ホーローは電子レンジOK?特徴・使い方や保存容器におすすめの野田とは?

ホーローが電子レンジ使用OKか知っていますか?ホーローはとてもおしゃれで作り置きや料理の保存容器として人気があります。レンジで使えるかなど基本のホーローの特徴や使い方についてまとめました。何気なく使っているけれど意外に知らないことも多いのではないでしょうか。ホーローの特徴や使い方を知ればさらにホーローが使いやすく身近になります。ホーローの有名メーカー野田ホーローの特徴やおすすめ商品もまとめました。

ホーローは電子レンジOK?特徴・使い方や保存容器におすすめの野田とは?のイメージ

目次

  1. 1ホーローとは?
  2. 2ホーローは電子レンジOK?
  3. 3ホーローのメリット
  4. 4ホーローのデメリット
  5. 5ホーローに使える調理器具
  6. 6保存容器におすすめの野田とは?
  7. 7ホーローはレンジNGだが用途が豊富!

ホーローとは?

ホーローは料理をおしゃれに、かつ美味しそうに見せてくれる強い味方です。シンプルで味がある外見なので、SNS映えする写真も叶うおすすめの保存容器の一つです。料理をする人なら馴染みのあるホーローですが、一体どのようなものなのかホーローの特徴を詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?

今回はホーローがどんな特徴をもっていて、電子レンジやIHなど調理器具は使用OKなのかという基本的な疑問からホーローのメリットとデメリット、保存容器に人気でおすすめの野田ホーローについてまでホーローのさまざまな特徴を詳しくまとめました。

野田ホーローのおすすめ商品も紹介しています。これからホーローを使ってみたいという人は必見です。ぜひ参考にしてみてください。

ガラス質の釉薬

ホーローは一体何でできているのでしょうか。ホーローは、鉄やアルミなどの金属製の素材にガラス質の薬品である釉薬(ゆうやく)を吹きかけ、高温で焼きつけて作られたものです。

釉薬は何段階かに分けて800℃~900℃の高温で焼きつけられます。中は鉄やアルミですが、外側の表面はガラス質でできています。そのためホーローは金属の特徴とガラスの特徴を併せ持っています。

耐久性などの特徴

ホーローの中の鉄と表面のガラスの密着度はとても高くできており、ホーローは耐久性がとても強い素材となっています。また、ホーローは塩分や酸にも強く、強い耐酸性でも知られています。

そのためジャムや漬物などの保存容器としてもおすすめの素材です。また、耐熱性、保温性があり、熱にも強いことで知られており、食材を温かいまま長時間保存するのも得意です。

保存容器や工芸品まで

光沢が美しく、見た目の美しさが際立つホーローですが、さまざまな種類のものがあります。まずは食卓でよく使われているホーローの保存容器です。保存容器として優秀なのはもちろん、シンプルな容器なので冷蔵庫の中の整理整頓やインテリアをすっきりと見せてくれるのにも役立ちます。

また、保存容器の他にも調理器具としてのホーロー鍋ややかん、工芸品などもあります。最近ではホーローの丈夫さが注目をあび、お風呂の素材やキッチンの素材などにも使われています。

ホーローは電子レンジOK?

保存容器としての万能さが魅力のホーローですが、ホーローは電子レンジで使用するのはOKなのでしょうか?できれば今の食生活に欠かすことができない電子レンジに使用できてほしいところです。今回の主題となっているホーローが電子レンジOKかについて調べました。

基本的にNG

手で×を作る人

さっそくですが、ホーローは基本的に電子レンジはNGです。その理由はホーローが金属でできていることが関係しています。電子レンジに金属を入れると電子レンジから発せられる電磁波を金属が反射してしまい電子レンジの中で火花が散ってしまったり、電子レンジが故障してしまったりする可能性があります。

また、電磁波を反射してしまうため電子レンジにホーローをかけても中身が全く温まらないです。ホーローは見た目は金属製に見えませんが、中は金属やアルミでできているので電子レンジは使うことができないのです。電子レンジにホーロー容器を入れるのは絶対にやめましょう。

電子レンジ対応のホーローはある?

