さつまいもは芽が出ても食べられる?毒・賞味期限や正しい保存方法も!

秋になるとスーパーに大量に並ぶさつまいもの山。値段も安くつい大量にかってしまいます。そんなさつまいもも保存をしっかりしていれば大丈夫ですが、元々球根の部分でもあるのでほっておくと芽が出たと大騒ぎをすることがあります。もしさつまいもに芽が出たらどうすればいいか知っていますか?意外と多くの方が毒があるんじゃないか?と捨てることが多いです。そこでさつまいもの芽が出た時はどうすればいいのかご紹介しましょう。

さつまいもは芽が出ても食べられる?毒・賞味期限や正しい保存方法も!のイメージ

目次

  1. 1秋が旬のさつまいもから芽が出た!?
  2. 2さつまいもの芽がでたらどうすればいいの?
  3. 3さつまいもの芽に毒はあるの?
  4. 4さつまいもの芽に入っている栄養素は何?
  5. 5さつまいもの芽は食べられる?
  6. 6さつまいもの芽の手入れの仕方
  7. 7さつまいもの芽を使ったレシピ
  8. 8さつまいもの芽にも賞味期限がある!?
  9. 9さつまいもの芽の適切な保存方法
  10. 10さつまいもの芽でインテリアアイテムにしよう
  11. 11さつまいもの芽も一つの食材になる

秋が旬のさつまいもから芽が出た!?

さつまいもは秋が旬の食材です。秋になるとスーパーに大量に並んでいて、しかも低価格なので買いだめされる方も多いはずです。しかしうっかり買いだめていたさつまいもを食べるのを忘れて気づいたらとんでもないことになっていて困惑する人もいるのではないでしょうか?そのとんでもないことというのがさつまいもから芽が出たことです。ではどうして芽が出たら困惑するのでしょうか?

どうしても植物や野菜の芽というのはあまりイメージがありません。しかしそもそもいつも食べているさつまいもは球根の部分にあたる場所であることはご存知でしょうか?皆さんがいつも食べているさつまいもは実は球根の部分であります。その為にほっておくと当然芽が出てくるのは当たり前の事なのです。さつまいもにも生長しやすい適温というのがあります。その適温に当たるからこそ芽がでてくるのです。

さつまいもの芽がでたらどうすればいいの?

さて、どうしてここまでさつまいもの芽が出てくると皆困るのかというとある食材が原因と言ってもいいでしょう。それはじゃがいもです。ジャガイモの芽は猛毒であり、出たらすぐに捨てるように言われています。その為に、野菜の芽はすべて猛毒があるのではないだろうかという偏見の知識もあることも事実です。しかしちゃんと調べると全ての野菜の芽が猛毒ばかりだけではないことも分かります。

またさつまいもの芽はほっておくとどんどん伸びていきます。それぐらい育成がよく、育つので、どこでどうすればいいのか困る方も多いと思います。中には取りあえず毒があって食べれないからということで切り押して捨てる方もいます。しかしそれはとても無駄な作業をしているといってもいいです。食べれるのかどうか後で紹介しますが、簡単にいえば食べられることはできます。しかしそれよりももっといい方法があります。

また家庭菜園を初めて見ようと思っているならば、子どもでもやりやすいものです。最初は小さな芽だったサツマイモの芽が水に浸けておくだけでぐんぐん芽を大きくさせていくのでそれを見るだけでも子どもにとって楽しくて面白いのです。子どもに植物の生長を教えたいというのであれば芽が出ている部分だけ切り落とせばただと同じレベルで出来るのでぜひやってみてください。生長する楽しみを親子で楽しむのも悪くありません。

それは水耕栽培を利用して芽が出ている先を切り落としてさつまいもを育ててみることです。もちろんその後さつまいもを取りたい人はプランターや土の用意が不可欠ですが、意外とさつまいもの芽ってインテリアアイテムになったりします。その事についても後で細かくご紹介します。ある程度育てるとプランターに植え替えればさつまいもの栽培も出来るので捨てずに一度育てて見て欲しいです。次に毒があるかについて紹介します。

さつまいもの芽に毒はあるの?

じゃがいもの芽が原因とはいえ野菜の芽には毒があるという偏見な知識は正直悲しいです。というのもさつまいもの芽は毒は一切なく、食べられる芽でもあります。しかしなかなかその毒がないという知識も広まっていないために、捨ててしまう人も多いのも現実です。ならばこの機会にさつまいもの芽の消費期限や保存方法はもちろん惜ししく食べられるレシピもご紹介していきましょう。

さつまいもの芽に入っている栄養素は何?

