溶けにくい氷の作り方を徹底紹介!自宅で作る時のポイントまとめ

溶けにくい氷を自宅で作る方法を解説していきます。コンビニやレストランなどで透明な氷を見かける事があると思います。不純物を限りなく少なくすると、溶けにくい氷は作成できます。そこで自宅で作るときのポイントを徹底紹介していきます。

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目次

  1. 1溶けにくい氷とは?
  2. 2溶けにくい氷を自宅で作る時のポイント
  3. 3溶けにくい氷の作り方
  4. 4溶けにくい氷を自宅で作って活用しよう!

溶けにくい氷とは?

氷を使用する場面は多くありますが、早く溶けすぎて困ってしまう事がありませんか?溶けにくい氷を作ることができれば問題は解決します。溶けにくい氷を自宅で作成するのは無理だと思っていませんか?なんと溶けにくい氷は自宅で作る事が可能です。それには作る時のポイントがありますので解説していきます。

溶けにくい氷は透明度が高い

氷の溶けにくさは、透明度によって決まります。氷の透明度が高い程、溶けにくい氷となります。自宅の水道水で作った氷とコンビニで買ってきた氷を比較すると一目瞭然です。コンビニで買ってきた氷の方が透き通って透明な氷で、自宅で作る氷は白い塊などが入っているのが多くなります。

氷が白くなる理由

氷が白くなる理由は、不純物や空気が濁りになることによって起こります。冷蔵庫の製氷器で氷を作ると、水の中に空気や不純物が含まれ外側から氷になってしまい、空気や不純物が中心部で凍ってしまうからです。また氷が速い速度で凍ってしまうと白く濁る可能性が高くなります。

溶けにくい氷を自宅で作る時のポイント

溶けにくい氷になりやすい原因が分かったところで、自宅で作る時のポイントを解説していきます。3つのポイントに注意する事で、自宅でも溶けにくい氷を作る事ができます。どれも簡単に実行できますが、やはり普段ほっとくだけの人には手間かもしれません。

一度覚えてしまうと案外簡単ですし、それだけで溶けにくい氷を作れるので是非参考にして作成してみてください。

ゆっくり凍らせる

溶けにくい氷の作り方はゆっくりと凍らせることです。これが重要なポイントの一つです。 急に凍らせると、白っぽい空気の入った氷になってしまいます。その理由は2つあります。1つ目は、氷に含まれていまる不純物や空気のせいです。2つ目は大きな結晶で水の分子が結ばれていないためです。

ゆっくりと凍らせることで、純度の高い水が凍る速度より不純物や空気が凍る速度は遅いため、空気や不純物を混ぜないようにできます。また大きな氷の結晶ができ、大きな結晶同士が結びついた方が小さな結晶同士が結びつくより溶けるのに時間がかかるので溶けにくい氷となります。

この時間差の性質を利用するということです。ゆっくり凍らす工夫の一つは製氷機などをビニール袋などに入れタオルを巻くなどしましょう。また冷凍庫の温度を調整するのも良いでしょう。

不純物を取り除く

溶けにくい氷の重要なポイントは、不純物を取り除くことです。不純物は先ほど紹介した他に水道水に含まれる塩素やカルキなども含まれています。その不純物を取り除く方法は鍋などに水道水を入れ沸騰させることです。またジューサーやミキサーがあれば、それに水を入れ5秒~10秒かき混ぜて不純物を飛ばす方法もあります。

ミネラルウォーターは水を沸騰させたり、かき混ぜたりする手間がかかりません。ミネラルウォーターには水道水に含まれる塩素やカルキなど含まれていません。ミネラルウォーターを選ぶ際には、ミネラルの中に含まれるカルシウムが少ない軟水のものを使いましょう。このように不純物を取り除くことが溶けにくい氷を作る時のポイントになります

途中で水を捨てる

水が凍り始めたら、凍らずに残っている水を捨てましょう。何故そうするかというと、まず水は不純物があまりない所から凍っていく性質があります。ですので、最後まで凍らずに残っている水は不純物が多いという事になります。

凍らずに残っている水を捨てるタイミングは、水が半分から2/3くらいが氷になった時点。凍ってない水は思い切りよく捨てましょう。このような工夫をすることにより不純物の少ない氷が作れます。

