2022年05月31日公開
2024年06月01日更新
とうもろこしの芯は食べられるのか徹底調査!おすすめの絶品レシピも
とうもろこしの芯は食べることができるのか解説します。とうもろこしの芯の旨味成分や栄養、活用の仕方を詳しく説明!出汁を使った美味しいレシピも紹介しています。簡単に作れる料理をピックアップしているため、ぜひ一度作ってみてください。
とうもろこしの芯は食べることができるか調査
夏に旬を迎えるとうもろこしは、甘くて子どもにも人気がある野菜です。普通は実だけを取って食べますが、芯を食べることはできるのでしょうか?
本記事では、とうもろこしの芯は食べられるのかどうか、調べてまとめています。芯に含まれている栄養成分や、芯を活用したレシピも紹介します。
とうもろこしの芯は食べられる?
芯自体は食べられないが旨味成分がある
とうもろこしの芯は非常に固いため、直接食べることはできません。しかし、グルタミン酸やアラニンなど、多くの旨味成分が含まれています。とうもろこしの芯から出汁を取ると、これらの旨味成分を余すことなく摂取することができます。
グルタミン酸はアミノ酸の一種で、昆布や野菜に多く含まれている成分です。イノシン酸という旨味成分と相性が良く、掛け合わせることで相乗効果が期待できます。
イノシン酸は肉や魚、かつお節などに多く含まれています。そのため、とうもろこしの芯の出汁は、肉料理などに活用するのがおすすめです。
とうもろこしの芯の栄養素
とうもろこしの芯には、カリウムやビタミンB群が多く含まれています。カリウムは細胞の浸透圧を調節するため、体の余分な水分や塩分を排出してくれます。その結果、体のむくみを解消したり、高血圧を予防することができるのです。
また、ビタミンB群には、皮膚や神経、脳などを健康に保つ働きがあります。エネルギー産生の補助としても働くため、体を動かすときには意識的に摂取したい栄養素です。
とうもろこしの芯の活用方法
とうもろこしの芯から取る出汁は、いろいろな料理に活用することができます。芯を鍋に入れて水で煮込めば、旨味たっぷりの出汁が取れます。
その出汁は、スープや炊き込みご飯に活用するのがおすすめです。芯ごと素揚げや天ぷらにして、スペアリブのようにかぶりつくのも楽しいでしょう。
とうもろこしの芯を使ったおすすめレシピ
焼きとうもろこしのピラフ
【材料】
- とうもろこし 1本
- 枝豆(皮つき) 100g
- にんにく 1片
- パセリ 少々
- 焼き鳥缶 1個
- 黒コショウ 少々
- 油 適量
- 米 2合
- A チキンブイヨン 450ml
- A 醤油 小さじ1
- A バター 10g
【作り方】
- とうもろこしの実を外し、芯は適当な大きさに切ります。
- 米を洗い、30分ほど浸水させます。
- 枝豆は塩分3〜4%のお湯で茹でて、皮を外します。
- 鍋に米を入れて、Aと芯を加えて強火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして13分炊き、火を止めて15分蒸らします。
- にんにく、パセリはみじん切りにします。
- フライパンに油をひき、強火でとうもろこしの実を炒めます。
- 香ばしく焼けたら6を加え、混ぜ合わせます。
- 焼き鳥缶を加えて水分を飛ばしたら、枝豆と米を加えます。
- 中火で混ぜ合わせ、塩コショウを振ります。
- 器に盛りつけ、パセリを散らしたら完成です。
鍋でじっくりと炊いた、焼きとうもろこしピラフのレシピです。芯を米に加えて炊くことで、旨味と香りをしっかり米に移すことができます。焼き鳥缶はタレ味よりも、塩味を使うのがおすすめです。焼鳥の塩気で、とうもろこしの甘味がさらに引き立ちます。
コーンスープ
とうもろこしの芯で出汁を取った、簡単なコーンスープを紹介します。カットした芯を煮込むだけで、絶品のスープが出来上がります。実は入れなくても作れますが、もちろん具材として加えてもOKです。
揚げとうもろこし
芯ごと揚げる、焼きとうもろこしのレシピです。揚げても実がバラバラにならず、調理が楽にすみます。粒をシャキっとさせるためにも、長時間揚げすぎないように気をつけましょう。芯は食べられないため、噛まないように気をつけてください。
とうもろこしの芯を使って美味しい料理を作ろう!
とうもろこしの芯は固いため、そのまま食べることはできません。しかし、旨味や栄養がたっぷり含まれているため、料理に活用するのがおすすめです。今まで芯を捨てていた人も、ぜひ芯を利用した美味しい料理を作ってみてください。