とても便利なホーローですが、電子レンジで使えないのはとても残念です。探せば電子レンジOKなホーローがどこかにあるのではないでしょうか。いえ、残念ながら電子レンジOKのホーローは今のところないようです。上に書いた危険性があるためでしょう。ホーロー製品は電子レンジでは使わないように注意してください。

ホーロー風のマグカップ

電子レンジOKのホーロー製品はありませんでしたが、ホーロー風のマグカップは販売されています。見た目はホーローに見えるマグカップでおしゃれですが、材質は磁器でできています。ホーロー製ではないので電子レンジもOK、食洗器もOKです。

扱いやすく可愛い見た目のホーロー風マグはネットショッピングでも人気があります。ホーローの見た目が好きで電子レンジで便利にホーロー風マグを使いたいという人におすすめの製品です。カラーもカラフルでたくさんの種類をそろえたくなります。

ホーローのメリット

さて、ホーローが電子レンジで使えないことがわかりましたが、ここからはホーローのメリットについてみていきましょう。ホーローは電子レンジでは使えませんが、優れた特徴をたくさん持っています。保存容器としてどのような点が特に優れているのでしょうか?ホーローの7つのメリットを紹介します。

メリット①雑菌が繁殖しにくい

ホーローのメリットの1つ目は雑菌が繁殖しにくいことです。保存容器はホーローの他にもプラスチックでできたものやガラスでできたものなどさまざまな種類が売られています。

その中でもホーローは金属の上からガラス質でおおわれているので、雑菌の繁殖が少ないという特徴があります。食品を入れる保存容器としてはとても重要なメリットです。作り置きした料理を入れておくにも雑菌が繁殖しにくいので安心して保存することができます。

メリット②風味や質を保ちやすい

ホーローのメリットの2つ目は風味や質を保ちやすいことです。ホーローは雑菌の繁殖を防ぐことから食材の風味や質を保ちやすい特質をもっています。そのため、食材や料理の保存容器としてはとても優秀です。

料理や素材の味を作ったときそのままの風味、質で食べることができます。そのためホーローはお弁当箱としてもすぐれています。

メリット③においが移りにくい

ホーローのメリットの3つ目はにおいが移りにくいことです。食材の臭いが移りにくいので、幅広い料理を保存することができます。ホーローはにおい移りに敏感になる味噌や漬物、梅干などを保存する際にも適している材質です。

市販で販売されているものもホーローに詰め替えればにおい移りをきにすることなく保存できます。においが移る心配がないので、カレーやシチューなどを入れておいても洗えばすぐに取れて清潔さを保つことができます。

メリット④塩分や酸に強い

ホーローのメリットの4つ目は塩分や酸に強いことです。ホーローは強い耐酸性があります。15年もの間屋外に置いておいてもホーローの色と光沢は変化しないとされています。

また、ホーローは耐酸性があることから漬物やジャムなどの保存などにも向いています。ぬか漬けの容器としてもそのまま使えます。ぬか漬け専用のホーロー容器も販売されています。

メリット⑤冷却性や保温性が良い

ホーローのメリットの5つ目は、冷却性や保温性が良いことです。冷却性が良いのでケーキやゼリー、アイスなど冷やして食べたい料理をいれるのに重宝します。冷たさを保ってくれるので、最後まで美味しく食べられます。

また保温性がよいのでホーローに出来立ての料理を入れておけば料理を冷ますことなく温かい状態でテーブルに出すことができます。冷たい料理、温かい料理、どちらにも対応できるのはホーローのうれしいところです。

メリット⑥耐久性が良く環境に優しい

ホーローのメリットの6つ目は、耐久性が良く環境に優しいことです。ホーローは耐久性に優れており、食器や調理器具としてだけでなく、浴槽やキッチン、看板広告などにも使われています。長持ちするのですぐに捨てなければならなくなったり新しいものを買い換えたりすることが減ります。

また、鉄とガラスでできており、有害なものは含まれていないため、ダイオキシンなどの環境ホルモンを出すことがないので、人と環境にやさしいのも特徴です。

メリット⑦汚れが付きにくい

ホーローのメリットの7つ目は、汚れが付きにくいことです。ホーローは料理を作ったときに焦げがこびりつくことが少ない特徴をもっています。長くきれいに使うことができるので、お気に入りのホーローを持っておくと重宝します。

もしこびりついてしまったら重曹で軽くこすれば落とすことができます。耐久性があり、長く使えることで環境にも優しいです。

ホーローのデメリット

ホーローのさまざまなメリットを見てきました。ホーローは保存容器としてとても優秀でたくさんのメリットがあります。メリットが多さからホーローを保存容器として使ってみたいと思った人も多いのではないでしょうか?

