アボカドが黒い時は食べられる?黒い原因と保存方法/選び方など
アボカドは世界一栄養価の高い果物として人気のフルーツです。スーパーマーケットなどでアボカドを買ったことがある人であれば、中身が変色していた、黒い点々や筋があったという経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか?ここでは、アボカドの中身が黒いのは、腐る前?白いカビのようなものがついているけど食べられるの?そんな疑問や変色の原因について、また黒い点々や筋が入ってないアボカドの選び方や見分け方、アボカドの保存方法などを紹介していきます。
アボカドが黒い原因は?
黒いアボカドは食べられる?
「森のバター」といわれるほど栄養豊富なアボカドは、野菜ではなくフルーツに分類されています。アボカドが果物?と思われるかもしれませんが、アボカドは「世界一栄養価の高い果物」としてギネスブックに認定されている果物です。ただ、果物としてよりもサラダなどの野菜として使われることの多いアボカドは、実際には「果実的野菜」として分類されています
日本でも特に女性に人気のアボカドですが、アボカドを買ったことのある人であれば、アボカドの中身が黒い、変色していてがっかりした、そんな経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか? ここでは、アボカドが黒い原因や筋が多い理由、アボカドが黒くても食べられるのか?またカビやアボカドが腐る原因などを検証しながら、アボカドの上手な選び方や保存方法などを紹介していきます。
黒い点々や筋はカビ?変色の原因
アボカドは慎重な選び方をしても中身がどのような状態なのかカットするまではドキドキします。万が一、買ってきたアボカドの中身に黒い点々や筋があったとしても、黒い点々や筋は腐っている訳ではありません、問題なく食べられるアボカドです。黒い訳や筋、またカビの原因などはのちほど詳しく解説していきます。
アボカドが腐るとどうなる?
では、アボカドが腐るとはどんな状態のものをいうのでしょうか?アボカドは腐ると黒い変色もありますが、ガスのような異臭がします。また、切ったときに中身全体が黒い、実が崩れている、カビがあるなどのアボカドは腐っています。買ってきた日にちに関わらず食べるのは控えましょう。上記画像の白い部分がカビです。
良いアボカドの特徴と選び方
ヘタと皮の間に隙間がない
また、天と地を手で軽く持ち、ヘタの部分がスカスカしていない、空間がないものがアボカドの中身が変色、黒い色をしていない、筋がないことを判断する上でアボカドの選び方の重要なポイントになります。ヘタと皮の部分にすき間があるということは、空気が入っているということ、つまり酸化している、中身が黒い、変色している、筋がある可能性が高いということになります。
皮にハリや艶がある
アボカドの選び方で必ずチェックしてもらいたいのが、アボカドの皮にハリや艶があるもの、また見た目が丸く形の良いものを選びます。見た目にハリや艶があるものは アボカドが新鮮な証拠です。たくさんある中でもよりハリや艶がある見た目が良いアボカドを選ぶようにしましょう。
皮の色をみる
アボカドの選び方には、アボカドをいつ使うのかによっても違います。買ってすぐに使いたい場合には、皮の色がチョコレート色をしていて、手に持った時にずっしりとした重みと弾力があるものです。また、すぐに使う予定のない場合のアボカドの選び方は、緑色で形が良いものを選ぶようにしましょう。
食べごろの見分け方は?
アボカドの食べ頃は、皮が緑色から見た目が黒いチョコレート色になっているものが完熟しているアボカドです。また、皮にハリと弾力があるものが新鮮で食べごろのアボカドです。完熟して食べごろになったアボカドは見た目以外にも、手に持った時にずっしりと重みがあり、未完熟のものより重量感があります。
アボカドの保存方法
アボカドの日持ちは?