溶けにくい氷の作り方

コンビニで販売されているような溶けにくい氷も、ポイントを知れば自宅で作ることが出来ます。そんな溶けにく氷の作り方を手順を追って紹介していきます。氷を変えることで溶けにくくなるだけではなく、飲み物の美味しさも変化していくのでおすすめです。

基本の作り方

アイスコーヒーやお酒の氷は、やはりゆっくり溶ける透明で雑味のない氷の方が良いではないでしょうか?家の冷凍庫でも簡単な手順を踏めば、溶けにくい氷を作る事ができます。ここでは家庭で作る事ができる溶けにくい氷の作り方を実践的に紹介していきます。

手順①

まず最初の工程は鍋で水を沸騰させます。作りたい分量に合わせて鍋に水を入れ、それを沸騰させます。これは鍋で沸騰させる事で水から空気を抜く為に行います。要するに空気を抜くことで締まった氷が出来上がるということです。また、カルキも抜くことが出来ます。

製品として氷を販売しているコンビニやレストランなどのお店なども、大型の機械でお湯を沸騰させ冷ましてから同じ用に製造しているということです。ここで重要なポイントはグツグツとよく沸騰させることです。
 

手順②

次の工程は塩を沸騰した湯の中に入れてかき混ぜることです。お湯を沸騰させながら、塩をほんの少し鍋の中に入れてかき混ぜます。ここがポイントになります。塩の量はほんの少しで、あまり入れすぎないよう気をつけましょう。塩を入れることによって水温を0度以下に下げるためです。

手順③

次の工程は凍らせる前に常温くらいまでお湯をゆっくりと冷まします。お湯の温度が常温まで下がると製氷機に入れます。ステンレスや鉄製など以外の蓋付きのプラスチック容器でもOKです。

お湯のままの方が凍る速度は速いのですが、冷凍庫の入れる際に周りのものに気を使わなければなりません。冷凍庫の温度も上がり、それを冷ますために電気代も少しだけ上がります。ですので、なるべく常温まで温度を下げてから冷凍庫にいれましょう。

手順④

 最後の工程は、容器に入れて冷凍庫でゆっくり凍らせることです。空気の入った白っぽい氷にならないためには急速に凍らせないことです。ここが重要なポイントです。ゆっくりと凍らせるためには、蓋付きの製氷機に直接触れないようにタオルで包み、ビニール袋の中に入れ冷凍庫の中に入れることによってゆっくりと凍らせることが出来ます。

また冷凍庫の温度を上げるという方法も良いでしょう。ここで重要なポイントは半分ほど凍ったら、不純物をさらに少なくするために残りの水は捨てることです。このようにゆっくり凍らせることで氷の結晶が大きくなり、大きな結晶にすることで氷が溶けにくくなります。これで溶けにくい氷の完成です。

ミネラルウォーターを使う場合

ここではより簡単な溶けにくい透明なものを作れる、ミネラルウォーターを使った作り方を紹介します。水道水の作り方を基本にして作りますが、水道水と違う工程はミキサーで混たり、お湯を沸騰させて不純物を飛ばす手間が省けることです。

ミネラルウォーターは水道水に含まれる塩素やカルキなど不純物が含まれていません。ただし、唯一ミネラルが不純物になるので、カルシウムが多く含まれる硬水は溶けにくい氷には向きません。よって使用する水は軟水を使いましょう。

保冷用にする場合

保冷用として使う氷であれば、料理に使うものや飲料水用のように味を気にする必要はありません。先に書いた、塩を入れることによって水温を0度以下に下げる方法をすすめます。塩をある程度入れればさらに冷たい溶けにくい氷が出来上がります。

塩を入れる量はだいたいでいいのですが、海水の濃度で約3%位を目安に入れるとよいでしょう。これが冷たい長持ちする保冷剤の作り方です。海水の濃度で作成してしまうので、もちろん塩辛いです。間違って飲まないように気を付けましょう。

溶けにくい氷を自宅で作って活用しよう!

溶けにくい氷について説明してきましたが、如何だったでしょうか?暑い夏場などに溶けにくい氷があると、とても重宝します。溶けにくい氷の作り方は、お水を沸騰させる・ゆっくり凍らせるなど少し手間はかかりますが、まとめて作ってしまえばさほど面倒ではありません。

溶けにくく見た目も綺麗な氷は色々な飲み物を美味しくしてくれるメリットがあります。是非自宅で作ってみて下さい。今まで使っていた氷との違いに驚くはずです。

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