物にはメリットもあればデメリットもあるのが常です。これからホーローを使う人はホーローのデメリットもしっかりと知ってからホーローを使いましょう。ホーローのデメリット4つを紹介します。

デメリット①電子レンジが使えない

ホーローのデメリット1つ目は、電子レンジが使えないことです。今回の主題ともなっているものですが、調理器具として電子レンジを愛用している人からするととても大きなデメリットでしょう。

先ほども紹介しましたが、ホーローを電子レンジで使用すると、中身が温まらない上に電磁波により火花が散ったり、電子レンジが故障してしまったりする可能性があります。

電子レンジを使いたい場合はホーローを使わず、他の容器を使うようにしましょう。ホーローと電子レンジ対応容器を併用して使うのもおすすめです。

デメリット②釉薬が欠けるとサビる

ホーローのデメリット2つ目は、釉薬が欠けるとサビることです。うわぐすりとして塗られている釉薬が欠けてしまうと、そこに水分や酸、塩分が付着したままになった場合サビができてしまいます。サビを防止するためにはホーローを使用したあとは水分を切って乾燥させておくようにします。きちんと丁寧に使えばさびも予防することができます。

デメリット③衝撃に弱い

ホーローのデメリット3つ目は、衝撃に弱いことです。強い衝撃を受けてしまうと、ホーローは表面にヒビが入ってしまいます。その釉薬のヒビの入った部分からサビができてしまうことがあります。ホーローを扱うときには丁寧に扱いましょう。金属製のたわしなどでこすり洗いもしないようにします。

デメリット④急な温度変化に弱い

ホーローのデメリット4つ目は、急な温度変化に弱いことです。ホーロー鍋を火にかけるときに高温にしたあと急に冷やしてしまうとヒビが入り割れてしまうことがあります。ホーロー鍋は強火は避けて中火で調理するのがおすすめです。また、空焚きもホーロー鍋にヒビが入る原因になってしまうのでしないようにしましょう。

ホーローに使える調理器具

ホーローのメリット、デメリットについてみてきました。デメリットに対してメリットが多いので、ホーローを使ってみたくなった人も多いのではないでしょうか。さて、ホーローを実際に使ってみるとなると使える調理器具を知っておかなければなりません。ホーローに使える調理器具についてまとめました。

直火

ホーローに使える調理器具の1つ目は、直火です。ほとんどのホーロー容器が直火で利用することができます。ホーローの耐熱性は200度ほどとなっているので、直火にかけてOKです。これはホーローのとても大きな魅力です。そのためキャンプなどの屋外でも気軽にホーローを火にかけて温かい食べ物を食べることができます。

ホーローを直火で加熱して、そのままテーブルに出すこともできるので、容器の無駄がなく洗い物が減らせるのも魅力です。保存、調理、器具と1つが3役してくれる優秀な容器です。しかし、空焚きはしないように気を付けてください。

オーブン

ホーローに使える調理器具の2つ目は、オーブンです。ホーローでオーブン機能を使うのはOKです。煮込み料理を温める際にもホーロー容器が重宝します。ケーキなどのお菓子やパンを作るときにもつかえるので便利です。ただし、念のためオーブンの取扱説明書をしっかり確認してから使うようにしてください。

IH

ホーローに使える調理器具の2つ目は、IHです。基本的にIHでもホーロー容器を使うことができます。ホーロー鍋は厚みがあり、丈夫な上、熱伝導に優れています。そのためIHとの相性もよいです。しかし、IHでホーローを使うには条件があります。

まず鍋はOKで、底の形状が平らなもの、大きさが直径12cm以上26cm以内のもの、厚みが規定サイズ以上のものという条件が必要になってきます。購入の際にIH対応かどうか確認してから購入するのがおすすめです。

また、ホーローは急激な温度変化には弱いので、IHで加熱する際には必ず中温以下から加熱するようにしましょう。

保存容器におすすめの野田とは?

保存容器、中でもホーローといえば有名な野田琺瑯、知っている人も多いのではないでしょうか。多くの料理研究家が愛用している、主婦の憧れの琺瑯メーカーでもあります。

そんなホーロー保存容器といえば野田ホーローといわれる野田ホーローの特徴についてまとめました。野田ホーローのおすすめの商品もまとめて紹介しているのでぜひ購入の際の参考にしてみてください。

野田ホーローの特徴

野田琺瑯とは?


野田琺瑯は1934年創業の琺瑯製造70年の日本の老舗琺瑯メーカーです。栃木県に工場があります。野田琺瑯の特徴は型作りから全ての工程を手作業で行っていることです。これは日本でも唯一だそうです。この道40年のベテランの職人さんが1日がかりで一つ一つ丁寧に作り上げています。

シンプルなデザイン

野田ホーローは真っ白でシンプルな美しいデザインが魅力です。すっきりとした見た目で清潔感もあります。シンプルではあるけれども野田ホーローにはサイズや形のバリエーションもあり、便利に使い分けることができます。インテリアとしても利用できる美しさが人気です。冷蔵庫の中もすっきりと整理整頓することができます。