毒がなくて、食べられると分かったさつまいもの芽ですが、そこでちょっと一つその芽に関してご紹介します。実はさつまいもの芽には栄養素が豊富と言われている事が分かっています。芽が出たからと慌てて切り押さずに一度その出た芽の栄養について触れてみましょう。出たから捨てるのは簡単ですが、折角栄養素が豊富だと分かったならば出たからと慌てずにぜひ活用できる方法を知ってもらいましょう。

さつまいもの芽に入っている栄養素としては、食物繊維、ビタミンE,βカロテン等があります。もちろんそれらを含む野菜もありますが、さつまいもの芽の場合、食物繊維はフキと同じぐらいあると言われており、またビタミンEやβカロテンはホウレンソウの数倍あると言われています。市場に出回らない分とても勿体ない栄養素を捨てていたという事になります。その栄養素を出す芽が出たからと捨てるのは本当に無駄です。

さつまいもの芽は食べられる?

さて、料理のレシピを教えたいところですが、どうしてさつまいもの芽は食べれるのか不思議な方もいると思います。ジャガイモの芽との違いについて話しましょう。見た目が同じじゃがいもとさつまいもですが、実際は違います。じゃがいもはナス科の植物に対してさつまいもはヒルガオ科の植物なのです。その為にじゃがいもの芽と違ってさつまいもの芽は食べることが出来るのです。しかし同じヒルガオ科でも毒を持つのもいます。

よく勘違いされる方が多いのですが、ヒルガオ科だから全部その芽が食べれるという事はありません。中にはじゃがいもの芽と同じメラニンが入った種類もあります。あくまでさつまいもの芽はヒルガオ科に所属していますが、食べられるものであることを記載しているだけです。植物は何があるか分かりません。知らずに食べると大変な事になります。かならず同じだから大丈夫ではなくしっかり調べてから食べるようにしてください。

さつまいもの芽の手入れの仕方

さて、ここから食べられると分かったさつまいもの芽に関しておすすめのレシピを5つほどご紹介します。どれもこれも簡単に作れるレシピばかりなので、ぜひ活用してください。さてその料理を作る前に大切な作業があります。それはさつまいもの芽の下ごしらえです。葉物野菜はすぐ食べられるように工夫していますが、さつまいもの芽はきっちり下ごしらえしないと食べれません。その下ごしらえについて紹介します。

さつまいもの芽を下ごしらえするに必要なのは塩だけです。さつまいもの芽を柔らかい所は下ごしらえする必要はありませんが、少し固い部分もあるので触ってみて「硬いな」と思ったらぜひやってみてください。必ずゆでる前に芽にある薄皮をはがしてください。その薄皮をはがした後軽く下茹でをして、くたっとなった所で取り上げればもうどんな料理にも使う事が出来ます。また葉は苦いので食べるには向きませんから取り除きます。

さつまいもの芽を使ったレシピ

さつまいもの芽を使ったおすすめレシピ①さつまいもの芽きんぴら

ではここからさつまいもの芽を使った部分のレシピを5つほどご紹介します。簡単な物ばかりなので手間暇もかからず、すぐに作れるものです。最初にご紹介するのは、さつまいもの芽をつかったきんぴらです。材料はさつまいもの芽が50本、醤油大2、砂糖大1、酒大1、ごま油大1、鷹の爪、白ごま適量です。また芽だけでは足りない人は人参や蒟蒻なとを入れると栄養素も上がっておすすめです。また残れば保存も出来る料理です。

作り方はいたって簡単です。下ごしらえしたさつまいもの芽の部分を食べやすく3cmに切ります。中火にして温めたフライパンにさつまいもの芽を入れてごま油をうえからかけます。しばらく軽く炒めながら柔らかくなってきたら、調味料をくわえます。野菜を入れるときはさつまいもの芽と一緒にいれて炒めるといいでしょう。野菜もさつまいもの芽も火が通ったらお皿に盛りつけて鷹の爪と白ごまを和えれば完成です。

さつまいもの芽を使ったおすすめレシピ②さつまいもの芽炒め

次におすすめするレシピは、子どもでも食べられるさつまいもの芽の炒め物です。きんぴらは鷹の爪を入れることもあるので子どもでは少し食べにくい料理ですが、この炒め物であればさつまいもの芽と子どもが食べる食材を入れて炒めるだけで十分です。またあと一品欲しいという時にも使える料理レシピなので、ぜひ使っていただきたいです。ごま油はもちろんバターとしょうゆだけなど味にもバリエーションが作れる料理です。

さつまいもの芽を使ったおすすめレシピ③さつまいもの芽の天ぷら

次に紹介する料理も子どももと大人も食べられる料理です。それは天ぷらです。下ごしらえをしっかりしていれば他の天ぷら料理と一緒に上げると美味しいです。また天ぷらなので塩をつけて食べられることもできるのでいろんな味つけで楽しんで食べられる料理です。まさしく大人から子どもまでが食べられる料理です。塩以外にもレモンや、タレなど好きなものを付けて食べられることもできます。

