牡蠣醤油の人気レシピ！牡蠣醤油の作り方からコク旨な活用レシピも！

牡蠣醤油は普通の醤油と違い、牡蠣の旨味が詰まったエキスをブレンドした濃厚なコクのある醤油です。普段のレシピに使う醤油を牡蠣醤油に変えるだけで、コクのある旨味が引き立つ美味しい料理となります。レシピのかくし味として使われるほか、卵かけごはんのように素材にかけてそのまま食べる使い方も人気です。

この記事では、牡蠣醤油の特徴や家庭でもできる作り方を解説します。また、牡蠣醤油を使った美味しい人気レシピも合わせて紹介します。

牡蠣醤油は普通の醤油に比べてコクのある味わいの醤油であることが特徴です。牡蠣といえば生牡蠣や牡蠣フライによくある磯の香りなどが強く、苦手意識を感じる人もいるでしょう。しかし牡蠣醤油には牡蠣料理を食べた時のような磯くささは感じません。

旨味成分を抽出してかつおや昆布、椎茸などの出汁に、隠し味として合わせているので、豊かでふくらみのある味になっています。

牡蠣の旨味を濃縮した調味料としてオイスターソースもよくレシピに用いられます。牡蠣醤油とオイスターソースの違いは何でしょうか？牡蠣醤油は牡蠣の旨味を抽出して、醤油や昆布だし、かつおだしなどと合わせただし醤油です。

一方オイスターソースは牡蠣エキス自体に旨味や甘味の調味料を加えて作られたソースのことです。着色料としてカラメルが使われているほか、醤油やだしは入っていません。

牡蠣醤油は様々なメーカーで作られています。大手醤油メーカーのキッコーマンやヒガシマルからは濃いめの牡蠣醤油やだしがブレンドされた牡蠣だし醤油も出ており、テーブルやキッチンに置いておけるサイズで料理にサッと使えます。

このほか、牡蠣の産地で有名な広島のメーカーであるアサムラサキからは多くの種類の牡蠣醤油が出ており、スタンダードな牡蠣醤油をはじめ牡蠣醤油ドレッシングや佃煮もあります。また小浜海産物や丸海からは牡蠣ひしおという醤油よりトロトロした濃厚な醤油たれも出ています。少し変わった醤油で料理に使える幅が更に広がります。

スーパーや市販で買うことができる牡蠣醤油ですが、家庭で作ることもできます。生牡蠣を加熱して旨味を取り出し、合わせだしに加えるだけですので簡単です。ここでできた醤油をたれに応用したり砂糖などを加えてオイスターソースにすることもできます。詳しい材料や作り方のポイントを見ていきましょう。

【材料】

• 生牡蠣…400g
• 醤油…500cc
• だし昆布…10g
• 鰹節…5g
• 水…800cc

自宅で作る牡蠣醤油は、牡蠣を煮て旨味を抽出し、昆布だしやかつお節から取っただしと合わせて作ります。そのため、生牡蠣はもちろんだしの素となる食材が必要です。保存料や添加物を使わないので出来立てを味わうことができます。

また、牡蠣を煮る用と合わせだし醤油をつくる用に小鍋は二つ必要となります。醤油を作ったあと保存するための清潔な瓶や容器も忘れずに用意しましょう。

【作り方】

1. 牡蠣は綺麗に洗い、汚れを取ります。
2. お湯を少し沸々するくらいに温め、牡蠣を入れて1時間ほど茹でます。
3. 時間が経ったら牡蠣を取り出し、黒褐色になるまで中火で煮詰めます。
4. 別の小鍋に醤油、昆布、かつお節を入れて一煮立ちさせます。
5. だし醤油を漉し、3の牡蠣のエキスと合わせて完成です。

牡蠣醤油の作り方は、素材を煮込んでだしや旨味を取り合わせるだけですので簡単です。じっくり長時間煮込んでいるため時間はかかりますが、失敗もなく美味しく作ることができます。白だしなどを合わせるとまた違った風味の牡蠣醤油になります。

美味しい牡蠣醤油を作るポイントは、何といっても牡蠣の旨味エキスをしっかり抽出することです。そのため、火は強くせず弱火でじっくり長時間茹でます。だしは素材から取った天然の旨味成分だけで添加物もないので、フレッシュな美味しさを楽しめます。ただしその分市販のものより消費期限は短いので、3週間ほどで使い切りましょう。