直火やIH調理もOK

野田ホーローはもちろん直火で使用することが可能です。オーブンもOKです。ただし、IHがOKな野田ホーローはミルクパンやホーロー鍋となっています。保存容器としての四角い野田ホーローはIH不可ですのでご注意ください。野田ホーローであってもIH対応かどうか確認してから購入するようにしましょう。

野田ホーローの保存

食材に殺菌がつきにくく長持ち

野田ホーローは食材に殺菌がつきにくく、長持ちします。におい移りもしないので、カレーなどを入れてもにおい移りなく清潔に使い続けることができます。煮沸消毒をすることもできるので、安心して清潔な状態を保てるのも利点です。耐久性もしっかりしているので1つ購入しておけば長く使うことができるのも魅力です。

食材に合わせて大きさや形が選べる

野田ホーローは大きさや形も豊富です。食材に合わせて大きさ、形を選ぶことができます。人気の野田琺瑯レクタングルは深型と浅型の2種類があり、その上にS、M、Lのサイズ展開がされているので好きなサイズを選ぶことができます。深型には米2kgが入るLL型も用意されています。

他にも味噌などを入れておける持ち手付きストッカーやバターケース、丸型の保存容器やミルクパン、鍋などもあります。どれもシンプルで美しい見た目をしており、種類は目移りしてしまうほどあります。じっくりと自分に合うものを選んでみてください。

蓋のみ別売りもしている

野田ホーローの四角い保存容器は蓋のみ別売りで購入することもできます。中身が見えやすいシール蓋と密閉蓋、ホーロー蓋などがあります。密閉蓋はS、M、Lのサイズ展開、シール蓋と琺瑯蓋はS、M、L、LLのサイズ展開となっています。

シール蓋は耐熱70度なので変形してしまうこともありますが、別売りで購入できるので安心して使うことができます。

野田ホーローのおすすめ商品

野田ホーローのおすすめの商品を見ていきましょう。シンプルなデザインで使いやすさを求めた野田ホーローの商品は、インテリアにも映えることでしょう。

ホワイトシリーズ スクエア

ホワイトシリーズスクエアはソース保存や味噌を保存するのにおすすめな保存容器です。並べても美しく洗う時にも汚れが落ちやすいのでさまざまなものを保存できます。

価格はシール蓋付きがSが1100円、Mが1700円、Lが1950円となっています。密閉蓋付きはSが1650円、Mが2300円、Lが2550円となっています。琺瑯蓋付きはSが1950円、Mが2700円、Lが2950円となっています。すべて税抜きです。

ホワイトシリーズ レクタングル 浅型

ホワイトシリーズのレクタングルはとても人気のシリーズです。浅型はお皿や保存容器としてだけでなく、バットとしても利用できます。蓋もついているので便利です。マリネやお漬物にもおすすめです。グラタンをオーブンで焼いてそのまま食卓へ出すこともできます。

レクタングル浅型の価格はシール蓋付きがSが1250円、Mが1950円、Lが2200円、となっています。すべて税抜きです。

ホワイトシリーズ レクタングル 深型

ホワイトシリーズのレクタングル深型は常備菜を入れておくのに重宝する大きさです。深さがあるので汁気のあるものも一緒に付けておくことができます。葉物野菜などの保存にも深めのレクタングルが重宝します。

家族構成や何を入れるかにもよりますが、常備菜や作り置きおかずを入れるために野田ホーローを購入するならレクタングル深型M、Lなどがおすすめです。

レクタングル深型の価格はシール蓋付きがSが1250円、Mが1700円、Lが1950円、LLが3300円となっています。密閉蓋付きはSが1850円、Mが2400円、Lが2750円となっています。すべて税抜きです。

ホワイトシリーズ 持ち手付ストッカー

持ち手のついた持ち手付きストッカーも人気です。シンプルな保存容器ですが、持ち手がついていることで取り出しやすくなっています。冷蔵庫の整理やパントリーの整理にも重宝する野田ホーローです。砂糖や塩などの調味料を入れたり、味噌を入れて保存するのにもおすすめです。

持ち手付きストッカーの価格は丸型がSが2000円、Lが2200円、角型がLがシール蓋付き2450円、琺瑯蓋付き3450円、密閉蓋付き3050円となっています。

ホーローはレンジNGだが用途が豊富!

ホーローは電子レンジの使用はNGですが、耐久性、耐熱性、耐酸性などに優れ、食品を保存したり調理したりするのにとても便利な容器です。中でも野田ホーローは価格は少し高めですが、その分シンプルで無駄のないデザインと美しさ、扱いやすさが魅力の商品でサイズ展開も豊富にあります。

人気の野田ホーローを保存容器のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。きっとあなたの食生活をさらに豊かに便利にしてくれるはずです。参考にしてみてくださいね。

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