さつまいもの芽を使ったおすすめレシピ④さつまいもの芽おひたし

次におすすめするさつまいもの芽の料理は、さつまいもの芽のおひたしです。簡単ですが、おひたしなので少しつけておくほうがおいしいです。どちらかといえばお父さん向きの料理といってもいいでしょう。お酒のおつまみにもおすすめです。おひたしなので、醤油でかけるのもよし、ポン酢でかけるのもよし、いろんな調味料をかけて食べて頂ければと思います。下ごしらえしたさつまいもの芽を必ず使ってください。生はダメです。

さつまいもの芽を使ったレシピ⑤さつま芋のつると油揚げの炒め煮

最後にご紹介するレシピは煮物です。煮物などは残っても1日であれば冷蔵庫で保存が効くので保存料理が欲しい時におすすめです。材料は、さつま芋のつる300g、油揚げ半分、砂糖大2、醤油大3、みりん大1、出し汁500㏄、サラダ油適量です。作り方は簡単です。下茹でしたさつまいもの鶴に出し汁を含む調味料を入れて煮込み、火が通ったらひと口大に切った油揚げを入れて煮汁がある程度残った所で火を止めれば完成です。

 

さつまいもの芽にも賞味期限がある!?

さて、ここまでさつまいもの芽を使ったレシピをご紹介しました。意外と保存料理を含めていろんな料理が作れることが分かりました。所でさつまいもの芽にも賞味期限があることをご存知ですか?元々さつまいも自身の賞味期限は常温で最大3ヶ月です。つまり芽もそれぐらいは持つとは言われていますが、ある程度伸びたり、育ってきたら切って料理にするのが栄養素的にもいいかもしれませんので、適度に切って使ってください。

さつまいもの芽の適切な保存方法

さつまいもの芽の保存方法ですが、ほぼさつまいもと同じような形で大丈夫だと言われています。しかし、芽が出てきたらさつまいもの味そのものが落ちてくるので、さつまいもを食べたい人は芽がでないようにきっちり保存をすることを進めます。しかしさつまいもの芽にある栄養素を取りたいという人は、あえてさつまいもを食べることではなく芽を食べる為にさつまいもを保存しておくという手もあります。

またさつまいもも食べたいし、さつまいもの芽も育てて食べたいという欲張りな人は、芽が出ている先を少し切り落として、水耕栽培で育てながら残りのさつまいもはそのまま料理に使って食べるといいでしょう。そのさつまいもの芽ですが、最近あえて食べずにインテリアイテムとして置いている人も増えています。芽がうっかり出てしまっても出た部分を切り落としてお気に入りのコップなどに入れるインテリアイテムに大変身です。

さつまいもの芽でインテリアアイテムにしよう

さて、先ほど上で話した通りですが実は芽が出た場合、半分の人はごみとして捨てていたのですが、残り半分の人はインテリアイテムとして使っている事が分かりました。それはじゃかいもの芽はいろんな方向に延びることがあります。観葉植物にもいろんな方向に延びる草もあります。それと同じ扱いでお気に入りのコップなどに入れて水耕栽培も兼ねた観葉植物の代行品としても使う人も多くいます。

またコップなど家で使っていないコップ等は余っているとそれに切り落としたさつまいもの芽の部分を入れて飾るだけでもインテリアイテムになり、キッチンに置けば料理で忙しい合間の癒しアイテムにもなりますし、またリビングや玄関におくだけでも植物としての効果があります。さつまいもの芽は毒もないので、触っても平気ですし、なによりも見栄えがいいのでぜひ捨てる前にインテリアイテムとして活用するのもおすすめです。

さつまいもの芽も一つの食材になる

さて、ここまでいくつかのさつまもいの芽について紹介しました。さつまいもとじゃがいもは同じ芋でありながらこれだけの差があることが分かりましたか?そもそもむしろさつまいもにすれば栄養素も豊富なのに、じゃがいもの所為で誤解されている部分もあって切ない気持ちです。だけどちゃんと正しい知識があれば、食べれると分かれば料理にしたり、保存して置いて置く事も出来るのです。

さつまいもはよく食べることが多いですが、うっかり保存をしたままで忘れたときに出てきた芽への使い方、料理の仕方、おすすめな利用方法をすべて紹介させていただきました。料理は色々工夫すればもっとこった料理ができるかもしれません。しかしさつまいもの芽は栄養素が豊富なので、食べれるのであればぜひ食べて欲しい所です。捨てるのはもったいない!さつまいの芽は出たら栽培にだって料理にだって使える食材なのです。

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