電子レンジの寿命は何年?20年使うためのコツと買い替え時の症状とは?
電子レンジといえば生活に欠かせない家電ですが、寿命があるのは知っていますか?電子レンが家庭にあるおかげで時短料理ができ家事の手間が減ったりまた、光熱費の節約につながったりと電子レンジは無くてはならない優秀な家電なのです。だからこそ電子レンジが壊れた時のショックも大きく、買い替えに悩みます。そこで今回は、私たちの生活に欠かせない電子レンジの寿命や、長持ちさせるコツ、買い替え時などを徹底的に調べています。是非参考にしてください。
目次
電子レンジの寿命を知れば電子レンジと20年付き合える
電子レンジは生活必需品です。電子レンジのおかげで冷たいご飯をたべずにすむ、あともう一品おかずが欲しい時や、夏の暑い季節に火を使わずとも簡単に調理してくれる優れものです。そんな優れもの家電の電子レンジが寿命を向かえ壊れたときはショックも大きいです。コスト的に買い替えも勇気がいるのが本音です。そこで今回は電子レンジの寿命や、何年も使えるように長持ちさせるコツなどを紹介していきます。
電子レンジに寿命ってあるの?
電子レンジってそもそも壊れることがあるの?と思ってる方も多いと思いますが壊れます。もちろん20年使っているよや、もう何年も使ってるよと言う家庭もありますが、電子レンジの寿命は一般家庭で10年です。電子レンジの寿命=マグネトロンという回転モーターの寿命です。
マグネトロンの寿命は2000時間とされていて電子レンジを1日約30分利用した時、電子レンジの寿命は約10年という計算になります。このように使用時間が長ければ長いほど寿命が短くなるのです。
電子レンジの寿命はマグネトロンが握っている
マグネトロンが電磁波をだすことで食品を温めることができます。マグネトロンは電子レンジの主な部品です。つまりマグネトロンに寿命がくると必然的に電子レンジも寿命となるのです。多機能なでんしれんじより温め機能だけといったような電子レンジの方が使用する時間が短いため寿命が長いともいえます。
交換の部品がなければその電子レンジはすでに寿命
最新の電子レンジには、スチーム機能やオーブン機能などがついているタイプもあります。電子レンジ全体が壊れてしまう前に部分的に動かなくなり修理をするときもありますがもし、その時に部品がなければその電子レンジはもう寿命となります。カタログや取扱説明書を見て部品の保有期間をチェックすることも忘れないようにしましょう。
電子レンジのこんな症状は寿命のサイン
では、電子レンジは突然寿命が来てパタリと動かなくなることはあるでしょうか?よくよく考えてみると最近電子レンジがなんだかおかしいなと思う瞬間や変だなと思う症状が事前にでていることがよくあります。壊れてしまってからでは遅いし不便な生活になります。ここで寿命が来る前の電子レンジによく現れる症状を知っておくことで買い替え時期のタイミングも検討することが出来てとても便利です。
電子レンジで加熱しても温まらない
電子レンジの最大の機能といえる温め機能、この最大の機能が機能しない症状は既に電子レンジは寿命です。何年も使っているとお弁当やおかずを温めてもいまいちぬるい時や、温まってない時があり再度温めなおすという光景をよく見かけます。これは先ほどのマグネトロンの劣化による電子レンジの寿命の症状です。一番わかりやすい症状です。
電子レンジが熱くなる
これは電子レンジの電源部が寿命をむかえようとしている症状なので電気部分におかしな所はないかチェックします。電子レンジは消費電力も大きい為、コードやプラグの劣化には特に気を付けます。電子レンジには温め機能はありますが必要ない箇所は温めません。20年使おうが何年使おうが火災などが考えられる症状の為危険です。
電子レンジの電源が入らない
電子レンジの電源が入らないという症状は、電源部分の異常なので寿命だと思って買い替えを検討するのがいいでしょう。スイッチの不具合も考えられます。
4電子レンジのターンテーブルが回らない
何年もつかっていると段々と電子レンジのターンテーブルが途中で止まったり、回らなくなってきます。この症状もよくある光景でこれは回転モーターが寿命を迎えようとしています。立派な電子レンジの寿命の症状です。
電子レンジからバチバチッなど聞いたことない音がする
ジーという音やブーンという音は電子レンジが正常に動いているので安心していい音です。反対に食品のカスが原因でジージーと聞こえたり、バチバチやパチパチなどは火花の音です。いずれも電子レンジの故障につながる症状になります。また、今まで聞いたことのない大きな音がするなどの症状も寿命を迎えようとするしょうjです。