また、エキスを取った後の牡蠣は佃煮などにして美味しく食べられます。牡蠣と出来立ての牡蠣醤油を合わせて食べてみてください。

普通の醤油よりもだしの味が深く旨味の多い牡蠣醤油は、普段作るおかずレシピの醤油に置き換えて使うだけで、よりコクや旨味が出て美味しくなるワンランク上のおかずになります。少量でも濃いめの味ですので、隠し味に使うのがコツです。コクや旨味を活かした、ご飯に合うおかずレシピを紹介します。

【材料】

• オクラ…5本
• きゅうり…1本
• 茄子…1ヶ
• 大葉…10枚
• みょうが…2本
• 納豆昆布…10g
• カツオ節…少々
• かき醤油…大さじ2
• かつおだし…50cc
• みりん…大さじ1
• 酒…大さじ1

1. ボールにいっぱいの水を入れ、塩を少々加えて塩水を作ります。
2. オクラ、きゅうり、茄子、大葉、みょうがを細かく刻みます。
3. 刻んだ野菜を塩水に10分くらい漬けます。
4. 野菜の水気をよく切り、納豆昆布、カツオ節、かき醤油、かつおだし、みりん、酒を入れてよくかき混ぜます。

山形県の伝統料理、だしを牡蠣醤油で作るレシピです。牡蠣醤油を使うことでコクと風味がアップし、ねばねばした食感や爽やかな薬味の風味と合わさってご飯がとてもすすむ味になっています。サッと作ってすぐ食べられるレシピですので、時間がないときにも作れて便利なレシピです。また食欲が落ちる夏でもさらりと食べられます。

【材料】

• 水…3L
• 大根…1本
• こんにゃく…2枚
• おでんの素…1袋
• 牡蠣醤油…お玉2
• 塩…大さじ1
• 厚揚げ…1パック
• ウインナー巻き…適量
• 玉ねぎ天ぷら…適量
• 牛肉…適量
• 煮抜き卵…6個

1. 鍋に水を入れ、昆布を入れます。
2. 大根を2～3cmの輪切りにして皮を剥き、面取りして十字に隠し包丁を入れます。
3. 大根をレンジで2～3分ほど加熱します。
4. こんにゃくを三角に切って熱湯にくぐらせます。
5. 大根を鍋の中に入れます。
6. こんにゃくを取り出して隠し包丁を入れ、水洗いしてから鍋に入れます。
7. おでんのだしの素と牡蠣醤油を入れます。牡蠣醤油は味を見ながら加えていきます。
8. 塩を入れます。
9. 鍋に火を入れて中～強火で沸かします。
10. 厚揚げ、ウインナー巻き、玉ねぎ天ぷらを熱湯にくぐらせて油抜きします。
11. 10で油抜きした天ぷら類を鍋に加えます。
12. 牛肉、煮抜き卵を鍋に加えます。
13. 牛肉のアクを取り、昆布を取り出して弱火で3～4時間煮込みます。
14. 出来上がったら皿に盛り付けます。

家庭で作るおでんの味がなかなか決まらないという人におすすめのレシピです。牡蠣醤油を隠し味に入れるだけで、お店の味のような深い味わいのおでんが作れます。牡蠣醤油に旨味や様々なだしの風味が閉じ込められているので、他の味付けは昆布だしと塩だけで簡単に味が決まって便利です。牡蠣醤油でいつもと一味違ったおでんを作ってみませんか？

【材料】

• なす…4本
• チンゲン菜…2株
• 豚肉…1パック
• 塩…少々
• にんにくオイル…適量
• 牡蠣醤油…適量
• 万能シャン…適量
• 片栗粉…適量

1. なすのヘタを取って乱切りにします。
2. 塩を振って揉みこみます。
3. チンゲン菜の葉と茎を分けて一口大の大きさに切ります。
4. 豚肉を一口大に切ってフライパンに入れ炒めます。
5. なすの水気をよく絞ってフライパンに入れます。
6. にんにくオイルを加えて炒めます。
7. チンゲン菜を加えて全体に火が通るまで炒めます。
8. 牡蠣醤油、万能シャンを回し入れ、全体に味が行きわたるよう炒めます。
9. 片栗粉をまぶしながら炒めます。
10. 皿に盛り付けて完成です。

チンゲン菜となすの簡単炒め物に牡蠣醤油を使ったレシピです。牡蠣醤油のコクが出た濃厚な味にニンニクの風味がきいており、ご飯がよくすすみます。材料を切って炒めるだけですので簡単にでき、お弁当にもぴったりのおかずです。

