、米1俵の重さは60kgという訳です。

米一俵が60kgに統一されたのは、明治時代の末のことです。戦国時代から江戸時代の1俵はおおむね2斗から5斗の間で、時代や土地ごとによっても異なるものでした。これを県令である「○○県米穀検査規則」に基づき、一俵 = 4斗を事実上の統一基準に定めたという背景があります。

我々の日常生活において米一俵の重さを意識することはそうそうありませんが、豆知識として覚えておいても損はないでしょう。

米一合の重さは種類でも変わる

最後は種類別の重さについての紹介です。最初に軽く触れましたが、同じ一合でもお米の種類によって重さが変わります。ここでは種類別の一合の重さを検証していきましょう。

玄米の場合

玄米一合分の重さはグラム換算すると約156gで、白米と比べると約6g程の重さがあります。そもそも玄米とは収穫した稲から外した籾の籾殻を除いた状態で、その玄米から果皮や胚芽、ぬかを削り取ったものが白米です。故にこの重さの違いはそれら取り除かれた部分の重量と考えてよいでしょう。
 

無洗米の場合

洗わず使える便利なお米が無洗米ですが、その無洗米と白米との間に重さの違いはあるのでしょうか?結論から言うとこれら2つの米の間に重さの違いはありません。よって、炊き上げる際は白米と同じ水量で炊き上げることができます。

もち米の場合

最後はもち米の重さです。実はもち米も1合は約150gで、白米や無洗米と変わりません。炊き上げた場合も約300gと同様ですので、こちらも一切の差がないと考えて間違いないでしょう。

米一合を理解して美味しいご飯を炊こう

米一合の重さが何グラムか?そして何人前なのか?という疑問を中心にまとめてきました。米一合の分量や水加減を理解することで、より美味しくご飯を炊き上げることができます。本記事を参考に、美味しいお米を炊き上げてください。

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