電子レンジから変なにおいがする
電子レンジから変なにおいがするというような症状がでたら電源部の基板の劣化です。不可がかかった可能性もありメーカーに問い合わせするのがいいでしょう。煙が出たときはすぐにコードを抜き使わないようにするのが懸命です。
電子レンジから煙が出る
10年20年と長期にわたり使っている電子レンジによくある症状です。庫内の汚れなら掃除をすればいいのですが電子レンジは電化製品です。電源部分の焼損が原因の場合もあるのですぐにメーカーに問い合わせます。
電子レンジの寿命が早くなってしまう原因
電子レンジは高価な家電です。少しでも長く10年20年と長持ちするにこしたことはないです。ただ、普段の使い方によっては電子レンジの寿命をはやめてしまう可能性があります。マグネトロンの劣化や電子レンジに極端に負荷をかけたりすると電子レンジの寿命を早めてしまうのでここでは寿命を早める原因を知っておきましょう。
電子レンジの庫内が汚れていると寿命がはやまる
調味料の飛び跳ねや焦げ付き、食べ物からでる脂分、水分などにより電子レンジの庫内が汚れます。この汚れを掃除もせず何年もそのままにしておくと電子レンジから煙がでたり火花がでたりと電子レンジの寿命を早める原因になります。また、掃除をしようにもこびりついた汚れを落とすのは大変です。
また、電子レンジの庫内を汚れたまま放置し使い続けると電気代もその分高くなります。最近では省エネタイプの電子レンジがあるので節約のためにも寿命の症状がでたら買い替えを検討すると光熱費も節約できお得です。
電子レンジの中を空の状態で使うと寿命がはやまる
電子レンジ内に温めたり調理する対象物がない時または小さい時、マグネトロンから出るマイクロ波が行き場所を失います。行き場を失ったマイクロ波はマグネトロンを対象物にし温めます。結果マグネトロンの劣化を進めます。マグネトロンの劣化イコール電子レンジの寿命を早めることになります。
電子レンジを長い時間使うと寿命が早まる
電子レンジを長い時間使うと対象物が高温になり突沸が起こる場合があります。電子レンジ庫内での爆発にもつながるので注意が必要です。
液状の食品を高温で温めると寿命を早める
ソースなどの液状のものを高温で温めると沸騰して爆発が起こる可能性があります。電子レンジでは液体の物をあたためるときは注意が必要です。高温になりすぎないよう温めの時間に気を付けながら使います。
電子レンジに寿命がきたときは修理に出したほうがいい?
まず、今使っている電子レンジが購入してから何年たっているか確認しましょう。部品によってはメーカーの保管期間が過ぎていれば修理できませんし、高額な部品もあります。高額な修理代なら新しい電子レンジに買い替えを検討するのも光熱費の節約になります。最新の電子レンジは省エネタイプのものが多くエコにもつながります。
修理代はいくらかかるの?メーカーの保管期間は?
電子レンジの修理代は、マグネトロンの劣化によるものの場合、約2万から3万円ほどかかります。しかし他の部品にも劣化がみられた場合は交換後もその先何年も使えるとは限りません。さらに部品の保管期間はビストロのパナソニックやヘルシオのシャープで8年です。8年以上使っている電子レンジならば買い替えたほうがいいでしょう。
電子レンジの部品各メーカー別の保有期間は東芝8年、日立8年、三菱8年、アイリスオーヤマ8年です。修理にだしても部品がなければ修理できませんから事前に電子レンジのカタログや取扱説明書に記載されているので確認しておきます。
とうとう寿命がきた!電子レンジの処分方法
そして、とうとう電子レンジが寿命をむかえてしまったら何気に困るのは電子レンジの処分の仕方です。何年も使ってきて寿命をむかえた電子レンジは残念ながらリサイクルには出せません。ここでどんな方法があるのかしっておくといざという時にあわてずにすみます。
粗大ごみとして出す
電子レンジは家電リサイクル法の対象ではないので粗大ごみ扱いになります。料金も比較的安価で済みますし粗大ごみ用のチケットを300円ほどで購入し申し込み、指定の位置にだせば取りにきてくれます。一番簡単な方法ですが、自治体によって出し方や料金も違ってくるので確認してみてください。
不用品回収業者に来てもらう
便利屋など不用品回収をしてくれる業者に電話で依頼し、自宅まで取りに来てもらう方法です。すぐに対応してくれる業者も多いので早く処分したいときは便利です。自分で運ぶ手間もはぶけます。費用は各業者によって違うので何件か問い合わせするといいです。
小型家電リサイクル法を利用する