食材によって唐辛子やバターを入れてみたりと味付けのアレンジもききますので、幅広いバリエーションの炒め物で活躍します。

醤油使った煮物で定番の肉じゃがを牡蠣醤油で作るレシピです。コクが出て甘すぎず、素材の味が際立ちます。ポイントは弱火でじっくり煮込んだ後一度完全に冷まして、食べる前にもう一度温めることです。冷ます工程を挟むことで、柔らかくなったジャガイモや野菜につゆがしっかり染み込み、一層深い味わいになります。

大人から子供にまで人気の唐揚げを、牡蠣醤油を使って作る人気レシピです。カリカリした食感にジューシーな鶏肉の味や肉汁はもちろん、香ばしい醤油と旨味が詰まっただしの味が口いっぱいに広がります。ご飯のおかずやお弁当にもピッタリです。いつも使う醤油を変えるだけでいつもと違った味わいになりますので、ぜひ試してみてください。

牡蠣の旨味が詰まった牡蠣醤油は魚の煮物や煮つけレシピにも使えて、いつもと違う味わいにくれます。手順はいつもと同じですが、使う醤油を変更するだけです。カレイだけでなくどの魚にも使えます。味はしっかりと濃いめでコクがあり、ご飯やお酒に合う味です。一度冷ましてから食べる時に再度温めるとさらに味が染みて美味しくなります。

定番和食の煮物、筑前煮に牡蠣醤油を使って美味しく作るレシピです。柔らかく煮込まれたたけのこやレンコン、にんじんに、牡蠣醤油に含まれるだしと旨味がよく染みて深い味わいになります。筑前煮の手順などは変わりませんが醤油を変えるだけで味が変わり、ご飯がより進む煮物になりますので試してみてください。

また筑前煮を作る上でのポイントは、冷まして加熱するという工程を繰り返すことです。より味が染みて美味しくなります。

おかずの副菜やおつまみにピッタリな、スルメイカの肝を牡蠣醤油で漬けたお手軽人気レシピです。肝のほろ苦い味と牡蠣醤油の深いコクのある味が合わさってご飯やお酒がよく進みます。

スルメイカの肝は新鮮なものを使うのが美味しく作るコツです。牡蠣醤油に漬けて寝かせておくだけの簡単レシピですので、隙間時間に作って置いておくのも良いでしょう。

洋風のサラダやマリネなどで人気のあるモッツァレラチーズが和風のさっぱりした冷奴風になるレシピです。フレッシュなモッツァレラチーズの食感と味は牡蠣醤油との相性も抜群で、じゅわっと旨味が口の中に広がります。程よい味わいを出すために、牡蠣醤油のかけすぎには注意しましょう。

簡単に作れて、さっぱりしていますがしっかりチーズの味が引き立って美味しいです。副菜やおつまみにピッタリなレシピですので、ぜひ試してみてください。

醤油を使うレシピはおかず以外にも、ご飯に直接かける卵かけご飯や炊き込みご飯、パスタなど様々あります。ここでも牡蠣醤油を使ってより旨味が増すご飯やパスタ料理のレシピを紹介します。いろいろなレシピに加えて試してみてください。シンプルに使うからこそ味も深まって、普通の醤油を使った時との美味しさの違いを感じられます。

【材料】

• お米…茶碗1杯
  卵…1個
  牡蠣醤油…適量
  おとなのふりかけ薫るトリュフ…1袋

1. 卵を割り、白身と黄身に分けます。
2. 牡蠣醤油を白身にかけて混ぜます。
3. お米に2をかけて混ぜ、皿に乗せてひっくり返し、中央をへこませます。
4. おとなのふりかけ薫るトリュフをかけます。
5. 黄身を中央に乗せます。

牡蠣醤油で作る卵かけご飯は非常に人気があり、ネット上などでもよく作られるレシピです。動画のレシピではさらに市販のトリュフのふりかけを加えて高級感のある味と香りに仕上げています。また、白身と黄身を別にして白身を先にご飯に混ぜることで水っぽくなくなり、ご飯全体にだしや牡蠣の旨味が染みわたって美味しくなります。