アボカドは保存方法によって日持ちする期間が大幅に変わるので適切な保存方法を知っておきましょう。まずは常温保存する場合は、まだ皮が固く緑色をしているものは熟すまで常温で保存します。皮が黒いチョコレート色をしてきたら冷蔵庫で保存します。冷蔵庫に入れておくと追熟を止めることができます。丸ごと保存の場合4~5日程度、カットしたものなら2日程度が保存期間の目安です。
アボカドを長期保存する場合には、冷凍庫がおすすめです。期間は1か月程度を目安にしましょう。
黒くなるのを防ぐ方法
アボカドは、切ってそのまま放置しておくと表面が変色し黒い色になります。その原因は、アボカドに含まれているポリフェノールとフェノール酸化酵素が空気に触れることによってメラニンが生成されて起こる反応です。
アボカドが変色するのは、いわゆる酸化です。りんごなども切って放置しておくと茶色くなる反応と同じです。アボカドの黒い酸化を止める方法は、りんごの酸化を止める方法と同じく、レモンなどを使って酸化を防ぐことができます。
保存温度に気をつける
アボカドを保存する方法は、すぐに食べる場合、さらにおいしく食べられるように追熟させる方法、また半分だけ保存するなどいくつかの保存方法があります。アボカドがまだ緑色をしていて実が固い場合には、常温でアボカドの皮が黒いチョコレート色になるまで追熟させる必要があります。常温の目安温度は、14℃~24℃です。それ以上になると、カビや腐る原因になります、特に夏場は注意が必要です。
アボカドを丸ごと冷蔵庫で保存する場合は、そのままではなくビニール袋に入れて保存するようにしましょう。アボカドを半分使って半分保存する場合の保存方法は、表面にレモン汁をかけてラップでしっかり空気を遮断して冷蔵庫で保存するか、冷凍庫で保存するのがおすすめです。
保存する際には、種が付いている側を種が付いた状態で保存すると種が付いていない場合と比べて保存状態がよいといわれています。冷蔵庫で保存する場合も冷凍庫で保存する場合でも種が付いた状態のままラップをしっかりして保存するのをおすすめします。
レモン汁を活用する
アボカドを少量使いした時、残ったアボカドを保存する際のおすすめの方法が、アボカドの表面にレモン汁をかけ空気に触れないようにしっかりとラップで密封し冷蔵庫で保存する方法です。
アボカドはとてもデリケートな果物です。空気に触れてしまうとすぐに変色、黒い色になります。味に変わりはなく問題なく食べられるのですが、やはり見た目が黒いとせっかくの味も半減してしまいます。アボカドが残った時には、空気に触れる部分に素早くレモン汁をかけラップして冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。また、レモンがない場合には、酢で代用することもできます。
冷凍保存も可能
アボカドの保存方法で意外と知られていないのが、アボカドが冷凍保存ができるという方法です。アボカドが安売りされている時にまとめ買いをして保存しておく方法としておすすめです。生のまま保存すると黒い変色や腐る原因になり長期保存が難しいアボカドですが、冷凍保存しておけばいつでも食べられるアボカドのできあがりです。
冷凍保存の方法は、適当な大きさに切ってラップをする方法とアボカドの種が付いている側を保存用として保存する方法があります。食べる時には自然解凍すれば食べられるアボカド、冷凍保存はアボカドを保存する際におすすめの保存方法です。保存期間は約1か月です。
アボカドのおすすめレシピ
アボカドの追熟方法
アボカドがまだ食べられる状態ではない緑色をした固い状態のアボカドは、アボカドの皮がチョコレート色になりずっしりとした重みと適度な弾力が出て食べられる状態になるまで常温で追熟します。早く追熟させて食べられる状態にしたい時には、常温の温かい場所やりんごなどの果物と一緒に保存しておくとより追熟が進み、早く食べられる方法だといわれています。
ダイエットにも最適!「アボカド納豆キムチ豆腐」
- 木綿豆腐1/2丁
- アボカド1/2個
- 納豆1パック
- キムチ適量
- ごま油少々
- しょうゆ少々
- 豆腐や食べやすい大きさに切って水けを切っておきます。
- アボカドは豆腐と同じ位の大きさに切ります。納豆は、付属のたれと辛子を混ぜ合わせておきます。
- お皿に水けをきった豆腐とアボカドを盛り付け、その上に納豆とキムチを乗せてごま油としょうゆをかければできあがりです。
朝食や軽食におすすめ「アボカドとクリームチーズのトースト」
- トースト1枚
- アボカド1/2個
- クリームチーズ適量
- オリーブオイル少々
- 塩ひとつまみ
- ブラックペッパー適量
- トーストを焼きます。
- アボカドをスライスします。
- トーストにクリームチーズとカットしたアボカドを交互に盛り付けます。
- オリーブオイル、塩しょうをかけたらできあがりです。
アボカドの黒い原因と選び方を活かそう!
「アボカドが黒い時は食べられる?黒い原因と保存方法/選び方など」いかがでしたか?固い皮に覆われた見た目からは想像がつかないほどアボカドは意外にもデリケートな果物です。
ここでは、アボカドに黒い点々や筋ができる理由からカビや腐る原因など、どの段階まで食べられるのか?アボカドの上手な選び方や適切な保存方法などを紹介してきました。選び方と保存方法をマスターして栄養豊富なアボカドレシピをどんどん増やしてみませんか?