平成25年から小型家電リサイクル法が施工されました。家電リサイクル法とは違い自治体によっては電子レンジは小型家電の対象となっているところがあります。自治体によって対象にしていないところもあるので問い合わせてください。回収拠点までは自分で持ち込みます。
電子レンジを買い替えるタイミング
何年もつかってきた電子レンジの様子が怪しくて寿命かな、そろそろ買い替えようと思ったら買い替えのタイミングを知っておくと便利です。電子レンジは高価な家電だからこそ何年も使っていくことが前提の買い物となります。買い替えのタイミングを知ることはお得にいい電子レンジが購入できるポイントになります。
7月は最新型電子レンジ旧型でもいいなら5月がねらい目
7月は、最新型の電子レンジが多く出る時期なので値段は高めですが様々な機能がついているし、最新型なので調理をする楽しみも増えます。メーカー各社も技術は日々進歩しているので寿命も気にせずこの先20年は使えるんじゃないかという電子レンジに出会えるタイミングです。
また、5月は最新型と旧型が入れ替わる時期でもあるので、7月の最新型の発売までに旧型の在庫整理などの理由から多少型落ちしていても比較的安くで購入することができます。
決算時期や年末の大売り出しを利用する
とにかく安く買いたいなら販売店の決算セールや年末のセールで購入します。普段から販売店の情報を気にかけていたらセールのタイミングを逃さず安く購入することができます。
20年付き合える!電子レンジの選び方ここがポイント
どの電子レンジも特別長く使えますと売りにしてる訳ではないですが、この先20年位は使いたいなと考えているなら品質保証マークがあるもの、マグネトロンが信頼できるメーカーのものであることがポイントです。また機能が増えればそれだけ故障のリスクもあがります。もちろん値段も上がりますがポイントさえ頭にいれておけばこの先20年使える電子レンジに出会う確立はたかくなります。
電子レンジを長持ちさせる方法
せっかく購入した電子レンジも今までと同じように使っていてはまた同じことの繰り返しで電子レンジの寿命をはやめてしまいます。思い切って新しい電子レンジに買い替えたのなら電子レンジを20年くらいは使えるように長持ちさせる方法を知っておきましょう。
1電子レンジの庫内を清潔にする
調味料の飛び散りや食品の焦げなどをがつ付いたままにしてしまうと、発煙や発火のリスクがあり電子レンジの寿命を早めてしまいます。その為、電子レンジの庫内は常に清潔にし、毎回使用後に掃除をするようにします。使用後の庫内は温かいので脂汚れも落ちやすいです。
電子レンジは食品を温めたり調理するものなので、なるべくなら洗剤は使いたくないという人が多いです。洗剤を使いたくない場合は、重曹やクエン酸をつかって布でふき取るなどして掃除します。庫内が温かいうちだと簡単できれいに汚れを落とすことが出来ます。
2電子レンジの空焚きをしない
お弁当つくりの時に冷凍食品を温める方も多いですが、この時に注意するのは食品が少なすぎるということです。から揚げ1個だけだったり、小さなおかずだけになったりしますが小さいとマイクロ波が食品にあたらずマグネトロンの劣化につながります。ちゃんと食品にあてるために他の食品と一緒にあたためるなどしてマイクロ波を無駄にしないことがポイントです。
3電子レンジを高温にしない
特に、ソースなどの液状の物を温めるときは、ソースが沸騰するまであたためず、飛び散り防止のためにラップなどをかけて適温で温めます。沸騰するまで温めると焦げ付きがひどくなって掃除が大変だったり発煙の危険もあるので電子レンジを高温にするのはやめます。
4電子レンジを連続で長時間使わない
長時間使うことにより、電子レンジが高温になります。小さな食品はまとめてあたためるなどして連続で何回も電子レンジを使うことはさけます。
このほかにも、金属製の容器やアルミホイルでの加熱はしないや(火花の原因)、電源コードは延長コードではなくて直接コンセントにつなぐようにします。また、電子レンジを蒸気の当たる所に設置しないなど配慮が必要です。
電子レンジと20年付き合うコツ
参考になりましたか?今の時代電子レンジは昔でいう三種の神機です。1人暮らしでも家族と暮らすでもそこには必ず電子レンジがあります。忙しい私たちに変わってますます便利な機能をもった電子レンジ。何年も使い続けることが出来るように庫内を清潔に保つ、長時間使わない、小さな食品はまとめて温める、金属の容器やお皿で温めないなど気を付けるポイントがたくさんありました。
これらのポイントおさえて是非10年と言わず20年使えるように電子レンジを大切にして我が家のとっておきの一台にしてください。