【材料】

• 生姜…半分
• 水…適量
• 牡蠣醤油…適量
• かつお節…1袋
• 蕎麦…1人前
• ネギ…適量
• 海苔…適量
• ごま…適量

1. 鍋に生姜、牡蠣醤油、かつお節、水を入れて煮立たせ、蕎麦つゆを作ります。
2. 別の鍋にお湯を入れて蕎麦を湯がきます。
3. ネギは小口切り、海苔は細切りに刻んでおきます。
4. 器に蕎麦つゆ、茹で上がった蕎麦を入れ、海苔とネギを乗せごまを振りかけて完成です。

牡蠣醤油は蕎麦つゆやうどんのつゆなどにもピッタリの味です。かつお節を煮込んだ簡単なだしでも、牡蠣醤油の深いだしの味と牡蠣の旨味でしっかりと味がつけられて美味しいです。この動画レシピでは生姜をきかせており、さっぱりした後味になっています。あまり食欲がわかない時や時間がないときでも手軽に作れてあっさり食べられます。

【材料】

• お米…2合
• とうもろこし…1/2本
• 水…適量
• 塩…7g
• 乾燥昆布…適量
• 牡蠣醤油…10cc

1. とうもろこしはヘタを落として身をこそげとります。
2. お米を研ぎます。
3. 炊飯器にお米、水、牡蠣醤油、とうもろこしの身、塩、乾燥昆布を入れて混ぜます。
4. とうもろこしの芯を加えて通常の炊飯をします。
5. 炊き上がったら昆布ととうもろこしの芯を取り、よく混ぜます。
6. お茶碗に盛って完成です。

とうもろこしの甘みと牡蠣醤油のだしや旨味でご飯がより美味しくなるレシピです。コクのある醤油の風味がとうもろこしの甘みを更に引き立たせてくれ、ご飯にもしっかり染みて美味しくなっています。とうもろこしがない場合は缶詰のコーンでも代用可能です。甘めの味のご飯ですので、子供にも人気のある炊き込みご飯のレシピです。

素材の旨味と生クリームやバターの濃厚な味わいに、牡蠣醤油のコクがプラスされた人気のパスタレシピです。牡蠣醤油を隠し味として入れることで味に深みが出て、より素材の味を引き立たせます。長時間煮込まなくてもしっかり味がついて美味しいレシピですので、ランチなどにサッと作れておすすめです。

牡蠣醤油が味の決め手になる香ばしい和風パスタの人気レシピです。にんにくの風味に牡蠣醤油のコクのある味が絡んで、パスタや具材の味が引き立ちます。しかしくどくないあっさりめのパスタですので多い量でもペロリと食べられてしまう味です。具材のアレンジが自由にできるレシピですので、冷蔵庫の食材消費にもなります。

牡蠣醤油をつかった特製たれで香ばしく美味しいチャーハンが簡単にできるレシピです。牡蠣醤油のたれは材料を混ぜて寝かせるだけですので簡単にでき、様々な料理の味付けに使えます。保存がきくので万能調味料として常備しておくのも良いでしょう。

チャーハンはご飯とたれだけでも美味しくできますが、ウインナーやベーコンなど具材をアレンジすれば更に香ばしく風味豊かになります。

鮭とえのきの素材の味、そして牡蠣醤油とバターの濃厚な風味やコクが食欲をそそる炊き込みご飯のレシピです。できたてでホクホクした鮭の美味しさを味わうのも絶品ですし、一晩寝かせておにぎりにするとさらに牡蠣醤油の味が染みて美味しくなり、二度の美味しさを楽しめます。彩りもよく、お弁当にもピッタリのレシピです。

ご飯に醤油を塗って香ばしく焼き上げる、人気の焼きおにぎりを牡蠣醤油で作るレシピです。普通の醤油で作る焼きおにぎりよりもだしや牡蠣の旨味が閉じ込められ、より香ばしくコクのある焼き上がりになります。牡蠣醤油をご飯に混ぜ込んでから焼いても美味しいです。お弁当だけでなくあBBQの締め料理などにも使えるレシピです。

牡蠣醤油は様々なだしや牡蠣の旨味エキスをブレンドしており、深いコクと旨味がより出ている醤油です。オイスターソースのような甘辛いタレではなくあくまで醤油ですので、煮物や炒め物、おでんなどの煮込み料理の下味からうどんや蕎麦のつゆまで、広いレシピに使うことができます。

普段の料理で使う醤油を牡蠣醤油に変えるだけで、旨味が濃厚になりコクと美味しさがアップします。また素材の味をより引き立たせるのでシンプルな卵かけご飯や冷奴など、醤油をかけるだけの料理にも合います。気になった人は、ぜひ試してみてください。